世の中には2種類の人間がいる。クリエイターとそれ以外だ。しかし原作のポンポさんにはクリエイター(表現者)しか登場しない。もちろんそれが悪いわけではないけれど、こと映画となれば観客の間口をもっと広くするべき…ということなのだろう、劇場版オリキャラのアラン君はクリエイターではない人種として登場している。これがいい具合に物語にからんできておもしろい。
全体的には漫画原作をリッチに仕上げた、そうそうこういうのが観たかったんだよ感にあふれていてとても良かった。映像も色鮮やかでニャリウッドの喧騒や楽しさが伝わってくる。そして小原好美によりポンポさんボイスはやはりかわいくて最高だった。
スタンダードな入れ替わりもの。入れ替わったことでみのりとローラそれぞれの魅力が倍加してるのがいい。入れ替わったのも元に戻ったのも理由の説明がないが雑には感じず良い意味でトロプリらしさを感じる。
アニメの制作進行に近いのってIT業界でいうとPMになると思うんだけど、両者は似ていながらも結構違う。どちらも成果物の完成を目標にしてるのにそのやり方が違うし、プロジェクト内での立ち位置も異なるのおもしろい。
建設途中の島が現代技術より20年進んでいるとのことなら建築物にもそういう未来感がもっと欲しかった。マツモトとviviの通信と実際の音声会話の違いがわかりにくくてたまにおやってなる
メイクは自分を変える勇気を出す手助けをしてくれる魔法。したことないんでわからないけどこれってメイクの本質(のひとつ)なんではなかろうか
AIの感情から起こった行動により人間の行動が変わる。そんな未来が来るなら未来もそんなに悪くないと思わせる。音楽がいいね。
AIが心を語る、探していく物語には長谷敏司の『BEATLESS』があり、あちらはあまり成功したと言えないものだったが、Vivyはどうなるか
いいね。クライマックスを前半に持ってくるのもいかしてる。神前暁の音楽も盛り上げてくれる。
アムカで現実、自分の生と繋がり、カメを通じて自分の立ち位置と母親との関係性を改めて認識するリカ。痛々しくても生きるのはひとつの勇気であり、決意である。