後に傑作と言われる作品のはじまり。
最初はかわいらしい女の子がたくさん出てくるのでほんわか日常ものだと思われる方が多いようですが、そう思って見ているといい意味で裏切られます。
吹奏楽部であるあるなトラブルに巻き込まれながら本人、吹奏楽部全体が成長していく過程を描いている作品です。
作中では人間関係の『ギスギス』がうまーく描かれています。それが解決した時のなんとも言えない気持ちはこの作品でしか味わえない気がします。
スポ根アニメと一言で言ってしまうのはもったいないアニメです。本当に素晴らしい作品です。
京都アニメーションが作ってしまったアニメ至上最高傑作。
主人公の黄前久美子が弱小吹奏楽部に入学して先輩や仲間と共に成長していく物語。
さまざまな部内対立がありそこをどう調和しなければならないかというシリアス展開も見どころです。
まずは顧問の滝先生が入学してきて、半ば強引に全国大会のスローガンを掲げることに、弱小校でダラダラとやっていた部員たちは滝先生の厳しい言葉に反抗する。
もちろんそんな状況で統率も取れる訳ないので、演奏もぐちゃぐちゃ。
そこからどう一丸になって取り組んでいくかの過程が彼女たちの勝利に対しての欲望を呼び覚ますことになる。
そして、まずは府大会を制すために、強くなった彼女たちが、レギュラーの座を掴み取る為に必死に行動し、対立し、時には涙し一つの目標に向かっていく姿は必見です。
またキャラクターの絡みは最高で、高坂麗奈と久美子の絡みは尊いを通り越して神です。
音楽に関しては言うまでもないですが、京都アニメーションの手がける作画は一枚一枚が美しく、これが9年前の作品かと思うと末恐ろしいです。
最高だった。音楽といい思春期と吹奏楽部の激しい競争に葛藤する内面といい人間関係といい世界観に飲み込まれた。
主人公の久美子さんもいい性格してる。どこか冷めた性格だけれど、麗奈さんの熱に当てられてユーフォニアムに熱中しだす過程の描写が良い。最初は渋々ユーフォを続けてたけど、最終的にはユーフォの演奏でダメだしされて、悔しさで麗奈のようになってたのがとても良い。
あと音楽。下手な演奏は流石に見分けがつくにしても、まさかアニメでここまで些細な違いでここまで違うのかと分からされたわい...
くみれいも最高。「特別」だとか「愛の告白」だとか、とにかくシンプルに聞こえて麗奈さんにとって違う意味をもった言葉が、最高な雰囲気を作ってた(語彙力)てぇてぇ。
音楽の使い方がうまいと思った。何気ない練習から、思い出に残る場面での演奏まですべての音が生きていたと思う。個人的には第4話の海兵隊、第8話の愛を見つけた場所、第11話の三日月の舞が好き。
大筋の物語はまあまあだった。吹奏楽(ユーフォ)を続けてきた女子が高校では心機一転別のことをやろうと思ったものの、周りに流され再び吹奏楽の道へ行く。有能な指導者・滝先生によって向上心が青天井に上がっていく高校生たちの青春部活アニメ。優柔不断だった久美子が麗奈の影響もあり自分の意思で行動することが多くなっていったのは良かったし、部内の交友関係も良かった。吹奏楽(音楽)を知らない人でも楽しめる設計にもなっていたと思う。
音楽(とくにオーケストラやバンドといった複数人で演奏する音楽)を一度やったことのある人には特に刺さるアニメだと思う。真新しさというか、テーマ自体は割とこすられているモノだと思う。が、京都アニメーションによる素晴らしい作画と音、物語の作りこみの良さ(吹奏楽部あるある、音楽あるある)が光っていたアニメだった。
この1期分を2クールでやって欲しかった
何度見てもいいわ。
神アニメ。
何度観ても素晴らしい
楽しいだけじゃない青春物
ほろ苦くはあるけど、後味すっきり
メモ
Date:2022/1/20-2022/4/5
Score:99.0(互:100↑)
