Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
毎クール4~10本程度のアニメを視聴。見たアニメの感想は出来るだけ書いていきたいけれど、5分枠の作品とかはあまり書かないかも

サービス開始日: 2016-03-14 (2962日目)

視聴状況

タカツテムが記録しました
とても良い

ルディとナナホシは日本からやってきた同士だけど辿った道は驚くほど異なる
けれど、そうした違いをそのまま対比とするのでなく、最終的に同じ祝宴の場に同席させる過程で2人に似た要素を形作らせ、それを以ってナナホシの印象を変える手法に目を見張る回となったかな

今のルディには多くの繋がりがある
魔法大学で手にした繋がりだけでなく、パウロからの信頼も有り彼を頼ってやって来る妹達が居てシルフィという妻と暮らしている
それはやり直し人生でルディが手にしたとても沢山の繋がり
対してナナホシが持つ繋がりは何もない。だから研究室に籠もって帰還の為の魔術を研究し続ける

失敗と判れば容易く心が壊れてしまう程にナナホシに安らぎは無い。それは彼女がこの世界に居場所を見つけられていないから
元の世界では居場所が無く、今の世界で居場所を見つけたルディはナナホシと同じ境遇になる可能性があったからこそ、彼女の為に出来る事が見えてくる。自身がこの世界で手にした繋がりを活用できる

ザノバ達はナナホシやルディの事情なんて知らない。それでも困っていると知れば助力する。それは人と人の重層的な繋がりが有る為に起こす行動
独りでは思い付かなかったアイディアとて皆でやれば浮かんでくる。それは孤独に成るべきではないナナホシの力と成るね

成果は小さなもの。けれど幾つもの力を重ねて達成した過程は掛け替えないもの
このEPはルディがかつて手を差し伸べられなかった自分自身に手を差し伸べたかのよう印象すら受けるよ
そう思うと、これまで独りだったナナホシが祝宴の場で皆に囲まれ熱唱するエンディングは感慨深いものが有るね



タカツテムが記録しました
とても良い

今シーズンは久美子達3年組を部の上層として描く場面が多いせいか経営物を見ているような気分になってくる…
大集団を率いろうとすれば自然と軋轢は生まれるもの。だから上に立つ者は軋轢解消に動く。けれど、原因が幹部の遣り方に有ったとしたら?という点が容赦なく描かれていたかな

2・3年は前年から継続して全国を目指してるけど、1年はまだ入部したばかり。先輩と同じペースで全員が歩める訳じゃない
でも目覚ましい結果を残したいなら学年も経験も関係なく完璧が求められて
久美子達だって1年の時は有ったのだから無茶は判ってる。だから緩衝材になろうとして気苦労が増える

だから久美子は滝の気苦労も想像したのかな
就任初期、部員の反発を食らっていたが久美子のように分け合える相手も無く。それは大人ゆえの苦労
でも、それは滝が自身を顧問と定義した為に生じたもの。だから納得できる
そのように捉えれば、今回のEPで自分の立場に苦しみを覚えた者達の解決策も見えてくるね
結局は自分をどう扱いたいかの問題でしか無い

同級生のフォローに苦しんでいた沙里は現部長の在り方を見る事で2年後の部長へ通じる意識を持てる
部内の調停に苦労していた久美子は自分なりの部長の在り方を定める事で迷いを捨てる
何よりも北宇治は上手くなりたい、金を取りたいと目標を共有する事で団結出来る。そのように感じられたよ
ただ、そう思うと誰よりも冷めた発言をした真由は北宇治に全く混じれていないと受け取る事も出来るのだが……



タカツテムが記録しました
とても良い

わんこ属性のひまりが可愛すぎて可愛すぎて……
そんなんだから依がひまりにハマっていく様子に共感できるし、もっと2人に仲が深まって欲しいと願ってしまう
ただ、現状の2人は先輩と後輩又はシンガーとファンで。その壁を打ち破るか現状維持か。そんな悩みを抱えるからこそ依はひまりへの恋に真剣になっていくようで

