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とても良い

・ついに語られるヴァイオレットとギルベルトの過去→本当に武器だった少女
今のヴァイオレットを知っていると、かつて『武器』としてテキパキ人を殺していた姿に胸が苦しくなりますね。
ろくな教育すら受けられなかったヴァイオレット。
だからこそギルベルトの存在は大きかったんだなと、思い知らされた回でした。

・『少佐の瞳の色は美しいです』→まっすぐなアイラブユー
これほどすばらしいアイラブユーの言葉があっただろうか。
夏目漱石の『月がきれいですね』にならぶ名文句ですね。
こんなことあのヴァイオレットに言われたら、そりゃギルベルトも泣くというものです。

・ラブストーリーなのにキスどころかハグすらないところの吉田玲子らしさ
『たまこラブストーリー』でもそうでしたが、吉田玲子女史はラブストーリーを描いても、絶対に直接的な描写はしないんですよね。
キスどころか、ハグすらしない健全っぷり。
こういうところに脚本家としての性格が出ていると思います。



とても良い

・マンガ家はギリギリまでネタを考える→週刊連載のプロらしい発言(ウソだけど)
バキシリーズやキン肉マンなんかを読んでいると、これを常々感じますね。
毎週ごとにギリギリまでをネタを煮詰め、最高のサプライズを読者に与える。
マンガ家って本当にすごい職業です。

・温泉回なのに女湯が一度も映らない→下ネタ作家が主人公なのにエロを一切入れない清々しさ
このあたりはやはり、物語のヒロインが姫(小学生にして娘)というところが大きいんでしょうね。
親子の物語だからこそ、エロは入れない。
昔はエロや下ネタばかり書いていた久米田先生も、変わったなぁと実感しました。

・ギャグ漫画家のアキレス腱→かくしごとはひとつじゃない
まさか他にもかくしごと(それも読者に対して)があったとは思わず、おどろきですね。
少しずつパズルのピースが集まりつつありますが、どう決着をつけるのか?
本当に続きが気になる作品です。



とても良い

・いきなり登場人物を20人以上ぶちこむ狂気の脚本
スタッフの挑戦意欲を感じますね。
しかも各キャラが一秒ほどの登場シーンで、視聴者に早速強烈な印象を与えています。
『戦車道』のぶっ飛びぶりといい、これは恐ろしいアニメですね。

・一話目は主人公の登校風景で個性を見せる→けいおんでも見せた吉田玲子らしい手法
主人公が朝起きて学校に登校する。
普通は退屈すぎて絶対NGの始まりかたですが、そこは水島監督&吉田玲子女史。
所作のひとつひとつにキャラの個性『らしさ』を加えることで、みほがどんな人物かすぐにわかる名シーンに仕上げています。

・いわゆる『追放系』の物語→ラストで無双の片鱗を見せるみほ
早速戦車道家元の娘らしい才能の片鱗を見せていますね。
一話でも見せた友達のためなら勇気を出せるみほの性格が、どう物語に活きていくか?
期待です。



とても良い

・もはや災難(不幸?)キャラになりつつある小鞠
小鞠がイジられる展開がすっかり定着しましたね。
ただスタッフが『小鞠をとりあえず不幸にしておけばおもしろい』と安易に考えてないか、少し不安な面も。

・水着が出ないプール回とはめずらしい→オチもおおらか
ほのぼのリラックスアニメだけあり、性的なサービスを敢えてしない選択が映えます。
オチも本当におおらかで、イヤラシさが一切ないところが安心できます。

・予定があって友達も遊べない時のもどかしさがリアル
こういうこと自分もあるなーっと、思わず納得。
こういう細かい生活あるあるもこの作品のいいところ。



とても良い

・欲望に忠実な男、ケンスケ→自分が好きなタイプのオタク
こういう活発なタイプのオタクキャラ好きなんですよね。
特に『イリヤの空、UFOの夏』の水前寺みたいなキャラが大好物。
なのでケンスケにもいろいろ活躍を期待してしまいます。

・泣きながら使徒を刺すシンジ→命令を黙って聞く処世術
言われた命令を黙って聞いてはいるけれど、心の中では泣いている。
そんなシンジの心模様が戦闘シーンに現れていましたね。
見ていて悲痛な気持ちになる場面でした。

・最後まで鳴らない電話→シンジの心のベルを鳴らすのはだれか?
結局トウジは電話できなかったわけですが、シンジの心を初めて開くのはだれになるのでしょうね。
次回はシンジの逃避行回、成長に期待です。



