サービス開始日: 2020-08-12 (1591日目)
テンポよくハイテンション! これには女児もニッコリなのではないでしょうか。作画は上野ケンでプリオタもニッコリです。
ソツなくキャラ紹介や設定説明こなしてさすがですが、悪い言い方をすればややテンプレかなーという印象。
まなつの声はピッタリですね。
メンバーが揃ってようやくおもしろくなってきた。今回は牧野さんも麻奈もあまり目立たない構成だったのがメンバーにクローズアップされて逆に良かった(牧野さんはいつも目立ってないけど…)。推しは芽衣ちゃんです
新型コロナの流行している時期に病気モノという、持ってるんだか持ってないんだかわからないながらも、全体の内容はもとより、各話の出来が良くて安心してみていられる作品です。特に前半は各キャラクターの掘り下げがしっかりしていたため中盤以降もダレることなく感情移入してみることができました。
主人公のどかの壮絶な戦いの人生の物語であり、のどかとそのパートナーであるラビリンふたりの成長物語でもあり、プリキュアシリーズにはめずらしくどことなくドキュメンタリーな風味があります。
以下ネタバレ。
戦闘シーンの作画が良かった。
ネオキングビョーゲンとの対話でののどかのセリフがよかった(この作品はのどかが長年病気と戦ってきたという背景があるからか、セリフが多めでもあまり説明臭さを感じない)。
生きることは戦うこと。そうだね。私もそう思う。
私は病気と戦ったから今元気でいられる。
私達いつも何かと戦ってる。戦いながら生きてる。
だから私は戦い続ける。今までと同じ、ううん、今まで以上に戦い続ける。
勝つためじゃない、負けないために。私が健やかに生きるために。大好きな人達が健やかに生きられるように。
他のすべてを見下して、虐げて、奪ってくる、あなたみたいな人のせいで悲しむ人が増えないように。
仲間とともに困難に立ち向かう共闘の姿勢が肯定的に描かれる。こういうところでまた揚げ足取る人たちいるんだろうな…。戦いを肯定するなんてプリキュアじゃない! とかなんとか。
ところで、私達は生きたい!(ピカー)の箇所で世界中全員プリキュアのトラウマがちょっと蘇りました。
3DCGのキャラクターは変顔などの一部を除いてほぼ違和感なくちゃんとかわいい。特に横顔がきれい。
作中で描かれているDJ機器が実在しているものなので雰囲気が盛り上がる。
使われている曲の作家陣がElements Gardenなど豪華。
スマホゲーとテレビ番組がしっかり連携していて、テレビで使われた曲をスマホゲーでプレイできたり、スマホゲーの登場人物がテレビに出てきたりするのでより立体的にコンテンツを楽しめる。って最近のアニメはそういうのが多いのかな。
若くてかわいくて運も実力も持ってる女の子しか登場しないので気を抜くと心が折れそうになる。
DJ よりもユニットにスポットがあたってる。もう少しDJプレイを見たかった。
※ネタバレあり
メンバー今ので全員かと思ってたらまだ増えるのね。これは楽しみ。しかし覚えきれるだろうか。すでに半分くらいしか認識できてないけど。
麻奈を認識できるキャラが増えることで話に厚みが出てきそう。
ED曲よかった。
プリキュア史に残る名作回だと思う。
冒頭、ダルイゼンに「お前の中に俺をかくまってくれ」と請われるが逃走するグレース。
逃走の理由をラビリンに問われ、以前のようなつらい経験はもうしたくないと答えるのどか。それに対してパートナーであり、いちばんのどかを見てきたラビリンは「助けなくていいラビ。自分を犠牲にする義理も責任もないラビ。自分の気持ちも体も大事にしていいラビ。のどかが苦しまなければいけない理由はひとつもないラビ」とのどかを励ます。ダルイゼンをどうしたいかとラビリンに問われたのどかは「助けなきゃいけないとは思うけど…」と答えるが、どうしなきゃいけないかよりも自分がどうしたいかが大事とラビリンにたしなめられる。
メガパーツを取り込んで自らの延命をはかるダルイゼンだが、メガパーツの副作用のせいで自我が失われそうになる。助けてと再度グレースに懇願するダルイゼン。それに答えるグレースの長台詞がしびれる。
助けたら私はどうなるの?
いつまで?
あなたが元気になったらどうするの?
あなたは私達を、地球を二度と苦しめないの?
私はやっぱりあなたを助ける気にはなれない
あなたのせいで私がどれだけ苦しかったかあなたは全然わかってない
わかってたら地球を、たくさんの命を、蝕んで笑ったりしない
都合のいいときだけ私を利用しないで
私はあなたの道具じゃない
私の体も心も全部私のものなんだから
従来のプリキュアであれば優しき自己犠牲の精神で何がしかの救済をしてしまう話の流れになったであろう(プリキュアは幼児向け番組なので道徳的なのだ)が、ここまではっきり拒絶したのに驚いた。病気のメタファーであるビョーゲンズは絶対悪として描かれるのでここまで強く拒絶する描写が出来たんだろうなと思う。これが敵も人間であったなら相手の正義などがからんで来て話はそう単純にならない。
自分の力や論理や倫理ではどうしようもないものが世の中にはあるという、ある意味世間では目を背けてしまいがちな(時には「愛」を隠れ蓑にしてまで隠蔽しようとする)テーマをきちんと女児に伝える制作側の姿勢はすごい。
「自分のことしか考えていない」と非難されてしまう危険性があっても苦しくても自分の気持にきちんと向き合い、自分の気持ちに正直になるべき場面は誰の人生にもたくさんある。プリキュアとはいえひとりの弱い(そして強い)女の子なのどかがそれを達成したとき、その克己に僕たちは感動する。
ところで、「私の心と体は私のもの」って言い方はいかにも女性脚本家らしいし、病気を扱うヒープリの主題にもとても合っていると思う。男性なら「私は私」のようなマッチョなトートロジーを使いそう。
エヴァシリーズは序破Qしか観たことないのでTVシリーズは初視聴です。今から完走すれば𝄇を劇場で観られるかも。
カット割りが細かいのも手伝ってか全体的にスタイリッシュでテンポがいいですね。随分状況説明をこなしたのにしっかり搭乗シーンまで1話で描かれました。
シン・ゴジラによく似たレイアウトがちょくちょくあったりしてニヤニヤさせられる。地下の空からビルが逆さに生えてるようなのとか、登場するメカやギミック、画面のインターフェイスがかっこよくてワクワクします。
ミサトさんの声がけっこう若いですね。もう少し落ち着いた声のほうがよかったのでは。ちょっとギャグがキツいのは90年代あるあるですね。つか自分の写真の胸にペンで「ココに注目」と書いて男子中学生に渡すとかどういう了見なんでしょうか。
シンジくんを指して「予備」が「届いた」とか、NERVの人たちは言い方にもっと気をつけたほうが良いと思います。
最初はエヴァに乗ることを拒んでいたシンジくんが、例の「逃げちゃダメだ」を経て乗るに至るまでの心変わりが急激に感じました。このあたり何か伏線があるのでしょうか。
自分で動かせるのかわからないロボットにいきなり乗せられて使徒の前に立たされるとかシンジくんかわいそう。
Amazonのレビューにもあったけど、イヤな人もイヤな出来事もないので安心してみられる貴重な番組です。
黒沢ともよさんの声(演技)が聞けたので満足です!
ともすればただのツンケンした女に見えていた琴乃だったが、渚の加入により不器用な女の子だったのだと明らかになってきた。これで感情移入しやすくなってより楽しめるかな。