試写会にて視聴。
諦めず前に進もうとする気持ちの大切さを教えてくれる作品であると感じました。生まれつき歩くことが出来ず、外の世界を見ることや夢を持つことを諦めてしまっていたジョゼを外に引っ張り出し、背中を押した恒夫。その恒夫が事故で心が折れかけていたところを勇気づけたジョゼ。この2人の持ちつ持たれつな関係はとても素敵だと思いました。また、そんな2人のラブストーリーは真っ直ぐで爽やかで、見ていて本当に気持ちのいいものでした。
セリフや演技の部分では、方言が光っていたと思います。万人受けや聞きやすさのためにどの地方だろうが標準語で統一する作品も少なくありませんが、この作品では元から大阪にいた人物は関西弁、進学によって大阪に越してきた人物は標準語と使い分けがしっかりされていたのがリアルで良かったです。あとは感情が昂ったときに東北弁になる舞が可愛かったし、こだわりが感じられる部分でした。
作画も全体的に非常に綺麗でした。
演出面では、一点に焦点が集まって周りをぼかすような演出が多用されていたことが印象的で、写真として切り取っておきたくなるような美しさを感じました。
総合的に見ても本当に悪いところ、気になるところが見つからないくらい素晴らしかったです。
原作ファンからは叩かれているようだけど原作未読の私からしたら普通に楽しめた。この手の探偵ものはゲストキャラの依頼や事件を解決していくという流れのものが多いが、この作品は探偵側のメインキャラが依頼人にもなっていたので、1クールの中で事件を解決しながら登場人物の掘り下げもしっかり出来ていて良かったと思う。そのおかげでキャラクター達に愛着が持てて話が進む事に面白く感じられた。そしてなんと言ってもアリスが可愛かった。