短編集。1期はこのハチャメチャを楽しめたのに、慣れてしまったのか全然刺激を感じなくなった。
チェインの優しさも強さもかわいさも(がさつな面も)、全部つまっていた。
最後、存在しないことになりかけたチェインをこの世につなぎとめるシーンが駆け足になってしまったのは惜しいところ。
2話の1年生と3年生の距離感というテーマから、唯一抜け出せないダイヤ。
後輩とうまく打ち解けられないという悩みはなかなかリアルなテーマで、共感する人も多いのでは。
それだけに内容が薄っぺらかったのはもったいない。
転校先で中学時代の友人と再会。それだけなんだけど悪くない。なんとなく青春を過ごしている等身大の空気感がある。
部活を引退し、受験勉強で忙しくなる3年のこの時期にストーリーをどう動かしていくのだろうか。
領土は移動しない、なんて当たり前のことが当たり前じゃない国。他国からすれば侵略でも、当人たちは別に領土を拡大しているわけではないし、ただ大型バスで通過している感覚。常識外れだけど悪気はない、そんな気味悪さがおもしろい。