各話平均:9.85 /10.0
脚本:10 /10
映像:10 /10
音声:10 /10
全体:10 /10
多分これが一番好きなアニメ。何回見たかわからん。
京アニだけあって作画は基本的にきれいですし、大吉山からみた夜景の時など力を入れるときはちゃんと力を入れて描いてて素晴らしい。
あと心情を表す描写が結構入っててレベル高い作品だなと思います。天気はもちろん蜘蛛につかまった蝶写すところとかですね。
音楽は吹奏楽を扱ってる作品だけあってレベル高いなって思います。
これは周知の事実ですが、再オーディションの時に香織先輩の演奏を音大生がして、麗奈の演奏をプロの音楽家がして、麗奈のほうがうまいが香織先輩を下手すぎないように見せるっていう工夫は素晴らしいなって思いますし。やはり演奏そんなに変わらずにキャラの表情などだけで表現するだけでは足りない気しますし。
まあ一介の高校生にしては二人ともうますぎるんですが…
あと三日月の舞とプロバンスの風も結構好みやしなんなら新世界よりもたまに聞いてますw
大吉山で演奏した奴はあんまり聞いてないですけど…
もっと早くユーフォに出会ってたらもっと音楽が好きになってたんだろうなって思います。まあ最速でもアニメは2015なのでもう音楽の授業などはほとんど受けられないんですが…
あとサントラも結構好きで聞いて泣いたりしてます。サントラもちゃんと心情分かりやすく表現してていいですよね。
ストーリーは部活ものの王道で全国大会を目指すってやつで結構熱血ものかなぁ。僕自身熱血ものあんまり好きじゃなかったんですがなぜかユーフォだけは大丈夫でしたねぇ。
キャラとか吹奏楽があまり熱血をイメージさせないのおかげだからですかねぇ。根性論がそこまでないからでしょうか。むしろ麗奈やあすか先輩などの圧倒的な才能にはかなわないってイメージですし。
ユーフォ熱血ものじゃないですね。多分…
まあ練習はめちゃくちゃするのでね。
あと出来るようになってまた出来ないこと見つけてそれをまた出来るようにしたらまた出来ないこと見つけての一気にうまくなったりしないところも好き。
キャラクターは吹奏楽の部活だけあってめちゃくちゃ出てきますが主人公のいる低音パートとその低音パートの人らと仲いいほかのパートの人だけ覚えてりゃ大丈夫ですね。
優子が香織先輩にソロ吹いてほしくて麗奈に手を抜いてほしいって言ったり、麗奈が香織に私のほうがうまいって言ったりするのはなんというか高校生らしいなって思ったりして好きです。高校生らしいって言うのとはまた違う気もするけど言葉でうまく表せない…
あとあすか先輩の自分が吹ければそれでいいって態度は見ている自分もすげぇって震えあがりました。
って感じでキャラクター一人一人に個性があって良いなって思いますね。
くみれい素晴らしいんじゃ。ユーフォは百合を扱った作品ではないから百合どうこう言うのはやめろってたまに行ってる人見ますが、どう考えてもユーフォは百合を扱っています。大吉山でのあれやオーディションの時のあれをみて百合じゃないって言うのは違うかなと思いますね。まあ僕の百合の定義がひたすらに広いのでそう感じるだけかもしれませんが。
めちゃくちゃ長文で語ってしまってお恥ずかしい。もっとまとめられたはずだけど別に誰に見せるでもないのでこんなもんでいいですかw
本音を言えばもっと一人一人のキャラクターについて語りたいんですが…
・ゆるふわ部活アニメ『けいおん』を作った京アニが、部員たちがリアルにぶつかり合う吹奏楽部を描く!
・吹奏楽部だからこそ多い登場人物→中には存在意義が微妙なキャラも……→それでも副顧問である松本先生が最後に見せた表情など、見どころがあるキャラも
・語られないエピソードや、まだ明かされないキャラの秘密→それは二期で? 私達の音楽は続くのです!
