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良い

複雑に考えれば心に恐怖を招くと考え単純に生きてきたミスタ。
その生き様を表すように暴漢が銃口を向けられてもミスタは避けることを考えない。その姿勢は却って暴漢を慌てさせ、本来なら当たるはずの銃弾が避けていくかのように見えてしまう
けれど、このシーンで銃弾が彼を避けていると錯覚してしまうのは、一瞬で通り過ぎるはずの銃弾をゆっくりと描き又その痕跡をはっきりと残しているから尚更銃弾が避けていると感じてしまう
この回想はミスタの信念や身構えをよく表しているように思えた

そして銃弾の痕跡だけでなく、今回は様々な痕跡が入り交じる回だったように思う
罪のない運転手に発砲したかに見えたミスタ。けれど彼は運転手に怪我した痕跡がないことから小屋にいた人物ではないと看破する
サーレーはこれまでに撃った弾丸の痕跡からミスタが持つ銃は弾切れであると推測し、更にミスタが自分を殺しに来た行動からポルポの遺産が実在すると確信する

攻防の果てにサーレーはミスタが最後の一発だと宣言した銃弾を飲み込んでしまう。痕跡も何もなく口の中に銃弾が消えてしまったことで、本当に場から全ての銃弾が消えてしまったかのように錯覚してしまう。が、それこそがミスタの狙い
サーレー自身によって残っていた固定された銃弾を使いサーレーを撃破したミスタ。ご丁寧に先程自分が撃ち抜こうとした痕跡に向けて銃弾を操り、脳の手前で止まっていた銃弾を押し出してしまう。ミスタの真っ直ぐさをこれでもかと表しているね

血や車輌の痕跡からミスタが敵と戦っていると推測したジョルノ。結局彼はミスタが帰ってきた痕跡を見つけることができず運転手を脅して山方面へ
哀れ運転手……



普通


とても良い

誰かに構って欲しい欲求からネットに自撮り画像を投稿していた双葉。二人になってからの考え方の微妙な違いが面白い
眼鏡双葉は女子としての特徴が目立つ自分の身体を嫌悪しつつも、投稿して反応があれば救われる気分になると言うが今は投稿を辞めさせたいと考える。そして一つに戻せるかと聞かれれば戻せる気はしないと答える
ポニテ双葉は投稿をする自分を客観的に見て馬鹿なことをしてると思うために続け、それを自傷行為でありと自覚しながら自分が嫌いだと吐き捨てる。そしてどちらかの双葉を諦めた方がいいと進言する

自己否定からの自傷行為が続いてしまうのは自分で自分を傷つけているから。自傷行為が身バレによって他傷行為になってしまうなら途端に恐怖を感じてしまうのは仕方ないこと
ここで咲太がポニテ双葉に付いてあげるだけでなく国見を呼んで楽しい思い出で恐怖を上書きしてあげたのは良かったな。そしてこのような思い出ができたからこそ、咲太と国見の二人に見捨てられるのではないかと恐怖を感じていた双葉はその恐怖を克服することができる
夜中に突然集まって朝まで花火。こんな馬鹿なことを自分のためにしてくれる相手が居るなら何も心配することなんてない。それはどうしようもなく嫌いな自分を許せた瞬間でもあるのだろうね

そしてポニテ双葉が眼鏡双葉に突きつけた三人が並ぶ写真。これは眼鏡双葉が入り込む余地など無い光景に思えるけど、結局あの写真で咲太と国見に挟まれているのは双葉自身なのだ
ここで眼鏡双葉は写真という媒体を通し二人と仲良く映る自分を客観的に自分だと認識できるのかと試され、耐えきれず逃げ出してしまう
その後、咲太がしたのはポニテ双葉にしたことの繰り返し。台風の中、学校にいる双葉を見つけただ花火に行こうと誘う。当初は反発していた眼鏡双葉も咲太が倒れるまで自分を探していたと知り、そしてどこまでも双葉を慰めようとせず初めて会話した時のような下らない遣り取りをしてくる咲太が居てくれるなら何も心配することはないと判ってしまう

こうして見ると分裂した双葉に必要だったのは嫌いな自分を許せるかどうかだったのだろうね
分裂が終わり、ポニテ眼鏡双葉になった上に着物を装備した双葉。叶わない想いを国見に伝え、涙を一瞬流しても晴れやかな表情を崩さなかった双葉からはこの短期間で大切なものを手に入れられたことが伺えるようだった



良い

グリッドマンのサポートメンバー全員を出撃させるためにサイズ縮小という手段を選んだ内海。ということはジャンクPCをスペックアップする、という手法を本作で描くことはなさそう
世界の謎を彼らが解き明かすのではなく誰かに教えて貰うパターンが続いている描写などを見ても、スタッフはグリッドマン同盟をとことん無力な学生として描き続けるつもり?

