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良い


良い




おそらく予算が潤沢ではない中でイリナやレフの心情を丁寧に描き、原作の雰囲気を大切に制作されている感じが伝わってきてとても好感が持てる作品でした。個人的にイリナの宇宙飛行達成後はやや興味が削がれたものの、宇宙やJazzで彩ったふたりのロマンスが素敵だったなと。



とても良い


とても良い


くくると風花の成長物語をベースとして、海と水棲生物を通して多様性と人としての寛容や優しさを描くテーマは”心の海”という言葉と共に強く印象に残り、またおじいの振る舞いに象徴されるように正しさを強調するような価値観の押し付けがましさがないのも好感が持てました。

一方で脚本の弱さは作品を通して気になったところ。良くも悪くも生真面目で行儀が良過ぎるというのでしょうか、登場人物も物語も深掘りしたり作り手としての個性を出すことなく淡白に終わってしまった感じが否めず、視聴者を作品に引き込む訴求力にやや欠けるかなとの印象も。

そういう意味で、テーマはすごく好きな一方で歯痒さも残り、なんとも惜しい作品という印象です。個人的なハイライトは12話、23話になるでしょうか。



物語としての決着はほぼ前話でついていて、最終話は全編エピローグといった印象。意外な展開や事実に驚かされる事もなくファンサービスも控え目で、終幕へ向けて穏やかに淡々とエピソードを紡いでいく生真面目さがこの作品らしい終わり方だなとしみじみ。

空也と夏凜の絡みはちょっとニヤニヤしました。最後、再会シーンでの紙飛行機は監督の過去作を思い起こさせますね。結構好きな演出です。



楠芽吹や乃木若葉のような新しい人物の視点を入れて物語の大きな流れに奥行きを出しつつ、前作までに残されていた伏線を回収しての大円団。1期2期はどんでん返しの締めでモヤモヤも残りつつだったので今回しっかり完結してのスッキリ・満足感はひとしおでした。

しかしまあ、スッキリする為に7年も待たされた事を思うともう少し構成どうにかならんかったのかと思わんでもないですが。本シリーズこそ一気見というかまとめて観るのに最適な作品なのかも。



とても良い

勇者は戦いだけでなく平和になった後も復興への一歩という次代に希望を紡いでゆく役割が続いていく、という少し遠くを見つめた終わり方が世代を超えた大きなストーリーを描いた物語に相応しく素敵な結末だなと思いました。



良い

すみれの晴れ舞台。一人前の舞妓さんになり美しい姿で皆に囲まれている百はなはなんだか遠い存在の人になってしまったような一抹の寂しさも。けど台所をふらっと訪ねてくる時はいつものすーちゃんで安心する。隅の方でコソッと彼女を見守っているキヨが微笑ましいね。



とても良い

絶望と仲良くする。失敗するんじゃないかとあれこれ不安でいるより実際に失敗してしまった時の方が地に足がついて不思議と落ち着くというのはあるかもなあ。



とても良い


良い


とても良い


良い


良い


とても良い


とても良い


とても良い

吹っ切れた姫乃が陶芸に取り組む姿はいわゆるゾーンに入った状態のよう。「自信があるから一度作った作品を捨てられる」日々取り組み続けるとある時(壁を越えて)見えている景色が今までと違っている事に気づいて驚く事がありますが、姫乃にとってまさにその一瞬だったのかなと。

娘の親離れに戸惑う父の目線やライバルの存在に気付いた久々梨の目線も描く事で、姫乃の成長する姿に奥行きをもたらしているのがまた素晴らしかったです。特に久々梨は8話の十子先輩のエピソードでもそうだったけどピンポイントでいい役回りしてて印象に残ります。



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