346プロの大規模なライブ。それはProject:Kroneが輝くために用意された舞台
常務が選んだシンデレラの為に用意された舞踏会では他のアイドルなど脇役
けれど、この話ではその脇役達も別種の輝きが見えてくる構図になっているね
常務とプロデューサーには明確なスタンスの違いが有る
至高のアイドルこそ346に相応しいと考える常務。アイドルもお客も笑顔になり共に楽しむ事を良しとするプロデューサー
スタンスの違いはそれぞれのアイドルに影響する。けれど、CPの凛がkroneに参加したようにそこには完全な断絶が有る訳ではないんだよね
ステージ前に体調を崩す文香。まるで13話の危機を思い起こさせるが今回はそれを乗り越えたCPが居る。裏方の未央含め、今出来ることをやろうとするCPの姿勢はKroneにも伝播していく
終いにはプロジェクトの垣根なく和気藹々とする光景はアイドルが本来持つ輝きを端的に表しているかのよう
そしてTPとしてステージに立った凛
美嘉から受け継いだ掛け声の魔法が未央を通してTPへ。そしてTPは受け継いだ魔法を手に階段を力強く蹴ってステージの階段奥へ…
笑顔を伝播させるアイドルの良さを説く一方で至高のアイドルの良さを凛の成長の形を以って見せる構成は本当に最高ですよ
こうして誰も彼も素晴らしいステージを演出する中で曇りを深める卯月の様子が……
他の面々はピンチという冒険を通して新たな可能性を見つけたのに卯月は前へ進む 事も階段を登りきる事も出来ず。それどころか盛んに口にする「頑張ります!」の言葉が逆に卯月を追い詰めてしまう辛い展開
シンデレラを目指す卯月と彼女を導いてきた魔法使いであるプロデューサーとの間に出来た小さな断絶
お城を出て、階段を降り…。時計の針が12時を指し魔法の時間が終わってしまった中、卯月は何処へ向かうというのだろうか…?
絵画などの美術品で共通項を見つけるのは理解できるけど、パスタの湯で具合で仇敵同士が意気投合する展開は斬新過ぎる(笑)
戦場ではなく中立都市で触れ合ったことで知れた仇敵の別の一面
この出会いによって今後の戦いがイスカとアリスにどのような苦悩と激情を齎す事になるのか期待が高まってしまうね
ああ、前回のはゲーム世界と思いきや異世界設定だったのね
つまりは空虚な部屋で淡白に生きてきた少女が意地の悪い神様によってクマ~な強制羞恥プレイをさせられているという認識でOK?
ここが異世界であると認識するのに覚悟が必要だった割に受け入れるのはあっさりめなユナ。フィナとパートナーを組むことが彼女の淡白な性格にどのような影響を及ぼすのか興味深いかも
外側と内側の両方から変化の波に襲われるCP。その劇的な潮流の中で明るい材料が浮かび上がってくる構図は大変好み
その一方で卯月の心にヒビが入る音が聞こえてくる……
今回も足元や階段を用いた表現が幾つも見られたけど、これまでよりもキャラクターの心情を表していたように思う
CPのオフィスへ向かう階段の前で止まる凛は迷いがあるから階段へと足が進まない。
けれど、それが降りる階段であるなら凛にとってそれは舞踏会から遠ざかる階段とも見える
逆に未央はそんな迷い立ち止まる凛の目の前であっさり階段を登っていく
演劇方面に進んだ未央。最初は見てられない演技だったけど、それでも彼女の足は前に進んでいる
屋上庭園で俯いていた未央は美嘉達と話す中で凛が今までとは異なるものを見ているかもしれないと知り空を仰ぎ見た
アーニャが突き動かされた時と同じく未央の脳裏にも美波の言葉が浮かんでいたのかな?
