今回のように隕石が降ってくるような危機敵事態だろうとサイタマが居れば何の心配もないと思えてしまう安心感
…裏を返せばサイタマ登場前に四苦八苦する人々がかませっぽく見えてしまうのは残念な点ではあるんだけど
強敵を倒す際と同じようにワンパンで隕石を破壊したサイタマ。けれど街に飛び散った隕石の破片までは防ぐことは出来ず、一時は町民の恨みをぶつけられる事態に
サイタマってギャグみたいな強さによってどんな敵だろうと倒せるのだけど、逆に言えば力が強すぎるがために誰かを守るには不向きなキャラクターなんだよね
そういった意味では彼が当初目指した筈のヒーロー像から、かなり離れたただの強者になってしまったのは悲しい所
度々恋愛相談に来るあのカップルは準レギュラーになりそうな勢いだね
何と言うか、石上は登場二話目にして既にキャラが固まりきっているような。彼が話し始めるだけで落ちが読めてしまう(笑)
部活をして彼女が居る者への僻みが噴出してしまったからといって、かぐやと藤原書紀を弄りの対象にしなくてもいいだろうに(笑)
そして問題のCパート。これまではちょっといい話が配置されることが多いパートだったのだけど……
女性二人にあの単語を連呼させるってどういう内容なんですかね……。ちょっとした伝説回ですよ、あの内容!
二人のはっちゃけ具合が凄すぎて逆に白銀のドン引きが意外な姿に映ってしまうのは笑えた部分
浜面だけヘビーオブジェクトの世界に居るという意見を見て、なんか納得してしまった…
一方通行はミサカワーストを助けられたものの、前回のミサカワーストによる追い詰めや救助のために無理をした事で暴走状態になったのかな?
雪原で黒い竜巻を撒き散らす一方通行の姿は恐ろしいとしか言いようがない。けれど、そんな一方通行に対して余計な事を何も言わず殴りに行き説教をかます当麻が格好良すぎる
一方通行は以前当麻に負けたこと、そして自分がラストオーダーを守ると決めたときから当麻が持つヒーロー性に対して劣等感を覚えていたのかな?
だからこそミサカワーストによって自身の罪が突きつけられ、更に暴走している状態で当麻に会ってしまい、当麻に自分の中にあるぐちゃぐちゃした想いをぶつけるしかなくなる。自分はヒーローではなくただの悪党でしか無いと感じている一方通行にとってかつて狂気の実験からシスターズを救った当麻は誰が相手でも救えるように見えてしまうのかも知れない
でも、当麻自身は自分がヒーローだからとか、善人だから救えるなんて考えない。誰かを助けるために特別な理由も立ち位置も必要としない当麻は駄々っ子のような一方通行の論理は間違ったものだと判るからぶん殴って修正する
状況も一方通行の背景も判らなくても、一方通行が助けてほしくて喚いているならそれを殴った上で助けようとする
そんな当麻の言葉だから、ラストオーダーを守るためには悪党を極めなければと考えていた一方通行は考えを改められる。ミサカワーストによって追い詰められた心も平静を取り戻せる
同時に当麻も一方通行に告げた言葉が自分に返ってくるものだと気付き、力強い眼を取り戻す
やっぱり当麻は細かいことなんて何も考えず、誰かを助けてこそという感じがする
次回は美琴までロシア入り?オールスターの様相を呈してきたね
桐谷の人間性が判らない……。夏生にヤバイ距離感で迫ったと思ったら、美雨とも何やらありそうな感じ。仕事は完ぺきにこなすが変人という彼の思惑が今後、夏生達に大きな影響を与えそうだが……
後、話が進む度に夏生は好青年っぷりを披露していくね。適当にサボってもいいだろうチラシを全て配り、美雨との強制キスも回避。更には無理やり入らされた感もある文芸部の活動にも参加する気で居るとは
ここ数話で彼の評価が上がり続けている気がする
前回から続くももと夏生の恋人の遣り取り、そして夏生がいつの間にか美雨と親しい間柄になり、その絡みを目の前で見せられ揺れ続ける心境の瑠衣。
不器用で一直線な傾向が強く、陽菜に追いつくために平然と出会ったばかりの夏生と寝てしまうような瑠衣がこのように恋愛感情で心揺らすことになろうとはなぁ
夏生と再会した際はあの行為については忘れることにして家族として振る舞ってきた瑠衣。だというのに夏生に対して恋愛感情を抱いてしまったら、家族の境界線を飛び越えて男女として意識せざるを得なくなる。
マスターは心が向かうままに行動しても良いのではないかとアドバイスするけど、結局どうするか決めるのは瑠衣自身。彼女は今、家族と男女の関係性の境界線上に立っているように思える
そして、もう一組家族と男女の境界線上で揺れ動いているのは夏生と陽菜の二人。陽菜への想いを諦めることが出来ずに居る夏生と一度は夏生を男として扱ってしまった陽菜。
今度のデートでその揺れ動く関係性が家族としてのものに落ち着くことになるのか、それとも決定的な破綻を迎えてしまうのか、どちらだろう?
