サービス開始日: 2016-09-30 (3405日目)
本作で自分が特に素晴らしいと思ったのはアルヴィン役の佐藤拓也さんのツッコミ芸。ボケでは笑わなかったのに、続くアルヴィンのツッコミで笑ってしまったことが何度もあった。こんなの「生徒会役員共」の浅沼晋太郎さん以来。
今回は過去回のゲストキャラが全員集合したりアルヴィンのパワーアップがあったり能力強化魔法が驚きの使われ方をしたりと、意外と言っては失礼だが最終回らしい盛り上がりだった。アルヴィンにかかった呪いについても一区切りついたし。
笑いながら見終えると心の中の何かが少し回復する、楽しいアニメだった。
OP映像を覚えていれば開始5分で展開が読めるのだが、マスク割れ、武器パワーアップ、ライバルとの共闘、クライマックスで主題歌、と押して欲しいツボを的確に押してくれるので、満ち足りた気分で見終えることができた。作画も力が入っていてよかった。
主人公一行が世直し旅、という言ってみれば水戸黄門パターンのシンプルな勧善懲悪なわけだが、肩の力を抜いて気楽に楽しむことができた。
とてもユニークな作品で、面白かった。
キャラももちろんよかったのだが、自分としては舞台となっている世界の設定により心惹かれたので、もっといろんなクラスタのいろんな人のエピソードを見てみたかったなあ。
第8話のサンドリヨンのエピソードはお気に入りだったので、最終話で彼女が意外な形で再登場したのは嬉しいサプライズだった。
感無量。このエピソードをこの上ない形でアニメ化してくださったスタッフのみなさんに、心から感謝を。演出も作画もキャストの演技も(特にかぐや役の古賀葵さん)も全てが素晴らしく、作り手の強い思いが伝わってくるフィルムでした。
原作ファンとして、完結までアニメ化するのが無理としてもなんとかここまではアニメ化して欲しい……と思っていたのが今回のエピソード。原作はこれ以降も続いていますが、たとえアニメ版の続編がなかったとしても自分は十分満足です。本当に幸せな三ヶ月でした。
……とか書いてる間に新作アニメーション制作決定の告知が。マジですかあああ!!
主人公のドラマを12話で過不足なく描き切った、満足度の高い最終話だった。
演出や作画が苦しい回でも一定の面白さがキープされていたのは、作品の土台となるストーリーやドラマがしっかりしていたからこそで、そこは原作の力によるところ大だろうか。お仕事物としての前半での主人公の言動が、最終話でブーメランとなってきれいに返ってくるのが快感だった。
こういうジャンルの常として主人公二人はくっつきそうでくっつかないままだと思っていたので、終盤の告白展開には本当に驚いた。
けれど、「阿波連さんはかれない」のだから、普通じゃない距離感こそ二人には相応しいのかもしれない。