一見女性向けっぽい絵柄から見るのを躊躇していた作品だったんだけど、話そのものは真っ当に信長の少年期が描かれていた事に驚き
領主の息子が貿易品の横流ししちゃ駄目でしょうとは思うものの、それによって信長が自分と同じ身分の武士よりも庶民に目を向けていることが伝わってくる構成は好印象
史実としてこれから起きる事態を知っていると、信秀や信広の態度、信勝からの好かれ具合、そして平手政秀のおろおろっぷりなどこの後の人間関係がどのように描かれていくのか察せられる部分があり、今後の展開が楽しみになるね
今回は何から何までギャグ描写ばかりだったね。大正コソコソ話のコーナーも学パロに変わってしまうほど。唯一ギャグじゃなかったのは前回振り返りの、必至に箱を守る善逸の描写くらいか?
ただ、それでも力を抜いているというわけじゃなくて、炭治郎と伊之助の勝負シーンでは伊之助の動きの凄まじさに舌を巻いてしまった
伊之助が獣のような動きをすることは原作を読んで知っていたけど、動画の形でそれが示されると改めて伊之助の驚異的な身体能力を感じさせられる
炭治郎は手負いだと言うのによくこの伊之助に勝てたね。
このタイミングでギャグ回を入れてきた理由の一つは仲間が揃ったのだから、それぞれの性格や関係性を描きたかったからかな?
炭治郎は伊之助に対してちょっとずれた生真面目さで応答する。それでいて長男としての鷹揚さで二人に接する
伊之助は炭治郎に猪突猛進に突っかかったと思ったら、寝る頃には鬼の気配も炭治郎との勝負も忘れてすやすや眠ってしまう。
善逸は鬼を倒したことも箱を守った事実も忘れさせるように情けないモードに逆戻り。更には伊之助に迫られたらてる子の後ろに隠れ、箱の中身が禰豆子と知ったら炭治郎に八つ当たりする狭量さを披露
三人の関係性は完全にギャグ漫画のそれなんだけど、炭治郎が長男スキルで二人を纏め上げるからチームとして成立している気がする
そして、このタイミングでギャグ回を入れてきたもう一つの理由はシリアス展開前の小休止
次回から始まるエピソードはこれまでの戦いとは一変するもので、どの様に描かれるのかアニメ化が発表されたときから楽しみにしていたエピソードだったりする
これは頭空っぽにして楽しめそうないいアニメ
ここ数年流行りの女学生がサブカルっぽい分野に手を出す様子を専門知識を交えながら描いていく作品なんだけど、その割にはOP・EDのイロモノ感が強い。だがそれが良いと思えるくらいに作品の内容が筋肉推し
街雄鳴造による熱すぎる筋肉解説、奏流院朱美の怪しい筋肉フェチ。とてもカオスな世界観でひびきが必死にそれに付いていこうとするも決断力の弱さからかちょくちょく間食してしまう図のギャップ。何とも微笑ましい
主演のファイルーズあいさんの声はちょっと癖になりそうな声質。今後の活躍が気になるね
囲まれた状況から自分の力だけで逆転するなんて完全に予想外だった。正直ガロウの強さを侮っていたよ
ただ、その圧倒的な強さが守ろうとした子供から恐怖されてしまうのは悲しいところ。ガロウがヒーローであれば感謝されたかも知れないが、怪人の道を選んだなら仕方のない事態
エレン・クルーガーによって語られる真実、そしてクルーガーからグリシャに受け継がれる進撃の意志
……の間でつい見られてしまった「そういう時期」の構図がギャップが有り過ぎて(笑)
成幸とうるか、同じ話題で文乃に相談する構図がちょっと面白い。文乃の胃痛の種が更に増えていく(笑)
成幸とうるかの間柄なら気不味い空気もそのうち解消されるんじゃないかと思うのだけど、二人は文乃を介す形で何時も通りの関係へ
最後は文乃の誤爆によって成幸が髪型を褒める展開。何度も「もう一回言って」と催促するうるかが可愛らしい
でも、それに当てられて自分までついポニーテールにしてしまう文乃も可愛い
Bパートではうるかの水泳大会の様子が描かれるのだけど……。高校3年生最後の大会が失格によって終わってしまうなんて遣る瀬無い……
それでもうるかは後輩が次に進めるように笑顔を作って。
そんなうるかの強さの秘密は中学時代の成幸との会話に有ったようで。
勝負に負けた時の悔しさはそのスポーツに向ける本気度の現れでも有るんだろうね。負けた悔しさでそれに気付けていなかったうるかに気付かせた成幸は、それこそうるかの水泳を頑張り続ける原動力となったのだろうね
その力が恋愛にも向けばうるかはあっという間に成幸と恋仲になれそうな気がするんだけど……
結局、うるかの目的って現状維持の部分が大きすぎるからこれ以上進まないんだろうな
告白練習という場の勢いで遂に想いを告げてしまったうるか。でも教師モードに入っていた成幸には気付かれず。本当にうるかって報われない…
そういや、成幸の家庭事情の話カットされてたな。あれはあれで成幸の人間性が見えてくる好きなエピソードだったんだけど
力よりも技の方が強いと訴えてくるような内容に感じられた
格ゲーにおいてサイタマはひたすら弱キックの連続と、力で攻撃することこそ正義と言わんばかりにと普段の戦いぶりを裏切らない操作法。対してキングは指一本ながらもコンボ攻撃で綺麗にサイタマを倒す
これってサイタマが武術大会に参加する理由となった技を知る道に繋がる気がするんだけど、果たしてサイタマは気付くのだろうか?
