倫也がインタビュアーと知って机に足をぶつけてしまう程の動揺をしていたのに実際のインタビューでは微塵もそんな素振りを見せない詩羽。最後の質問にきちんと答えた上でサークルへの参加表明をしたのは町田に見られていない(と思っていた)からか。とんでもないツンデレですな。
倫也が望んだメンバーが揃いサークルが動き出すかと思った矢先に加藤が従兄弟とお出かけの話を突っ込んでくる本作の構成は面白い。倫也はしつこい程に抗議しているけど、そもそも加藤がこのサークルの中ですることが決まっていないし、ゲームの中でヒロインとなったとして現実に男性と接点を持ってはいけないなんて身勝手な要求に過ぎる。ただ、こういった抗議に怒るでも無く代わりに倫也と出かけることをあっさり承諾したりとよく判らない対応。この時スマホが横からアップになるのはどういう意味があるんだろう?
今回の茜を見ていると「恋は光」の宿木嬢を思い出すな。こっちの方が遥かに悪魔的だけど。
最初はほんの少しの衝動的なものだった感情が搾取される側には死んでも回りたくないという思いからどんどん歪んでいった印象。求められなきゃ意味がないと言いつつ相手が完全に自分に心酔してしまうと飽きてしまうという身勝手さ。本人は受動的と思っているかもしれないけど、行動は狩猟者のそれ。
早苗は遂に一線を越えてしまったのか。花火と早苗はお互いを求めてというより、ただ自分の中にある「どうしようもなさ」に負けてしまったように思える。
他にも鳴海の心情が初めて描かれたけど、あれは酷い(笑)。本作では登場人物の殆どがクズだけど、それは見ていてゾクゾク来るようなものであるのに対して鳴海の心情はマザコン純情ボーイかと突っ込みたくなるようなもの。麦も前回あっさりと心が折れているし本作の男性陣は女性陣に対しキャラが負けているね
カンナのために入学道具一式を購入してやる小林の優しさは天井知らずか。カンナって自分の子供でもないし小林って親になる覚悟が有ったわけでもないのにここまで出来るのは、小学生の列を羨ましそうに見ていたカンナの真意を理解したからかな。小林に気を遣ってキーホルダーを戻したカンナのために別の機会にキーホルダーを買ってあげる小林は本当に優しさにあふれている
皆と違うと排除されることも有る。これって悲しいけどどうしようもない真実だよね。これが「普通」の範囲で違うならまだ解決法は有るかもしれないけど、カンナはドラゴンだからなぁ。正体がバレた時のリスクは小林が言う以上に恐ろしい。でも学校に行くことを止めないのはやはりカンナの意思を尊重しているからか
マジやばくね?が流行るさまは単なるギャグ描写である以上にカンナがクラスにきちんと受け止められたことを表しているようで笑いながらほっこりできる
これまではあり得ない程の頑丈さを誇っていたガンダムやホワイトベースがあっさりと壊れていく描写に最終回だな~とは思うけど、やっぱり壊れ過ぎじゃない?あと駆け足感がヤバイ
アムロは本当の敵はザビ家の棟梁でそれを倒さねばと言っているのに、それが本来の目的であったはずのシャアはもうついでの事と切り捨てているのは、ニュータイプの発生やララァ・スンの死によって二人の関係性が大きく変わってしまったからか。それにしてもシャアはアムロのことを危険視して一度は殺そうとしたのに戦った後には同士として引き入れようとしたのは何故だろう?
そういや復讐者が最後の瞬間に相手に素顔を晒すのは定番ネタなんだろうか?
