サブタイに石上とあるのに当人は登場しないAパート
もし登場しているなら、あの手紙が該当するのだろうけど……
そうなるとミコが「裏ヒロイン」と呼称されているのはそういう意味なのだろうか?
大真面目で正義に燃えているミコだからこそ、妄想が逞しいのだろうね(笑)
女王のように振る舞う妄想かぐやに笑ってしまったが、まるで天使のように後光を背負う藤原書紀にも笑ってしまった
キス未遂から様子の可怪しいかぐや。そんな彼女の面倒をみる早坂の苦労が偲ばれる…
格ゲー画面で代弁されるかぐやのテンパリ具合は非常にコミカル
結局、身につけたルーティーンは役に立たず。それじゃ勝利ポーズですね
自分の惨めさを理解し、見下していた者達の中に入っていく石上の行動には感服
謎言語が飛び交い、あっさりとしたアドレス交換、応援服としての女装。どれも石上にとっては慣れぬ空気感
今は顔が見えない応援団のウェーイ系たち
「少しだけ頑張ってみるか」と考えた石上。応援団として活動する中で、彼らを理解し一人一人の顔が見えていくようになるのかな?
突如始まった断罪イベント。
大見得切って示された「ちゃんとした証拠」がちぐはぐで根拠薄弱だったように、今回の話は何かがズレていくような感覚が付き纏っているね
カタリナへ向けられた悪意はあっさり仲間達によって回避される
むしろ本当の問題はマリア失踪から始まる
これまでカタリナは自分の破滅を回避するために努力してきた。だからヒーロー達から嫌われないようにするとか、貴族じゃなくなっても生きていけるようにするとか自分の為の行動が殆どだった
それがマリア失踪と闇の魔力の話から思い至るようになるのは皆へ及ぶ危害や破滅
あのカタリナが「これなら私一人で破滅した方がどんなに良かったか」と考えるなんて相当の事態
唐突に姿を現した隠しキャラに拠る破滅。
本来の主人公ではなく、悪役令嬢へ向けられたシリウスの悪意
彼の悪意や涙は何を意味するのか、カタリナはここから自分や皆の破滅フラグを回避できるのだろうか
強豪梁幽館を前に極度の緊張感を抱きながら、一歩一歩手探りで進むように戦術を決めていく芳乃は何だからしくない感じ
対して、変わらぬ笑顔で「わくわくしてきた」と言う詠深はいつもどおりで見ていて安心するね
新越谷のノックを見て弛緩した空気になる梁幽館は油断しているかと言えば、そうではないのが恐ろしい
舐めているように見えたのは最初だけで試合に入ってしまえば、弱小の新越谷に対して真っ当な試合を展開する。守備は素晴らしいし、攻撃でもあっという間に詠深の魔球に対応してしまう
こうなると芳乃が緊張してしまうのも仕方ない。それでも勝つ為にと必要な策を選べる芳乃はやはり策士か
一打席目敬遠はなかなか思い切った策だけど、負けないためには必要な戦術
これはあの野次の嵐に耐えられる詠深が居るから成立する作戦だね
多くの勝負と緊張が交わされる試合展開
その中で変わらずに野球を楽しんでいる詠深は新越谷にとって力強い存在となりそうだけど……
もうミコはこの方向性で行くんだね。どこかしらの部屋に入る度にいかがわしい光景を目撃する彼女の心労は如何ほどか
ミコが居ると藤原書紀が話の掻き回し役からミコを誘導する役に変わるのも面白い
四角四面な伊井野ミコ。彼女としてはいい加減で不真面目な生徒会の空気が許せなかったようで
白銀やら石上を批判していた彼女が藤原書紀に乗せられて変顔写真を撮ることになる流れには笑ってしまった
堅苦しいミコを一瞬にして生徒会の雰囲気に飲み込んだぞ、藤原書紀……
体育倉庫に閉じ込められるなんて数多のラブコメで行われてきたイベントだけど、本作の場合、相手が仕掛けた罠に違いない!なんて考えてしまうのか(笑)
いつ仕掛けてくるのか…と身構えていたらいつの間にか後戻りできない展開へ。そのままゴールしてしまうのかと思いきや、後少しという所で闖入してしまうミコのタイミングの良さよ
かぐやが倒れた瞬間、シリアス展開突入かと身構えたら、とんでもなくしょうもない展開にただただ笑うばかりでしたよ
頑なに恋の病を認めようとしないかぐやはもういい加減自分が白銀のことを好き過ぎておかしな事になってるって気付いた方が良いんじゃないですかね?
かぐや本人よりも恥ずかしい思いをしてる早坂が可愛らしい
カタリーナは礼儀作法が壊滅的なタイプかと思いきや、普通に出来るっちゃ出来るのか
では、何故親の前だけピンポイントに礼儀作法をサボるのかと言えば、子供らしい我儘や親への反発が含まれているようで
ユーリがアルテをヴェネツィアに連れてきたのは物珍しさがメインの理由かと思っていたのだけど、ユーリのカタリーナへの接し方やカタリーナの夢を考えると適切な人材と言えるのか
こうなってくるとアルテは貴族出身である為に知っている礼儀作法よりも、女性でありながら画家として厳しい道を歩んできた経験の中にこそカタリーナに教えられるものがありそう
なら、アルテが装うべきはヴェネツィアの衣装ではなく、工房で踏ん張ってきた時に纏っていた仕事着ということになるのだろうね
同様にカタリーナの悩みも貴族としての衣装の中ではなく、古布の服や調理師の服を纏っている時にしか見えてこないのかもしれない
アルテの絵を見て、彼女の歩んできた道を垣間見たカタリーナ
お返しとして晩餐会に招待したのは自分の心の内を開陳する為だろうか?
その中でアルテはカタリーナをどういう少女と判断して、彼女に何を教えることになるのだろうか?