とても良い

・娘を失った作家→娘のリアルなやつれかたと、ヴァイオレットが見せた非現実的光景
この作品はアニメとしての見せかたを上手く工夫していますよね。
病に倒れた娘を敢えてリアルに描くことで、痛々しさを倍増。
逆にヴァイオレットが傘で飛ぶシーンは、アニメーションらしい非現実的な演出で魅せる。
このあたりの使い分けが匠の技で、本当に心を揺さぶられます。

・命の意味を知った仕事→自らが燃えていることに気づいたヴァイオレット
ついに自分の抱えた罪を、ヴァイオレットが自覚してしまいましたね。
心が育つうえで必要なエピソードとは言え、見ていて心が痛みます。

・タイトルの「   」の意味は?→ラストシーンのセリフだとすると、それは……
サブタイトルはすべてラストシーンでキャラクターが口にしたセリフだと考えると、今回サブタイトルが「   」なのは言葉にできない戸惑い。
ヴァイオレットの感情が混乱し、文字通り頭が真っ白になっているからこその『空白』かのかもしれません。
こういう視聴者に考えさせるサブタイトルの付け方、とても好きです(とても辛い内容ではあるけれど)。



とても良い

・冒頭からいきなりかくしごとが増えた!→今年はウイルスの影響で特にパーティが……
今年の事情を考えると、パーティ中止ネタは切実ですね……。
はたして全国で何人のアシさんが泣いていることやら。

・十丸院の泣きかたがすごい→声優さんの本気
ここ、声優さんの表現力がすごいですよね。
さすが鬼滅の刃でも注目されている声優さんだけあって、圧巻です。

・可久士は『消えたマンガ家』じゃない→生存説?
今まで可久士は死亡したものだと思っていましたが、わずかながら生存している可能性が出てきましたね。
ただ仮に生きていても、姫とはもう暮らしていない様子なわけで……。
いったい可久士の身になにが起きたのか、気になります。



全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

・イワシ流劇的ビフォーアフター→まさかのキャラが絡む新鮮さ
この作品のいいところに、一度出したキャラをそれだけで終わらせないところがありますね。
今回も意外なキャラが絡むことになり、新たな面を見ることができました。

・冬の日に鍋を囲い賭け事→そういえばハンチョウでもこんな光景が……
ハンチョウのエピソードで雪が降る中、知人の部屋でひたすらだらだらする話があるのですが、あれを思い出しました。
ハンチョウの中でも一番好きな話なので、今回のハクメイとミコチでも雰囲気の似た話が見れて大満足でした。

・と思ったら本当に賭博黙示録ハクメイな展開に!
まさかの本格的なイカサマ話が始まってビックリしました。
しかもわざわざていねいに伏線まではられていて、これは間違いなく『賭博黙示録ハクメイ』です。
新キャラの姉妹も印象的で好みでした。



とても良い

・てるてる坊主の恐怖→怒涛の伏線回収に爆笑!
れんげがてるてる坊主の格好を始めた時から『これって知らない人が見たらホラーだな』と思ったら、しっかりそれを活かした展開に
スコップなどのアイテムを違和感なく配置した伏線回収には爆笑しました。

・命の儚さ→4話でれんげを泣かせるのが恒例に……
一期ではとつぜんの別れに涙したれんげ。
今回は命の儚さを知り涙することに。
このまま行くと三期の4話目でもこういうエピソードをぶっこんでくるんですかね……。

・夏海のファインプレイ→命は何度もくり返す
命の儚さだけで終わらず、ちゃんと命の連鎖を描いたところが好感持てますね。
夏海の行動は今までで一番のファインプレイでした。



とても良い

・現実感のない病院の背景→シンジが死後の世界にいるというミスリード?
もしくはシンジから見た現状があまりに非日常過ぎて、現実なのに現実感がないことを背景として表現しているのかもしれませんね。
どちらにせよこういう背景で語る演出って好きです。

・世界から心を閉ざしまくるシンジ→そして父も
ゲンドウと対面すれば目をそらし、ひとりになるとイヤホンをつけて外の世界を遮断する。
徹底的にシンジは心を閉ざしていますね。
そしてシンジが目をそらした瞬間、ゲンドウの乗ったエレベーターのとびらが閉まる→心を閉ざしたという演出が効いてます。
やっぱりこの二人は似た者親子だなぁ。