生徒会第四のメンバー、石上登場回。
これは何と言うか随分とネガティブ思考のキャラクターだね。白銀とかぐやによる恋の駆け引きが行われているとはいえ、藤原書記によって和気あいあいとした空間が生徒会に形成されていることを考えると、ネガティブ思考の石上が絡めなかったのも道理というものか
だと言うのに、誰よりも早くかぐやの本性を知ってしまとは……(笑)
まあ、彼は思ったことを空気を読まないままオブラートに包まず伝えてしまうから自業自得の面があるのだけど。藤原書記の匂いに触れた上でいつもと匂いが違うと明言してしまうのは流石にキモいと言われても仕方ない
Cパートのネイルに気付いて欲しいんだけど、気付いてもらえなくてやきもきするかぐやは可愛すぎた
浜面も一方通行も学園の暗部に関わる人間。だから彼らが罪を背負い、時にはその罪に追い詰められる展開は理解できる
けれど、ここに来て当麻の罪が提示されるとは思わなかったな
当麻の記憶喪失設定はインデックスを守るために始められたものだけど、その後当麻の記憶喪失について指摘するような人物はなかなか居なかったし、インデックスにバレそうになったことも無かった。だから、嘘の状況が安定してしまったのだが、それは嘘が無くなったという意味ではない。当麻がインデックスに隠し事を続ける限り、嘘という罪は消えずに残ってしまう
本作の中で誰よりも判り易い人助けという善で行動する当麻の唯一の罪。それに対して当麻はどのように向き合うのだろうか?
そして一方通行を追い詰めるために派遣されたミサカワースト。学園第一位を倒すためには役者不足だが、簡単に殺せることが逆に一方通行を追い詰めてしまう
かつて実験の過程で御坂妹を大量に殺してしまった彼は罪を背負いすぎている。普段の彼は自分を悪党だと定義して、悪事に手を染めることを肯定する材料としている。残虐な攻撃もこれが悪党の遣り方だと主張する。しかし、その遣り方をミサカワーストに向けることは出来ない。罪を背負った悪党が唯一守ると決めた者に対して力を向けてしまったら、それは悪党でも罪人ですら無い
一時はラストオーダーを守るために力を奮ったが、それはやはり彼を追い詰める結果を導いてしまう。あの一方通行が慟哭する姿は衝撃的
だが、その極限状態が逆に自分を襲ってきたミサカワーストすら守らなければという意識を持つきっかけとなる
ようやく一方通行もヒーローらしくなってきたように感じられる
一方通行が新たな次元に突入した段階で次回は当麻との再激突?あれから様々な戦いをくぐり抜けてきた二人がどのようなバトルを展開するのか、楽しみだな
前回、起死回生の手として選んだ海への飛び込み。しかし、何でもすぐに凍らせてしまうギアッチョの前ではむしろ悪手となってジョルノ達を苦しめてしまう。でもそれによって別の道が出現し、事態打開に動いたのは確かなこと
今回はとんでもなく強いホワイト・アルバムを撃破するためにジョルノ達が様々な攻略法を試し、道を切り開こうとした回だった
前回ギアッチョを退けた植物生成は一度は失敗するものの、それによってミスタはボードを作り脱出する道が出来る。しかし、ギアッチョによって冷却が解除され脱出は失敗したかに見えたが、車の部品であった草が元に戻りギアッチョにダメージを与える武器に変化する道となる
ミスタは次にギアッチョが呼吸する穴を見つけ攻撃しようとするが、それはギアッチョに防がれる。ギアッチョはボルトを打ち込まれたことでミスタにはまだまだ自分を攻撃する道があることを理解する。だからそれを防ぐために更なる防御を固める必要性を抱く
ジョルノは状況の不利を悟りディスクの回収を優先するが、ミスタはギアッチョの撃破を優先する。それは結果として悪手となってしまう。だからこそ、その状況を打開するためには覚悟が必要となる
不利な状況がジョルノにもミスタにも暗闇を切り開く覚悟を固めさせる
そこからの攻防は素晴らしいの一言。
ジョルノの血で弾丸の通り道ができたと思えば、ギアッチョは空気穴を塞ぐ。跳弾によって吹き出した血はギアッチョの顔に張り付き、周囲を見えなくさせ鉄柱の棘に突き刺すきっかけとなる。吹き出した血はギアッチョを追い詰めもするが、それによって血を凍らせる守りとなる
極限の攻防は我慢比べとなるが、その長丁場がジョルノ到着までの時間稼ぎとなる。ミスタが切り開いた道はジョルノに届き、ギアッチョを真に撃破する道となる
本当に素晴らしいシーンだった
