セラのアーガマ潜入回って何の意味があったんだろうと疑問に思っていたんだけど、カツに決定的な挫折を経験させるためと、今回のカミーユとの遭遇の布石とするためだったのかな
シロッコのために忠実な軍人であろうとするサラとそれを押しとどめようとするカミーユ。サラは逃げようがない状況に追い詰められているというよりも、自分で選択肢を封じているような印象があるなぁ。少しでもカミーユの提案に歩み寄ってみれば見えてくる世界も変わるだろうに。
それとも別の道を選べないと思い込んでしまう程、シロッコに囚われているということだろうか?
敵方だったとはいえ、主人公が女の子を腹パンしてしまうシーンを平然と描きつつ、別の場面では母性に目覚めつつあるファが子供たちをどれだけ大切に想っているか再認識させる描写を入れてくる本作のバランスは絶妙
表と裏、見えるものと見えないものによる対比が中心となっていたように思う
人馬にとって弓道をする意味とか、綾香の態度の裏表具合とか、魚人の興奮ポイント、エリが執り行った祭の効果、すえとオセロしていた父親からは見えない存在などなど
裏側や見えない部分が必要とされる理由は見栄を張るためとか、何かを隠すためとかあるけれど、その意味合いが最も強かったのは神様に見せかけたロボだろうな。ケツァルコアトルの質問からすると、蛇族が神とは何かを調べるために仕掛けたものみたいだけど何故そんなことをする必要があったのだろう?
おじいさん人魚の「本当に居たりするのは神様じゃない」という発言とすえ父には見えない女の子の存在を併せて考えると、何かとんでもない展開が始まろうとしているような気がしてしまう
それにしても人魚の暮らす環境が想像の斜め上で光渡しだらけになっていた点は衝撃だった。目の前の絶景を無視して他種族の水着写真やエリの恥ずかしがる姿に興奮する姿勢は、別の意味で悟りの境地に達しているような……
そうか、多々良って他者のダンスをコピーできるけどそれに見合った体力を持っている訳じゃなかったのか。
体力切れでベタ足になってしまったり、マナー悪く床座りになった状態を睨まれてしまう描写からは、多々良がまだまだ他人からダンサーとして認められる粋にはまだまだ達していないを再確認させられる描写だった。
仙石にダンスを止められ大泣きする多々良の姿は予想外だったな。これまで多々良がダンスに本気で向き合っている事は足裏の傷や自室の床によって示されていたけど、今回はその感情が遂に涙になって現れたかのよう
そんな多々良の本気を傍に居る仙石や真子だけでなく、天平も気付いていたのは驚き。視聴者からすればほぼ素人の多々良が決勝まで残るのは、どうしても違和感が生じてしまうものだけど、今回示した多々良の本気と彼の言葉によってある程度納得できるようになっているね
兵藤が療養に入り賀寿が登場した辺りから、相手に向き合っていない人が増えていた印象だったけど、多々良は兵藤や雫の言葉を受け本当の意味で真子と向き合えたのかな
同じく真子も多々良の言葉で自分が賀寿と向き合っていなかったことを自覚し、どうなりたいかを伝えるまでの流れは良かった。
次回の決勝で二人の反撃が始まるのかな?
主人公は物語の中心にいるから主人公なのではなく、自ら主人公で在ることを選んだからこそ主人公になり得るのだろうなと今回の話を見て感じた
これまでのセレジア達、創作の世界からやってきたキャラクターは被造物と呼ばれ創造主達と対になるように描かれていたけれど、今回はそれぞれが主人公としての覚悟を示し背負っているものを示したことで独立した存在になったように思う。
更に言えば元から物語では主人公として設定されていた者だけでなく、創造主の世界に来てから段々と自分の覚悟や背負っているものを手にしてきた弥勒寺やひかゆもまるで主人公のように見えてくるのは面白い。
アルタイルはアリステリアに対し「ここは君の物語ではない」「只の脇役だ」と言う。確かにアルタイルと闘う物語においては主人公ではなかったかもしれないけれど、まみかのために最期まで戦い続けた彼女は紛れもなくもう一つの物語の主人公だといえるだろうね
そういった意味ではカロンの在り方は特徴的。カロンは物語の中では主人公だけれど、悲惨な世界に疲れ背負っているものを捨てアルタイルの考えに身を委ねてしまったことで主人公ではなくなってしまう。だからこそ既に主人公としての覚悟を示し、自分の物語を選んだセレジアと対立してしまう
それにしてもアリステリアだけでなく、セレジアまで消滅してしまうとは思わなかったな。セレジアは颯太の前に最初に現れたキャラクターだったから、被造物サイドの主役と見ていたんだけどな
通常は主人公が物語の途中で居なくなるなんて有り得ない。なら、『Re:CREATORS』の主人公は一体誰なんだろう?セレジアから後を託されたメテオラか、それともこれまでの全てを見届けてきた颯太なのか?それとも、それぞれが主人公として扱われる群像劇?