本来の約束は放課後で会うだけだった。でも雨の日でも会う約束をして、イベントへ一緒に行く予定を入れて
2人の仲が深まっていく様子が手に取るように判る流れ。それは依が望む恋の関係ではないが、それでも好きな人と少しでも一緒に居られるのは嬉しいもの
百面相になる依もそれはそれで可愛らしいね

恋人のデートではないが、特別なデートは2人をより近づけるもの
甘々空間にはニヤニヤさせられるが、それは依が最も望む関係には届かない訳で
それがあの告白をさせたのだろうね
一目惚れから始まった2人。でもその意味は擦れ違っていて
自分に無かった『好き』を意識し始めたひまりはどのような関係を依に望む事になるのかな?



タカツテムが記録しました
良い

森太郎ととわの関係性がルールの作成等により一定の落ち着きを見せた段階で出てくるのは他の少女達ですか
衝撃的光景を目にし焦るつむぎ、初対面がラッキースケベなのえる。共通する問題は森太郎との距離感
既に同棲状態のとわが居る事で色々バグってしまっているが、異性と仲良くなるのって簡単な話ではない訳で

悪気が無かったとは言え、のえるとの第一印象は最悪。それでも互いに落ち度が有ると理解し合えており、勤労態度にも問題ないならそれ以上に印象を悪くする必要はない
ただ、のえるの場合は雪女としての性質が人付き合いを難しくしていたようで
だからこそ、彼女を平然と受け容れた森太郎に好印象を受ける

のえると仲良くなれる土台がとわとの同棲というのは本当にどうかと思うけど、その御蔭で独りになる可能性が有ったのえると友達に成れた
なら、土台のとわも彼女の友達に成れる可能性があるならば、OPやEDの仲良し風景に繋がるのかな
ただ、とわを土台に森太郎達と仲良くなるかもってつむぎ的にどうなんだろう?と思わなくもないが



タカツテムが記録しました
とても良い

防衛隊員を目指すカフカが怪獣になってしまう悲劇的展開なのにカフカもレノもギャグ空間リアクションを繰り返すものだから何もかもコメディになるのが面白すぎる(笑)
だというのに他の怪獣が現れた瞬間からカフカは心の揺らぎが止まり、ヒーローへと転身するのだから素晴らしい

コメディは兎も角、怪獣になってしまったカフカに防衛隊への道は閉ざされたように思える
けれど、この点は第一話と同じ構図。試験に合格したから防衛隊員なのではなく、怪獣に立ち向かうから防衛隊員
人ではなく怪獣に拳を振るうカフカは怪獣になったとしても危険存在などではなく人々を守る存在と判る

けれど、怪獣の見た目と力を持つカフカはやはり不安定な存在でもあって
その点をレノが程よくフォローしているね。最早ただの先輩後輩ではなく、カフカの嫁ではないかと思えてくるよ(笑)
ただ、そんな2人が揃っても容易でないのが選別試験。早速現れた若いライバルはカフカにとって厄介な相手となりそうだ



タカツテムが記録しました
良い

バンドをやる事になった仁菜に求められたのはバランスかな
本人は学業との並立を求めている。なのに音楽を求める本能は彼女に音作りばかりさせる
仁菜は丁度良いバランスを探す。けれど存在がロックな彼女には元々バランスを取るなんて無理だったようで

前回から苦手意識が抜けないすばるに対して仁菜は引き気味。彼女としてはあの距離感で交友を保とうとする訳だけど、そんなのすばるにすれば拒否以外の何者でもない
だからすばるが仁菜に見せるバランスはバンド脱退を選択肢に挙げさせる
ここで仁菜がバランスの擦れ違いを理解してちゃんと話し合いへ持ち込んだのは良かったな

自身に落ち度があると感じる仁菜にとってすばるは問題ない上位の存在だと思う
けど、すばるとて鬱屈を抱えており、今の在り方はバランスが取れているようでいて崩壊しているのは驚き。彼女がバンドに惹かれたのも反抗心を体現しているからだと判る

