登場人物が皆魅力的で、特に双葉の何事につけてもオーバーなリアクションや
コロコロと変わる喜怒哀楽の激しい表情を見ているだけで楽しくなった。
途中で1回入った総集編は酷く雑な作りだったが、それ以外は地味ながらも丁寧に作られた良作。
異世界転生ものにありがちな転生時に貰えるチート能力が殆ど無く、
主人公が成長する過程をちゃんと描いているため物語に説得力が生まれている。
ただ現時点では主人公が異世界転生したということが話に殆ど絡んでこないのが気になる。
転生要素なしの普通のファンタジー作品として作っても良かったような気がする。
最初は、目の前に突然現れるグロい幽霊を主人公が見えない振りをしてなんとかやり過ごすというパターンを
繰り返すだけかと思ったら、所々でこちらの予想をいい意味で裏切るような話が入ってくるのが良かった。
ただ最後が、いかにも続きが有りそうなキリの悪い形で終わった点が若干不満。
話自体は面白いし戦闘シーンの作画に凄い手間がかかるのは判るけど、何度も落としたり総集編やった挙げ句、
続きは3ヶ月後というのはさすがに勘弁して欲しかった。