響のように戦うわけではないし、内海のようにアイディアを出すわけでもない。立花の立ち位置はとても微妙なものでありつつもアンチと接触したりアカネと不思議な関係があったりと、彼女にしかできないことが一応は見え隠れしてきた。
今回、立花は事情を聞かずに怪獣を倒そうとする内海に反発しアカネを説得するしようとする。アカネは自分の友達であり、それこそが「自分のやるべき事」だとでも言うように。しかしその想いはアカネによって裏切られる。
アカネを大事に想う気持ちが設定されたものであると明かされたなら、立花はわざわざその想いに従う必要はない。だからアカネの居るバスから降りてしまう

そして、前回響を仲間に引き入れようとして失敗したアカネ。今回は事前に襲撃予告を入れてグリッドマン同盟を揺さぶると共にその流れで立花を勧誘。このような手段に出たのはそれだけアカネの立場が苦しく、また寂しいということだろうか。
まだこの世界の真実について見えてこない部分は多いものの、自身をこの世界の神だというアカネの言葉が正しいなら立花がアカネを嫌いになれず、それによって内海の姿勢に納得出来ない様子は理解できる
けれど、同時に疑問に感じるのは神であるなら何故あのような勧誘方法を選ぶのではなく「設定」をいじって立花を自分の仲間にしないのかと思ってしまう

またアカネが神である世界でグリッドマンとはどのような立場なのだろう
グリッドマンには使命があり、彼に変身できる響は怪獣を倒す行為を「自分がやらなきゃいけない事」と考える
けれど、この世界は作られたものであり、怪獣は街を壊して直す存在。そんな怪獣を倒すグリッドマンとは何者?グリッドマンによって助けられた先生がクラスに対して積極的になったのはグリッドマンの使命と何か関係があるのだろうか?

グリッドマンが現れたのに怪獣化しなかったアンチ。立花を求めて絢を訪れるが会えなかった彼は今何を考えているのだろうか



とても良い

紫陽花って色ごとに花言葉違うんだ…。知らなかったな
作中では明かされなかった好きな色。OPの花びら、もしくは着ていた服等が明かされなかった好きな色に関係しているんだろうか?

冒頭、自身が変わる切っ掛けとなった先輩と再会した沙弥香。その無神経な言葉に一瞬沙弥香は爆発しそうになるけれど、そうはならず自分は貴方のせいで幸せだと見せつけるシーンは強烈。前回の店長との会話のお陰か

今回の話は橙子や沙弥香の内面が描かれた後という事で、それぞれの関係性が改めて描かれた回であったように思えた

以前の沙弥香の発言を気にし沙弥香を食事に誘った侑。けれど、二人にとって共通の話題となる橙子の件はどちらにとっても深く触れて欲しくない部分。だから「橙子を好きか?」と聞かれても友人とか先輩とか誤魔化す流れになる。また、侑は本来の橙子を大切にして欲しいから劇の行方が気になってしまうが沙弥香は劇の行方よりも橙子の意思を尊重して劇を大事と思わない
共通する話題で対立する部分のある二人は一致点を見出すことが出来ない

河川敷の遣り取りにおいて橙子の隠された本音を「私を好きにならないで」だと推察した侑。てっきりあの時の橙子はそれとは逆の言葉を言おうとしていたと想像していたのだけど、違ったのか
橙子を特別に感じかけている侑。けれど、侑が橙子に特別な感情を返せない以上、友達以上恋人未満の関係は変えられない。その中で先輩・後輩、姉・妹のようになれても互いを特別に感じる関係を構築することは出来ない
傘をどちらが持つかで言い合った末に二人で持つ一致点を見出すことは出来ても、侑にとって心地よい関係を求めることはもう出来ない点はベンチで橙子が侑に寄りかかって眠ってしまった描写によく現れていたように思う。
元々面倒見の良い部分があり、橙子の傍にいると決めた侑は自分の望みを置いて橙子に譲り続けるしか無い

こちらの意志を無視して振り回し、触れてはいけない部分を明確に持っている橙子。それは沙弥香や侑にとっては厄介な存在。
Aパートでは一致点を見いだせなかった二人が奇妙な点で一致点を見出してしまうのは面白い。やっぱりこの物語の中心にいるのは七海橙子なんだな
また、もう一つの侑と沙弥香の一致点として二人が劇のその後を想像していた点が気になる。姉に出来なかった劇を橙子がやりきった時、彼女らの関係に何が起きるのだろうか?



良い

子供たちのためにオートマタと戦った鳴海。自分がゾナハ病の子供を救うための薬で助かってしまった後ろめたさ、更には記憶を失ってしまった自分が何者であるかを再定義するために戦ったという印象が強く前に出ているような戦闘だった。そこにあるのは鳴海の優しさなんだろうね。人間ではなくなってしまった自分がどうにかして自分に出来る行為で子供たちを助けてやりたいという
だというのにその行為によって子供たちからは怖がられてしまう。図らずも自身が口にした「デーモンになる」が実現されてしまう。だとしたら鳴海は記憶が無くとも子供たちに優しかった鳴海のままでは居られない。仮面をつけて別の存在にならなくてはいけない
トムに抱きつかれた時、仮面によって表情は見えないが仮面は笑っているように、流れる血は涙のように見える。正にピエロの表情だ
鳴海はこうして仮面をつけることで子供たちの笑顔を求める存在から子供たちを怖がらせる存在に変貌してしまった

