リアタイで初見の感想は、内容的には人に勧めるようなものではなかった気がしたのでそういうものをそれなりに楽しんでしまったのなんだか恥ずかしい…といった感じでしたが観なおしてみたらキャラデザ以外の部分もしっかり作ってあることに気づけて良かった、評価を上方修正しました。
作中で紆余曲折ありましたが最後は3人でにぎやかな生活を送れているようで良かった。
1話をちらっと観て新しいなろう系のアレンジなの?みたいな印象だったので放置していたのですが世間の評判に押されて続きを観てみたらたのしかった。7話の終わり5分くらいは今期のアニメで、と言わずこれまで観たアニメの中でも屈指の気持ちいい描写だったのでそのシーンだけのためでも観て良かったなと思ったのですが、そこがピークで以降それを超える瞬間がなかったのだけは少し残念かな。
石見舞菜香さんていい声の方だとは知っていたけれど演技もすごいんだなってことにびっくりしました。
この世界ではガンダムは機体からパイロットへのフィードバックがあるという設定だからシュバルゼッテを抱きしめる描写に意味があるということなのかな。良いシーン。ラウダくんだけはずっと成長せずに永遠に周りからよしよしされていて欲しい…。
江口寿史氏デザインのキャラクターが動いてそこにかっこいい音楽が付いてるというだけでかなりの満足感。
COWBOY BEBOPやサムライチャンプルーの渡部監督が音楽アドバイザーという肩書で関わっているようだけど、今まで観たアニメの中でいちばん音楽の使い方がかっこ良かった。特にtoeの曲が流れるシーンが良かったな。普通のアニソンは音が悪いものが多いのでそういう所がちゃんとしている曲を使った故の気持ち良さがあった気がしましたが…。
漂流した世界で変わった長良くんが元の世界に希望を見出す終わりではあるのだけど、個人的にはさみしいと感じる気持ちの方が大きいせつない最後でした。
当時夢中になって観た記憶があるのだけれど最近観返してみたら映像の演出が寒く感じてしまって無理だったので賞味期限切れということなのかもしれない…。
この年代の少年少女に世界がどう見えるかという話としては良かったと思うしキャラクターは魅力的だったけれど、多くの指摘がある通りやはり終盤のストーリーに無理があり過ぎたと思います。観る人にどういう気持ちになって欲しかったかという意図は伝わって来ただけにもったいなかった感じ。
好みから外れているので特に人に勧めたいという内容でもないのですが次郎くんが絶妙にダサいキャラなのと色彩がかわいいところは観ていてたのしかった。特に空の描き方が印象的でした。
ストーリー終盤の真島絡みの部分がとっちらかってうまく閉じなかったように感じたので画竜点睛を欠いた気がしますが魅力的なキャラが活躍したりきゃっきゃしたりで観ていて栄養分の多い作品でした。
千束が銃弾を避ける時の髪の毛の揺れ方が特に好きでした。
なんだか人にお勧めするような内容があるのかないのかよくわからない…という感じだけど個人のヘキには突き刺さったので観て良かった。
堀さんが宮村くんの足の爪を塗ってあげてたところと、ふたりの淡いセックスの描写が特に印象に残ってる。
純情過ぎるレントンのことが好きになれなかったので今思い返すとストーリー面では48話のアネモネの話まであまり好きではないかも。
とにかく色彩の美しさとメカの動きの気持ち良さがすごいのでそれだけのためでも観る価値はあると思います。
映像を真剣に観て、音もちゃんと聴いて、という見方をしないとついて行けなくなるようなしっかりした作品だった。1時間30分かけることによってしか描けないものがちゃんとあって良かった。後半で時間の経過が速くなるところの描写が印象的でした。
エンディングがHomecomingsの曲でしたが日本語詞ではなく英語詞の曲を選んで日本語訳の字幕を出していたのも不思議な感じで良かったです。
茜さんがどんなことにときめいていたのかということに関してなかなか理解 / 感情移入が出来なかったので概ねnot for meかな…という感想でしたが最終話の山田くんと茜さんは素敵だったと思う。あとは12〜13話の椿さんが可愛かった。
これが真実の𝓛𝓸𝓿𝓮...という感じでとても素敵だった。銀子ちゃんを変えようという傲慢さゆえにいろんなものを失った紅羽ちゃんがそれを乗り越えて銀子ちゃんと結ばれるのロマンチックだなと思う。
個人的なぜいたくを言えばもう少し変身バンクとか螺旋階段を上るシーンを繰り返し観られたらうれしかったかも。こだわり抜いたフェティッシュな描写でそういうミニマルな反復を魅力的に見せるところ幾原作品の魅力の一部だと思っているので。
あとはオープニングもエンディングも音楽がすごく良かった。
アジカンが直撃したお姉さんの拗らせに女子高生というガワを被せてあるけどそのことの必然性みたいなことが感じられなくてピンと来ず。
ひとりちゃんと家族の間の距離はかなり有ったように見えたのに文化祭への出演で家族がころっとひとりちゃんへの対応を変えたことにも共感出来なかった。
作中の曲にも好きになれなくて、結束バンドがあの音楽的な傾向でなんで最後アジカンのカバーなの?とかSICKHACKはサイケデリック・ロックてことになってるのにぜんぜんサイケデリックじゃないと感じるなどいろいろと好きになれませんでした。
やくしまるえつこのオープニング曲、展開、尺ともにばっちりですごい。
シュールなギャグとか気持ちいいギャグとかアニメじゃないと得られないたのしみがいっぱいだし気楽に観られる内容で良かった。
個人的には音響の演出が特に印象的でした。
ぼろぼろ泣いてしまった。
最後に翔子さんのことを思い出す描写はなかった方が多分好みだったと思う。麻衣さんが可哀想だよね。
人の心の模様を描いた作品として適切な重さがあって良かった。YouTubeのアニメ紹介動画だとドロドロの肉体関係があるんですよというところにフォーカスしたバカみたいな紹介のされ方をしてるけれど、ちゃんとしたドラマがあって身につまされました。
琥珀の人生がうまくいかず、老後ああいう性格になってそれでも瞳美に魔法が好きで居て欲しかったのは瞳美の魔法で琥珀が幸せだったということなのだろうか。
人を幸せにするってことより生んでしまった不幸を贖うために生きていたであろう老後の琥珀が瞳美を救うことで自分も救われるのちょっと泣いてしまった。
途中ジャンプ系列の連載マンガが原作っぽい展開にダレてきてしまったけれど最終話でまた盛り上がって良い終わりでした。
映像の色彩と音響効果の付け方がとても好きな感じ。あとオープニングはすごく良かった。