真子との電話を通じて自分のためにダンスしたい気持ちが高まったのか、賀寿の言葉によって傷付く真子を気にしつつも賀寿への対抗心で強く負けたくないと思い始めた多々良。他の共演者の髪型を見て自分で襟足を剃り、更には印象的な眼力も幾つか見受けられる程彼の中で覚悟は決まってきたようで
しかし、多々良に強い想いは有ったとしても賀寿との実力差は一目瞭然。賀寿は口と態度は非常に悪いけれどやはりダンスの実力は非常に高いらしく、観客の視線を一手に引き寄せてしまう。踊り始める前のシルエットの段階で高評価貰える程の相手にどうやったら勝てるんだろう?
対する多々良のダンスが圧倒的に実力不足で有ることを、賀寿によって改めて示された描写は残酷だった。三笠宮杯で仙石達を驚かせる踊りを見せていたのは、兵藤のコピーが出来ていた点に対してで身体の動かし方が出来ていない素人と。確かに賀寿の言うことって否定しようのない正論なんだけど、「ダンス舐めてるんかい」とまで言われて黙っていられる程、今の多々良は大人しくなく仙石に向けた視線は第一話の頃とは比べられないほど強いものだった
まさかまさかの兵藤登場は驚愕。彼の前で多々良は実力を出し切ることが出来るんだろうか?
マウアー撃墜回。ジェリドが益々カミーユとの因縁を深くした回だった
出撃前ですら「オレはカミーユを倒さない限り一歩も進めない男になっちまった」「あいつはオレにとって壁なんだ」と悔しげに吐き捨てていたと言うのに、その苦しみの言葉を聞いてくれていたマウアーが自分を庇うために死んだとなれば、ジェリドは他の全てを犠牲にしてでもカミーユを倒す必要が出てくるのだろうね
ただ、マウアーを失った直後には機体を大破させつつもカミーユに立ち向かった姿には惚れ惚れとしたけど、結局あっさり撤退することに……。心意気は激しくても実力が全くカミーユに及ばないのは悲しいな
思い返せばカミーユとジェリドが初対面した時には、現在のような因縁まみれの関係に移り変わるとは思ってなかったな
前回辺りから子供たちの面倒を見る中で母親のような態度を見せるようになったファ。遂には勝手に戦線を離脱して子供たちの元へと
それについてブライトは感謝の言葉を伝えていたけど、つまりはパイロット扱いされなくなったということだろうね。
さらっと囮として使われるようになってしまったヤザン。他人にしたことが自分に返ってくる好例か
ブリッツの娘はメテオラの世界から復活か。ある意味ご都合展開では有るけれど、そこまで辿り着く為に観客の承認力を得られるよう試行錯誤した上での復活なのだから文句はつけられないか。
又、駿河がブリッツに撃たれるのを予期して実は防弾チョッキを付けていたり、自衛隊の突入や娘の登場を遅らせたフシが有るのは、一連の流れを観客に面白い展開であると認識させると共にブリッツをより効率的に寝返らせるための布石だったのだろうな
颯太があれだけメンタルコテンパンにされた真鍳と向き合い自分の想いや考えを話せるようになるとは、短い期間で随分変化したものだ。特に周囲を利用する真鍳と同じ怪物であると言われても開き直る強さを身に着けた点はは驚き
そして変化したのは真鍳も同じだったのかな。面白いことが好きという本質の部分は変わっていないけれど、これまでの真鍳であればこの計画を引っ掻き回していたように思う。けれど今回は颯太達が企む事態に手は貸してもそれを乗っ取ったりはしないどころか、板額を弥勒寺に返し更には私を楽しませておくれと、つまりは観客側に回ることをあの真鍳が宣言するとは思わなかった
ブリッツが娘復活により、アリステリアが暗黙の打ち合わせ通り、白亜がまさかのネタバレでアルタイルと道を分かつことになり、最後は皆の力を合わせた大技でアルタイルを追い詰めたかと思いきやここでカロン登場。
彼はかつてセレジアと仲間だったはずなのに、アルタイルと組みセレジアの敵に回った理由は何なんだろうか?物語は最終局面に入っているはずなのに何が起こるか全く予想できないストーリーは、本当に素晴らしくて目を離せない
Cクラスの三人が偽の監視カメラに騙されて訴えを取り下げる流れがあっさりとしすぎていて、あまり納得できなかった。
龍園への電話を妨害されたまま三人の意思で取り下げを決めてしまったけど、もう少し三人の精神を追い込む描写が必要だったんじゃなかろうか?