前に進むことを意識する未央は凛と卯月に自分が垣間見た『外の世界』を見せる
今まで居た場所を『花園』と喩えつつ外に有った物を『宝物』と喩えるその言葉達は、これまでの活動を肯定しつつこれから別々に体験する活動も肯定するものになっている
未央の姿は既にキラキラし始めている
また、CPのリーダーとして協調の立場を取る印象が強い美波が我を通すかのようにソロ活動を始めるのは意外な展開
動き続けることを辞めようとしないその脚は、ユニットとして隣にいるわけではなくなってもアーニャと共にライブへ向けて冒険しているかのよう
こうした冒険する姿を見たから凛も安心して自分の冒険ができる
階段を登りきった彼女が星空を見つつ挑戦を決意する姿は納得の展開。彼女も舞踏会へ向けて前に進み始めたのだと判る
同時に階段を登りきらず、変化しようとする凛の言葉を遮った卯月の姿も目立ってしまうのだけど……
「私の良い所って何でしょう?」と聞いてしまう卯月の姿が痛々しい
これにプロデューサーはいつもの如く「笑顔です」と答えたけど、卯月の心に全く響いて無いよなぁ…
まるで見えない何かを探すように箱を浚う卯月の姿はまるで灰かぶりに戻ってしまったかのよう
転生ボーナスで他人より高い能力を持った少年の活躍が主題となるのだけど、その活躍が称賛を求めたものではなく、ただ人の役に立ちたいという嫌味のない動機によるものである点は好印象
こうなると本作は劇的な展開よりも、穏やかな内容を展開していく方が嬉しいかもしれない
遂に本格的に動き出した常務の企画、Project:Kroneのガチ感がヤバすぎる…
実力重視だからこそプロジェクト横断的に選抜され、そこにCPメンバーが選ばれるのも不思議ではない。が、それによってCPに不穏な空気が立ち込めるのは何とも……
高圧的に見える常務の誘い。でもこの誘いは強制ではないんだよね。そこには自分の意志で決断する余地がある。だからこそ迷ってしまう
ここで凛とアーニャがユニット内で相談しなかったのは印象的。どちらもこれをプロジェクトの危機全体の問題と捉えずにまずは自分事として捉え悩んでいる
凛を誘う加蓮と奈緒
彼女らにとってこれがアイドルとして羽ばたくチャンスであると同時に「もっと三人で歌いたい」という理由から二人は強烈なまでに凛と組むことを望んでいる
対して凛はアイドルを始めた時も続けると決めた時もそして合同フェスの時も明確に言語化出来る理由を内に持っているようには見えなかった。だから今も何が何でもNGで無ければならないという理由を持っていない
でも踏み出すには何か根拠が必要で。だから凛に必要だったのは言語化出来る理由よりも『感じる』という点だったのだろうね。加蓮と奈緒とのハーモニーは何よりも凛が望む場所を教えてくれる
以前はCPが纏まるのに一役買った美波の言葉や共に見た星空がこの状況において、CPからアーニャを飛び立たせる助けとなってしまうのは皮肉に映る
けれど、そこに新しい何かを求める挑戦の意味が有るなら応援しない訳にはいかなくなる
悩みを表情に出さないようにしアーニャを応援する美波の姿は健気だね
挑戦と決断が必要となったこの回は一つのスタート地点
その関係か今回は久しぶりに階段をモチーフとした表現が見られたね
ステージへのチャンスを逃したくない加蓮は階段を登りきった場所にて宣言。奈緒も釣られて段上へ
加入を迷う凛は階段の途中で立ち止まり段上を見てTPの曲を聞く
また未央の飛び出しにも違った意味が見えてくる
6話と似た形で駆け出した未央の姿は逃げに見える。しかし未央は駆け出した勢いで階段を駆け上がり屋上庭園へ辿り着いた
これは舞踏会というステージへ向かう階段ではなく、他の階段を登った事を意味しているのだろうね。だからソロ活動宣言へ繋がっていくと
ごちうさが帰ってきた!チノが可愛ければココアも可愛い!他の皆も悉く可愛い!全てが細部に至るまで可愛いと癒しに満ちている作品は本当に好みそのもので見ていると幸せな気分になってきますよ!