以前は相手が敵かどうかだけを見ていたしろがね。それは誰も信用する相手が居なかったからだろうけど、勝を守り鳴海によって助けられた今のしろがねには信用する相手が出来た。
今回襲撃してきたヴィルマはしろがねを友だちに成れると思っていたと言うが、しろがねは襲撃者であるヴィルマを見た際に驚きはなく敵としてしか見なかった。それはそもそも誰も信用していないから。だからヴィルマが気絶した後も再度の襲撃を警戒して殺そうとする
勝が助けた後も変わらずヴィルマをターゲットだと言い、勝は自分の全てだと言う。その自分が信用する人間以外を排除しようとする姿勢は人間らしさを感じさせないモンスターだ。でも勝が助けたヴィルマを殺さなかった面には、少しだけ人間らしさも見えてくる

対して勝はしろがねを止めた。勝はヴィルマがナイフを外した時点で信用できる部分のある人物だと見抜いたんだろうね。だから再度ナイフを外した時点で勝の中でヴィルマはもう敵ではなく、助けるべき対象に変わる
しろがねは誰も殺さないと信じ、敵も自分を殺さないと信じる勝の姿勢は優しさに満ちているように見えるがある意味人間離れして。
だから強くなるためにとしろがねの血を飲むなんて非人道的行為も行える

人知れず人間を辞めてしまった鳴海と勝の下で少しずつ人間に近づくしろがね。彼らが今後どのように変貌を遂げていくのか気になってしまう



良い

ロジカルウィッチ編開幕。双葉が分裂したわけだけど、二人をどう呼び分けたら良いんだろう……。ポニテ双葉と眼鏡双葉?

咲太の想い人であった翔子によく似た少女。衝撃的な登場ではあるんだけど、誰も事情を知らないものだから話は進展せず。それにしても翔子も言及してたけど、咲太の周囲には随分女性が増えたなぁ

思春期症候群によって双葉が分裂したが、印象的なのは互いの認識の差。
どちらの双葉も分裂現象のメカニズムについては一致した見解を持っているのに、その原因について眼鏡双葉は「心当たりがない」と言いポニテ双葉は「心当たりがある」と言う。自分がもう一人いると知ってしまった眼鏡双葉はネカフェに避難し、ポニテ双葉は普通に学校に通う。見た目も眼鏡の有無や髪型などで差異が出来ている
基本の思考回路は同じでも分裂した後の行動や考え方に違いが生じていることが判る。
古賀の件とは違い、友達のために行動を始めた咲太。双葉の件については咲太はどのように向き合っていくのかな?
何はともあれ、友達の女の子があんな裏垢作ってたら本気でショックだろうな……

繰り返される日々を抜け出しようやく麻衣と付き合えるようになったというに、撮影やら双葉の問題やらでなかなか進展しない麻衣と咲太の仲。それはじれったくはあるんだけど、二人の相手に主導権を渡しつつも自分の有利に運ぼうとする遣り取りはかなり楽しめるから、まあいいかと思えてしまう



とても良い

怪獣少女が明かした世界の真実。響は直接聞いたから話を信じるのは当たり前なんだけど、内海と六花がすぐに信じなかったのは少し驚き。君ら最初は見えなかった怪獣が見えるようになったり、他の人の記憶がリセットされる光景を今まで見て来たんじゃないのかい。それでもアカネ=神といった図式は信じられないものなのか
こうなってくると怪獣少女の話をすぐに信じた響に何か特殊性でもあるのかと思ってしまうが。やはり記憶喪失になった理由が何か関係している?

アカネがグリッドマンを倒す為に用意したアンチ。紆余曲折を経て彼も一端のメインキャラになってきたように感じる。
主人公である響と敵であるアカネ、両者に共通しているのは自分の行いを「遣らなければいけない事」と信じている点。だから響は怪獣が出現すればすぐにグリッドマンに変身するし、アカネは怪獣を使い街を壊し続ける
そして、アンチは登場当初から「自分がグリッドマンを倒す」と息巻いて戦ってきたが初登場以降はあしらわれるように返り討ちに。そんな彼がアレクシスを介して怪獣を出現させた。これは非常に大きな意味を持つ出来事であったように思える
人型形態を持つ怪獣であっても自分の意志で怪獣形態になることはできないアンチ。アカネの許可かグリッドマンが現れることが変身条件の彼にとって、アカネにグリッドマンを倒す気が薄くグリッドマンも怪獣が出ない限り出現しないのならば、アンチは自分の「遣らなければいけない事」に従い自らの手で怪獣を作り出す他ない
そこにあるのはアカネを超えたグリッドマンへの憎しみの感情。

怪物少女によって真実が明かされ、街の上空に謎の街が広がる光景が発見され、更にアカネの意思を超えアンチが怪獣を作り出してしまう状況。何だか響とアカネが対立する構図にとんでもない変化が起きそうな気がしてしまう
その中で戦うだけが使命じゃないと気付いた響はどう行動するんだろうか?