・まさにビーストという名にふさわしい姿→暴走というエヴァの発明
『暴走』なんて言葉、エヴァ以外ではあまり聞かなかったですよね、昔は。
ほかにも元ネタはあるのかもしれませんが、このエヴァが描いた初号機の暴走は発明だったと思いますし、その後のエンタメ分野に大きな影響を残していますよね。
やはり暴走はロマンのひとつ、純粋にかっこいいです。



とても良い

・自動手記人形の新たな仕事→状態の悪い本を書き写す仕事のおもしろさ
まさか自動手記人形に手紙の代筆以外にも仕事があるとは思いませんでした。
その仕事内容の興味深さにも引き込まれます。

・人が恋に落ちる瞬間を見てしまったby真山なリオンの顔
リオンがヴァイオレットに恋するシーンが実にいいですよね。
絵とアニメーションだけですべてを理解させる。
とてもアニメヂカラのあるシーンたと思います。

・初恋の終わりと旅立ち
ヴァイオレットに想い人がいることがわかり、一度は終わった初恋。
でも初恋が終わっても、ヴァイオレットという一個人への親愛の感情は変わらない。
いつかヴァイオレットとリオンが再会する場面を見たいですね。



とても良い

・ご登録→後藤ロクの発想がすごい!
こういう言葉遊びが本当に上手い作品ですよね。
ロクって名前がとっても犬っぽいですし。

・かくしごとはいけない→刺さるブーメラン
可久士自身がかくしごとをしまくっているから、姫に注意ができない。
このブーメランの刺さりっぷりが実にいいですね。
作品のギミックがちゃんと活かされてます。

・義父の残した絵→可久士の憤り→だからこその姫の存在
義父と可久士のエピソードもいいですよね。
きっと両人の間で誤解があるだけで、実際にはたがいのことを心配し合ってる……と思うのですが、このあたりがどう描かれるのか気になりますね。



全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

・こびとさんたちの歌と美食、お酒に彩られた楽しい日々
とにかく出てくる食べ物がどれもおいしそう!
アルコールに弱い自分でも『このお酒と料理は合うだろうなぁ』とついヨダレが出てしまうレベルです。
かなりレベルの高い飯テロアニメなので、深夜の観賞にはご注意を。

・時にシリアス展開があっても、すぐに救いが入る絶妙なストレス管理
ほのぼのした作風の中に、時々シリアスエピソードが出てくることも。
しかし作り手側のストレス管理が上手く、視聴者が我慢できる範囲でシリアス展開をやりつつ、その後すぐに救いを描いてくれます。
ほぼストレスなく気軽に見られるアニメとしても、大変優秀だと思います。

・最高のエンディングテーマ
このアニメで個人的に一番気に入っているのが、エンディングテーマ!
歌詞もかわいくてオシャレだし、曲も明るくずっと聞いていたくなります。
いっしょに流れる本編の補足エピソードも粒ぞろいなので、間違ってもエンディングを飛ばさないようにしましょう。



とても良い

・『マキナタは帰ってくる場所だと思ってる』→この作品のテーマ
このエピソードを最終話に持ってきたワケがわかりますね。
視聴者も含めてみんなが帰ってきたくなる場所。
そんなすばらしいところとしてマキナタは描かれていたと思います。

・ぶっきらぼうなタヌキの優しさ
最初はフッカケてきたのに、ハクメイの話を聞くうちに情がわいてしまうタヌキの優しさがよかったですね。
こういう名前のないキャラにすら好感を持たせるのはさすがです。

・最高のエンディングテーマに乗せて、最高のエピローグ
各エピソードのキャラが再登場し、その後の姿を見せつつ話をまとめる。
最終回としては最高のシメかただったのではないでしょうか。
着飾った姿のセンがやはり美しかったです。



とても良い

・兄ちゃんに甘える夏海がカワイイ!
ここの演技が本当にあざとくて、あまりのかわいさにもん絶しました。
やっぱり声優さんはすごい……。

・れんげのお姉ちゃんが眠いワケ
れんげが寝たあとも、ひとりで仕事をしていたお姉ちゃんの姿になんだか感動しました。
ちゃんとキャラの個性(この場合はいつも眠そうにしている)にちゃんと理由があると安心できますね。

・ゲームに見立てる勉強法は小学生ウケしそう
暗殺教室でも見たような光景ですね。
こういう子どもの興味をくすぐる勉強法、好きです。



とても良い

・自分にとってはシンゴジラの監督→改めてエヴァを観る
今さらながらエヴァンゲリオンを初視聴。
庵野監督の作品というと、まともに見たのはシンゴジラ以来なので、とても期待しています。
やはり90年代育ちなら、一度はエヴァを見なきゃよね。