そして、取引シーンよりも輝いてしまったであろう激キモ店員。前回の壁ドンといいスタッフは注力する場所を間違えている気がしないでもない
今回の一件によって佐倉にフラグが立ったようだし、今後はラブコメ描写も増えてくるのかな?
Cクラスの三人は監視カメラによって足を掬われた訳だけど、逆に佐倉は監視カメラと綾小路の掲げたカメラに寄って救われた。カメラはそのまま見られていることの比喩なんだろうか
Cクラスの三人は須藤に一方的に殴られたと嘘の主張を続けていたけど、真実を見られているかもしれない恐怖に負けてしまい、結局龍園に更にボコられる羽目に
佐倉は孤独で大丈夫と自分に嘘を言い誰にも救いを求められないままになっていたけど、綾小路に助けてもらった事でもう付き纏わないでと本心を訴えることが出来た
見られることにより真実が明るみに出るのなら、同時に見えないままの部分も目立ってくる訳で。遂に堀北も怪しみだした綾小路の見えない奥底。平凡を装い続ける彼は一体何を隠しているんだろうね
多々良は兵藤と雫のために賀寿に勝負を挑むのかと思いきや、真子を賀寿のパートナーに戻す事が一応の目標なのか。雫優先にしなかったのは少し意外だったけど終盤に語った両親離婚で納得できた
多々良にとってカップルとかペア成立は結婚と同じって言葉は、案外重い意味を持っていたんだなと理解
真子からすれば賀寿から見捨てられた事は自分の場所を取られたも同然であり、多々良はこれまで自分を大事に出来ていなかったから他人の場所ばかり優先していた
そんな二人がペアを組み同じように足裏に傷を作り周囲の流れを理解し、そしてダンスフロアで気持ちよく踊れる場所を見つけていく流れは良いね
……仕方ないと判っているんだけど、仙石が見本のステップを見せる場面とか練習場で気持ちよく踊る場面とか止め絵にしないで欲しかったなぁ
真奈美の父親への言葉が容赦なさすぎてちとキツイ…
真奈美から見れば絵を描くのでなく家事に勤しむ父親の今の姿は素直に尊敬できないものなんだろうな。特に自分が詐欺と取られかねないようなお祓い業をした後なら尚更に、画家を名乗っておきながら他の収入に頼っているような姿勢に一言言いたくなる気持ちは判らないでもない
画家という職業の特殊性上、父親の言うことも一理あるような気がしなくもないが、それならばもう少し強く言い返すべきだったかな。あれでは真奈美の暴言を認めているようなものだよなぁ
傍で吹きこぼれかけていた鍋は、真奈美の言葉に逆上しそうになっていた父親の心情を表しているのだろうか?
そしてあまりに対象的な羌子とその父親の関係性が残酷
あれって父親が仕事をしやすいようにフォローしつつ、父親ができなかったコメント入手をさらっとやってしまうとは。
真奈美が家事など止めて家族を切り捨てる覚悟でやれと言っているのに対し、羌子は兄が帰って来るのだから外食は止めて食事を作ると言う。
羌子と比べ見ると真奈美の言葉は正論かもしれないけれど、正しい言葉ではないように見えてしまう不思議
いけ好かない印象の市長が登場したけど、彼の言っていた「我々は檻の中に居るようなもの」という台詞は本作の特徴をよく表しているなと思った
そもそも登場人物の殆どが軍艦かコロニーで過ごしている環境は非常に閉塞感が在り、またそれぞれが持つ考えも何かしらに囚われているように思えた
ジェリドは死んでいった者たちにのため、カミーユを倒すために猛毒ガスを使用する作戦にも従事せざるを得ず、アレクサンドリアの艦長ガディは戦争を勝利で終わらせるためにコロニーの降伏を受け入れず作戦を継続する、市長はコロニーを守る姿勢は評価できるもののその考えに囚われすぎて部下を射撃し更には口封じしてしまうのはやり過ぎ
それに対してアーガマの面々は同じように軍艦の中に囚われているのだけど、これまでになく伸び伸びとした印象を受ける
子供たちの面倒を見るファからは家庭的な面や女性の強さを感じられるし、それを見たカミーユのリアクションもどことなくコメディタッチになっている
他にも細々とした点でアーガマの空気は明るいものと感じられる描写が随所に在りアーガマとアレクサンドリアは多くの部分が対極にあるように感じた
それにしてもカツは多くの局面で活躍するようになったなぁ
遂に始まった鳥籠での戦い。と言っても真剣に戦ってるのは弥勒寺と白亜のペアだけというのが何とも言えないが。
アリステリアは狙いがあるのか瑠偉と戦っているフリ、アルタイルはセレジアと相対しているものの「今現在の私ではまだ力が足りない」と言うように何かを待っている?まさかアルタイルも承認力による自身の能力強化を狙っているのだろうか?
