コワモテの海坊主にも堅物そうな顧問にも敵意剥き出しの先輩にも、初見でも怒られてもぐいぐい懐に入っていく未知の人懐っこさに感心してしまう。自然と気を許してしまいたくなる彼女の明るさや気易さはホント素敵。恥ずかしがり屋の永遠が彼女のことを大好きになったのよく分かる。
南雲の永遠に対する「お前が未知を幸せにしてやれよ」みたいな恋敵イケメンムーブもくうううって感じでたまらんですね。
あと割とストーリー進行のペース早いのね。じっくりドラマ見せていく作品みたいな印象あったけど、考えてみれば1クールならこれくらいのテンポ感は必要かな
戦いがなくても抜群に面白い。改めて本作の人間の描き方や心を打つ心象風景の切り取り方の素晴らしさを実感。
まっすぐなエイナル、付き物が落ちたように穏やかなトルフィン、人格者の領主、そしてまだ等身大の自分を受け入れられず苛立ちや焦燥感を抱えるオルマル。みんないい味だしてて興味惹かれる。オルマルは甘ちゃんではあるけれど手近な快楽…酒や女に溺れていないようなのでそれなりに気骨はあるのかな。
そして一面に広がる黄金の小麦畑に日没の黄昏時が満ちて重なる風景の描写には思わず見惚れてしまいました。
宇宙を舞台に戦争が始まりようやくガンダムらしくなってきたなと、とんでもなく作画カロリーの高そうな戦闘シーンの連続を堪能しつつ、内実その下で進行するドロドロ情念ドラマに背筋が寒くなり。ミオリネ、スレッタ、グエル三者三様に親の呪縛を背負うことになった感じで、シーズン2ではそれぞれが乗り越えるか死ぬかの試練を生きることになりそう。
それにしてもスレッタの母に対する盲信ぶりには驚愕させられる。ハエ叩きそのものよりもむしろこっちの方が恐ろしく感じたり。
人類の歴史そのものの重みを感じるような圧倒的な重厚感!ヴィンランド・サガが帰ってきたんだと噛み締めるように感じる初回だった。WIT STUDIO→MAPPAの制作会社変更も進撃の巨人で既に経験済みとはいえ実際に観てみて全く問題なさそうで一安心。
いつも獣のような鋭い目つきをしていたトルフィンがずいぶんと間の抜けた表情で登場したのが印象的だったけど、1期最終話から今回までの間どのように過ごしていたのか気になるところ。
反目してた敵味方がお互いの中に自分と同じ想いを見つけて心が通じ合うエピソードなんかすごくいいな。最後はみんなで酒盛りしたりしてね。昨今、分断や対立ばかり目にしてる気がするから余計にそう感じるのかもしれない。
ヴァッシュ、普段はナイーブな表情や困ったような笑顔をしてて頼りなさげなんだけど、ここぞという場面で見せる真剣な顔つきや超人技にはギャップが効いて余計に痺れるね。彼の少年のような純粋な瞳やその奥に悲しみを湛えているような表情に引き込まれる。影がある主人公よき
永遠ちゃん、強度の恥ずかしがり屋で愚直で純粋で見ててクスっとするけどめっちゃかわいい。一緒に柔道したいとか一緒にパン買いに行って欲しいとかもう実質愛の告白でときめく。とうに過ぎた中学時代のことをきちんと謝って筋を通すあたり柔道家としての彼女の片鱗見た気がしたり。
未知が一本にこだわったり、早苗が初めて一本取ったのが寝技だったりと、柔道への向き合い方に既にそれぞれの個性が出てる気がして良き。
SPY×FAMILYみたいに細かいことは気にせずドタバタホームコメディ楽しむ感じみたいね。ミリちゃんやかましーと思いつつ小さな顔いっぱいに広がる笑顔を見るとつい頬が緩んでしまう。あと豊永利行さん演じる三枚目お調子キャラ好きだなあやっぱり