・冒頭で突然現れて消えたレイ→シンジがエヴァに乗る運命の分岐点だった?
あとのシーンでレイの負傷が判明しているので、冒頭で現れたレイはほぼ幻だったと言ってまちがいないでしょう。
あそこでレイを見て立ち止まらなかったら、シンジはわずかな差でミサトの救助が間に合わず、使徒の攻撃で死んでいたかもしれません。
あそこはまさに運命の分岐点だったのでは……ぞんな妄想をしてしまいました。

・シンジとゲンドウの似た者親子ぶり
コミュニケーションが下手で、皮肉屋で、人に対し殻を作ってる。
改めて見るとシンジとゲンドウって本当にそっくりですね。
以前シンジの実父○○説なるものを見ましたが、性格だけ見るとやはり近いのは○○よりゲンドウかもしれません。

・大人たちの勝手に振り回される子どもたち
ずっと会っていなかった父に呼び出され、いきなりロボットに乗れと言われ戦場に出される。
オマケに周りの大人たちは誰ひとりそれを止めようとしない。
危機的状況とは言え、エヴァの世界の大人は子どもに厳しいなと、つくづく思いました。



とても良い

・数ヶ月経ち、成長したヴァイオレット!
まさかここまでラブレターを上手く書けるようになるとは!
それだけでなく、人の心をちゃんと察することができるようになり、ヴァイオレットの成長が感じられますね。

・着飾らない愛と着飾った愛、その両方に恵まれた姫
着飾らない王子の愛と、着飾った(宮廷女官としての顔を維持したままの)アルベルタの愛、その二つに恵まれた姫の存在が上手く描かれていました。
どのキャラにも好感が持てるいい話です。

・自然とこぼれたヴァイオレットの笑み→だからこそ過去の業が……
ついにヴァイオレットが軍人だった=敵国の兵士を殺していた事実に触れられましたね。
軍人だから当然のこととはいえ、これを乗り越えることがヴァイオレットにとっての大きな壁となるでしょう。
果たして道具と呼ばれ人殺しをさせられていた少女は、いま何を思うのか?



とても良い

・犬とピアノ、引き継ぐもの→祖父は姫を通して娘のことしか見てない?
姫のお母さんが亡くなっているのはほぼ確定ですかね。(と見せかけて実は……という展開もまだあり得ますが)
祖父の姿が外側の車以外一切描かれないのも意味深。

・マンガ家の絵柄ネタ→まさか絶望先生のアニメ晩飯OPがネタにされるとは
そういえばアニメ版絶望先生はオープニングが独特な絵柄でかっこよかったですね。
あれは寄せてしまうのも仕方ないでしょう。
それをさらに自虐ネタにするあたりがさすがの久米田先生。

・六條先生の変化ともたらしたニュースとは?
ずいぶん雰囲気が変わった六條先生。
どうやら後藤家の事情にも絡んでいるようですが、どうオチをつけるのか期待ですね。



とても良い

・まさかこの世界に鉄道があったとは!
意外と技術が進んでいるんですね。
夜汽車の雰囲気が最高です。

・山芋揚げ、玉茶など今回もおいしそうなものばかり→まずいコーヒーも旅行の楽しみ
出てくる食べ物が今回も実においしそう。
特に山芋揚げはハクメイたちがつられて買ってしまうのも納得のビジュアルです。

・ミコチの気持ちがよくわかる釣り回→でもケンカにならないあたりふたりとも大人だ
釣りって興味ない人間がいくと本当に退屈なんですよね。
でもここで安易なケンカ展開にしないことで、この物語特有のほのぼの感が維持されていて、とてもいいバランス感覚だと思いました。



とても良い

・物語が一期の一話付近までさかのぼった理由
原作のストックを使い切るためとか、新規視聴者にわかりやすくするためなど、いろいろ考えられますね。
次回以降どの時間軸を描くのか楽しみです。

・白熱! 定規落とし
見せ方が上手くておもしろい話でしたね。
休み時間が終わったのに気づかないくらいのめりこむのも納得です。

・めずらしくシリアス展開二連続→ほのぼのしているようで結構毛色の違う話を出してくるのがのんのんびより
一期でもお別れの話をするなど、結構シリアスな話をぶっこんできますよね。
でもストレス管理が上手いので、イライラせず見られるところがいいです。