なら、そもそもロックにバランスを求める方が可怪しいかもしれなくて
失敗しても歌い上げるなら気持ちよくて、変な衣装でもステージに立つならロックに成れて
(仮)が抜けなくてもその身に不満と鬱屈を溜め込むアンバランスな仁菜はロックンロールとして成立したのだと感じられたよ



タカツテムが記録しました
良い

なでしこ、リン、綾乃でそれぞれ描かれるキャンプへの道。キャンプ場にはまだ着いてないのに向かう道中ですらキャンプの一環と言わんばかりの楽しみ方が目を引くね
リン達となでしこのキャンプルートは違うからこそ、二通りの楽しみ方が視聴者へと披露される点は豪勢に思えるよ

バイクに乗っての吊り橋巡り。釣り橋そのものに目立った特徴は無い筈なのに様々な場所に設置された異なる見た目の吊り橋を幾つも目にする事で極上の観光として機能しているね
特に8つの吊り橋がある筈なのに、7つし渡ってないなんてイベントとして最上ですよ
食欲より観光欲となるのも納得というもの

対してなでしこは電車で一人旅。随所を巡れる訳では無いが、その分余裕は出来るから駅近郊は楽しめる
だとしても、豚串にカレーにソフトを食べ尽くす彼女の様子は「そんなに食べて大丈夫?」と言いたくなるが(笑)
それぞれの楽しみ方で巡る吊り橋の国、思わず見ているこちらも行ってみたくなるかも?



タカツテムが記録しました
良い

衝撃的なラストを飾った第一話から時計を巻き戻す形で開始した第二話。これは本作の主な構成である、時を越える事によって事件が別の面を見せる点を象徴している
一つの過去・経緯だけで真実は判らない。けれど過去が表沙汰になる事で真相に至れる。けれど、今回の過去はトキもヒカルも知らない場所で描かれたものだから真相は明るみに出ず、むしろ混迷の度合いを増していく構図はハラハラさせられる

そして過去の形で明かされるのは、敵側の入念な行動
捜査関係者の写真を手に入れる為だけに後輩の家を訪れ穏やかな会話を行う。
特に陳彬の死によってどのような影響が生じるかを想像出来る筈なのに、あのような行動ができる胆力には驚愕させられる。そのような過去が明かされたからこそ敵は非道な存在であると知れる

そして時を現在に戻しての攻防戦
ヒカルはカメラを通して病院全体を見ている筈なのに敵の行動はトキ達を上回る。2対1の肉弾戦となっても容易に倒せず、またヒカル自身も敵の急襲を受ける
敵の能力が写真に関わるものであると知れても敵の正体を知れることはない。逆に接近を許してしまう大ピンチ。ここからどうやって窮地を脱するのだろうか?相変わらず次回を早く見たくて仕方なくなる作品ですよ



タカツテムが記録しました
良い

中途半端に年を重ねた人間にとって学生時代に戻れるというのは魅力的な誘惑
けれど、前回にて年齢操作による手痛いしっぺ返しがあったように、美味しい話に反動が有るのは当たり前で
だとしてもトイレに長時間閉じ込められるというのは幾ら何でも可哀想だったけども(笑)

今回のオカルトはよだれと高熱なのかな。神隠しは次回以降?
まだ怪異の正体が判らないからこそ菫子は見える範囲の謎に向き合う事になる
それは乙の人柄であったり、本物の中学生の生態だったり
見栄を張りたいからと、中途半端な嘘によってドツボに嵌っていく菫子の姿はちょっと笑える

多数の学生が集う学校において、目立った問題が無いというのは外側からは良い話と思える
けれど内側に居る者からすると、その何も無さが違和感と思えてしまう事もあるようで
そう訴えていた少女が謂れなき罪によって昏倒する怪異、それを引き起こしただろう畦目はどのような謎を持った人物なのだろうね



