アドベンチャーではなくシミュレーションだったけど、「トゥルーラブストーリー」はまさに今回倫也が語ったようなゲームだったなあ。
ものすごい勢いでギャルゲーの定番イベントを発生させていく、加藤のナチュラルギャルゲーヒロインっぷりがスゲエ。
他人を陥れることしか考えない人間のウソだらけの言動を、それでも物語の理解のために注意を払って見続けなければならないのが、非常にストレス。
ここまで主人公に全く共感できなかったため、彼が泣いたところで「早く隠していることをしゃべれ」としか思えず。
造物主サイドに、物語世界に入っていくとっかかりにすることができるキャラがいないことが、だんだんツラくなってきた。ふと思ったのだが、巨大ロボットの実物が現れたのなら、テンション上がりまくって「乗ってみたい!」と言い出すキャラが一人ぐらいいてもいいよね。その手の作品を創っているキャラがたくさんいるんだし。
なんてあざとい……でも喜んじゃう……。人間サイズのバーゼがかわいいんじゃあ!
スタッフめ、客が喜ぶものをよくわかってやがる。
浴衣の着付けができるとは、紗霧スペック高え。浴衣の描き方もかなり正確で、いいかげんなディテールにイラッとすることなく、心安らかに見ていられる。今回は特に細かい動作が丁寧で、いつも以上に作画レベルが高いと感じた。
それにしても、エルフ先生はイイ女だなあ。
立川シネマシティの東亜重音極上爆音上映で鑑賞。
最初から最後までパイプがみっちり詰まった、パイプスキー大満足の一作。二体登場するロボ娘が、両方とも実に魅力的で、ロボ娘スキーにもアピールするだろう。
ロボ娘の一体であるシボの声を演じているのは花澤香菜さんなのだが、クール系の声で、これが実に色っぽくてたまらぬ。もう一体の声は早見沙織さんで、こちらもとてもよかった。
本作は3DCGメインでの制作だが、このディテールぎっしりのコスチュームをこれほど動かすのは、手描きでは無理だったろうと思う。セーフガードの生理的嫌悪感を催させる動きもグー。
それはメイドさんじゃなくてメイド喫茶のウェイトレスだ、と声を大にして言いたい。しかし、その声はきっと少しの人にしか届かない。