サービス開始日: 2017-06-27 (3199日目)
シリアスものかと思いきや、ファンタジーコメディだったか〜
そして、コメディノリが仰々しすぎる!!!はい、視聴確定。ファンタジーコメディはテンションの高さが全てだと思ってるので
背景のクオリティの高さも良いっすね、宮殿壁の模様の細かさとかすごいリッチ感。のんのんびよりっぽいキャラデザもかわいいです
オーイシによる如何にもすみぺなOPも楽しい
最初に宇宙から見た地球見たいな図が映されたせいで、なんか色々よくわかんなくなって設定が上手いこと入ってこないな……
ファンタジー世界人がファンタジー世界でやり直しって感じか
なんかやたらとアニメーションがリッチになった気がするわね
亜人奴隷を取り戻すためにコロシアム潜入とはなかなかおもしろそうな今回のテーマ、案外期待できそうかも?
順当な1話という感じ
勘解由小路無花果さんの名前が出るだけでバカ笑いできる
最後のお役目は、神婚成立まで天の神からの攻撃を防ぐこと。そこに対して、「私の命でみんなが助かるなら怖くない…」と言う友奈も、「防人の隊長として作戦の成功だけを考えなくては…」という芽吹も共に葛藤の余地はありながらも、与えられた使命に準ずる姿を見せていた。
でも、勇者たちだけは違った。友奈と一緒に帰るために神樹様から彼女を取り戻すという理由で、この戦いに臨んでいた。そして、そこに思うのは、勇者の勇ましさとは仲間を想う勇気なのかもしれないということだった。
しかし、勇者を援護する千景砲が失敗。それは神官の言うように300年も耐え忍んできた人類の限界のようにも思えるものであったが、しかしそれも神への信仰の力に依拠したもの。人類の人類としての戦いはまだ始まっていないようにも思えるものだった。
だから、「人として生きること、みんなと共に生きることを諦めちゃいけない」という楠芽吹の言葉が印象的だった。そして、人のため神に抗うことを心に決めた今の芽吹もある意味で勇者であったと思う。それに、そんな芽吹の言葉に心を動かされ、神と一つになるのではなく、人らしく「生きたいっ…!!」と叫んだ国土亜耶の台詞。それは、まさにここからが神と人類の戦いの始まりを示す宣戦布告のように聞こえていた。
使命のために正義を体現する乃木若葉のようにはなれないし、だから人々から持て囃される英雄にもなれない。それが郡千景。
彼女は勇者である前に、ただのフツーの女の子でしかない。だからこそ、勇者・乃木若葉のことが憧れであり、輝いて見えて仕方ない上、それと同時に憎くて堪らないのだと思う。
だけど、そんな千景は神樹さまから勇者の称号を剥奪されてしまい、最後には若葉を庇ってバーテックスに殺されてしまう…。そんな所詮はちっぽけな人間としてあっさり散ってしまった千景の姿は、彼女をあれだけ悩ませた「勇者」という称号は代償としての何のメリットもくれない、ただ辛いだけのものということを痛感させるもので、ひたすらにやるせなかった。
あれだけ人々が「勇者、勇者」と祭り上げたことで千景を苦しめたのなら、神様もそれ相応の力を彼女に与えてくれてもいいじゃないかと思わずにはいられない。結局は「勇者」というのもただの人間なんだ、市民をコントロールするための虚像なんだと思い至るようだった。
さらに、そんな千景亡き後、彼女が生きていた足跡を辿った若葉たちの目に入ってきたのは、生前の彼女が抱えていた孤独とやっぱり勇者の場が彼女にとって唯一の居場所だったんだという事実。
そんなことを踏まえての「みんな苦しんでる、私たちはまだ中学生なのにどうにもできないことばかり」という上里ひなたの言葉や、「私たちも一人の人間であり、辛さの中で戦っているということを分かってほしい。郡千景も勇者だった」という乃木若葉の会見は、まさに勇者の人間宣言として聴こえていた。そして、少女たちは人間のための人間の勇者なんだとつくづく、今更にして気付かされた。
いきなりエースのあんこうチームが撃破されてしまった大洗。だけど、みほを失っても大洗が崩れなかったのは、追い詰められてからの起死回生を狙う「あんこう割れ鍋作戦」を離脱した会長から引き継ぎ、さらにスナイパーのKV1追跡戦のために隊を二つに分ける英断を決めた澤ちゃんがいたからだった。
彼女は知波単戦の時にも既にそのリーダーシップの片鱗を見せてはいた。だけど、そういう力をただ持っているだけでなくて、次なる隊長として大洗チーム全員にその姿を見せたことが、今回みほというチームの支柱を失っても、変わらず戦い続けることができた要因だったように見えていた。
とはいえ、継続高校の隊長・ミカはリーダーとしてはもちろん、特に単騎でも恐ろしい粘り強さを携えているあたりに何枚も上手だと思わされるばかりだった。大洗を不意打ちでゲレンデに誘い込んで自分の得意な高速機動戦に持ち込んだり、仲間があらかた撃破されても冷静に雪崩を誘発させることで数的不利を飄々と脱したりと、ミカの熟練した手腕は圧巻だった。
そんなチームを率いながらも、同時に単騎でも強さを見せられるカリスマ性のようなものを持っていることが、やはりみほやミカのようなリーダーの条件であり、まだ澤ちゃんにはないものとして感じさせられた。
だけど、ゲレンデ滑走戦でフラッグ車が撃破されそうな間際に自ら壁として撃破され、「あとはお願いします!」という言葉を残す澤ちゃんも、それはそれで一つのリーダー像を示しているように思えた。だから、澤ちゃんの「健気に頑張る!」というイメージは「隊長のために!」と仲間を奮闘させて強さを引き出すリーダー像であり、それは特にミカにはない強さの資質のように思えた。
乃木若葉と対比される郡千景という勇者は、ただただフツーの女の子なんだと思う。
完全無欠の勇者である若葉は、ただ人類の復讐のためという教科書通りの使命を胸に、時に仲間の犠牲さえ戦いには付き物として毅然に乗り越えることができる。
だけど、千景にはそんなことできない。市民の勇者の犠牲に対する心無い反応にいちいち怒りと憎しみを募らせてしまうし、何よりも世間から勇者である自分たちが英雄として認められないことに苛立ちを抱えていた。勇者になってまでなんて小さな人間だと思えるかもしれないけれど、でもそれは人ならばフツーに抱える感情なのだと思う。
それに、千景には故郷の村で疎外され、迫害された過去があった。これがますます千景の世間への怒りを加速させて、あろうことか市民を攻撃してしまう。すると、今度は彼女の認められない心が余計に深くなり、千景を罪悪感と自己嫌悪が蝕む。
そうやって、徐々に千景の居場所は消えていく。そして、フツーの少女である千景の「本当に大切な人、私を愛してくれる人とずっと一緒にいたい」という素朴な願いすら脅かされてしまっていた。
だから、ただでさえ人類の敵・バーテックスがどうとかに信念を持たない千景にとっての本当の敵は、乃木若葉なんだと思う。世間から英雄として認められ、千景にとっての大切な存在である高嶋友奈の傍にいるという若葉は、何よりも千景の居場所をこの世界から奪うもの。千景にとって、彼女以上の敵などこの世にはないのかもしれないようにさえ思えてしまっていた。