そして、これまではアカネを隠れ蓑にするかのようにしてきたアレクシス。アカネに隠す形でアンチの願いを叶え、傷を与えただけでアンチを取り逃がした行動から、彼が自分の「やるべき事」に従い動き始めたように感じられた



とても良い

これまで描かれてこなかった沙弥香の内面が描かれた回。
彼女も完璧な七海橙子を信奉する人間であることは確かなんだけど、それだけではない点が色々見えた気がする。というか彼女について色々誤解していた点が有ったのだなと判った

中学時代の経験から同性への恋心を表に出すことに臆病になってしまった沙弥香。彼女の橙子への執着があるようで居て踏み込まない姿勢には疑問を覚えていたのだけど、そういった事情があったのね。
沙弥香は橙子に惹かれているが、同時に橙子が何か事情を隠しそれによって余裕が無いことも知っている。だから沙弥香にとっては橙子と付き合うことは重要ではなく、誰の物にもならない橙子の一番傍に居られる今の関係性が心地よいものとなる。

また、沙弥香は自分の存在が橙子にとって重荷となってしまうことを何より恐れている。だから橙子に好意を寄せる相手は把握していても今回ラブレターを送ってきた相手を見に行くようなことはしない。最近の侑と橙子が親しくなっていても橙子が誤魔化せばそれ以上踏み込まない

しかし、誰にも明かせない想いを抱え、それが報われることも願わない状態は辛いものでも有ったのだろうね。だから親しいわけでもない店長相手に、もしかして中学時代の先輩と違って自分の想いを理解してくれるのではないだろうかと不躾な質問をしてしまう
そこでの遣り取りは秘すべき想いを見つめ直す行為に繋がり、店長から沙弥香の想いを肯定されることで自分のあり方は間違っていなかったのだと知ることが出来る
侑や橙子が隠し事、秘密が増えてきた点に負い目を感じていたように、時に秘密は抱える当人にとって負担となる。特別な人間で在ろうとする橙子の傍に居続けると決めた沙弥香にとってこのように相談できる相手を見つけられたのは良かったのかもね

しかし、そうだとしても沙弥香が橙子に一方的に想いを寄せている関係性は変わらない。それだけにラストに橙子が沙弥香が居るから、頑張れていると告白するシーンは沙弥香の想いがほんの少し報われたかのようで心温まるシーンだった
……だからこそ橙子が既に侑に夢中になっていると沙弥香が知ってしまったらどうなるのかと恐ろしくなるんだけど



良い

拷問しながら踊るシーンはいくら何でも斬新過ぎる(笑)

ズッケェロが連絡した相手を倒す為にと一足先に島に上陸したジョルノとミスタ。上陸早々スタンドに食事を摂らせるミスタの姿にジョルノは苦言を呈すが、ミスタが言うにはスタンドが力を発揮するには大事なことらしい。
他にも今回は優先順位って大事だよなと再確認させる描写がチラホラと

ナランチャやミスタはズッケェロを拷問して彼に誰が遺産の件を漏らしたのかと口を割らせようとするが、ブチャラティ達にとって一番重要な点は誰よりも先に遺産を手に入れることだから拷問は途中で終わる
アバッキオは変わらずジョルノを信用していないが、ジョルノに自分のスタンドの正体を隠すよりもズッケェロが何をしていたかを分析する方が大事と考える。だからジョルノにスタンドを見せはしなくても声を聞かせる程度に収める
ジョルノとミスタは敵が誰かも知らないままに敵を倒そうとする。だから偽無線で小屋に来た人物が敵だと考える訳だけど、それならば一旦小屋から逃してしまった時点で襲撃は失敗している。本来はこの場面でミスタは追撃を行うのではなくジョルノを待ち、計画の練り直しを行うべきなのだけどミスタはそうせずトラックの運転手に向かって発砲している

視聴者はあの運転手が無線の男ではないと知っているが、ミスタはそうではない。だからよくよく確認もせず発砲してしまったのだろうけど……
優先順位を間違えた結果、どのような窮地にミスタが追い込まれてしまうのか次回が楽しみになってきたな



普通

あの見た目で隠れ巨乳扱いは無理があるんじゃないかなぁ……

異能の力には滅法強い当麻も単純な武力には手も足も出ないのは悲しい所。
アックアがどのような能力を持っているかまだ判らないけど、中盤で時間を掛けて説明をしていた街の構造が攻略の鍵になったりするんだろうか?



良い

あの状況で鳴海が一命をとりとめた点が納得出来ないのに加えて、瀕死の状態でアメリカに移動している状況が理解できない……

鳴海が抱えるゾナハ病は特殊な病として描かれてきた。しかし鳴海と同じゾナハ病患者は他にもいて、しかも「真夜中のサーカス」なる団体がばらまいてらしい。
これまでの物語は鳴海が特別な事情を抱える勝としろがねに無関係ながら関わっていくという構図だったが、ゾナハ病の事情を見るにもしかしたら彼も人形遣いの世界と全くの無関係と言う訳でも無いのかもしれない