てっきりセレジアが対決するのは元相棒だと思っていたんだけど、彼は何時登場するのだろうか
今回は自分の背景や在り方と向き合う回でも有ったのかな?
弥勒寺にとって現実世界での因縁があるブリッツが相手ではなく、元の世界でライバルだった白亜と対峙。鏡の中からの攻撃を切っ掛けに忘れていた本来の自分を思い出す弥勒寺の描写は印象的
瑠偉は本気で戦っているフリをしているんだろうけど、それでもおちょくられているようなアリステリアの対応に「僕の世界で僕の仲間を誰が守ってきたと思ってるんだ」と吠える。ここまで来た自分の在り方に誇りを持っているからこそ飛び出る台詞なんだろうな
アルタイルはそれぞれが物語の中で重要な使命を持っていたという背景を知っているから表面的にはセレジアと戦いつつも、勝利するためにその裏にいるメテオラの策略とも戦う。通常であればメタ発言として片付けられる言葉も多くの観客が見ている鳥籠の中ではメテオラにとって言って欲しくない言葉であり、それを発するアルタイルは容赦ない
そしてメインであるブリッツと駿河の会話。ブリッツにとって娘が無残に死んだことはアルタイルに協力する理由になったわけだけど、ブリッツという存在を生み出した駿河からすれとあれは話を面白くするためと残酷な返し
駿河がブリッツの言葉が判るように二人には重なる部分もあったんだろうけど、ブリッツは娘のため、駿河は読者のためと行動背景に大きな断絶が有る。ブリッツからすれば駿河の背景は理解できないから発砲するわけだけど、駿河からすればブリッツの背景を十分理解できるから娘を呼び出す荒業で対抗。駿河は来るのが遅いと言っていたけど、もしかしたら贖罪のためにわざと撃たれたのかななんて想像した
それにしてもラストに作中で死んだ娘を登場させてしまう展開は幾ら何でも卑怯だと思った。あれによって本当にブリッツは打倒アルタイルに協力することになるんだろうか?
今回は新キャラを含め相手をきちんと見ていない人が目立った印象。そんな中で真子と最初に組んだ時は真子を全く見ていなかった多々良が、二度目の時にはやりすぎなくらいに見つめて、真子の心を読み解き綺麗にステップを踏めたのは驚き
やはり彼にとって「見る」力は大きな武器になっているんだろうなと再確認させられた
赤城賀寿は傍若無人という言葉がぴったりな第一印象。雫を運命の相手と言いつつ兵藤の一件で荒れている雫の心には一切目を向けず、更にはこれまでパートナーを組んでいた真子にさえ酷い言葉をぶつけてしまう。兵藤から雫を頼まれたはずの多々良の存在をどれほど眼中に入れているか怪しいくらいだもんなぁ
雫は賀寿の要請を受け入れているが、それは賀寿をきちんと見て受け入れたのではないし踊った後の話題も賀寿についてではなく兵藤について。
雫があそこまで不安定になっているのは怪我を隠されていた点もあるのだろうけど、もしかしたらペアとして踊っていたのに兵藤の怪我やダンサーズハイになった原因を見ることができなかった自分への苛立ちもあるのかな?