とても良い

・繊細で激情家な女性アイリス
他の感想を見ていても、アイリスってあまり好かれるキャラじゃないですよね。
でもだからこそ人間らしさがあって、この回を見てからはアイリスが少し好きになれました。

・心がわからないのはヴァイオレットだけじゃない
だれだって人の心を完全に理解できるわけじゃない。
当たり前だけど見落としていた事実ですよね。
このセリフが出るほど、アイリスの中で心境が変化したんだと思うと、なんだか嬉しいです。

・駅で毎回ドロ水を踏んでしまう→表情の違いによるメッセージ
このあたり完全には読み取れなかったのですが、たぶん『ドロ水を踏んでも気にしない→アイリスが着飾らず等身大の自分を受け入れる覚悟をした』という演出だと思います。
こういう行動だけで見せる演出、とても好きです。



とても良い

・姫のおじいちゃんが登場→マンガ家として自信をなくす可久士
そりゃ『キンタマシマシ』なんてマンガ描いてる人じゃ、マジメな人からは拒否されるよなぁ……と納得。
このコンプレックスとトラウマがあるからこそ、姫には自分の仕事を知られたくないんでしょうね。

・漫畜→久米田先生は新しい言葉を作るのが上手い
昔からこういう造語を作って話をふくらませるのが上手いですよね。
造語とは少し違いますが、未だに『夢想年金』というネタが忘れられません。

・ありふれた日常が夢物語→姫の現実とは?
現代編の姫はよほど苦労している印象ですね。
いったい何が起きて、姫はこんなやさぐれてしまったのか?
物語の引っ張りかたさすがですね。



とても良い

・入浴シーンなのに色気を感じない作風→だけどあの場に混ざって酒を飲んでみたくなる
見ていて羨ましくなる入浴シーンでしたね。
自分もあの竹風呂に浸かりながら、ミコチのツマミで一杯やってみたくなりました。
このアニメはこういう視聴者が『いいなぁ。羨ましいなぁ』と思えるシーンが多いから好きです。

・ふろふき大根の食べかた
珍しくマジメに説教するハクメイの姿が新鮮。
でもその説教の内容が『ふろふき大根は冷めない内に食べるのが礼儀』ってあたりが実にハクメイらしい。
これからふろふき大根を食べる時は、熱々のままいただこうと思います。

・姉のサプライズにビックリ! →その後の一人で飲むという選択肢があるところがいい
いや、まさかあんな隠し玉があったなんて驚きですね!
ミコチの言葉で演劇を続けることを決めるシーンも良い。
なによりお酒の飲みかたの中に『一人で楽しむ』という選択肢がちゃんとあって、さらにそれを当然だと受け入れて引っ込むハクメイの姿に、この作品が持つ酒の楽しみかたの幅を感じました。



とても良い

・前日譚から一話目がスタート
二期目の初回としてふさわしい回でした。
私服姿で学校にいる夏海の姿が新鮮。

・れんげの主人公らしい活躍
今回は全編でれんげの活躍が描かれていました。
れんげは『子どもをリアルに描かなくていけない』あつかいの難しいキャラですが、一話目からこの活躍だったので、スタッフのやる気を強く感じました。

・終盤で咲きかけの桜のカットが
ここで一期のラストから繋がる好演出でしたね。
二期目も安心して視聴ができそうです。



とても良い

・オープニングのヴァイオレットが叫ぶシーンで落涙→手紙に涙が落ちるシーンで号泣のコンボが決まる
もうオープニング映像だけで泣かせにきててズルいですよね。
今後の展開を想像させ、視聴者の心を揺さぶるテクニックに完敗です。

・両親を守れなかった後悔→それを救うたった数行の手紙
とにかくこの流れがすばらしかった!
たった数行の手紙でも、人を救える。
手紙がテーマなこの作品において、いきなりストレートの剛速球を投げてきたなという印象です。

・自動手記人形の仕事とは……
人の言葉の奥に隠された想いを手紙にすること。
それが自動手記人形の仕事です。
ヴァイオレットの前職である軍人は心を殺して敵と戦う仕事でした。
正反対の仕事にヴァイオレットはどう挑むのか。
ますます期待が膨らみます。



とても良い

・漫画賞は応募するほうだけでなく、審査するほうも大変
ということを改めて認識しましたね。
命をかけているマンガ家志望と、それを審査しなくちゃいけない審査員。
はたしてどちらが本当に大変か、考えてしまいました。