帰る場所がもうなくなっていたシャアは復讐に終わるしか無かったが、同じように故郷も家族もなくしていたはずのアムロは長い旅の間にホワイトベースが帰る場所になっていたんだなぁ
後から思えば今回の坂道のシーンってとても重要だったんだな。
前回倫也は加藤を無理やり誘い込んだわけだから、企画書を詰める段階で唐突に家族旅行に言ってしまうのは倫也からすれば当たり前だけど、加藤は切り上げて帰ってきたどころか英梨々達にプロデュースを依頼するほどの本気を見せつけた。一回目の坂道での邂逅で出会えたはずのヒロイン加藤恵を再現して、視聴者からすれば倫也の熱意なんて一時的なものじゃないの?と言いたくなる現状を「本気で夢を叶えようとしている所はどうしようもなく判る」と理解を示した。このシーンによって加藤も倫也も本気で同人ゲームを作り上げようとしていることが強烈に伝わってくる
電話口では「もう少し息苦しくて良かった」と呟いていた倫也。アレほど進まなかった企画書が1日で出来たのはあの加藤に対し息苦しくなるほどのときめきを感じたからだろうね。だからこそ英梨々達からすれば欲望が露骨過ぎて腹立たしくなってしまうわけだけど(笑)
ロゼは小さい頃から殺しをしていたと明かした後にデゼルが語るのはセキレイの羽をここまで大きくしたのは立派という言葉。暗殺集団の風の骨ではなく商人ギルドの名前を上げたのは何か理由があるのかな?デゼルなどは殺されても仕方ないやつはいると発言するけれどそれを認められないのが世界から穢を無くすために旅しているスレイ達な訳で。ロゼの出自が遂に明かされたことでスレイ達はロゼやデゼルとどう接していくことになるのかな?
「理想に手が届くと思ってしまった」とのロゼの言葉はブラドの失敗を指しているようだけど、それだけではなくコナン王子に顔を晒して反応を待った点にも現れているように思う。この動揺によってロゼは王子を一撃で殺し損ねてしまうどころか、スレイに姿を見られてしまうんだからねぇ…
零の出席日数ってそんなにヤバかったのか……。それでも背中を押してくれる先生はほんとにいい人だよ!零はまだ復活できていないようだけど、傍に居なくても見守ってくれている川本家や二階堂、小林先生がいるなら近いうち復活するのかな
島田と後藤の対局は緊迫感が凄い。前回あれだけ地道に努力する人と評価されていた島田が全身全力でぶつかりに行っていることがよく判る。次は絶対に負けないという島田の発言や後藤の態度、些細な事で勝ち負けをつけようとする姿勢からは二人がこの勝負にどれだけの想いを掛けているかがしつこいほどに伝わってくる
香子は相変わらず捉え方が難しい人物。零の布団に入ってきたシーンからは弱さを感じられるけど、彼女の内面に有るのはそれだけでないのはこれまでの話を見れば明らか。零が何だかんだ香子に強く当たれないのはこれ以上幸田家を壊したくないという以上に響子の弱さを見ているからだろうか?
相手のことが気に入らない、分かり合えない部分があったとしても語り合えば解消できる部分もあるよねという回。
早紀絵が鉄男に謝罪できたのは惚れた弱みだけでなく京子と語り合ったことで鉄男の魅力を再認識したからだし、陰口女子が雪に形だけでも謝れたのはデミであるひかりの話を聞き雪が他人を避けていた理由を聞いたからだし、鉄男に不信感を持っていたひまりは直接語り合うことでひかりの傍に居ても良い存在と認める。それがひかりのメールによってぶち壊されるのは何とも皮肉だけど(笑)
雪から相談されたことをひかりと京子に明かし、更には早紀絵も加わったことで本格的にそれぞれが悩みや日常などを語り合う場が本格始動した印象。ただ、最初のお願いがハグして欲しいだった点は素直に羨ましい
今回の話では徹底的に「理想」が破壊されてるなぁ。花火はなんでも理解し合える大切な友人であるはずの早苗から告白されてしまうし、早苗は麦と花火が好き合っているなら自身の気持ちを諦められるのにそれを許されない。モカはぽっと出の花火に王子様を取られたまま。そして最大の衝撃は茜の交際関係か。
本作って構図を見てしまえばお互いの好きな人に振り向いてもらえないから慰めあっていたらいつの間にか麦と花火は好き合うようになっていた、なんて展開を期待してしまう。けど茜が鳴海や花火の想いに気付きながらあの少年と付き合っているなら事態は大きく変わってくる。花火は鳴海と茜の間に入れないと思ったから麦と付き合っているけど、入る余地があるなら迷いはしないだろうね。「麦のこと好きになりたい」と理想を訴えた後であんな展開が有るんだもんなぁ……
一方で麦の方もかなり揺れてる。茜の衝撃を受け止められないだけでなく、あのベッドシーンでは花火を茜の代替としては見ていなかったような気がする。中学の先輩とも面倒な何かが有ったようだし、彼って女難タイプか?