夏服を新調する流れから始まった生地探し。店を幾つも回っても見つからないそれが家の倉庫に有ったのは印象的
以前は何の役に立つか判らなかったそれも時が変わる事で、今のチノ達には理想のピンク色へ
また、ブロカントに並べられた雑貨も今のチノ達には役に立たない物でも、使う人を変えることで新たな笑顔を作り出すことに成功している
同様に倉庫に収められていた手品道具もココアの手に渡ることでチノ達を楽しませるアイテムに様変わりした
それどころか新OPへの繋ぎに使われるのは斬新な展開
手品道具で同じ失敗をし、OP映像では親密に顔を寄せ合う様子も描かれた。今期もチノとココアの姉妹愛は存分に描かれそうだ
第1話から道具や想いの継承が描かれその中にチノ母の面影が垣間見えている。『BLOOM』の物語の方向性が見えた気がしたね
まるで第1話を別角度からトレースするかのような展開
フランがイレイナに最も教授した事が心の有り様であったように、イレイナがサヤに魔法よりも教えたのは心の強さについて
一人前に成るためには間違った方法で人を繋ぎ止めるよりも、独りでなければ駄目だと説く
かと言って突き放して終わりではなく、大切な帽子を分け与えたイレイナ
サヤに最も必要なものは知識ではなく現実的な温もりであり、離れていても師匠となった自分の存在がサヤの近くにあるのだと教えたかったのだろうね
無事に魔女見習いになったサヤを迎えるのでも待つのでも無く、気長に待つ積もりのイレイナにまた一つ旅の楽しみができたようで
第1話の時とは意味合いが異なるけれど、サヤにキノコを食べるよう促すイレイナの姿には笑ってしまったな
一種の意趣返しと見るべきか、師匠から弟子への継承が行われたと見るべきか。これでサヤがいつの日か弟子志望者に同じことをしていたら最早伝統芸ですよ(笑)
楓の存在は良い意味で賑やかし役になっているね
感謝を伝えたい一心から学園に来たのに夢結はあの頃とは別人のよう。そこから夢結の胸の内を知りたいという気持ち、そして契を望むようになり
梨璃が夢結へ向ける気持ちの変化を丁寧に描いているだけに裏では「後悔するといいわ」と呟く夢結に何とも言えぬ空恐ろしさを感じてしまう
真奥の所帯染みたムーブに踊らされる恵美が可哀想に見えるけど笑えてしまう
二人の様子は因縁など感じさせない痴話喧嘩そのもの。全ては魔力が脆弱な地球に来た事で刃を交わす事態など作りようがないお陰だね
だというのに真奥達を狙撃した謎の存在に千穂だけを襲う地震。おちゃらけたノリを阻害する空気が読めない奴は一体何処の誰なのやら
にわかロックファンとして描かれてきた李衣菜の成長が見える話であるのだけど、単純に本物のロックを知って成長したという方面に進めずに、ロックバンドをやっている夏樹と絡めることで李衣菜が李衣菜として目指すロックの方向性を問い直す構造は印象的
夏樹と接する中でロックの楽しさに目覚めていく李衣菜。にわかロックをしてきた李衣菜に本物のロックを教える流れは一見正しい成長に繋がるように見える
でも、それは同時にこれまで培ってきたにわかロックを過去にしてしまう。だから本物のロックを知ってから李衣菜はみくと合わなくなる。
というより、みくと培ってきたアスタリスクからズレてしまう
アスタリスクはにわかなりに李衣菜のロックを込めたユニットだから、夏樹の影響を受けたロックはアスタリスクに馴染まない
相手を気遣った会話などしていてもただ上滑りするだけ。最終的にステージ上での衝突に繋がってしまう
みくは李衣菜の変化を肯定しつつ、李衣菜がアスタリスクで良かったと思えるように努力する気で居る。李衣菜の変化を肯定しつつもアスタリスクで培ったロックを昇華させようとしている
独りで頑張ろうとするみくを前にしたからこそ、李衣菜は自分が目指すロックの姿を取り戻せたのだろうね
夏樹も自分のロックに迷いが無い訳ではないのは印象的
常務のロックバンド案。受け入れられもしないが拒むのも難しい
そこで夏樹を正してくれたのが李衣菜になるわけだね。与えられたロックではなく、自分がロックだと思うロックを本物とした李衣菜の姿は夏樹にも目指すロックの姿を明確にしてくれる
混ざりかけた李衣菜と夏樹のロック。本物とするロックが異なるならそれは終わらせなければならない。だから解散ライブが必要になるわけだね
でも、解散がそのまま別れになる訳ではなく…
アスタリスクに夏樹と菜々を加えてカワイイとロックを超融合したユニットを作り出してしまうとは衝撃的なラスト