夢想家でありたい、そしてそうあるための努力は美しいと思わせてくれる名作でした。
また、一つ一つの描写にわざとらしさが薄く、リアリティがあって作品にグイグイ引き込まれました。特にオーディション前の変な緊張感のある空気の作り方が本当に素晴らしかったです。
当然作画や演出も見事でした。第八回の麗奈が美しすぎて鳥肌モノでした。
ここからは気になったキャラクターとして、
まずは麗奈とあすか先輩。性格や振る舞いは違えど2人ともカリスマ性があり、そのカリスマ性を裏付けるような努力量と才能を持ち合わせたカッコイイ人物だと感じました。
次に主人公の久美子。この子は部活モノの主人公にしては技術も性格も経験も普通だなという印象でしたが、話が進みコンクールが近づくにつれて「上手くなりたい」とどんどん吹奏楽に大して本気になっていく姿は応援せずにはいられませんでした。
男性陣からは滝先生。彼はとにかく有能ですね。しかもイケメン。最初はバラバラだった吹奏楽部を自らが"敵"になることで団結させ、その後もなんだかんだでしっかり部員を納得させた上で指導する。そして何より殆ど感情的にならない。こんな大人は滅多にいないと思いました笑
最後に夏紀先輩。個人的にはこの子が理想の先輩であると感じました。確かに序盤はやる気のない感じであまり良い印象はありませんでしたが、雰囲気に流されただけとは言いつつも努力する時はしっかり努力し、その結果後輩に負けたとしてもその事実をしっかり受け止め応援できる本当に良い子だと思いました。つねに飄々とした表情を見せていたのも魅力的でした。一緒にお酒飲みに行きたいですね笑
殿堂入り 神アニメ
お話自体は特別なものではないが、見せ方がすごくうまいのでついつい引きこまれてしまう
いい作品です
部活の負の部分が強調されている、と感じた。上手くなりたいと叫ぶ主人公が印象的だった
最高でした。
2015年おそらく最もSNSで盛り上がった青春音楽アニメの傑作。刺激的な演出が後の作品に与えた影響も大きいと思われる京アニの看板タイトル。アニメ史においても稀少な原作とアニメの幸福な関係を体現した作品でもあるが、原作のポテンシャルを大きく膨らませた1期の功績は計り知れない。
2015年、『SHIROBAKO』ロスに悲しむ多くのアニメファンを救ったことでも記憶に刻まれる作品。
原作、アニメともに素晴らしい作品だが、特にこの1期アニメにおける原作が持つポテンシャルを大きく膨らませた京アニによる梃入れとヒロイン・黄前久美子のキャラ造形は、その後豊かな広がりを見せるユーフォシリーズにおいての全ての始まり、といってもよいぐらい大きなものであったのではないだろうか。オーディションの時から、自らの演技プランで制作陣を納得させてしまった久美子役、声優・黒沢ともよの功績にも計り知れないものがあるだろう。
『響け!ユーフォニアム』(以下ユーフォ)では宇治の街並みや学校での日常風景、吹部の生徒達が手にするリアルな楽器、リアルな演奏姿……などが京アニの恐るべきハイレベルな作画によってこれ以上ない素晴らしいクオリティで再現されており、そこでキャラクター達がしっかり生き音楽に情熱を傾けているのだ、と確かに感じられるリアリティある作品世界の説得力は十分高く評価できるものであると思う。
また、詳しい言及は避けるが、映像の質感やモブへの異常なこだわりはさながらアニメが実写的表現を手にした、と思える驚きもありそこも大きな評価ポイント。
ジャンル的には学園青春音楽アニメということで斬新さにはやや欠けることにはなるのだろうが、その中でも、序盤の部内における不穏で倦怠した部活動あるある的雰囲気には意外性と刺激が感じられ、そこも強く印象に残っている。