由貴恵との確執があっさり解決されてしまいちょっと拍子抜け。それとも耀が由貴恵の嘘や裏切りを許したのは既に彼女が大人に成りつつ有ったということだろうか?由貴恵が荒木先輩の性癖を受け入れられなかったり赤ちゃん役を割り当てられたのは由貴恵の方はまだまだ大人になっていないという対比?
合宿中に水着を披露した時はプールが使えず温泉に入るというチグハグなことになったけど、今回は夏の海に来たのに結局は制服のまま。二人のピタリと嵌まらない曖昧な関係性を表しているのだろうか?だから5年を経過させて二人の関係性を料理人と管理栄養士に変化させることで改めての始まりということかな
フェチズムを感じられる描写は多かったけど、恋愛モノとして見たらちょっと物足りない終わり方かなぁ……
まさかの引っ越し回。小林の引っ越し基準が自分の静かな休日を護りたいではなくドラゴンが伸び伸びと出来る屋上が有る場所だったのは大きなポイント。トールとカンナの部屋も用意してあるけど、それは人の姿の為のものだからね
デスマを繰り返す小林にとっては家とは最大限くつろぐための場所であり、二人を受け入れたことで手狭になった部屋より大きなものを探したはずで。でも結局は風呂に全員集まってしまって「狭い狭い」と言う小林は何処か嬉しそうで見ていてほっこりしてしまう。「静か過ぎても嫌→迷惑ですか→それを性格に答えるのは難しい」との会話の流れがトールが来る前と変わった価値観を端的に表しているようで面白い
相変わらず作りが上手い。喫茶店での会話時は背景のモブ達をに強調することで加藤の発言が印象に残りにくくなっているし、英梨々達が参戦すればもはや会話の中心のはずなのに会話に参加することも無くなる
倫也の家に行けば一対一なのだから目立つかと思えばそんなことはなく、そこには強烈なキャラ性を持った安芸倫也(平然とヲタ部屋に女子を連れ込む、リアクションや服装に無理難題を要求などなど)が居るわけで。どこまでも加藤恵が目立つことはない。それどころか倫也の部屋に何の抵抗もなく踏み込んだり泊まりも容認するなどともすれば尻軽と見られかねないほどに意思が見えない
そんな彼女が明確に個性を発揮した点と言えば、倫也にキャラが死んでいると言われて目が死んだ時とギャルゲーをプレイして「馬鹿にしたものじゃない」と評した時でしょうか。倫也は後で怒るけれど、あの倫也の趣味に少しでも理解を示したのは彼女がかなりの寛容さを持っていることの証拠ではないかなと思えてしまう
メーヴィンが語ったように哲学などより自分に正直に生きること、自分がやりたいと思うことを信念を持って続けることが最も大事なんだろうね。スレイはこれまでずっと理想の導師の姿を目指して活動を続けていて、憑魔や穢れへ対処することを目的としていたけれどここに来て人と天族が共に暮らせる世界を作るという当初の目的に立ち返る。
アリーシャも相変わらず身内から狙われる身では有るけれど自分の信じた理想のために立ち上がり続ける。待ち伏せ中に背後から強襲されて多くの部下を失っても再び立ち上がるアリーシャは実際は強くないのは序盤の姿を見れば明らかだけど、スレイとの絆があるから諦めることなんて無いんだろうな
対してロゼとデゼルは俺のやりたいようにやるとか、自分の遣り方でやるしか無いと言うけれど、これは自分がやりたいことというよりも、これしか無いと無理に信じることでむしろ矛盾だらけの哲学に成り果てているような気がする。
自分にまともな恋愛は望めないと悲観していたり、生活行動に制限があったりと早紀絵は自身がサキュバスで有ることでかなり卑下しているみたい。だからって鉄男にあっさり惚れ過ぎじゃありませんか(笑)
鉄男は天然たらしとモノローグされたことに納得すると共にちょっと違和感。確かに京子も早紀絵も鉄男に割とあっさり惚れてしまったし、次回で雪ともフラグ成立しそうだけど、それならひかりはどうなんだろう?今回は質問にかこつけてさらっと無自覚セクハラされてたけど、関係が進展することも有るのかな?それとも前回の京子のように他の娘との間を取り持つ役割になるんだろうか?
