前回に引き続き、作画の省力化のためと思しき無理めの長回しのカットや背景のみのカットが多く、見ていてハラハラする。ストーリーは普通に楽しめているだけに、もったいないと感じる。
だんだんと危険予測能力が磨かれていく篠崎君と、それを上回る勢いでぶっこまれる下ネタに、何度も笑ってしまった。さきっちょネタの広げ方には感心した。スタッフが作品の呼吸みたいなものをつかんできてる気がする。
香坂さんの両親のエピソードにほっこり。まあ、最後は下ネタでオチるんですけどね!
タイツが微妙にグラデ処理されているのは嬉しいのだが、色のせいかあまりタイツに見えないのが悲しい。
森川が相馬の告白を断ったのは、そういうことだったか。それまで特に意識していなかった相手を、アプローチされたことがきっかけで異性として意識するようになる、というのはあるある。相手に興味を持つ・相手のことを知りたいと思うのは、恋の入り口。
夏目の方は、泉と小宮が接近するのを見て、泉のことを意識し始めている様子。女子二人の心が動き出したことで、ドラマも大きく動き始めた。
バスの車中のシーンは、なぜかカメラが傾いているカットがあるが、自分には演出意図がよくわからなかった。カーブだから傾いてたってわけでもないだろうし。雨でもないのに窓外の風景がボケいるのも違和感。窓外の風景をちゃんと動かすのってたいへんだろうからなあ……。
自分の感覚だと、Mを喜ばせることができないSは、Sではなくたんに暴力的なだけなんだよなあ……。
ラストの、いずみのなぎさへの平手打ちは、キャラの意外な行動で次回へのヒキにしたかったのだと思うが、いずみに対する好感度が下がりきっていたので、いずみの真意に興味が持てなくて困った困った。
白タイツキャラリストに私服守島音芽を追加。
今回も普通に面白くてびっくりしてる。
作画の省力化のためと思しき無理めの長回しのカットが散見されたり、鍋を食卓に置くときに「どう考えても落ちるだろこれ」な位置に置いていたりで、制作状況が心配になってしまう。
言ったあああー! そしてバッサリ。
まあでも、森川にしてみれば、この間まであまり話したこともなかった男子に急にそんなこと言われても、だわな。
前回、夏目が消しゴムをいじるカットが、「ん?」とひっかかるような演出をされていて不思議だったのだが、そういうことだったのか。
今回は、小宮が泉に見せた証拠写真を始めとして、泉や相馬の主観アングルとか、「片思いをしている人の視線」が印象に残る回だった。そう、片思いのときって、一番見ている好きな子の顔って、横顔なんだよなあ、と思い出したり。
だから、片思いから一歩進んで告白するときは、相馬のように相手に正面から向き合わねばならないのだ。
ちゆきとみさき二人のドラマとか、ニーラーの特徴についての解説とか、レースのための交通規制のような独自設定の描写とか、全体のバランスは良くなってきてると思う。
でも、過去に事故ったことがあってもなおノーヘルでニーラーに乗るメンタルは、自分には理解できそうもない。