今回で最終回でもおかしくない話の流れだと思ったら最後に気になる引きが。それにさんざん可能性を奪い取って滅ぼしてきた他の世界はどうするのだろう。笑にしても「たとえ死の可能性があっても自分の足で立って生きていく」と決意したのはいいものの、実際のところ具体的な対策はないわけで。三か月後、事故であっさり死んじゃったけど、ちゃんと自力で生きたことに満足して笑って死んでいたとか、そんな展開になったら驚くけどたぶんそんな展開にはならないだろうな。
ひさびさに登場のジーナさんがいいところを持っていった回だった。しかし今回の相手程度なら剣を使ったり鎧をまとう必要はなかったのではという気が。
もう受験生という年ごろから離れて久しいけど、1月のセンターも終わった時期に志望校を変えるのはちょっと無謀じゃないですかね。よほど基礎学力がしっかりしていて対応できるならともかく。それに志望校というのは将来に向けて何を学ぶかを考えて決めるものであって、そんなころころ変えるものではないのでは……なんて考えてしまうのはやはり歳をとったということか(笑) 森川さんの髪形の変化はおおむね好評のようだけど、自分は前の髪形も好きです。もちろん今の髪形もいいと思うけどね。
ルーク掘り下げ回。ルークの父ちゃんと母ちゃんはよくこんな性格同士で夫婦になったなというレベル。いやまあ、ルークパパも若いころはもうちょっとソフトでまともな性格だったのだろうけど。
笑の成長回……なのはいいのだけど、実際他の平行世界では笑は死んでいるわけで。可能性を信じる! っつっても、そもそも親父が他の世界をつぶして可能性を注ぎ込まなければこの年齢まで笑は成長できていなかったわけで。笑の成長はいいものだと思うけど、それはそれとして根本的な問題解決はどうするのだろう。
旅立ちとソフィの心の整理回だった。ルークやジーナとの合流は2クール目に入ってからかな。ルークについては名前的にまだ二転、三転ありそうな気もするが。
恋愛色が濃くなってきたなあ。いや今までも恋愛青春ものだったけどさ。しかし美緒・瑛太・恵那の三角関係が前面に出てきた分、陽斗・葉月の二人は影が薄くなった気が。
悪くはないのだけど1時間18分の比較的短めな上映時間もあってか大味な内容だったなあ。いかにもTVシリーズのファン向けに適当に後付け設定をくっつけてそれなりに盛り上がりどころを入れてまとめましたという感じ。もちろんそれはそれで悪くないのだけど、贅沢をいえばもっと深い満足感がほしかったなと。とはいえ、この作品らしいコミカルなノリも見られて良かった。
面白かった。オールスターで王道の盛り上がりがいいね。しかしその中でスナフキンみたいな子がいたけど、TVシリーズであんな子いたっけ……と思ったら知波単学園と同様劇場版初登場校か。知波単の方は元ネタがわかりやすいから劇場版のゲストキャラみたいなもんだろうなとわかったが、スナフキンちゃんは妙にキャラが立っているからメディアミックス展開のコミック版か何かで出てきた子かと思ったわ。愛里寿との交流ももっと見たかったな。最終章では出番はどうなるだろう。
さすがOVAで出ただけあって作画も内容の濃さもすごい。みっちりと内容がつまっていてとても見ごたえがあった。そして本編終了後の戦車講座もやたらとガチな内容で驚いた。
ええええ、また茶番エンドっすか……炎が落ち着くまでもたせればいいだけなら巫女を大勢用意して交代で役目につかせればよかったじゃん。そもそもいくら巫女の適性もあるとはいえ、貴重な勇者の一人の東郷さんを大赦が使いつぶそうとする理由って何さ。
こうしていま見ると意外とよくできているのだけど、ディードが宙に浮かんでいるのは設定を考えると変な描写だよな。アニメ的見栄えを考慮した演出なのはわかるけどね。あと王の使者が傭兵ってのはどうなんだとか、セシルくん畑の真っただ中で破壊の炎の魔法なんて使っていいのとか、大なり小なりのツッコミどころも。スレイン(ひいては大二―ス)はすごい無茶ぶり。
こうして今見ると山岡がぐーたら社員ではすまされないぐらい仕事してなくて笑う。よくこれでクビにならなかったなというか、そもそもよく新聞社に入社できたなというか。栗田さんは一話目から吐いているゲロインだったのか。料理勝負ではちゃんと山岡の言い分を認める大原社主の意外な器の大きさが好印象。次回予告ではいきなり雄山と山岡の関係をネタバレしてて吹いた。
そのっちも加わってにぎやかな日常を送っているように見えるけど何やら不穏な描写が……と思っていたところで異常に気づいたか。普通に考えれば東郷さんは破壊した壁を補う生贄状態にでもなっているのかね。
一期ふりかえり総集編……はいいのだけど、今見ても終盤の茶番っぷりがひどい。このへん、後半の勇者の章で上手くフォローできるのだろうか。
最後の場面とエンディングを見るとなんだかティナとソランの壮大な恋物語のように見えるけど、実際は全然そんなことないという……そういうところも含めてなんだか大味なまとめ方だった。
まとめ。一見主人公的ポジションのソーマが終盤近くまで本筋にほとんど関わりなくおせっかいで首を突っ込んでいるだけという印象で主人公らしくない、ヘルガが典型的な助けを待っているだけのお姫様で魅力が感じられない、この手の輪廻転生もので要というべき前世のティナとソランの物語にいまいち感情移入しにくい、ことの元凶の一人であるゲオルカが小物臭い……などなどのツッコミどころ・不満点があって期待したほど満足できた作品ではなかった。とはいえ、OP、ED、BGM、少々クセのある絵などによって演出される物語は独特の雰囲気があって、全26話引き込まれるだけの力もあった作品だった。
前回のラストであれだけ己の罪に嘆き苦しんでいたのにあっさりいつものトーマに戻るとは情緒もへったくれもないなあ。そりゃこの終盤にきていつまでもうじうじ悩んでいられてもうっとうしいだけだが。デュマも何か考えあってティナを復活させようとしているのかと思えば特にそんなこともなく、迷いに迷ってようやく決断しただけとは。親父に背くことはとっくに決めていたのだろうからもっと早くやれよというか。
ここで前世編の続き。19話で最後の場面は何やら意味ありげに伏せられていたからてっきりもうひと捻りあるのかと疑ったけど、ここまでの描写を見ていれば予想できた通りの真実だった。一方、ゲオルカが兄タイタスを憎むのはどんなわけがあるのかと思ったら、単に自分がちょっと遅く生まれたから王様になれなかったってだけか。こんなだからどうもゲオルカは小物臭くて、いつまででかい面して出てきてるんだよという気分になるんだよなあ。
ああ、なるほど。メルが成年期の博士に会いに行くのは時期がズレるのではと思ったらこういうことだったのか。いやでもこれでもやはりズレはもっと一年どころではなく大きく出そうな気が。それはそれとしてさらっと一人で転生装置を作ったといってたけど、そんなにお手軽に作れるのか転生装置。