重症を負ったことで記憶を失ってしまった鳴海。しかし、これまでの経験を失った訳では無く子供に怖がられれば咄嗟に型を取ってしまったりと覚えているものもある。
今回はそのように、変貌しても変わらぬ本質はあるという点がよく描かれていたように思う
医者でありながら薬に頼りボロボロとなる姿を鳴海は批判するが、実際は辛い現実を知りながらも子供の前で笑顔になるためにしている事。薬に頼る姿は異様であっても子供を治したいという医者の本質は失っていない
さっきまで笑顔だった子供が呼吸器を取り付けられた様子、ゾナハ病が進行した子供達が地面に並べられる光景は筆舌に尽くしがたく、最早治療を諦めるしかないように思えるが子供たちが守られるべき存在である本質は変わらない。

そして何よりも本質は失っていないと思わせたのは鳴海の在り方。
第一話で鳴海が一旦別れた勝に再び関わる気になったのは列車事故の惨状を見て、これからもこんな事が起きると知りながら人を笑わせるなんて出来ないと感じたから。今回もゾナハ病の子供達の辛い現実を知ってしまった彼はゴリラの真似をしてと言われても上手く出来ない。笑わせられない
だから鳴海は勝に関わると決めたときと同じように自分が戦い、ゾナハ病になる子供を減らす決意を固めたのだろうね

なにはともあれ復活した鳴海が勝達と再会できる日は来るのだろうか?



とても良い

月並みな表現なんだけど、あまりに凄まじく濃い内容だった
橙子との関係が進む中で橙子を好きになりたいと思うようになっていた侑。だというのにここに来て明かされた橙子の本心によってその関係性が歪になってしまう展開は驚愕

まず沙弥香が侑にチクリと忠告するシーン。橙子を心配する侑に対して私が付いてるから大丈夫と言いつつも、7年前の因縁を示唆したのは何故だろう?もしかして、沙弥香も河川敷の侑と同じように橙子の本心に触れ拒絶されたことがあるのだろうか?
だから同じように橙子を心配する侑を牽制しつつも、7年前の事実を教えることで自分と同じように橙子に拒絶されればいいと考えたんだろうか?
だけど侑は沙弥香の想像を超えた答えを見出してしまう。

橙子が特別になりたいと努力していたのは亡くなった姉の代わりになるためと知った侑。これまでの触れ合いから特別であろうとする橙子よりも本来の橙子に惹かれ始めていた侑としては、橙子の為ではなく自分の為に亡き姉の後を追う橙子は止めたくなる
だから河川敷に到着してすぐに侑が投げかけた言葉は綺麗事じみている。そしてそんな綺麗事など言われなくても判っている橙子としては受け入れる余地はないどころか、心が離れる原因になる。だから、この時の二人の距離は離れるし侑の呼び方も「小糸さん」になる

本当の橙子を好きになりたいと近づいたら離れられてしまったのだから、侑が橙子の隣に居ようとするならば橙子の本心を刺激した上で橙子が求める歪な関係性を受け入れなければならない
ここにあるのは欺瞞だらけだ。侑は橙子を好きになりたいから、隣りに居たいから、好きにならないと宣言しなければならない
橙子は自分を特別視しない侑を求めるから侑を好きだとは言っても、「私を好きになって」とは言えない
最初に橙子が侑に抱いたのは恋心であったはずなのに、二人共あまりにも特殊な心持ちであったがために、隣に居続ける為に自分の心に嘘をつく破目になってしまった

前回までは二人が少しずつ明るい未来に向かって進んでいく予感をさせたのに今となっては僅かな灯りの中、暗闇を無理矢理歩いているようにしか思えない
一体この物語がどのような着地点に向かって進んでいるのか全く判らなくなったぞ……



とても良い

もうバニーガール姿は無いと思わせてからの唐突な披露。咲太の気を惹きたいからって麻衣の行動はとてもあざとい。
でも今回のメインはバニーガールじゃないんです

古賀の悩みの原因を取り去ったは良いものの、咲太の行動があまりにも古賀、そして周囲に対して恋人の振る舞いと映ってしまったがために今度はどのように別れるかが問題になってしまう。
古賀は口では麻衣との仲を応援すると言い、綺麗に別れる形はとってもそれに反する古賀の本心は恋人では無い未来を望んでくれない

思春期症候群の厄介な点はそういった部分にあるのかな。
麻衣が空気として扱われた果てに自身を空気として扱いだしたら存在すら消えかけたように、古賀も望まぬ未来を避けるために過去に戻ったら咲太と恋人でない未来を拒否して進めなくなった。思春期症候群は発症者の意志に反して暴走してしまう
そういった意味では麻衣の為に咲太が麻衣を取り戻すために学校の空気に風穴を開けたように、古賀が咲太と恋人でない未来に進めるようにきちんと気持ちに整理をつけられる状況を作り出したのは良かった。

古賀は咲太と別れたくなくて自分が最終日を繰り返してしまったことを自覚していた。それでもそんな想いに未来はないから認められなくて、自分の気持ちから目を逸らし繰り返し現象など知らないフリをしてしまう。目を逸らして気持ちの整理をしないままだから、むしろ想いは大きくなって繰り返しは続いてしまう悪循環
咲太によって隠していた気持ちを引き出され、嗚咽と共に決して届きはしない告白をした古賀。その際、繰り返しの中では振らなかった天気雨が振った描写は、積もり積もった古賀の想いが清算されるかのようだった