豊かな喜怒哀楽を見せるゲーム内NPC
対してひたすら淡白に行動し、財力を持って空虚な家の中で自分を満たすユナの姿は対照的
本人は淡白なのに、愉快な熊の格好をして情緒溢れるゲームの世界に繰り出すユナのこれからの変化が気になってしまう第一話だったね
杏に頼れなくなったことで頑張らなければと奮闘する智絵里とかな子は話術の本を読んだり、四つ葉のクローバーを探したり、ダイエットしたり
その行為は周囲が見えていないから見るべき物を見逃してしまう
江戸切子の店で失敗してしまったのも店主や切子を全く見ていなかったからだね
その状況を改善する為には見るべき物を見なければならない
そこでKBYDの三人は判りやすくアイドルとは何かを見せてくれる。何に目を向けるべきかを見せてくれる
そうして物が見えるようになって、更には見えない四つ葉を飲み込んだ智絵里のシーンは印象的
ここからの二人は見るべき切子や店主を見るどころか、器にお菓子やお花を盛った見えない光景すら見て店主の心を掴む
輝く切子に囲まれて、そして彼女ら自身も輝く切子を作り出して。そうして店主を笑顔にし、自分達も笑顔になった智絵里とかな子は立派な成長を遂げたね
対して、杏はどう見られているかを敏感に察するタイプかな
それが智絵里達に効くフォローになることもあれば、あんきらとして組まされた意味を察することも有り…
どう見られているかを利用され、それにきらりが巻き込まれる遣り方はきっと杏にとって納得しがたいもの
きらりだって組まされた意味を理解していない訳ではないんだけど、自分がそして皆がハピハピになるからとその状況でも笑顔で居られる理由を持っているのは一つの強さだね
かといって強いから平気だというだけでなく杏に支え合いを求めるかのように甘える様子が有るのは良いね
どう見られているかを利用されている杏ときらりが最後に見せた「大成功☺」の文字
これはプロデューサーから自分達がどう見えて欲しいかを考えた上での報告方法
そして智絵里達が周囲を笑顔にするアイドルと見られている事を見て安堵する表情
どれも素晴らしいね
こうして智絵里達に訪れた試練の意味を考えてみると、あのように相手からどう見えるか、そして自分をどう見せたいかを完璧に把握しているかのように堂々と立ち「アイドルは前を向いてるもんです!カワイイ僕のように!」と言い切る幸子が最高に格好いいね
魔王と勇者の戦いという緊迫感の有る導入から、笹塚で生活基盤を得ようとする魔王がどうしても間が抜けているようにしか見えなくて、そのギャップに笑ってしまう。本人たちとしては真面目なんですけどね
臥薪嘗胆を唱えてコツコツバイトして魔王として復活するときを探ろうという意思は称賛に値するものだけど、端から見れば厄介事は全部芦屋に押し付けて真奥はバイトライフを満喫しているようにしか見えない(笑)
そんな最中に出会ってしまった魔王と勇者。命懸けで退治したはずの魔王が異世界でバイトしてたなんて笑えない状況だよなぁ(笑)
部署の後輩のため…、舞踏会のため…、赤ちゃんのため…。
自分の力ではどうする事も出来ない事態の為に自身のやりたい事、本来の姿を抑制せざるを得ない状況のアイドル達
その中での反抗や成長が美しいね
赤ちゃんが産まれお姉ちゃんになった事でテレビ出演の報告が出来ないみりあ
結局伝えるシーンは描かれなかったけど、3回目の家のシーンでは伝える暇がない事を苦に想っている様子はなく、むしろお姉ちゃんとして振る舞うことを喜んでいるかのよう
みりあはこの話の中で一つの成長を遂げたのかな
同級生に見栄を張った為に園児服のとときら学園に不満げな莉嘉
彼女にとっては姉への憧れが絡んだセクシー派カリスマギャルと園児は対極。けれど、その不満をプロデューサーに話すことは出来ないし、姉は受け止めてくれない
だから莉嘉はこの事態に逃げるのではなく立ち向かわなければならない
きらりの「自分らしく工夫するとハピハピになれる」という言葉は園児服という枠に押し込まれそうになっていた莉嘉に天啓を与えたようで。
とときら学園では幼稚園児役を求められるけど、それによって自分を出せなくなる、セクシー派カリスマギャルが出来なくなるわけではないと気付けたのは大きな成長
莉嘉の対処法が美嘉に影響を与える流れは良いね
望まぬ路線変更ながら変革を進める会社が示す方向性だからと受け入れざるを得なかった美嘉
最後に美嘉が譲らなかったのは芯の部分。もしくはスタンスとも呼べるもの