だからこそ仙石に不満をぶちまける雫は多々良が自分をどれだけ案じているのか気付いていないのだろうね
今後は多々良&真子、賀寿&雫ペアで進行するのかな。ならば賀寿と雫からきちんと見られなかった多々良と真子はどれだけ二人を見返すことが出来るのか楽しみ
姫乃とケツァルコアトルは容姿が他よりも特殊である点やホラー映画を見ている時のリアクションなど共通点があるけれど、ケツァルコアトルが内面に抱えている使命感によって姫乃とかなり異なる存在であるという印象も受ける
姫乃が映画の影響で蛇人を怖がっていることに対して希が「今見たらなんだこんなのってなるかも」と言い、質問攻めにしたがるクラスメートに対して真奈美は「その内判るわよ」と言う。この2つの言葉はケツァルコアトルへの対応の変遷をよく表した言葉に感じられる
前回、好き勝手な妄想で蛇人に対して勝手に怯えていた姫乃達だけど、映画で見た虚像とケツァルコアトルが話す実像との差を知ることで正しい蛇族の姿を知り、街中で下手な変装をしているのを見たことでケツァルコアトルの人となりを理解したんだろうね
だからその後、一緒に服を買ったりクレープを食べたり映画を見たりできたのは姫乃達とケツァルコアトルが友だちになれた証か。
ラストのケツァルコアトルの意味深なセリフに対して希が「おお格好いい。映画みたい」と返せたのは、既に蛇族に対しての偏見が薄らぎ、見たままのケツァルコアトルを身近な存在として受け入れられるようになった事を象徴するセリフだったのかもしれないと思った
武田が良い奴ではあるんだけど、由真の中途半端な対応によって非常に哀れな人物に見えてしまう。どうにもこの作品を見てると百合成分やNTR要素よりも武田の境遇に目が向いてしまう
4話目にして他のクラスの雰囲気が明らかに。こうして見るとDクラスとB、Cクラスの雰囲気が大きく異なる事がよく判る
Bクラスはポイントアップをクラス全体で喜び非常に和気藹々としており、クラスの中心である一之瀬はDクラスに対しても協力的な上、同性にもガチな意味で好かれていたのはちょっと衝撃的
Cクラスはあらゆる意味でぶっ壊れている。バーなのかカラオケなのかライトアップした室内で飲食する姿からは高校生らしさを全く感じさせない。特に龍園の女生徒を侍らせて王様のように君臨する姿は一発でヤバい奴であると否応なく伝わってくるほど
対してDクラスはまだまだ悪い意味で纏まりがない印象。須藤の問題に対しても一応平田が音頭を取っているものの一致団結して助けようとする姿勢は見られないからなぁ
現時点ではB、Cクラスに勝てる要素を持っているようには全く見えないけれど…
一之瀬が綾小路に偽彼氏を頼むほどの交流ってアニメで何か有ったっけ?原作から色々描写が削られているせいか、アニメ版での人間関係が少し判らなくなりそうだ
EDで各キャラクターの残高が表示されていることで、より一之瀬の在りえない残高が強調されている。そういった意味では判りやすい悪役の龍園やまだまだ実像の見えてこないAクラスよりも、親しみやすいキャラクターでありながらそれと相反するような大量のポイントを持つ一之瀬こそ本当に恐ろしい敵なのではと思えてくる
アポリーにファとのすれ違いによる悩みを話すようになるなんて、カミーユは序盤と比べると随分丸くなったなぁ。あの頃のカミーユだったら軽口めいた口調で話しかけられれば所構わず逆上してたわけだし
更に終盤ではファに対して殊勝な態度で話しかけるカミーユはもはや別人としか思えない
ヤザンへの「文句があるならZガンダムを倒してから言え」という言葉はジェリド自身にも当てはまりそう。ジェリドがシロッコなどに大人しく従っていたのは、まずは自分の実力を示さなければ誰にも自分の主張も聞いて貰えないという想いがあったのかな?
でも、ジェリドが主張したい事といえばカミーユに自身を認めさせたいという子供じみた欲求しか思い浮かばないんだけど、何か他にあったかな……
そして、マウアーとのキスシーンは死亡フラグにしか見えなかったよ…
ハヤトにエゥーゴを纏めて欲しいと頼まれたシャア。ようやくアーガマに帰ってきたわけだけど、彼の中で何か変化は有ったのかな?
兵藤が周囲を驚かせるほどに全身全霊を掛けて踊ったのは、楽しそうに自分のタンゴを踊る多々良を見て触発された部分が大きかったようで
始まりは自分の振り付けを盗まれたことや雫を取られた対抗心から来た衝動だったんだろうけど、それによって全く知らない自身の力の奥底に気付けたのは兵藤にとってとてもプラスになる出来事だろうな。
以前の競技会では表彰されている中でも退屈そうな顔を隠さなかった兵藤を思い出せば、倒れながらも満足げな表情で多々良を見つめていた兵藤は前回の多々良と同じように全力で踊りを楽しめたということかな
それでもやっぱり6ヶ月間の出場停止や怪我は重いように思えるのだけど、それよりも兵藤が雫を案じていたのは何か理由があるのかな?雫には多々良の方が相応しいなんて理由ではないだろうし
兵藤の代わりとして大きすぎる舞台に立ってしまった多々良。罪悪感を覚えつつも踊りに拍手を貰えた事に喜びを感じる心を止められず、兵藤から「お前も早く舞台に上がれ」と言われたことで一層努力していくことになるのかな