ここ5年くらいでやたら増えた気がする舞台(演劇)xファンタジー設定。キャラデザとか演出とか結構良くて好みだったんだけど、ギアが上がった終盤の展開以外は正直消化不良というかやはりこの手の題材の難しさを感じさせる作りだったね。静香のイマジナリーフレンド設定の明かし方とかセンスを活かした舞台上の演出とか光るものはあったけど全体通して小さくまとまった印象はある。
最終話は丸々舞台を見せるのね。静香に捧げるってやつだな。良いんだけど、流石に1話丸々使われると結構ダレた印象になってしまうな…。やはり前2話がピークだったので完全にエピローグだな。結局静香戻ってきてるし…。
キービジュアルを見た時からこんな感じの展開なんだろうな、と思ったらその通りだった。ある意味期待通りの作品だったね。いじめに遭っている西村さんを鬼メンタルの高田太陽くんが救い続ける物語で、ひたすら同じ展開を繰り返すので正直最初の数話でお腹いっぱいだった感はある。それでも常に西村さんの救いになり続ける高田太陽って偉いよなぁ!?
プロスペラが言ってた、あの子(スレッタ)にはあなた達がいるじゃないっていう考えかた、これこそが元凶だな。一方的な考えすぎる…。
そして、空間に残されたのは…。
メインキャラ2人の醸し出す雰囲気が心地いいアニメ。リアル路線の話かと思ったら意外とファンタジーも入っていて最初は面食らったけど見ているうちに馴染んだね。めちゃくちゃ面白いわけではないけど癒し系。
ゲームを通じた出会いから始まるラブコメ。とにかくヒロインの茜ちゃんがめちゃくちゃ可愛い。等身大の女の子の魅力を演出アフレコが最大化してくれてるね。山田もクール系ぶっきらぼうキャラだったけど茜ちゃんとの出会いを通じて徐々に変わっていく様とかを丁寧に描けていたし、1クール内で付き合うところまでちゃんと着地させたのが好印象でした。
今期アニメで1番印象が薄いまである。他にインパクトのある異世界系アニメがたくさんあったせいでこの作品は割りを食ったかなぁ!?割と脚本は地に足ついてた気がするけどアニメーションは予算に見合った感じで無難な作りでした。
とにかくアニメの作りがチープかつ悪い意味で変で今期の数ある異世界系作品の中でも目立っていたね。キャラの言動も脚本もアニメーションや演出が良ければ多少誤魔化せるが変なところで文字が出てきたり同じクソデカBGM何度も使っておちゃらけたり謎挿入歌入れたりと、なかなか凄かった。普通の戦闘シーンとかの作画は割と頑張ってたと思うし主に演出かな…。調べたら新設のアニメ会社らしいのでここからの成長に期待したい。