タカツテムが記録しました
良い

幾つもの問題を解決して安らぎの場所を手に入れたルディとシルフィが行うは披露宴か
自分達の幸福を披露するものであるのは当然として、二人を祝う側である参列者も想いを披露する場となっているのは印象的
結婚は人生の転機。同様に送り出す側にとっても転機となるわけか

買い出し等のシーンに現れるようにルディとシルフィは既に人生のパートナーとして結ばれている。なら、既知の間柄の参列者に意気込んで堅苦しい挨拶をする必要はないわけで
自分達は幸せに成ると宣言し祝う場とする。彼らにはそれできっと充分
それ以上はルディ達ではなく参列者が持ち込むもの

ルディ達が堅実なら祝う側の想いが爆発する。その筆頭格がエリナリーゼか
自身の業を自覚している故に秘匿しようとした想いはシルフィが幸福に成ると知れば抑えきれなくなる
子との縁を切る行為を繰り返してきた彼女にとって、孫の巣立ちを祝えるなんて幸福そのもの
また、彼女を支えるクリフの存在もあるし

アリエルとルークによる決闘も似たようなものか
ルディを試す場でありつつ、ルークよりも実力者であると示す事で託すに足る、つまりはシルフィを幸福に出来る人物と証明するようなもの
茨の道を歩むアリエルにとってシルフィをそのような人物に託せた点は1つの幸福と言えるのかな?
多くの幸福が交わされた披露宴、その分だけルディ達に捧げられた想いも重く感じられたよ



タカツテムが記録しました
とても良い

転校生の真由が気にするのはバランスを崩さないかどうか
それは配慮が行き届いているようで、実はその姿勢がバランスを崩しかねないもの。奏は真由を気にするし、挟まれる久美子は気を揉む事になる
対立にバランスを求めるなら三角形が良いけれど、真の意味で三角形を作るのは難しい

考えてみれば、部長を含む幹部とは顧問・幹部・部員が織り成す三角の一角を成すような存在。でも、実態は顧問と部員の間に立つクッション役。バランスは取れていない
だから部長の久美子には釜屋姉妹の面倒な問題が持ち込まれるし、自由曲決めも求められる
疲労は溜まるばかり

というのに、幹部の中でも三角は微妙な形になっているね
塚本が久美子の元彼という点を意識して一線を引けば、麗奈がクッション役になる。けど、麗奈も彼に近付けば宜しくない影響が生じると危ぶむ
三角を成すにはバランスが求められる。バランスとは三角の芯で、それが自由曲に求めるイメージとなるわけか

1年時から全国を志してきた久美子達は誰よりも全国で勝つ方法を模索してきた。その芯は揺らがないから幹部の三角は全国を意識すればバランスが取れる
なら、幹部が掲げる一番の目標により顧問や部員との三角もバランスが取れる
責任の重い状況でも問題を1つずつ解決していく彼女らの様子には感動を覚えるよ



タカツテムが記録しました
とても良い

原作既読
一目惚れ同士で始まる百合恋物語…なのだけど、ひまりと依の「惚れる」意味が擦れ違っている点がその恋への関心を引き立ててくれるね
今は一方通行の一目惚れ。不慣れな恋心や憧れの感情を向けるひまりに振り回されつつも、振り向かせてやろうと意気込む依の姿が良いね

一目惚れは恋の相性を運命的に感じてしまう瞬間の如きもので
ひまりと未希が小中高一緒なのも、亜季が依をバンドに誘うのも運命的な相性
でも、そこに恋は絡まないから一目惚れとは言わない
依も自分の人生に恋を絡めなかったから、一目惚れと無縁だった。ひまりに出逢うまでは

制御不能の恋心とどう付き合うか
相手が居ない状況で整理するだけなら歌に向かえば良い。でも、その歌がひまりを引き寄せてしまうから難儀な話。おまけに一目惚れの意味の勘違い
無縁だった筈の恋心が依を振り回す。でも今の依はそれを楽しんでいるようにも見える