ただ、今回の話で一番印象的だったのは諏訪部さんのセルフエコーなんだが。あれは卑怯だよ(笑)
うわ~。ここまで凹んでいる零って初めてじゃないか?感想戦で修正すべきだった手が序盤の頃に有った事、提示した改善策もあっさり返してくる棋力。どう考えても舐めて掛かれる相手ではなかったことをようやく認識。安井の時は「俺が悪いのかよ!」と公園で叫んでいたけど今回は純粋に零の落ち度だから部屋に、布団にこもるしか無い。その果てが脱水症状なんだもんなぁ。飲んだ傍から吐き出してしまうってのは、今回の敗戦を零が受け止めきれないことの比喩かね
島田などの反応は若い時に皆通る道と寛容的では有るけれど
後半では「思っていたものと違う」点が強調。島田に敗北、最年少棋士の姿、ちゃんとした高校生、理想の大人。求人誌まで手に取ってしまったのは「思っていたものと違う」ことと向き合えていないからかな?全く別の道を進みながら島田を賞賛する林田先生の姿勢にヒントが有るような気もするけれど、「でも…」を繰り返す零はどうやって復活するのかな?
麦に対して独占欲を発揮した花火は好意から来るものと解釈するより、鳴海を略奪された状態から来る反動と見るべきなのかな?恋愛相談時のどちらの男とも繋がりを維持していたいという考えに全く共感できなかったのもその関係かな?
またモカによる麦への好意はとてもはっきりしたものだと思うんだけど、それを邪険にするのは自分を王子様役を押し付けているから?麦と花火は互いの想い人を略奪されあった間柄だから偽の恋人になったわけだけど、麦はやろうと思えばモカを都合のいい代替物とすることも出来たんじゃないかと思ってしまう。モカではなく花火を選んだ理由が何か有ったりするのかな?
早苗はこのまま友達ポジションを維持していくのかなと思いきや急展開過ぎるよ!次回もとんでもなくドロドロしそうだしこの作品を穏やかに視聴することは無理そうだ……
喫茶店で勉強する政宗と小十郎を愛姫が雨の中で見つめていたのはどうしてだろう?ちょっと不思議な描写
裸の王様ならぬコスプレの残虐姫はトンデモナイ世間知らずだったようで。吉乃が普段従順だからこそアドバイスを信じてしまうらしいけど、流石に限度があるのでは……。吉乃としては愛姫に痛い目にあってほしいと考えているのでなくて政宗にフラれて自信を無くし少しは謙虚になってほしいという思いがあったのね。それが目的なら政宗を使うんじゃなくてもっと他の手早い方法に変えたほうが良いじゃないかな~。また第一話のように吉乃が居ない時に襲われるとも限らないし
昔の愛姫に優しい部分があったことを思い出した政宗。どうやら過食にはそれなりの理由があるらしい愛姫。フラグは有りそうだけど単純にラブコメ展開になるってのは無さそうだ…
正一と耀は夏期講習を通じてグンと距離が縮まったけど、それは日常と異なる場所だから起こり得ることで、正一が懸念していた合コンツアーやバイトの件を持ち出せばそりゃギクシャクしてしまうか
耀は自分の考えを積極的に話したり水着姿を見せる、自室にも入れようとするなど正一に対して心を開いている描写が散見されるけど、正一はへそを褒めるなんてトンデモナイことを言っていたりするけど肝心の耀に刺激されて夏期講習を受けることになった部分については話していないまま。次回はそこがキーポイントになるのかな?
