ルビーの戦闘シーンは元の3DCGとは違ったアニメ独自の表現がされていていい感じだった。
それ以外の作画、特に背景美術が微妙だったのはアクションシーンに全振りしてるからだと思うことにする。
脚本に関しては虚淵玄、冲方丁が関わっているのでおかしなものにはならないと思う。
相変わらず主人公のライバルや敵が皆無能揃いで、周りを下げることによって相対的に主人公を優秀に見せようとする展開が好きになれなかった。
盾の勇者なのに攻撃まで何でも出来て、もう主人公一人居れば良いんじゃないかって状態も話をつまらなくしている。
登場人物が多い上に同じ名前(特にヘンリー、エドワード、リチャード)も多いため、それぞれの関連や背景を把握し難い前半は微妙な感じだったが、それらが頭に入った後半以降は加速度的に面白くなってきた。
全体的に作画に力が入ってなく安上がりな感じだったのがもったいない。
普通によく出来ているアニメだとは思う。
ただ知名度で孔明が選ばれたのは判るが、三国志好きとしてはプロデューサ的役割の軍師を呼ぶなら王佐の才を持つと言われた荀彧の一択だろうと思った。
細かいところだが声優と歌を担当している人の声が違和感を感じるレベルで違っていたのも残念。