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普通 (3.9)

クトリの頭の中にに響いた少女の声はなんだろう?この作品の傾向を考えると非常に不吉な予感がするけれど…

今回は様々な形の裏切りが登場したのが印象的
死んだと思われたクトリ達が平然と帰ってきた前回ラストに始まり、テイメレの中から謎の獣が出現したことでそもそも自爆しても作戦は敗北だったと言われる。
父のしていることは正義だから守って欲しいと訴えるフィラコルリビアの想いは戦争のきっかけとなると告げられる。
正義の味方になるつもりは無いと言っていたヴィレムはチビ達がこの街を気に入ったからとまるでヒーローのような騙し技で滅殺奉仕騎士団を撃退。
軽い部類では詐欺師の墓に正直者と書いてあったり、転がり落ちる事が有名な坂が転がり禁止になっていたりする部分は少し笑ってしまった。
ヴィレムの個性的な泣き顔もある意味裏切りか(笑)

そんな裏切りの最後にあったのが、ようやく帰ってきたクトリが傍にいるのに、過去とのしがらみのためにバロニに付いて行かざるを得なかったヴィレムの姿。
クトリにとってはヴィレムが自分と関係を持つだけでも彼の負担になってしまうと考えているのに、これ以上余計な過去と関わろうとする姿は許せないだろうね
ヴィレムがクトリたちの居る場所を大事にしたいと思ったように、クトリもヴィレムが待つ場所に帰りたいと思って戦っていたんだろうしなぁ

バロニに付いて行くことで本来クトリにおかえりと言うはずだったヴィレムが、その言葉を受け取らなければならない立場に逆転してしまったのは何とも皮肉な展開。



良い (4.4)

そういや倫也って英梨々の作品に感動したことって無いんだっけ。クリエイターとしては評価していても英梨々が描いた絵が自分の想像を超えてくるとか、超える瞬間を見たいという感情はなかったんだろうな
それが英梨々のスランプと相まって良くない状況を招いてしまったのか

倫也がゲーム制作を始めたのは坂道で出会った加藤の姿に心動かされたことがきっかけ。詩羽に出会う前から「恋メト」で感動していたし、ゲームのシナリオでも何度も感動の涙を流していた
だからこそ倫也は二人の今後に期待してしまう。加藤はゲーム発売により衝撃の高校デビューを飾れると思っているし、詩羽が新作についてグロッキーになっていても期待していると告げる

そんな二人への想いに対して、倫也は英梨々の作品に感動したことがないし18禁同人作家としてしか見ていなかったから英梨々の将来性が何も判らないんだよね。イラストレーターとしての英梨々に関しては幼馴染の倫也よりも、同じくクリエイターであり英梨々の描いた絵に心動かされた経験を持つ詩羽の方がより理解している皮肉的な現状

そもそもここまで英梨々が追い込まれてしまったのって殆ど倫也のせいなんだよね。
倫也が出海の才能をべた褒めした件に始まり、グランドルートのシナリオは詩羽と倫也の共作、更には後夜祭でキャラになりきって踊る倫也と加藤を見せられて…
最早色々な意味で英梨々が倫也の隣に並び立つには限界を超えるしかなかったのだろうと思える。特に倫也が書いたシナリオに絵をつけるなんて千載一遇のチャンスでも有るわけだし
それにしたって締め切り直前でありながらはしゃいだ声で作風変えると告げる英梨々にはぞっとしたよ

加藤の英梨々を想う発言の数々に今後の展開の不穏さを感じてしまう…



とても良い (4.6)

前回の話でも夏目や月子からは名取やタクマを心配し支えようとする姿勢が見受けられたけど、それは名取やタクマも同じで有ることがよく判る話だった
名取は夏目が隠しているものを大事なものと理解しているけれど、夏目には普通に生きてほしいと願っているからこそ柊に調べるよう命じる
タクマは式の暴走を自身の落ち度によるものと理解していたが、月子を護るために式を切り捨てる覚悟を決めた