怪人協会は圧倒的な力を持ちながら、人質を取りヒーロー協会の逃げ道を塞いでしまう。もっと言ってしまえばメッセージの伝え方もただ伝言するだけでなく、一度はヒーロー協会を騙し恐怖を植え付けた上でメッセージを伝えてきた。
結局メッセンジャーはクロビカリの力によって倒されるが、メッセンジャーが伝えた恐怖は協会から抜けることはない
ジェノスは新しいボディを貰ったことで今度こそ負けないと誓う。誰にも負けないサイタマに憧れている彼は負けないことこそ力であると考える。
それに対してクセーノ博士は負けても良い、生きてさえ居ればとジェノスに訴える。勝ち負けよりも生きて次に繋げることこそ重要という考え方。
ガロウはファングから学んだ技を使って戦うが、その戦い方は相手と正面切っての一対一の正攻法な戦い方が多い。そんな彼はある意味力の信奉者と見ることも出来るのかな
そんなガロウに対してデスガトリング率いるヒーロー達は人数と包囲網を利用して、ガロウを追い詰めようとする。その戦法は技に満ちているね
単純な力に勝る技がガロウを倒そうとしている今回。となると、そんな技を上回るのはやはりあの少年が鍵となるのだろうな…
物語の背景に隠されていた様々な真実が明らかになる回。原作を知っていてもダイナが「どんな姿になっても貴方を探し出すからと」と遺言を残してからあの因縁の有りすぎる巨人の姿になるシーンは鳥肌モノ
他には宗教を描いているわけでもないのに、信仰の負の側面を見せられた気になってしまう。
グリシャの父はマーレ国の中で生き残るために自虐史観を必死になって息子に教えようとする。妹が死んでもそれを続ける父に反発したグリシャは父とは全く違う道を選ぶが、その先で己の息子に逆でありながら全く同じ行為をしてしまう
グリシャの父もグリシャ自身も自分が正しいと思う思想を息子に押し付けてしまう。
また、隠された歴史を前にしたグリシャの行いは酷いね。まともに読めない古文書を「始祖ユミルを信じているから」なんて理由で自分の信仰に都合のいい真実が書かれていると思い込んでしまう
自分に都合のいい信仰を抱き続けた彼らの末路は悲惨。グリシャの父は家庭を崩壊させ、グリシャは息子に裏切られる。また、エルディア人が苦しむのを楽しんで、それを教育だと信じていた曹長はフクロウによって落とされ巨人に喰われてしまう
様々な愚かさを伴いながら、フクロウが持つ巨人の力がグリシャに受け継がれ、それが更にエレンに受け継がれていく。そしてエレンは死に急ぎ野郎と呼ばれながらも遂にグリシャが隠した真実を知ったわけで。何とも因果ばかりな話である
あのポンコツ先生は本当にあざとい……。今回だけでメイド服に高校時代の制服を披露しますか……。流石は人気投票第1位だ
成幸のメイド喫茶入店を止めようとした真冬がメイド喫茶で働くことになってしまう。普段の教師から立場が大きく変わってしまう。とんでもない逆転現象
基本中の基本という掃除を始めようとした途端にやらかす真冬。フォローに入った筈の立場でありながら成幸にフォローされる立場に
立場が逆転すれば見えてくるものが変わり、認識も逆転する。成幸のメイド喫茶入店に反対していた真冬は自分が成幸に庇われる立場を通して成幸の魅力を少し理解する。同時にあすみが変わらず医者の道を志していることも知る。だから成幸がメイド喫茶で勉強を教えることを限定的に許容する。
……アルコールによって氷の女王から褒め上戸に変わってしまう真冬は面倒な変わり具合だったけど
Bパートも引き続き真冬の立場が変わる話
服がないからと高校の制服を来てしまった真冬。そうすれば大人の見た目と着ている物が反発してしまう。
そして発生する職質のピンチを助けるのは成幸。その後も真冬が無事に帰れるようにフォローし続けるわけで。ここでもやはり成幸に庇われる立場になってしまう
立場が変わった中で真冬が体験するのが擬似的な高校時代の青春風景であるのは良い展開だね。学校帰りにアイスを食べるなんてあの時代しか出来ない経験だからなぁ……
ただ、真冬にとって災難だったのはそれで終わらなかったこと。文乃達を避けるために恋人のフリをすることになって……
見た目上は何の動揺もしていなかったけど、自宅の前まで来たら気が緩んだのか自分達が恋人に見えていたかどうかが気になってしまう真冬。生徒と教師の恋愛なんて本人は許さないだろうけど、立場が変わり擬似的でも学生同士であるならば恋愛は許されるわけで
視聴者としてはこの時の真冬の胸中が気になってしまうね