ラストにはあの牧之原翔子が登場。偽カノとのあれこれが有った後に本命の相手と付き合えたと思ったら、昔の想い人が現れる展開ってちょっと少女漫画っぽい



普通

「俺のスタンドで謎を解く!」とアバッキオが格好良く宣言した後に使用したスタンド能力がビデオ再生……。でもあの能力じゃなきゃ今回の敵の正体が掴めなかったのは確かだろうしなぁ
でも一番の功績者はやはりジョルノであるように思える

自ら囮になることでアバッキオが動く状況を作り出したジョルノ。また、彼が残した蝿の意味は大きい。あの蝿によって敵がどのように移動しているかが判るし、消えた味方がまだ生きていることが判る。何よりも目の前にジョルノが残した蝿が見え続ける光景はアバッキオにとって気に入らない状況
ジョルノをそのまま信用することはできなくても、彼の命をかけた行動の結果が目の前にある以上、アバッキオはそれに応えなければならない

結果としてはアバッキオはジョルノのことは気に入らないままであっても彼と協力して敵を倒したことになる。それは今後チームを組んでいくことを考えれば大きな意味を持ってくるのだろうね



良い

自身は怪獣だと訴える少女によって世界の真実が説明された今回。けれど、それによって全ての真相が明るみに出たなんてことはなくて、登場人物の多くは未だ霧の中にいるかの如く謎に直面しているように思えた

響は怪獣を作り街を壊す存在がアカネであると知ったが、何故彼女がそんなことをしているかを知らないし、そもそも何故そのような事態になったかも知らないまま。けれど、響はやるべき事が少しだけ判った気がすると発言する
アカネはグリッドマンに変身しているのが響であると知り、アンチに響を殺させようとするがどうやってグリッドマンに成るかは知らないまま。だからアンチに命令を出した後も内海に近づき響の事情を探ろうとする
六花はアンチの名前を知り以前よりも多くの会話が出来たけれど、相変わらずアンチの正体は知らず、アンチが自身の使命を話す瞬間も聞き逃してしまう
アンチはグリッドマンの正体が響であると教えられたが、新世紀中学生によって響は人間でありそれどころか響を殺せばグリッドマンを倒せなくなると言われ引き下がるしか無かった。だからアカネにもグリッドマンは見つからなかったと報告するが、アカネからすればアンチの認識は「全然判ってない」もの

巨大変身ヒーローが怪獣と戦う作品の筈なのに怪獣が出ない、アカネに言わせれば「作っちゃ駄目」な回。謎が明かされたようで居て、不明瞭さはそのままな今回の内容はアカネのメタ的な発言も相まってどこか歪さを感じさせる

そういや、マックスによって響は見た目からして人間であると主張されたけど、なら今回登場した謎の少女やアンチはどうなるのだろう?
少女は自身を怪獣だと言い、アンチはアカネによって怪獣だと定義された。けれど、どちらも見た目だけなら人間にしか見えない。
少女は街が生まれる前から居た存在でありアカネに生み出されたものではない。アンチはアカネに生み出された存在
そもそも怪獣とは何なのか、アカネは何故怪獣を生み出せるのかを考える時期が近づいてきたように思える回だった



普通

結局の所、この一連の話に措いて登場人物の関係性をあまり把握していない点、一方通行にも浜面にもそれほど思い入れがない点などの理由により、あまり楽しめなかったのは勿体無く感じてしまう
悪い内容ではないはずなんだけどね

今回の話では一方通行、垣根帝督、麦野沈利などのレベル5が登場した。彼らが言うようにレベル5は他の超能力者との間には絶対的な力の差が存在するし、レベル5の中でも覆せない力量差がある。だから、麦野は垣根と出逢えば逃げ出すし、垣根は一方通行を倒す事でアレイスターに自分を認めさせようとする
だが、時には絶対的な力量差をひっくり返せるものが有って、それが諦めない意志の力やそれに付随するアイデンティティなのかなと思えた
レベル0でありながら滝壺を助けるために麦野に立ち向かい勝利をもぎ取った浜面。そして前回の結標がトラウマを抱えつつも勝てたのは似たような現象によるものかな?

一時はベクトル操作の弱点を見出し一方通行を圧倒しかけた垣根。けれど、一方通行はレベル5の頂点に居るだけでなく「悪党の美学」というアイデンティティを同時に備えている。元から垣根が一方通行に勝てる余地なんて無かったんだろうね

暴走した一方通行を止めたラストオーダー。何の力も持たない彼女が意志の力だけで一方通行を制したシーンは一方通行がまだ持ちえない力を示しているかのように思えた



良い

目立ってはいけないと勝に忠告したしろがねが高校で目立っているってどういうギャグなのさ

鳴海が居なくなり勝はもっとその喪失を引きずっているのかと思っていたが、意外としっかりした表情。けれど、その笑顔を浮かべ続ける態度こそ鳴海の不在を表すものだったとは……