依はひまりを振り向かせたい。その為には無縁だった恋心を相手に歌い付き合う
そうした姿勢がひまりから微かに感じ取れる恋の蕾をどう花開かせるのか?
恋とバンドが織り成す物語、恋が叶う瞬間が待ち遠しいと思える初回でしたよ



タカツテムがステータスを変更しました
見てる

タカツテムが記録しました
良い

一緒に居る事で生じる気苦労と、一緒に居ない事で生じる不安感がないまぜとなったEP
女の子との同棲が突如始まり心休まらない森太郎の気苦労を推し量るのは難しいが、それ以上にとわと共に過ごす事で得られる安らぎは彼を癒やしていると確信を持って思えるよ

布団が1つの状況に始まり、森太郎ととわの生活には足りない物だらけ
風呂とトイレを隔てる壁も生活のルールも足りない。あと、とわの倫理観も足りてない
改善点は多いけれど、一方で同棲解消したいと思う程ではない。森太郎もとわも2人暮らしに早くも充足感を覚えている

一緒に居ない事で2人の不足は別の面を見せるね
森太郎は食事が足りてないし、とわは幸福感が足りてない。解決策はやはり2人が一緒に居る事で
お弁当を食べるなんて変哲のない描写が2人の満ち足りた生活を体現しているよ
ただ、それが別の少女の気苦労に繋がるラストはラブコメとして美味しい展開ですよ



タカツテムが記録しました
良い

原作既読
ラスト以外を見れば怪獣解体をしながら防衛隊員を目指す話に思えるし、ラストだけなら『進撃の巨人』の如く巨大な力を持つ者同士の戦いを描く話に思える
まだ本作は肚の内側を見せていない。それ故に評価も難しいけど、基礎部が手堅い為に期待を持てる作品になっているね

過去のミナと約束した頃のカフカは少年漫画のヒーロー然としているが今は清掃作業員。必要とされない仕事という話ではないが、ミナのしている事に比べれば隔絶を覚えてしまう。耐えるには諦めたのだと自分を納得させるしかない
その姿は中途半端、防衛隊を今目指しているレノには腹の内を誤魔化している人間に見える

でも面倒見の良さや怪獣から逃げず立ち向かう姿勢はレノの印象を変えるものだね
そこには隠し事の無いカフカの人間性が現れている。そのような人間が防衛隊員になれないとか許される筈がなく。また、カフカの為に戻ってきたレノとて同様

今は本物の防衛隊に守られる彼らだけど、意志を取り戻したならここから始まるのはヒーロー道の筈
…なのに怪獣退治を目指すカフカが怪獣になってしまうオチ。深刻な状況なのに、コミカルな作風だから悲惨さは感じないね(笑)
あのような身体になったカフカがミナの隣で戦える日は来るのかな?



タカツテムがステータスを変更しました
見てる

タカツテムが記録しました
とても良い

部活動にとってはラストシーズンとなる3年生期は特別な感慨を齎すもの
でも、感慨に浸って良い時期でもないし、時間は勝手に進んでしまう
久美子に託された部長の地位と部の方針。圧の強い環境で、けれど力の抜けた雑な感じとそれに反する芯の強さは彼女の魅力を充分に教えてくれる
だから久美子が部長となった吹部の躍進にも期待してしまう

上級生の初仕事は新入生の迎え入れ。全部員の実力が大会成績に直結する類の部活では特に重要な点
だから気が滅入るのだけど、「大変」と口にしつつ良い意味で力が抜けて見える久美子が居るから吹部も過度に追い込まれない
でも、そこには先輩達が培った部の雰囲気も残っていて。連綿と続く伝統を感じられる部分でも有ったよ

久美子が自分の芯を見せたのは麗奈と共有している悔しさの部分に関して。また、恋心も打ち明け合っている2人は特別な間柄
久美子と麗奈は吹部の中核を支える想いを知っている。吹部が目指すべき場所を心に掲げている
そんな2人が3年生として部に存在するなら、間接的にそれは部の方針として伝播していくもの