言葉に表せないけれど、城ヶ崎美嘉と言えばこれ!と言えるような力強さを持つ写真は秀逸
また、この回は足元の描写にも注目したくなるシーンが幾つか有ったね
見えない努力を象徴するかのような美嘉とプロデューサーの靴
遥か高みを目指すかのような美城常務のヒール
一方で「何を着たって自分は自分」と語る杏は素足
足元からそれぞれの違いが見えてくる演出は素晴らしいね
また、みりあの足元も良かったな
姉の立場に変わる中で揺れる心を象徴するようにぷらりぷらりと揺れて、涙を流す美嘉を見て足はしっかり地面へ付き、みりあは美嘉を抱きしめる
お姉ちゃんとして何をするべきかを確かにした彼女は年齢以上の成長を見せたようだね
試験を一発合格できてしまった優等生イレイナ。彼女の行動は才能だけでなく本人の言う通り、多くの努力が伴っておりフランの雑用にも耐える我慢強さも持っている
けれど、大人から見ればその傾向に危うさを感じることも有るようで
フランの下で掛け替えのない経験をしたイレイナのこれからの旅が楽しみになる第一話になっていたね
自称17歳の安部菜々さん担当回
美城常務のコンセプトでは真っ先に外されそうなイロモノアイドルな彼女。
同じくイロモノ路線であるみくの目を通す事でアイドルという存在が王道路線だけを求められているわけではないという点が見えてくるね
前回のエピソードにて、高垣楓がNGの指針になったように今回は菜々がみくの指針になっている
面白いのは菜々も今回のエピソードにて自分の道に迷えるアイドルとして登場し、岐路に立った際に後輩であるみくに進むべき道へ導かれた点か
アイドルは皆を笑顔にし会場を盛り上げてこその存在。
そういった意味では会社の方針に負けてウサ耳を外し、当たり障りない進行をしていた菜々は彼女が望むアイドルでは無くなりかけていた
だからこそ、みくがコールし続けたシーンは良いね。菜々ではなくウサミンと呼ばれたから安部菜々は輝ける
あの瞬間、ウサミンで居ることを辞めなかった菜々が居る為にみくは猫キャラでやっていける
同時に菜々はあの時、みくが名前を呼んでくれたからウサミンを辞めないでいられた
二人は同じ道を行く者として支え合っているし、その関係が独り善がりでないのは湧き上がった観客を見れば判ること
美城常務が目指す方向性でのアイドル像ではなく、自分達が大事にしているアイドル像によって皆が笑顔になれる方法を見つけ、アイドルにキャラは必要という確信を得た二人の笑顔は素晴らしいね
美城常務による346プロアイドル部門再編計画
秀でたアイドルを中心にブランドイメージの確立を目指す常務とそれぞれの個性や笑顔を重視して少女達を少しずつ成長させようとするプロデューサーの対立に拠って『シンデレラガールズ』という作品のテーマ性が浮き彫りになる構図は良いね
突然の方針変更に拠って右往左往するアイドル達の様子が痛ましい
彼女らは絶対的な人気を未だ持っていないからアイドル活動するためにはプロダクションの協力が必要になる
それが無い状態はまさしく魔法使いが助けに来ない灰かぶりのようなもの
でも、彼女らは物語の中の灰かぶりではなく、ステージに立つアイドルな訳で
なら小さな仕事やレッスンであっても出来ることが有る。卯月の言葉はいつもの「頑張ります!」だったけど、それは導き手を失った今の未央達にとって何よりの言葉になったようで
また、今回登場した楓は未央達の良い指針になったんじゃなかろうか
楓は常務に評価される程の実力を持つが彼女が優先したのは想いが詰まった小さな仕事。それは出来る事を一つずつ大切にやってきた最初の一歩
サインを丁寧に書き、列整理にも協力し。そうやってファンと一緒に歩んできたから成長した今がある
これは今出来る事をやろうとしている未央達の先に有る在り方だね
今出来る事をと薄暗くて埃っぽい部屋を綺麗にしたCP
それは事態を打開する一手では無いけれど、現状は変えられた。
こうした一歩一歩がプロデューサーや未央達CPが目指すアイドル像に繋がっていくのかも知れないね
一方で、何をするべきかと問われていつもの「頑張ります」しか出ず、現状を打開する企画も思い浮かばない。養成所に居ながらもNGの中ではダンスが上手いわけでは無かったりと、第1クールの頃から今出来ることの積み重ねがどこか芳しくない卯月
早くも彼女の危うさが顔を出してしまったような…
4話の時と似たような構成であり、今回は探偵ごっこを通してのキャラ紹介
