作画は所々不安定で不安になることもあったが、そんな些細なことは補ってあまりあるくらい椎名真昼というキャラクターが”強”すぎた。
王家勲章を手に入れめでたいはずなのに、ブリジットの底意地の悪い気持ち悪さがいつまでも尾を引きイライラするが、しかしまだシュガーアップル・フェアリーテイルを見ることが出来るのでまぁ良しとするか。
内容が少しえっちなのもあるのか、主人公の声がエロアニメの主人公みたいな素っ頓狂で笑っちゃった。ていうかずっと思っていましたが真昼とキスしてぇ。
アニメで見ると原作以上に2人の距離感の近さの異常に萌え萌えしちゃう。付き合っていないのにほっぺに手を添えるし手も繋ぐし腕も組むし……。
最後のキス顔は流石にえっちすぎませんか?
完全に恋する乙女になった真昼が本当にイジらしくて可愛くてたまりませんでした。明らかにボディタッチが増え、態度や言動等真昼のあらゆるところから好き好きオーラが滲み出ていて、30分の尺がとても濃密で心地よい気分になりました。最初は違和感をもっていた真昼の声も回を重ねるごとにぴったりハマっていき、また今回のような”素”の真昼に関しては本当に100合っていて、それも相まってとても最高な回でした。神回です。
出番は最小だったけどお姉ちゃんしてるみはりが可愛かったし、胸を責められる見る専のみよちゃんも可愛かったし、何よりまひろの家だけど普段と変わらない中学生組が可愛かったです。
アンのシャルへの好意が明確に明かされた大事な回なのに、ジョナスのクズっぷりがそれを邪魔して煩わしい。
それはそれとしてアンが本当にカッコよい。
オタクにフォーカスをあてて作品が作られていることが分かる非常に拘りが詰め込まれた秀作でした。アニメ劇場版としてのお祭り的な楽しさも残しつつも2つの世界の続編として描かれていたのも良かったです。特に今回演出が非常に光っており、最後の最後まで目が離せない内容となっておりました。
映画化にともなって新キャラをあえて登場させず、既存のキャラクターのみで創り出された点からも製作者の愛を感じることができて、非常に満足度の高いものとなっておりました。
最後までよく分からなかったほわほわしたまま終わった気がします。各人物に対する心情や背景の掘り下げが少なかったように思いました。あと、せっかく夢芽ちゃんと結ばれるのならもう少し直接的な表現も欲しいです。好きって言葉くらい欲しかったかな。もやもやするので。
僕はダイナゼノンよりグリッドマンの方が好きです。