・もしかして六條先生のほうがストーカーなんじゃ……
十丸院(ヤバイやつ)が何回も捕まってましたが、ということは六條先生は後藤家に何度も来ていたということになるわけで……。
果たしてどちらが真のストーカーなのか、謎ですね。

・17歳箱の真実→ギャグマンガとして笑える話をやりながら、シリアスなストーリーも進行させてしまう超絶技巧
ギャグマンガとしてもしっかりおもしろいのに、そこへさらに伏線をばらまき、現代編で回収する手腕はさすがですね。
この作品は久米田先生にとっての集大成なのかなと思うようになりました。



とても良い

・コンジュの後悔とセンの失敗
今までなかった二人の関係がよく描かれていましたね。
ケンカをしつつも、自分がダメだと思ったらちゃんと謝るコンジュとセン。
より二人が好きになれる話でした。

・弱点を見せつつも、ここぞという時に活躍するハクメイ
水が苦手だったり、音痴だったりとめずらしく弱点を晒す形になったハクメイ。
それでもしっかりここぞという場面では決めるあたり、やはり優秀なキャラです。

・研究ばかりでオシャレに無頓着なセン→着飾った姿に思わずドキリ
終盤でお披露目された、センの着飾った姿には驚きましたね。
大変美しく、センのイメージをひっくり返す破壊力がありました。
この服装をスタイリングしたミコチはさすがです。



全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

・癒やされたいあなたにオススメのアニメ
とにかくすぐ癒やされたかったら、一話の冒頭だけでも見る価値があります。
映像と音楽の美しさで、やられること間違いなしです。(れんげの下手なリコーダーがまたいい味出してました)

・上手く振り分けられたメインキャラの役割
視聴者の代弁者にして百合要員の蛍、イジられながらドラマを展開させる小鞠、話をかき混ぜるトラブルメーカー夏海、このアニメの最終兵器にして諸刃の剣であるれんげと、とにかく各キャラに与えられた役割が上手いんですよね。
これらの役割をキャラがしっかり果たし、おもしろい物語を構成しています。

・一話と最終話を繋げることで、物語として完成したラスト
一見するとほのぼの系で物語性がなさそうな本作。
しかしそこはさすが吉田玲子女史が脚本を担当しているだけあり、いろいろ仕掛けがあります。
1話1ヶ月ペースで作中時間を進行させたり、一話目と最終話を繋げることで物語として完成させたりと、いろいろな手が使われています。
特にお気に入りのエピソードは、れんげの表情だけですべてを語ってみせた第四話と、過去と現在を見事に並行して描いた第十話です。



とても良い

・最後まで扱い安かったキャラ小鞠&蛍
この二人は本当に便利で話が作りやすいキャラでしたね。
お互いの属性が正反対なので、そこを活かしたおもしろいドラマがたくさん描かれていました。
視聴前はれんげがメインキャラだと思っていたので、この二人の活躍ぶりには驚いたものです。

・一話で出た疑問『ここは田舎なん?』に対する最高の答え
れんげの疑問に対し、『ここは田舎だけどとても好きな場所』と最高の返しをした蛍。
これぞまさにこの作品における最大のテーマであり、それを視聴者の代弁者的ポジションの蛍に言わせたのがよかったです。

・同じく一話でみんなが見た桜の姿でシメ
一年が経過し、またあの桜が咲く。
物語として最高のシメかただったと思います。
さらにそこから手を振るれんげたちの姿が映り『このお話もこれで終わりか』と少ししんみりした気分に(まだ二期と映画、さらには放送前の三期がありますが)。



とても良い

・ヴァイオレットが知りたい愛→それは帰ってきたブローチに込められたもの
ギルベルトがブローチをプレゼントしたこと自体が『愛』ですし、クラウディアが給料を全額使ってでもブローチを買い戻したのも、また『愛』。
愛がこもったブローチの意味を、ヴァイオレットいつ知るのか。
続きが気になりますね。

・自動人形として自信がないエリカ→向いてなくても続けるヴァイオレット
このあたりの対比は、さすが吉田玲子女史といったところ。
見事に二人の違いを描きつつ、最期にはエリカを成長させている。
感情がないはずなのに、人の心を激しく揺さぶるヴァイオレット。
本当によく考えられていますね。

・感情を知らないからこそ、人を傷つけてしまうヴァイオレット→感情を知った時、何が起きるか?
今回とても大きなミスをしてしまったヴァイオレットですが、だからこそ今後の成長に期待したいですね。
でも成長して変わりすぎてもヴァイオレットとしてのキャラが変わってしまうし、どこを着地点とするのか気になります。



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