あの時と違うのは一人一人を丁寧に紹介するのではなくCP以外のアイドルにはこんな人も居るんだよと視聴者に示せるよう重点が置かれていたように思う
アイドルではなくプロデューサーがストーキングされ、アイドルがプロデューサーの周りを監視するという斬新な展開
いわば困惑する状態な筈なのに担当アイドル達が楽しんでいる点をおおらかに優先するプロデューサーの姿勢には幾らか成長が見えるのかもしれない
一方で凛は自分を目標と語る加蓮や奈緒と、李衣菜はロックアイドルとして憧れてしまう夏樹に出会い。第1クールではCPの中で完結していた物語が外への広がりを持った瞬間であるように感じられた
アイドル達が更に成長するきっかけになると同時にこれまで通りが許される時間が過ぎた事の暗喩のようであり……
思わず「この子ってキャラの濃さでアイドルアピールをしているのでは?」なんて思ってしまうアイドルも登場した今回。それだけに美城常務が発した解体宣言には不思議な納得感が有る
常務の登場に拠って問われる「アイドルとは何か?」という根源的な問い。それへの答えを皆がどう出すのか見守っていきたいね
1クール目の締めとなるライブ回
幾つかの曲については止め絵+サビの一部分のみというのは寂しい構成では在るけれど、ラストの『GOIN’!!!』によって大満足と言えるだけの熱量を持った回となっているね
美波はリーダーなのに熱を出してしまい何も出来ていないように見える
でも、合宿で美波が皆に伝えた不安は誰かと分け合えたという言葉が今のCPを支えているし、蘭子に踏み出す勇気を与えたのも合宿での経験が元になっている
不安がる言葉など発さず交代時に掌を交わしてやるべき事を繋げていく描写は秀逸
先輩アイドル達の力量が改めて示されたのは印象的
楓の掛け声はしょうもないギャグだけど、それによってメンバーの緊張は良い感じにほぐれている。それでいて本当の掛け声では気合をしっかり固めさせる力強さを持つ
また、泣いている美波に寄り添いフォローする美嘉の姿勢は貫禄に満ち溢れているね!
こういった先輩の姿勢をCPも参考にしたのかな?
固くなっていた蘭子とアーニャを擽ったり気合を送ったり。どこか気の抜けた遣り取りは二人を無事にステージへ送り出す
また、杏の言葉はいつも通りの自堕落さを感じさせるけど、一方でこの状況で最も相応しい言葉となっていたね
そしてNGやプロデューサーにとってリベンジとなるステージ
ステージからの光景を確認し、NGが受けるだろうショックに配慮したプロデューサー。対してNGは自分達よりもお客さんの笑顔を優先する姿勢
あの時、登れなかった階段を登ってステージへ現れた彼女らはシンデレラとしての一歩を踏み出した
最後は美波も含めて『GOIN’!!!』を大熱唱!いやぁ、動きが凄い凄い!このシーンは何度でも見たくなるね
「アイドル、辞めなくて良かった!」という未央の涙、「楽しかった、と思う」と新たな景色を見た凛
様々な想いを内包したこのエピソードは本当に素晴らしいものでしたよ!
前回ラストの不穏さを無駄に引っ張らずコメディ展開にする姿勢は称賛するべきか、失望するべきか迷う……
確かなことは宇崎の頭の中を占めているのは桜井と遊ぶ事ばかりなんだろうなぁ
ようやっと明かされる桜井と宇崎の出会い。ファーストインパクトが最悪な印象だった宇崎がここから桜井の人柄を少しずつ知っていき、夏祭りや大学での再会、そして桜井がぼっちであると知って……
こうした時の流れの中で彼への印象が様々に変わっていったのだと思うと少し感慨深いものがあるような…
第1話を見る限り、宇崎は大学で桜井と再会してすぐにウザ絡みにシフトしたわけではなく、あくまでも桜井のぼっち生活を見てからウザ絡みへ。その時に「~ッス!」って話し方になった感じか
この辺りの変遷は興味深いのでもう少し宇崎の内面に踏み込んで欲しかった気がしなくもない
今回、宇崎は自分だけ失態を見られるのは嫌と桜井の泥酔姿を見るに至ったのだけど、これって桜井と対等で居たいとの想いの現れなんだろうなぁ
だから桜井が「好き」と零してしまった際には、衝動的に関係性を崩さないよう自分も泥酔する道を選んでしまうのだろうね
…まあ、普通に気恥ずかしさが臨界点突破しただけかもしれんけど
シリアス展開にもならず、「好き」の言葉も意味を成さず
全く変化の兆しのない二人の関係。それでも「ずっと一緒なんだから」と当たり前に思うようになった
その小さな意識の変化は思わずニヤけてしまうようなものでしたよ
甘酸っぱい!
