サービス開始日: 2016-04-05 (3608日目)
お互いの不器用さや誤解からの長いすれ違いはなんとももどかしいけれど、家族だからこそそんな事もあるよねと思いつつ。しかしそれだけにプレッシャーに悩みながらも諦めず続けてきた十子先輩の強さと陶芸に対する想いを感じさせます。「初めて悔しなったわ」って最高の褒め言葉。
今話は情感溢れる美しい紅葉に、悩みを昇華した十子先輩や姫乃の晴れやかな表情をのせて、さながら最終回のようなカタルシスでしたがここでこれだけ盛り上げちゃうと残りはどうするんだろうなと余計な心配も。あとお礼の電話を欠かさない直子ザムライは義理堅い。
千佳の心理に深く切り込む独白にゾクゾク。トリオンのせいで周りに影響を与え好奇に晒される事に傷付き、強大な力を振るう事を恐れたのかな。修も遊真も千佳を責めない。それは彼女を大切に思うからで、そういう人達だからこそ守りたいという千佳に芽生えた力強い意志が素敵
揚げ物とか無性に食べたくなる時あるある。唐揚げ禁断症状が出てるすーちゃん可愛い。そろそろコレ食べたいなが一致すると一緒に食事をしている、一緒に生活している絆を感じてじんわり嬉しいってあるよね、と今日もほっこりするお話でした。
エネルギーを充電したくくるは元気に仕事を再開しましたが、櫂や夏凜、そして風花も?何やら慌しく皆に動きがありそうな雰囲気。そして結婚式の会場はホワイトサンドドームと、終わりの始まりというか最終話の絵が朧げに見えてきてなんだか淋しさを感じました。
くくるは仕事を休みふらっと離島へ。無断欠勤はさておき「なんで頑張ってるんだろう」と正常な判断が出来ないくらい疲弊してるなら一旦現場を離れるのは適切な行動な気もします。そういえば某お仕事アニメでも煮詰まった時、公園に気分転換しに行ってたなと。
今話では古びた建物や車、壁のシミ、放牧されてる牛、すれ違う子供たち等々、島に根差した人々の生活を感じさせる描写が目に止まりました。ティンガーラのピカピカの職場とは対照的。がまがまには帰れないけど同じ匂いのするカメハウスや島の暮らしに触れて少し息つけたのかな。
亀のヒナは「自分が何をすべきか、どこへ向かうべきか知ってるさ」という台詞はだいぶ示唆的に感じられますが、少し元気になったようにみえるくくるが次回どういう決断を下すのか気になるところです。
今週の風花さん、副館長への嘘が下手くそで真面目さが滲み出てて微笑ましいw 怒り心頭だったけど、最近女神モードだった風花の感情剥き出しのところが見れて何気に嬉しい。ペンギンに突かれた時とか、仲良く〜ポーズとか、感情的な時の彼女のリアクション楽しいので。
誰かにすがりたくなる状況下でも自分の都合を決して押し付けず、マァムにもダイにも相手の気持ちに寄り添って語りかけるポップの成長っぷりよ。ダメだと思ったら一目散に諦めていた彼が今では誰よりも希望を、いや自分自身の事を信じてる。彼をずっと見守ってきただけに感無量。
それにしても、ここに来てダイの心を挫くのが大魔王の恐ろしさとか死の恐怖とかでなく、皆の期待に応えられない事への恐れとは。ドラゴンの騎士は本来孤高の存在なので独りで生きていく事も容易だろうに…ダイあんた間違いなく人間だよ。
ハドラーかっこいい。彼の強さは失うものがない故の強さ、どん底を味わった者の強さだよねえ。ダイは守るべきものを持つ強さ、バーンは強烈な野心と(神々への)反逆心の強さなのかな。三者三様、それぞれ拠って立つものが違っていて面白いなと思いました。
ずっと憧れてきた舞妓としていよいよ店出しに臨むすみれの想いと、それを見守ってきたキヨの想いと、二人の気持ちを一口サンドイッチが繋ぐエピソードが素敵。この作品はもうね、全てにステキが溢れていて毎回うっとりしてしまう至福の9分間なのです。大好き。
あと本作は音楽がホント良い。OPEDから劇伴、アイキャッチの音に至るまで、どの音楽も優しく柔らかく可愛らしく作風にぴったり合っていて思わず素敵だなと感じる曲ばかりで。
芽吹と夏凜の再会。勇者選別以降別々の道を歩んだ二人の苦難の道程をどちらも見守ってきたからこそのそれぞれの言葉に重みがあり二人が心を通わせる様は一段と沁みました。大きな物語の流れをそれぞれの登場人物の視点から綿密に描いてきた本作の魅力が最大限に活きたワンシーンだなと。
誰しもついつい他者にこうであって欲しいという期待を抱きがちで、そんな時そのままのその人を素直に認められなくなるのかもしれません。親子ともなれば尚更。それが知らずのうちに相手を縛り付け苦しめる事も。ほろ苦いような、肩の力がすっと抜けるような、色々沁みるお話でした。
俳優の荒井啓太郎役は堀内賢雄さん。深みのある声が生前の父とのエピソードにしみじみ感じるような味わいをもたらしていて良かったですねえ。
普段はぼーっとしているのに料理となるとスイッチが入ったように目を輝かせて活き活きしだすキヨ。ああ本当に料理が好きなんだなあとほっこりします。まかないさんになったのは運命の導きとでも言うのか人間収まるべきところにちゃんと収まるものなのかもしれません。
副館長の「プランクトン、はいは一回でいい」は笑う。この人意地悪とか辛辣というより超合理的で無駄は省きたいんだよねw いちいち気を遣うのは時間の無駄と考えてそう。ただくくるの異変にすぐ気付いたように決して心の機敏がわからない人というわけでは無さそう。
くくるの仕事に囚われて二進も三進もいかなくなる感じ、似た経験がないわけではないので見ていて心にずしっとくるモノが。仕事量がオーバースペックというのもあるでしょうが、飼育への未練が断ち切れず目の前の仕事にどこか身が入ってないのもありそうな感じがします。
今回くくるを助けるのは夏凜になるのでは。社会人としての先輩であり、飼育員を目指して転職しながら営業の仕事に携わっている彼女がどう心に折り合いをつけたのかエピソードとして語られていないので、この辺りを絡めてくるのではないかと予想しますがはたして。
そういえば久しぶりの開放的な海の風景が印象的でした。後半クールはずっとティンガーラ施設内が舞台だったので。初期の頃はこういう開放感も魅力の一つだったんですよね。草むらをかき分けて広い海に出る演出は鬱屈したくくるの心が解放される様子を表しているようで巧いなと。
いよいよロケット打ち上げ。正直絵的にチープなため映像的に映える一大イベントの割にさほど見応えはありませんが、これまでの過酷な訓練、宇宙飛行への恐怖、そしてレフとイリナの交流など丁寧に積み重ねてきたからこその感慨深さがあってしみじみ。劇伴の良さも光ります。
グミのナストイカと炭酸レモンで気持ちを伝えるエピソードは、まさにその積み重ねの結果としてこの二人の関係ならではのやり取りになっているのが本当に素敵。低予算ぽさと裏腹に素朴ながら丁寧にエピソードを綴ってきた本作の魅力がよく表れている場面だなと思いました。
ラストシーンで生還したイリナをレフが正面から抱きしめるのではなく、横に並んで肩を抱き寄せるのがまた良いですねえ。単に心惹かれ合う間柄というだけでなくて、同じ理想を共有している同志、戦友でもあるという二人の関係を象徴的に表しているように感じられました。