再び登校するようになった勝を待っていたのは子供らしさを感じさせる虐め。虐められた時、勝が笑っていたのは虐めよりも壮絶な経験をしたからだと思っていた。実際はそれも有ったのだろうけど、鳴海から「笑っていろよ」と言われた理由の方が大きかったのか。だから勝は鳴海を失って辛いのに笑っている、虐められても笑っている。
鳴海が居なくなっても自分は元気なんだ、強くなったんだと語る勝の態度は他の何よりも鳴海の喪失を物語っている

そして一見ギャグキャラみたいな立ち位置になりかけているしろがねも同じように鳴海の喪失を抱えている
勝に対して過保護になるのはきっと鳴海を守れなかった反動であり、鳴海のために笑えなかった悔いが今もしろがねから笑顔を奪っている

そして本作としては初めての日常回なんだけど、勝もしろがねもその日常に馴染めていないのは印象的だった
勝の身体に刻まれた壮絶な傷跡は小学生らしさが欠落しており、あの姿は周囲を絶句させるに充分なもの
しろがねも美しい見た目とその高すぎる能力によって他の高校生から隔絶された存在になっている
命を削るような経験の中で生きる意志を取り戻した二人だったけど、その経験や生まれ持った素質故に普通の学校生活に馴染めなくなってしまったのは皮肉な展開
そして勝がしろがねにも楽しいことをして欲しいと誘ったのは、これまた街に馴染めず今にも消えてしまいそうな仲町サーカスなる場所

普通の在り方に馴染めなくなった二人にとって仲町サーカスがどのような意味を持ってくるのか気になるけど、それ以上にラストのあの姿が衝撃的すぎるんですけど……



良い

新世紀中学生、ジャンクPCを買うときに皆でお金を出し合うのは良いけど、役に立ってない人が二人ほど居ますね……
というかあの残金で電車に乗ったらほぼ無一文になってしまうのでは…?

校外学習の形で水着回を入れてくるのかーと驚き
いつもの街を飛び出して山中で戦闘が始まったわけだけど、アカネは怪獣を自由に呼び出せたのに対し、響たちはグリッドマンに変身するために一波乱。PCを買い取ったことでこの差はある程度は緩和されるんだろうけど、先の展開においてハンデになりそうな予感

やらなきゃいけない事、やるべき事。ニュアンスを変えつつも第一話から使われていた言葉。記憶がない中でも怪獣と戦うことを使命と感じる響やグリッドマン。響を駅まで届けるために一緒に走った内海と六花。グリッドマンを支援する新世紀中学生。そしてグリッドマンが出現すれば自分も怪獣となり戦ったアンチ。
本作に登場する多くの人物たちが自分が何をすべきかをはっきりさせ、その使命のもとに行動している
今回、アカネもその言葉を使ったことで彼女が怪獣を操り破壊活動を行うのは単純なストレス発散以外の理由があるのでは?と思わせた

それにしてもラストの霧の中で岩が浮遊してる映像ってどういう意味だ…?リセットによって世界が再生する瞬間なのか、逆に崩壊する瞬間なのか。
他にも幾つか伏線っぽいものが散見された印象



とても良い

彼女(正式に付き合ってるわけじゃないけど)公認の状況で偽恋人やるって背徳的
けれど、咲太から古賀へのそういった感情を匂わせないのは、本当に咲太は麻衣一筋であり点もあるだろうし、他に古賀の隣りにいるのも以前妹が限界になるまで助けられなかったことへの代償行為をしているからだとも思えてしまう

既に社会人になってしまった自分からすると古賀の生き方は苦しいものではないかと思えてしまう。
友達が憧れている人に告白されてしまい時間を巻き戻し程に悩み、嘘を突き通すために咲太と付き合っているフリをして、チャットを深夜までした後に面白動画を見て感想まで伝える。また中学時代までは芋っぽい見た目であったのを進学を機に大幅に変身
本人も「こんな風になっちゃった」と言うものの、印象的なのは「こんな風」な自分を気に入り好きだと明言した点。他人から見れば息苦しいように見える在り方であっても本人が望んだものであるならば、それはやっぱりどれだけ見た目が変わったとしても「本当の自分」なんだろうね。
それを察した上で古賀にそれを自覚させるような言葉を伝えられる咲太は素晴らしい

というか今回の咲太は目覚ましい行動が他にも。
古賀の宜しくない噂を流した前沢を衆人環視の中、大恥をかかせるような目に合わせたのは非常にグッジョブ
ただ、あの時の発言は古賀を守りたくて咄嗟に出たものではなくて、妹を傷付けた者達へ言いたかった言葉かのように思えてしまった

咲太と一緒にいる内に咲太の生き方に魅せられ、自分の今の有り様を認めて貰い、更には咲太が前沢を撃退したことで友達との仲も壊れずに済んだ。おそらく古賀からすれば何もかもが理想的な状況。しかし、唯一の懸念があるとすればこの関係は一学期の間しか続かないということ
サイコロを何度も振って自分に都合の良い未来を導き出した古賀。麻衣のCMを見た際の古賀の表情は次に起こる事態を想像させるようなものだった



