サービス開始日: 2016-04-05 (3721日目)
朱里回。安野希世乃さん、灯里の淡白さや素っ気なさが良く出ててなかなかのハマり役。別世界の住人だと思っていた”好き”に情熱を傾ける人達も同じように日々悩んでいると知って親近感がでたのか、無関心だった彼女が自分からイベント準備に参加したのは素敵な一歩だなと。
何事も実際にやってみないことには自分に向いているのか好きなのか分からないままですし、今回灯里が一歩踏み込んでささやかな達成感を得たことで、このさき彼女なりの挑戦を繰り返しながらきっと目を輝かせる何かを見つけるんじゃないかなと思いました。
しかしティンガーラの外照明派手すぎじゃ。ラスベガスのカジノみたい。うみやんのコスプレ、天女というより三国志の張飛に見えたw。立派な髭に長髪、漢服に似た着物で。副館長は灯里には呼び方や仕事の裁量等で配慮をしているのをみると、目を掛けた部下には厳しい質なのか。
趣のある日本家屋の街に雪が静かに降り積もる中、キヨの姿を眺めながらすみれが黄昏ている絵がホント素敵。寒いはずなのに何故か心が温かくなる情景。故郷を離れ名も身姿も変わって。でも側には昔のままのキヨがいて一緒にひっつみを食べて。どれだけ心強いだろう。
これぞワートリと言いたくなるような知略戦の数々!玉狛のスパイダー陣の活躍があってか各チームより知恵を絞るようになり、チーム戦の戦略的な面白さに一層磨きがかかったね。遊真とヒュースの新ダブルエースコンビも既に息ぴったりでカッコイイ。
くつろぎ海月荘、ティンガーラの皆が思い思いにくつろぐ様子はおじいの「水族館で働く人は誰よりも優しい人でいて下さい」という言葉をくくると風花が実践に移してひとつ形になった姿ようで素敵でした。皆の私服姿も新鮮で良いですね。
マリナの「日本語で苦労した。生き物とは言葉なしで心が通じ合えるので水族館の仕事は楽」というエピソードが印象的。前話の知夢もそうですけどティンガーラには色々な生き物たちがいるのと同様、様々な背景を持った人達が働いているのだなと。
P.A.お仕事シリーズの中でも働く人達の多様性について描かれているのは初めてかな?なんだか新鮮に感じます。そしてそんな人達が共に働く姿を見ていると「優しい」とは相手を理解しようとする事なのかなと思ったり。
ハドラーってダイの大冒険の裏主人公だよなあ。ダイが躍進していくのと反比例するかのように段々と落ちぶれていく中で自分自身とどう向き合っていくかみたいな…。男の悲哀とか美学を感じさせる物語。
過労で倒れる夕月。まるで聖母のような彼女も人の子であったか。珠彦が彼女を幸せに出来る男になりたいという想いが芽生えるくだりがいいね。彼の中に前向きな気持ちが生まれたのは、夕月がかけがえのない存在になり愛を感じ始めているからだと思うけど、緊急事態に何も出来き無かったという自分の底を実感した事も背景にあるのでは。それは当然ショックな事だけど、一方でこれまで淀んだ不安の中をふわふわ漂っていたのが、自分の足がつく地面を実感出来た訳でもあるので、ならばここから前へという内的動機付けが生まれたのかなとも。
地位が人を作ると言うけれど、貰った素敵な名前に呼応するようにすみれが成長する姿が逞しい。それでもホットケーキにはちみつはそのままで、キヨとすみれの関係はこれからも変わらない事を表しているようでまた素敵でした。
表層的な形式やテクニックに走ってしまうのってあるあるというか成長過程で誰しもが一度は通る道なんだろうなと。創作の本質は心の内にあるモノの表現する事というのは深く頷くしかない。八虎がF100号の絵に向き合う姿はロックの文脈で言う初期衝動という言葉を思い出したり。
八虎が壁にぶち当たってから四苦八苦しながらも試行錯誤と考え抜くことで自らその気づきに辿り着いたのが大きいよね。本質的に彼は独力で成長していける能力を持ちつつある訳で、自らで道を切り拓かねばならない絵画という世界ではとりわけ重要な事なんじゃないかと思う。
しかし最終コンテストで八虎は思いもよらぬ結果に。周りから評価を得始めたことに満足してある種の油断や緩慢さが絵に向き合う姿勢に出たのかもしれない。自分の心がダイレクトに反映されて丸裸にされてしまうという意味で創作はシビアな分野だなと感じました。