無敵の魔力でなんとかしてくださいよォーーという感じだがちゃんと何とかしてくれる。他の説明が出てこないあたりマジで単純に強いから死なんという感じなのか?
やはり表情が良い。
全体的に顔がちゃんと可愛いが、ミーシャの法衣を抱えるカットの表情、「知りたい?」の声は特に良い芝居。
創造魔法、第1話のは複数人でやったからかと思ったが普通にミーシャが一人で城を立てていてとんでもない出力。
サーシャの心変わりが随分急角度だと思ったが何か裏があるのか。
ジェネギャ芸だけでなく一ヶ月の圧倒的成長などネジの外れたギャグセンスが燦然としている。
テンポも速くヒロインも可愛く期待を遥かに超えたクオリティ。
イングリスの非常に一貫したキャラクター性が良かっただけに、最後で一番強そうな男とは戦わず念願の獣は割とあっさり倒して終わったのが残念。
幼少期に生意気な商人を倒すところなど見せ方が良かった記憶があるし、典型的な終盤の長尺展開を御せなかった作品と言えるかもしれない。
異常ギャグ作品(最近だと陰の実力者とか、古くは庶民サンプルとか)の片鱗があり、リリィーの扱いの良さなど何かと熱意を感じる部分がある。
ただストーリー的な見どころはあまりない。
あとOP曲の締めが恰好良い。
未消化要素を詰め込んだ感がある。
虚構の異質な強さ、キレるマリアやアメリアとレベッカのバトルなど見どころもあったが。
思ったより大丈夫じゃなさそうなアニス。
突慳貪だが「一緒に色んなところ旅するのも良いわね」なんて言ってくれるティルティが愛おしく泣ける。
王族としての責任感と社会的なアイデンティティが結びついたアニスには王位を継ぐ選択肢しかない。しかしユフィの選択もまた自己犠牲的だ。
この回は声の演技が強力で、画の方が少々負けているかもしれない。
バイトするだけのシンプルな筋だが、ぼっちの内心の大波乱が描かれていて面白い。
室内背景までもリアル調という珍しい(多分)作品で、ミジンコ云々といったぼっちの語りの重さに相応の質感を与えている様に見える。
ヴェルフ達の成長とリューのトラウマの克服。
筋は単純だが、下層深層の絶望と希望が絶え間なく襲い掛かり、冒険譚として非常に面白い。
身を貫かれても攻撃を止めず、毒の激痛にも耐えて対処し、「死んでくれ」と言われて何の泣き言もない……冒険者の鮮烈な生き様が印象に残る。
復讐に駆られる、死に場所を探す、トラウマに向き合う、英雄を見付ける、リューの心理の変遷が丁寧に描かれる事で終盤の可愛さにも磨きが掛かっている。リューを攻略する話と思って観てもクオリティが高い。
ウィーネに関して軸がしっかりしており、蘇生の場面、そして爪を剥ぎ羽を捥ぐ場面では泣くしかない。
前者に関してはシビアな展開が続くからこそここで本当に死んでもおかしくないという予期があった。作劇上一度きりの手をここで使うのは見事だ。
後者はアイズの言う様に勿論大衆にとっての恐怖の象徴でもあるが、同時にウィーネ自身にとってもベルを傷付けた呪わしき出自の象徴でもある。「どうしてだ」と泣き叫ぶ魂をここに認めない訳にはいかないだろう。
相変らず似た様な展開が好きだなと感じる部分もあるが今回ばかりは野暮だろう。ここまでで最高の1クール。
お団子の日。リボンが揺れ物として映える。
相変らずよく動くが(アバンだけは標準的なレベルに見える)今回は表情が印象的なカットが多かった。「全く人の苦労も知らないで」「身嗜みじゃないの!?」など。あとみはりが洗い物をする際に手が赤くなる描写も細かい。
フルーツケーキは地味にフルーツを買い集めるのが面倒で手間暇が偲ばれる。
化粧のパートは今まででも随一に精神性の変化が見えて良い。実際告白でもされたらどんな顔をするのか?
リリルカの件は1期で似たようなのやらなかったか? とか職業差別をぶち壊せの話なのに「品性よ」では救われないぞとか思ったが、最後のヘスティアの告白が最高なのでこの為だけにでも観る価値がある。神に相応しき揺るぎない精神。
無数のひよこ、黒と赤と月のカットはかなり象徴的描写でシャフト(や幾原邦彦など?)くらいでしか見ない演出だと思ったが、実際その筋の演出家らしい。
基本的にはシリアスな話なせいかいつにも増してシュールさに磨きが掛かっている。(大使が蹴り飛ばされてにこやかな国王や帰ろうとするユアなど)
アイズに助けられる、リリルカに騙される、ベルが一人で勝つ、といった似た件が繰り返されるのが目立つ。
しかし世の中フレイヤの様な裏から糸を引く人物が好きな作品が多いが、掌の上で踊らされるというのはシンプルに不快なのにどうしてこう同じ事をするのか。
とは言えヘスティアを中心に(アイズは?)ヒロインが可愛いし、パッションがあるので割と面白い。
イカれたゲームにイカれたプレーヤー。バランス調節など存在しない様なスキルばかりだが運営サイドの視点がある事で「マジで見ないでね」というメッセージになっている。
掲示板描写はネ実的な文化の回収という意味で面白いが、5ch風にするなら内容ももうちょっと毒気がないと気恥ずかしく感じる。
第1話こそ説明的な台詞が多いが態とらしい場面は全体として少なく、テンポも良いので観やすい。
女主人公「なろう」の模範の様な作品。
「ただ、お慕いしているのです」
ここの劇伴も恰好良い。
並の代償ではユフィを止められなそうだが、精霊契約に何があるのか。
ユフィが人々を尋ねて王位継承後に何が起きるか、そして自分の気持ちについて気付いてゆくという単純な形式だが、美しい画面としっかりした演技で見応えがある。
イリアとしての最大限で感情が乗った「幸せに、笑ってくれますか」が印象的。
「あーダメダメえっちすぎます」是。
ハーフアップが可愛いが三つ編みポニーの方がメイン。
アバンのかえでの脚への目線に屈んで入ってくるカットはちょっと意外な動きで面白い。
もみじがお返しを待つカットは完全にフリーズしているが、ここは僅かでも動く(=疑いを持つ)ともみじの持つましろへの絶対的信頼がブレるためキャラ演出として完成している。動かない事も芝居だ。
妹への社会性ムーブに慣れつつあるまひろだが、みはりは全く慣れる様子がない。
横に画面を流しながら4人(3人)がクレープを食べるカットでは最早お家芸とも言うべき全員の動きまくる様子が見られる。