良い

自分はドキドキしない、橙子の事も好きになれないと考えていた侑の心情に幾つかの変化が見られた回

槙から橙子を好いていると指摘された侑。しかし、侑自身は好きだから心配したのではなく、自分はお人好しだからなのだと誰を相手にするわけでもなく釈明。また、自分は選ばない、ドキドキも浮かれたりもしないなどとと述べられてしまったら、侑はこれまで「自分は誰も好きになる事はない」と自己暗示を掛けていたのでは?と推測しそうになる

けれど、今回の侑はそこから一歩踏み出すために行動を起こす。この決意はこよみが小説の新人賞に応募しようと努力していると知ったことや、自分の隣に橙子が居る現状を再認識した為なんだろうね
しかし、その急激とも言える変化に橙子はついていくことは出来ない。まるで立場が逆転したかのように侑のアクションにあたふたする橙子の姿はいつになく可愛らしい

自宅に招かれるという、橙子からすれば非常に心臓に悪いお誘い。他にも自室では橙子の心を乱すような言動を連発する。これを橙子は無防備でありもうちょっと警戒した方が良いと注文をつけるが、別に侑は誰にでもこのような行為をするのではなく、橙子と一緒に居る時間になれるために積極的な行動に出ただけなんだろうな

今回の言動によって橙子からの好感度が更に上がった状態へ。話が進む度に橙子の侑への想いは深さを増し色鮮やかな表情を見せるようになっている
以前はただ、橙子の変化に対して置いてかれたかのように感じていた侑。いつの間にか彼女も変わりたいと強く願い、そして心臓が選んでくれたら良いのにと感じるように。彼女に大きな変化が訪れる時が近づいている印象



良い

あれがかの有名なアバ茶か……。なんてえげつない新人イジメ

パッショーネ入団試験のときと同じく「信頼」がキーとなる展開
冒頭、ブチャラティは組織構造をジョルノに教えると共に、ボスを倒す為に何をしなければならないかを明言している。これはジョルノを信頼していないと出来ない発言
他にもポルポを殺したのがジョルノであると察していそうだったが何も言わずな所を見ると二人の信頼関係は既に確かなものになっているのかな

けれど、まだ会ったばかりの他の面々とジョルノとの間にはしっかりした信頼はない。
アバ茶という手痛い歓迎、それを乗り越えたことでジョルノは一応チームに入れて貰えるが、それはポルポに耳を折りたたむ芸を見せて気に入れられた時と同じく、仲間として受け入れられたのではなくあくまで「面白い奴」として受け入れられただけの段階
だから船上で敵に襲われた際もジョルノは敵スタンドの傾向を推理するが、それはまだジョルノを信頼していないアバッキオには受け入れられない
そういった意味ではこの場面でジョルノが囮になったのは信頼されるためではなく、アバッキオの協力を引き出すためのもの。眼の前で敵スタンドを出現させることでアバッキオが行動しなければならない状況を作り出すことが目的か

今の所、性格がバラバラで相性も良いようには見えないブチャラティのチームがどうやって幹部に認められボスに近づいていくのか全く想像できないな



とても良い

ちょっとラストの展開が衝撃的過ぎる……。鳴海って勝の導き手として終盤まで一緒に居てくれる存在じゃないのか……。
その割には公式サイトのトップ絵に居る辺り、嫌な予感をさせてしまうが

前回、落下したことで自己の人間性を確かにし、新しい自分に生まれ変わった勝。その勢いで邪悪な叔父を成敗してしまうと思いきや、二人を開放するために養子の件を受け入れてしまう。飛び降りた程度では殺し合いの世界での経験が薄い勝はまだまだ弱い存在のままなのか。
けれど、阿紫花の助言を受けてからの勝は一段階成長し、叔父の足を折る行動に出る

今回の勝はそれだけでなく、檻の前に立ち刃から鳴海としろがねを守ろうとさえした。鳴海は「強くなったなぁ勝」と言葉をかけるが、それは勝の強くなりたいという想いを感じ取ってのもの
しかし、更に鳴海の想定を超えて勝は強くなる。窮地に陥った二人を前に逃げろと言われても逃げず、むしろ人形を操り二人を助けてしまう
逃げないと決めた勝の成長度合いは凄まじい

ただ、勝もしろがねも人間性と自分の意志を手に入れつつあるが、他の面々に比べればまだまだ弱い存在。だからどうしたって守ってくれる存在が必要になる

小さい頃のしろがねには守ってくれる存在はおらず、独り閉じ込められ人形の技術を仕込まれていた。そんな状況であれば自分は人形だと思い込み心を守ろうとするのは当然のこと
同じような状況下で恐慌するしろがねに対し、鳴海はしろがねが変わるきっかけとなった言葉を使い、更に腕から伝わる温もりによってしろがねを安心させた
今のしろがねにとって鳴海はいつの間にか無くてはならない存在になっていたことが判る描写

鳴海だって守るばかりの存在ではない。ゾナハ病を抱える彼は笑ってくれる存在が居ないとピンチに陥る
そんな彼を助けようとしろがねは前回も今回も一生懸命笑おうとする。結局は笑えなかったが、その姿勢は鳴海を救うものとなる
だというのに……

しろがねの心を守り、勝を炎から守った鳴海の腕。本人は死んでしまったのに二人を助けた腕だけが残ったというのがあまりにも残酷な結末



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