まさかあれ程までに視聴者の心を掻き乱してきた俺ガイルの最終回がここまでイチャイチャ成分に富んでいるとは思わなかったよ!
雪乃のいじらしい表情を目当てに何度でも見たくなるね!
これまで比企谷達は在るべき形にこだわり、それでいて関係を確定させる核心を恐れてきた。だから雪乃が共依存から脱することで奉仕部は不要になると思い、比企谷が雪乃か結衣と結ばれれば今まで通りでは居られないと考えるに至った
特に結衣はその傾向が強かったね
だというのにいろはと小町の動きは素晴らしいね
いろはの「諦めなくて良いのは女の子の特権です」との言葉は比企谷が雪乃と付き合うからといって恋が終わる訳ではないと結衣に教えた
小町は雪乃達を矯正させる場所だった奉仕部を単純に人が集まれる場所と再定義した
終わると思われていたものは終わらなかった
印象的だった雪乃の告白
前回の遠回しで直接的でない彼らの告白はとても『らしい』ものであり、二人はあの遣り取りで充分に伝え合っている
だというのに雪乃は改めてとても直接的な告白をした。これは失う事を恐れ核心を避けて想いを表すことに慎重になっていた頃よりも一歩進んだのだと判るシーンだったね
そして、結衣は再び比企谷と雪乃の前に戻って来た
終わる為に、終わらせる為に心を砕いてきた三人の日常は『何故だかよく判らないけど』終わらなかったし、ずっと続くと明言された
これは果たして青春ラブコメと呼ぶべきなのか、それとも間違ったラブコメなのか
何はともあれ終わらない日々に到達した彼らの青春ラブコメがとても尊いものに思える最終回でしたよ
アイマスアニメ伝統の合宿所で繰り広げられる挑戦
CPメンバーって癖ある個性を持つアイドルが多くて、そんなアイドルをユニットとして組ませれば相乗効果で予想外の結果を導くことは有った。
けれど、個性や経緯が異なるからこそ、いきなり一つに纏めるのは難しい
NGはデビューステージのリベンジ、アスタリスクはユニットを大事にしたい、きらりは不安に思う子にショックを受け…
皆考えていることはバラバラで纏め役を任された美波だって全てに納得して進められているわけではない
だから彼女らの全体曲振り付けは揃わない
問題なく出来る事、納得できる事だけで物事を纏めてしまえば不安感なく達成できる。けど、一方でそれを挑戦と呼ぶことは出来ない
ただ参加するだけでなく挑戦を続けたいと願うなら、不安に思ってしまう事が有ったとしても全体曲をやろうとするのは新しい階段を登り続ける意味にも繋がるのだろうね
だから全体曲が揃う状況は挑戦の結果としての光景であって、新しい階段を登るにはまず全員で何かに挑戦するという行為が必要だったのだろうね
リレーに三人四脚に…。どれも全体曲には関係のない行為だけど、それによってCPは初めて全員で何かに取り組むことが出来た
おまけにそれは成功体験でも有る
特にソロユニットだった蘭子には良い経験に。
美波達と組んだことで、誰かとステージに立ったこと無いという不安感はかなり減ったんじゃなかろうか。
大縄跳びにて蘭子の独り言は一人で終わらずに全体への助言となったのは印象的な場面
ラストには振り付けが完璧に揃ったCP。アイドルになって、一歩踏み出してみて良かったと語る美波を中心としてこのシンデレラ達がどのような新しい景色を見ることになるのか、1クール目の締めとなる次の13話の視聴が改めて楽しみになる回だった
フルバという作品の根底に有った謎が2つも明かされるとあって衝撃は中々のもの
ここで慊人と紅野の正体が判ることでどこか違和感を覚えていた部分に対して明瞭な答えが提示されたとも感じられる
11話で藉真は十二支と慊人の間にある呪いを血の絆と表現した
血の絆なんて普通は目に見えないもの。けれど、それによって十二支は慊人にどれだけの暴虐を受けようと離れることは出来なかった
でも、この回でその絶対的な血の絆があっさりと解かれていたことが判明した
きっとあの瞬間から慊人にとって血の絆は絶対でなくなった。だから他に十二支を縛り付けるものを必要とした
それは涙であったり、暴力であったり、暴言であったりしたのだろうね
十二支達を散々に傷付けてきたそれらが一方で、発する慊人も傷付き過ぎた心にギリギリで耐えている状態だったのだと判ってしまう
呪いが解ける可能性は示された。でも、同時にそこに別の呪縛が存在すると判明したことで、ただ単純に呪いを解けば十二支は幸福に成れるわけではないと判ってしまった
この事実を前に透はどうするのか、そして他の十二支達はどう思うのか?
