シナリオや演出は、テンポが良くてかなり上手いので、楽しく見れて面白い。ただ、主人公が軽々しく性犯罪者にされる展開が胸糞すぎる。この要素だけで作品がいまいちに感じてしまう。主人公を落とす必要があるにしても、ドン引き。ステータスやらモブキャラのセリフがRPGっぽくて、ゲーム要素が多いのが、よくある異世界召喚もので無数に見てきた既視感。ステータス解放による能力アップもメジャー。レベルが上がりにくい盾の勇者設定はワクワクする要素ではある。退屈しないいい出来なのに、主人公の冤罪で、ただモヤモヤして終わった。
ボイスリメイク版。サッカー少年たちの事情やいざこざが楽しかった。男子キャラクターが全員いいとこのお坊ちゃんぽくてお上品で王子さまっぽい、かつ浮いた話が皆無。連載当時、女子に人気があった理由が分かった。キャラクターの個性が光ってた。個人的には主人公の豆しば的な可愛さが限界突破してたのが素晴らしかった。が、正論ばかりでいい子ちゃん過ぎるのでこの主人公つまんないと思う人もいそうな気はした。周囲から好かれまくってる主人公が好き。脚本が某有名サッカーアニメJと同じなので外さないだろうとは思ってたが、やっぱり面白かった。声もみんなイメージとよく合ってたと思う。
エース、実力のないチームメイトたちに満足できなくていら立つ。主人公実力差が開いて迷う。テコ入れが入ったのか、都大会あっさり負けて終了。
知り合いが一気に主人公の父親の調査を始めるのは笑った。そっとしてあげて。主人公の養子設定は切なくて好き
サッカー系の作品はディフェンスが雑魚になりがちなので、目立つキャラが出るのはいいことだとは思った。
地区大会決勝戦。相手側の回想にやたら気合が入ってる。相手チームの事情に興味を持てるかというと、いきりまくりのちびっこに興味が持てるかという点も相まって、個人的には微妙
フットサル回。ちびっこの声が、どう聴いてもおばちゃんであることに震える。音声リメイク版は、比較的みんな声がしっくり来ていただけに、これは恐怖のカウンターパンチ
全編通してスケートの作画が圧巻。ストーリーも主人公が世界トップレベルの実力で、グランプリファイナルをどんどん勝ち進んでいくのが楽しかった。ラストも幸せなこれからを予感できるハッピーエンドで好き。スポーツものとしては準優勝はかなり残念感があるが、主人公とコーチはこれからも幸せに暮らしました。めでたしめでたし。のシンデレラストーリーのハッピーエンドを優先した結果なんだろうとは思った。主人公とコーチの愛という名の距離が近すぎるサービスショットが、各話に漏れなく詰め込まれているところが凄まじかった。このサブストーリーの灰汁の強さが苦手な人もいそうだが、視聴者層を絞ってピンポイントで見事に打ち抜いているという意味では素晴らしい作品。全12話で王道の恋愛イベントのシチュエーションを全部クリアしてるのは、見事だった。