得体の知れない家、見えない人からすれば気味が悪いものでしかないよなあ。たとえ親族の家だったとしても。
名取が「聞かなかったことにする」と言ったのは意外だった。自分でも調べていたようだったのに。夏目から話してくれるのを待つつもりだったのかな。なんだかんだやさしい人だから。
しかし、夏目から事情を聞いて、どういう態度をとるか心配でもある。
松原とセレジア、創造主と被造物が語り合う光景が奇妙で、新鮮で、面白かった。世界を作り出した本人だからこそ、セレジアに言ってあげられる言葉。大人である以上に、クリエイターとして立派だった。
颯太と鹿屋のやり取りも面白かった。フィクションの登場人物にはげまされるって……と一瞬思ったけれど、物語に力をもらうことなんてままあるものなあ。それと変わらない? というか、鹿屋もさすが主人公、しっかりしてるな。
そして颯太の口から語られる、アルタイルへとつながる過去。今のところなんとなく想像していた通りだけれど……。嫉妬は誰もが持っている感情、責められないよなあ。
しかし、セツナのキャラクター、前髪ぱっつん、編み込み(?)、眼鏡に、とどめにCV:大橋彩香と、あざとすぎて苦笑w
まさかの真相に驚いた。イドの正体、ケインがあんな人間だったとは。自己中心的すぎて、まるで悪役。対するアダムスは人間のことを考えていて、悪人だとは言い切れない。単純な正義と悪の対立となっておらず、なんだか人間臭くて、面白い。完全に機械の体でも、そこに宿るのは人間の意思。
しかし、今のイドはケインではない、イドはイド。仲間のために動く、ありがちではあるけれど、熱い展開だった。先の読めない展開から目が離せない。
予告編かよ! きらりんロボストラップほしいわ! 細部までこっててワロタw
それでも杏だけはぶれないのなーw
独特の謎めいた、閉じられたような世界、世界観にまずは引き込まれた。(監督のツイートによると「BLAME!」の影響を受けているらしい。確かにどこか似てるかも? https://twitter.com/yoshiura_rikka/status/872782173958414337)
ウラが復元する記録によって徐々に明かされていく世界の謎。短編だけれど、物語に引き込まれる構成も良かった。
真実を追っていったウラ、現実なんて見たくなかったリコ。どちらの気持ちにも共感できるけれど、自分ならやはり知ってしまいたくなるかな……。
終盤の、世界の現実がわかるシーン、ウラが見た風景に、後の「サカサマのパテマ」に通じるようなものを感じた。