ハラハラドキドキが止まらない状態のまま第3期まで待機ですか……!
水と油な李衣菜とみくがユニットになりステージに並び立つまでが描かれるこの回
面白い点は李衣菜とみくは相容れない部分が多いのだけど、決して犬猿の仲では無いという点なんだよね
カワイイとロックで反発する二人。通常、反発というのは近くにあるから酷くなる。だと言うのに一緒に住んでコミュニケーション不足を解消すれば良いのでは?というのは暴論めいた解決策だね
反発するならとことんまで、というわけである
予想通り、同居を始めてすぐに二人の反発は激しくなる
部屋の使い方、目玉焼きに掛ける調味料、苦手な食べ物
でも、同時に見えてくる当人達は好きで反発している訳ではない点
オーディションの場面でみくは李衣菜を気遣うし、李衣菜はみくの為にカレイの煮付けを作った
二人の関係は反発が全てではない
だから互いを深堀りしていけば反発しない部分は見つけられるかも知れないわけで
歌イベントを機会として「組ませてくれた意味、今納得しておきたい」というみくの言葉はとても真摯
二日後までに作詞して歌を完璧になんて普通は無理だけど、何度も反発を繰り返した二人の間には類稀なパワーが有る
困難な作詞作業、この中で反発しつつも少しずつ距離が近づいていく二人の様子が非常に微笑ましい
「ほんと、気が合わないね」「そこがこのユニットの持ち味にゃ」という遣り取りからはユニットとして組んだ意味を二人は納得できたのだと感じられた
印象的なライブシーン。前回の凸レーションはどうやって観客を巻き込むのかという点が課題になっていたのにアスタリスクはそれを力技で突破してしまうのだから堪らない
入りのハウリングもノリの悪いお客も関係なく自分達のペースに巻き込んでしまう
これはアスタリスクの二人しか持ち得ない特徴だね
そういや、李衣菜がファッションロックである点は序盤から垣間見えていたけど、使いもしないギターを背負い、コレクション扱いで大量のヘッドホンをこれから住まわせて貰う寮の部屋に平然と持ち込む胆力はちょっと褒めたくなる
アイディア出しを凸レーションに丸投げではなく、信頼して自由にさせたのは褒めたくなるのに、補導→迷子コンボをカマしてくるプロデューサーは本当にダメダメだな!
ちひろさんの笑っていない笑顔がとても怖いですよ……
トークショーにてどうやってお客さんをもっと巻き込むのか?という点が課題となるこの回
凸レーションがその巻き込みの中心的役割を求められるのだけど、同時に擦れ違い迷子ネタでも凸レーションが騒動の中心となる事で、より凸レーションは巻き込みの中心地に居るのだと感じられる構造になっているね
もう少し小規模に見ると凸レーションの内部においても巻き込み構造は存在しているんだよね
きらりは莉嘉とみりあを導き巻き込むような発言を度々している。それは三人組の中で最年長である責任感から来るものだね
ただ、きらりは年長者というだけで何も不安に思っていないというわけではなくて……
みりあが寂しげに、莉嘉は足を痛め…。その状況に心悩ませるきらりの後悔を察した二人がきらりをフォローしたのは良かったな
そのフォローがアイディアとなり、巻き込む側だったきらりが莉嘉とみりあに巻き込まれ、街の喧騒に巻き込まれていた凸レーションが街の喧騒を巻き込む側となる構造の逆転化
最後は皆揃って笑顔の輪というのも良いね
三人の「どんな時でも」「バッチシ笑顔で」「ハッピーハッピー元気!」という言葉がお客さんやCPメンバーだけでなく、あのプロデューサーさえも巻き込んで笑顔にさせている様子は見ているこちらまで笑顔になってしまうね
部屋に押しかけられても一緒に食事、桜井が料理苦手なら共にうどんを捏ね、ボルダリングでは対象的な姿でも楽しさを分かち、押しかけられたカラオケも結局和気藹々となり…
桜井と宇崎ほど何だかよく判らないけど、一緒に居て楽しさを共有できるコンビは中々居ないのだろうね
だというのに宇崎のラストの発言の真意は……?
次回はまさかのオリジナルシリアスな最終回?それとも取り越し苦労の勘違い系?