ブチャラティはミスタを誘った食事の席でブルスケッタを一時は4つ頼もうとする。4はミスタの忌み嫌う数字。もし、そのまま注文されていたらミスタはブチャラティの仲間にならなかったかも知れない。しかし、ブチャラティは何の導きか自分も食べる気になり4つの注文を回避した。これはただの偶然ではあるけれど、そこに運命を感じることは出来る。ミスタはこの瞬間にブチャラティ達と共に歩んでいくことを自分の道だと決めたのだろうね
「一口食うか?」と言われたのを良いことに鳥形態になってパンを全部食べてしまったフィーロ。これが「ちょっと食うか?」だったら別の結果だったのにね
今回の内容からは物は言い様というか言い方次第で物の見方は様変わりするのだなと感じさせた
ラフタリアは尚文との繋がりとして再度奴隷紋を付けられることを望んだが、かといってそれだけの関係性に満足しているわけでもない。尚文はフィーロに対して飼い主で、ラフタリアは娘扱い。そこにきちんと差はあるののだから喜んでも良いのだけど、ラフタリアは不満を覚える。彼女が言って欲しい関係性はまた別のもの
親に薬を届けたいという男に対して尚文は対価を要求する。人助けとして見るなら有り得ない言動だが、商売としてやっているからサービスとしてこっそり薬効果の上昇を付随することが出来るし、お礼ではなく対価として食料を貰うことが出来る
盗賊を返り討ちにした尚文は命が惜しければ宝をよこせと要求する。それを見たラフタリアは「悪人より悪人っぽい」と呆れてしまうが、商人は「全財産で神鳥の聖人より命を買った」と言う。まるで正当な取引が行われたかのように表現する
城跡の魔物は一番嫌に聞こえる声で尚文達を惑わせようとする。しかし、幻聴が解けた後の尚文の言葉も「簡単に捨てたりしない」などとそれ程優しいわけではない。けれど、見捨てようとしていないのは確か。だからフィーロは信じることが出来る。
尚文の言葉はいつもそっけない。戦後のラフタリアにも「一生残る傷なんか付いたら堪ったもんじゃない」と言い、魔法の服を手にしたフィーロに対しても「銀貨340枚か。きっちり働いてもらうぞ」と言う。
それらの言葉には優しさを感じにくいけれど、尚文の人間性を知っていればその言葉の裏に隠れた優しさに気付くことが出来る。だからラフタリアとフィーロの二人は尚文に懐いたのだろうね
何となく不安を覚えるのは元康が伝説の植物で飢饉に喘ぐ村を救ったという話。それを聞くと城跡で見つかった何かの種子が入っていたという空箱が頭をよぎってしまうが……
本作に置いてサイタマの実力は圧倒的であり、飛び級でS級認定されたジェノスをして「次元が違う」と言わしめるほど
けれど、そのサイタマの実力ってあまり周囲に認識されていない点は本作の特徴の一つとしてあげられるんだよね。ジェノスがS級なのはこれまでの活躍を見れば特に違和感はないのだけど、サイタマの活躍が全く知られておらず実技で異常な結果を出しているにも関わらず筆記試験の低さが原因でC級というのはちょっと理解しにくい構図
まあ、当事者のサイタマがその事実についてそれ程悔しがっていないから、気にする必要ないのかも知れないけど
むしろ試験を通してヒーロー認定される現状に「俺のなりたかったヒーローと違う気が」と愚痴るサイタマ。
第一話でサイタマが子供を助けるために怪人を助けたことがヒーローの道を進む始まりであったことを考えると、サイタマにとってヒーローとは強さをどうのこうの言うのではなくて、人を助けられる存在かどうかの一点に掛かっているのだろうな、なんて思ってしまった
あのカップルは何故生徒会に恋愛相談に来るんだろうね?
白銀もかぐやもアドバイザーとしては酷い筈なんだけど、結果的に上手い具合に転がった為に、相談者の二人は更にお似合いのカップルへ。
それにしても共通の仮想的と言われて、この社会ですと返す藤原書記はクレイジーだけど、そこから腐敗した社会を連想するのはちょっと危なくない?でも、その決意の先にあるのが募金活動ならなんの問題もないのか……?
そもそも白銀とかぐやは他人の恋愛ごとにアドバイスする前に自分たちの恋愛をきちんとしなさいと言いたくなる
そしてどの話でも余計な横槍を入れているように見えて実はナイスアシストをしてばかりの藤原書記。特にBパートの話は彼女の苦労を心から称賛したくなる
あの面倒くさい運動音痴会長を周囲からわーきゃー言われるほどに育て上げるとは…
レッサーは何で当麻にぐいぐい迫ってるの…?というか何で彼女はロシアまで同行しているのさ
でも、一番気になるのは当麻はあの格好で寒くないのかという点。制服ってそこまで万能な代物じゃないと思うんですけどね……
ロシアが学園都市に宣戦布告するというヤバ過ぎる状況。そして期せずしてそこに集結する三主人公にかつて戦った敵達。
これから始まる展開に期待したくなる陣容だけれど、どうなるのだろう?