意外だったのは耀が由貴恵が言った「特に何もなかった」をあっさり受け入れたことか。もはや第一話で感じたいじり姫のイメージは皆無。いじり姫というより無邪気な人なんだろうなと思う
トールは愛想よくしてたら相手も良くしてくれたとまるで対人関係を理解してないかのような口ぶりだけど、泥棒退治した後などははっきりと怯えているからね。理解はしていないんだろうけど本能的には商店街の人々を気に入ってるんだろうなぁ。そうでなきゃ愛想よくするなんてことも出来ないはずだし
カンナ登場によってより小林とドラゴンの距離がはっきりされたように感じる。草原で披露されたドラゴンの圧倒的な力と小林のデスマによる披露の対比。またカンナの「人間なんか信じない」や小林の「友達になろうなんて言わない」というのは人間とドラゴンの距離感を表したセリフであるけれど、それに続く「一緒にいよう」は種族など関係ないセリフだからこそカンナは人間世界に留まることにしたのだろうね。考えてみればトールへの「ウチ来る?」もそれの類義語になるのか
カンナに先輩ぶって人間社会のあれこれを教えるトールに微笑ましい平和さを感じた
今回はアムロのセリフに代表されるように皆「本当の敵」を間違えている。ギレンは連邦を相手にしなければならない局面で平和交渉を狙うデギンを謀殺するし、キシリアも戦時下で総帥のギレンを射殺してしまう。シャアも自身の望みを忘れてアムロを倒すことばかり考える。
実はこれはアムロ自身にも言えることでジオンは敵かもしれないが、ニュータイプであるアムロが戦うことが本当に正しいのかと疑問も湧く。もしかしたらホワイトベースの皆を勇気付けたように先導者に鳴るべきなのかもしれない。アムロの言葉でホワイトベース乗組員は戦う勇気を取り戻したけど、同じような言葉を整備兵から受けたシャアは結局迷いを振り切れては居ないからね
遂に学徒動員すらやってしまったジオンが益々敗戦直前の日本軍のように思えてくる。富野由悠季監督は何を考えながらこの描写を制作したんだろう……
導師の伝承に詳しいと噂のグレンは既に故人でしたか。諸悪の根源と思われた司教を殺せば全てが解決するはずもなく、歪みはどうしたって残ってしまうよね。更には騎士団同士でも諍いが起こっているようで、その権力争いの中で虐げられる人はまだまだ出てくるだろうし。なら教会直属の騎士団を暗殺してしまえばいいかと言えばそんなことはなく。そもそも殺しに頼っている時点で歪みは地下の穢れのように決して消えることは無い。そんなロゼの葛藤を吹き飛ばすかのようなデゼルの起こした竜巻はまた別の問題を引き起こしそうですな
前回あれだけ威圧的だったセルゲイがあっという間にツンデレタイプになっていたのは驚き。ロゼに対してきちんと謝罪しただけでなくスレイや天族を認めるほどとは思わなかったな。OPにも登場してるし意外と重要人物?
この作品は亜人というある種異物を描いているけど、それにより排除されるようなノリではなく特別な体質であるからこそ起こり得るトラブルをあるあるネタの勢いで描いているね。新幹線に身体だけ乗り込んでしまうなんてホラーとかしか思えないのにその後の家族と試行錯誤しながらというセリフにより微笑ましさを感じることが出来る
鉄男も友人関係に悩んでいる京子にかなり的確なアドバイスをしてるなぁ。ひかりの提案を角が立たない形で校長に伝えている姿からも頼りになる先生という印象を受ける。また、学生時代の研究を活かして本人も気付かない視点調整を説明したのは流石
京子はこんなに早く鉄男を好きになるのは意外だったかな。ひかりの仲介によりあっという間にデートしたけど、今後もひかりは二人の恋のキューピッドになるんだろうか?待っている間暇だからと京子の身体に悪戯するのは、応援したい気持ちより楽しいことがしたい!って気持ちが強いからなんだろうけど