この作品の凄さのひとつは、脚本で読めばおそらくたいして面白い内容でもない、日常のなんでもない出来事を綴っただけのようなものが、演出の力によって何度も見返したくなるような魅力的な映像に仕上がっているところにある(裏を返せば、ストーリーの力に頼らない話の作り方がそのような映像を作り出すのだ、と)。
特に、登場人物達の無意識(や生理的反応に基づく行動)を画面に刻みつけた手腕はまさに演出(と作画)に拠るところが大きく、この点に関しては、アニメ史においても白眉なものであるのではないだろうか。
シナリオ的に計算されて理にかなった行動、というよりは、キャラ達が無意識にそのような行動を起こしている、のが感じられるのである。その無意識の行動が複数のキャラ間で掛け合わさることで生まれる予想外、かつ有無を言わさないような説得力とダイナミズムを持った刺激的な映像が心に斬り込んでくる、そんな感じだ。
評価:A
王道スポ根(吹奏楽はスポーツなので)アニメの定番ではあるが、やる気のなかった部員たちが熱にあてられ徐々にみんなが一つの目標に向かっていく過程の描写がよかった。
上手くなりたい…上手くなりたい上手くなりたい上手くなりたい上手くなりたい!!!の黄前久美子ダッシュが好き。
『めっちゃ面白い』程ではないけど、吹奏楽の練習背景とか、その辺が見てて面白かったかな。恋愛絡みはベタというかなんというか。
百合展開らしきものが後半に何回かあるので、百合好きな人は見ると良いかも。
良い作品だとは思いましたが、こちらの感性の問題でちとツライ。
「青春」「学生生活」は、ノレないこともないんですが、ちょっと今回は合いませんでしたね。
”あすか先輩”の「こころの底から~」に正しくかは判りませんが、シンパシーを感じてしまうので…
めっちゃ実生活でも感じてしまうのが行けないんですけどね(苦笑)
吹奏楽はこれっぽっちも詳しくありませんが、演奏周りでは「だろうな」と思わせる描写が多々あり納得させられるものでした。
京アニすごいッピ
キャラクターの内面が皆複雑。マリーっぽいというか、吹奏楽部の異常さが色濃く描かれていて異空間青春ドラマ的になってる。いいぞ
原作1巻のアニメ化、しかし原作1巻とは明確に違う。
原作1巻はもっと清廉で澄んでいる。
アニメ版は不穏やリアリティが増されていて其れは其れで、良い。
アニメの終盤、久美子が走る。巧くなりたいと吠える。あの久美子は、原作には居ない久美子。
正確には原作3巻で近似の熱量を持つようになるが、原作1巻本来の久美子とは大分変わってしまった。
それが良い悪いではなく、アニメーションの魅せ方に対応した処置だったのだろうと思う。
ユーフォニアムは響いても、私の心はあまり響かなかった、かな。なんだろう、結局音楽なんて才能だなって思った。どんなに練習してもうまい人にはかなわないし、やる気があっても指導者が第一線の人じゃないと優勝できない。そんな事実をこのアニメからは感じました。どんなに努力をしていても、周りの環境が良い人や長年やっている人にはかなわないですからね。楽器を好きになって努力できるというのも、一つの才能だと思います。音楽はすべて才能によって決まるだなぁと。
おそらく吹奏の上位校ってこんな感じなのかわからないけど、オーディションやらなにやらで、こんなギスギスした人間関係の部活には、あまり入りたくないなぁ。最初に投票していたけど、音楽を気楽に楽しむ部活だったらまだよかったけども。
というのが、実際吹奏をやっていた私の感想でした。私自身、あまり楽器をうまくなりたいって思わなかったんですよね。演奏を聴いたり楽曲を分析するのは大好きだけど、自分から曲を演奏していくのはあまり興味がないから。だからアニメの面々の気持ちに全く共感できないんですよね。正直この調子で話が続くなら、見ていくのつらいなぁ。あ、作品としてはレベルが高いものだと思います。ただ、自分には合いませんでした。