久美子が新入生含め部員に問う活動方針は先輩達から受け継いだ伝統でありつつ、彼女の願いそのものなのだろうね
これにて部は固まった。だというのに、そのタイミングで現れた少女はどのような波乱を齎すのだろうね?
あと、新入生相手でもいつものトーンを崩さない奏がどこまで暴れるかも気になったり



タカツテムがステータスを変更しました
見てる

タカツテムが記録しました
とても良い

第一話ラストにて自分のロックを確かな形にしたと見えた仁菜だったけど、それはあくまでもロックであり曲では無かったという事か
仁菜によって進む意志を取り戻した桃香は彼女とバンドをやりたい。でも仁菜の進む意志は反抗であってバンドには繋がらない。そんな彼女に眠る歌を優しく引き上げるEPとなったね

桃香の歌に呼ばれる形で東京を目指した仁菜は桃香にもっと歌って欲しかった
同じように、桃香は仁菜の歌に呼ばれてロックへと再び進み始めたから仁菜に歌って欲しい
彼女らの望みは似通っているが仁菜の目線上にバンドは無い。その意味で彼女はまだ家訓に縛られている

でも家訓を受け容れていたら彼女は進んだりしなかったわけで。縛りに反抗する形で進む彼女の在り方はやはりロックに近い
生き方がロックなら、仁菜はロックに成るべきで。桃香が誘うのも当然の話
面白いのは桃香は誘うのを諦めたように見えながら、最後には仁菜がバンドに辿り着くと判っていたように見える点か

すばるの登場は仁菜の鬱屈を刺激するもの
仁菜を追い詰め苦しめる感情の発露はロックそのもの。街中で叫んでしまうのも電灯を振り回してしまうのも余り在る後悔も全て彼女の反抗
一人では暗闇に堕ちるそれを桃香とすばるが歌へ昇華させるラストが素晴らしいね
欠けながらも輝く電灯は彼女らの在り方を体現しているようだったよ



タカツテムが記録しました
普通


タカツテムがステータスを変更しました
見てる

タカツテムが記録しました
とても良い

背景美術が実写かと見間違うばかりに美麗……!
そんな空間だからこそ新しくキャンプを意識する綾乃や庭であっても楽しそうにキャンプする野クルの面々が”生きている”と感じられるし、尚更に彼女らの”楽しさ”も伝わってくるね

キャンプ慣れしていない綾乃がまず手を出すのはココアを温める道具だったりバイクで出来るキャンプだったり
こういった点に彼女の個性が出ているし、その個性がリンや野クルとは違ったキャンプ模様を見せてくれるのだろうと期待させてくれるよ

場所が庭であってもキャンプ模様となる野クルは集団だからこその楽しみやちょっとした挑戦をする事で生じるワイワイがポイント
千明が購入したアレなテントだって失敗であってもそれは良い思い出だし、リンとの繋がりも生んでいる
挑戦には本物の失敗は無いと言えるね

失敗しても楽しめるという意味ではソーセージも同様。味は酷くてもお手製ソーセージ体験は次なるお手製への期待を持たせるもの
というより、考えてみればキャンプという行為自体がお手製の塊。工夫を凝らしてキャンプする行為こそ彼女らの楽しみの源泉と言えるのかも

そうして次のキャンプが楽しみになれば、自ら進んでキャンプへ行きたいと思うもの
綾乃の誘いが有ればそれに乗りつつソロキャンも楽しもうとするなでしこはキャンプの様々を楽しめている
こうした寂しさと楽しさが良い塩梅で混ざり合う本作は本当に良い作品ですよ



タカツテムが記録しました
普通


タカツテムがステータスを変更しました
見てる

タカツテムが記録しました
普通

配偶者に相談せずマイホーム購入ってどうなんだ?と思わなくもないけど、それだけルディとしてはシルフィに何かを返したいとの欲が強かったという事かな
あの病から解放され、愛しい人と添い遂げた。それによって得られる全能感はルディに大胆な跳躍をさせたようで
……それにしても、マイホーム購入って思い切った買い物だなぁ(笑)

