吸血鬼が最初の宇宙飛行士になるという題材自体は面白かった。
最終話前までは派手さはないものの丁寧に作られた良作だと思ってた。
ただ最後がご都合良すぎて、それまでの盛り上がりが冷めるような内容だったのが残念。
考え無しにあんな無茶なことしたら、普通に途中で止められて粛清され、その後は身代わりが立てられて終了だと思う。
もうちょっと納得できるような落とし所を上手く見つけてほしかった。
異世界転生してチート能力をもらった主人公が無双するハーレム物というよくあるテンプレをただ模倣してるだけに見える。
某かの他の作品にはないこの作品だけの売りと呼べるものが欲しかった。
例えば、熟練の暗殺者が主人公という設定は面白いので、転生せずチート能力も貰わず、そのままの姿と能力で異世界転移し
異世界の異なった環境や風習に四苦八苦しながらも取得していた知識技術をフルに活用して目的を果たすという内容だったら
個人的には楽しめたかもしれない。
話の内容自体は人を選ぶところが有るが、作画、脚本、演技、音楽等あらゆる点が非常に丁寧に作られており、
異世界転生モノというジャンルの中では出色の出来。