病という問題が解決された事でルディは次なる目的を選ぶ必要に駆られたわけだけど、そこで家族や故郷の問題ではなくシルフィが優先されるのは彼の中で彼女が大切なのだと示しているね
だと云うのに、この回の殆どが男連中と一緒ってどういう展開なの…
いや、ルディとザノバ的には人形制作が大きく進むきっかけを得たと言えるんだけどさ(笑)

どんなに思い切った買い物でも彼女が喜んでくれないなら意味はない。シルフィの反応が良かった点は一安心と言えるか
結婚したからって2人のこれからが全て一緒になるわけではない。でも、そこに約束が重ねられるなら、一緒に居ようとする意志は固くなる
一度は離れ離れ担ってしまった2人がああも仲睦まじく触れ合う様子を見られるのはこちらも温かい気持ちに成れるね



タカツテムがステータスを変更しました
見てる

タカツテムが記録しました
普通

原作既読
『迷い込んだ天使様に駄目人間を直されていた件』と改題したくなる内容だけど、天使であるとわが一方的に温厚な性格をしているだけでなく、森太郎だってとわに引けを取らないくらい温厚な性格をしているからとわの不安定な部分を直してやれる
偶然出逢った2人がどのようなワンルームを形作っていくのか、その路線が見えるからこそ穏やかな気持ちで見られる作品となっているね

人間を勉強するは良いけれど不安を抱えていたとわにとって、一人暮らしにより他者の温もりが恋しくなっていた森太郎にとって
足りないものを埋めるという意味で2人の同棲開始は良い収まり具合となるね
人をすぐに信じてしまう天使のとわの信頼に応えてやれる森太郎とて天使的な性格をしている。突如舞い降りた同居人なんて迷惑を感じても可怪しくないのに、彼女の日用品を買ってやれる

でも、それは森太郎からの一方的なものでなく、まずとわが森太郎にお粥の形で温もりを与えていたから返したくなった温もりで
互いに温もりを与え会える素敵な関係、早くもそういった繋がりを作れたから、とわも森太郎を幸せにしたいと思えたのかな
森太郎ととわの優しく温かな二人暮らしを見守る作品として、合格点を挙げたくなる初回でしたよ



タカツテムがステータスを変更しました
見てる

タカツテムが記録しました
とても良い

高校辞めて東京目指すなんてかなりロックな生き方。でも、それは彼女の音楽性を体現してはなく、むしろ行き詰まっていたから別の場所を目指しただけかもしれなくて
マイクもギターも持たなかった仁菜が本物のロックに手を伸ばすまでを描いた初回、既に興奮度の高い内容になっているように思えましたよ

道を間違え時間に間に合わず人から逃げ。それは上京したと云うより追い詰められてしまった人の行動そのもの
何も頼れない彼女がそれでも拠り所としたのは初期衝動を模したかのような歌とその歌手
一方で追い詰められていた桃香も最後の夜に彼女を拠り所としたわけか

目指すもの無く行き止まりに居着けば進めないから帰り道しか選べない
桃香はそれに納得していた。納得せず反抗を初めたのが仁菜で、更に言えば仁菜はもっと前から反抗していた訳か
でも仁菜には居場所がないからその反抗を表現する場を持たなかった
そんな彼女に最後のトリガーを与えたのが諦めた桃香の言葉という流れが良いね

桃香の決断に納得せず、彼女が去るしか無い現実も己の負けも受け容れず。そうした彼女の反抗心が、天を衝く中指が桃香だけでなくロックという何かを呼び寄せるものになっていたかのよう
聞き届けてくれる誰かの為でなく、溢れ出る衝動を表現するように雑踏の中で歌い上げた彼女の姿には感銘を覚えてしまったよ



タカツテムがステータスを変更しました
見てる

Loading...