又、同じことが前回あれだけ恐怖の対象として描かれていた式達にも当てはまることは驚きだった。
銀露が夏目を襲ったのはタクマと月子を守り続け、徘徊する仲間の式に対してけじめをつけるつもりだったから。ジンベが呪詛を掛けたのはそれを打ち払うことで自分が役に立つと証明し、もう一度タクマに見て欲しかったから。明示されていないけど紅紐も単純に家の中に帰りたいとの思いだったんだろうね

これらの人物たちが抱えるのはとても純粋な感情でどこにも悪意などないのだけれど、これまで見えていた、関わることが出来ていたものとの間に壁ができたことで歪みが生じてしまったのは悲しいなぁ。月子が護符を貼ったのだって式を追い出そうとしたのではなく、式が見えなくなったことで落ち込む父を守ろうとしただけだからな……

そんな両者を繋いだのが夏目だったのはいつもの事なんだけど、命の危険があると忠告された解約の儀を躊躇無く行なってしまったのは見ていて不安になる
名取が過剰とも言える対応を取るのも仕方ない。それが夏目に今回の事件のような結果を招くことにならなければよいのだけど



普通 (3.7)

前回、輸送機で敵機に突っ込み鮮烈な印象を残したアムロだけど、回が切り替わった途端にヘタれ男に。どうしてこうなった
カミーユに周囲の期待に答える方法を聞かれたというのにカツからどう見られているかを気にしたり、カツがガンダムで出撃するのを目の前で見せられた直後にハヤトから出撃を止められる様子は歴戦の強者とは思えないほどみっともない。特にシャアやハヤトの態度を自分へのあてつけだと感じ取るアムロには失望する他ないね
それとも幾つ歳を重ねようとアムロの本質は変わらないということだろうか?

シャアが名前を変えてエゥーゴに手を貸している理由の一部が明らかに。アムロに語った言葉は以前のシャア自身にも当てはまる言葉だったように思える。ザビ家への復讐を果たした事で、シャアにとっては生きる意味を見つけづらい世の中だったのだろうけど腐敗したティターンズの勢力が増していくのを見てエゥーゴに入ろうと思ったのかな。
結局は戦場に生きるしか出来ない人間なんだろうね

生意気な口調とともに飛行機で登場したベルトーチカ。挑発的な言動からはアムロとの類似点を見つけることが非常に難しいけれど、まだ会って間もないアムロの戦いを恐れる心理を読み取ったのは驚き。
そう言えば前作においてアムロは多くの人に影響を与えたけど、結局アムロを理解してくれる人は現れなかったんだよな。ララァが理解者に成れたかもしれないけれど出会った時には既に敵同士だったからなぁ

ロザミアとベルトーチカは「空が落ちてくるのが恐い」と謎の表現をしていたけど、何か両者に関係があるのだろうか?それともニュータイプや強化人間独特の感覚?





普通 (3.8)

視聴を始めた頃にした予想とかなり異なる展開になってきたなぁ。まさか内閣やら自衛隊があそこまで本格的に動くとは思わなかった

瑠偉は通常は大人しいが、ロボット物主人公にはよく見られる突如逆ギレするタイプか。主人公として許される空間ならそこまで面倒なタイプではないけど、少し脇に回ると途端に厄介なことに(笑)
更にはギガスマキナなんて桁外れの戦力を保持しているのだから、敵にしろ味方にしろ厄介な人物でも有るのが何とも…

そんな厄介なものが集まっている場所に自衛隊が準備万端で踏み込んできたのは予想外。その上の政府にしたって状況をかなり把握しメテオラ達が創作の世界からやってきた存在と認識出来ていたのは完全に予想外だった。
又、他の役人にしたってメテオラの要求にすんなり承りますと答えたり、大崩壊も現実的な話として受け入れていたりするのは意外。これは創作モノでは珍しい有能で役立つ役人パターンか

菊地原が映像を使い政府が握っている情報を説明する際の会議室は暗かったが、メテオラが大崩壊など被造物側が持つ情報を明かした後の会議室は明るくなり、最後に休憩室でコーヒーを共に飲むことで信頼が産まれる流れがありきたりながらも素敵
この作品では人間関係の深さや信頼を表すのに食事シーンが効果的に使われている印象

颯太が窓に写った自分を見ながら軍服の姫君との関係を考えていたように最初から答えは颯太の中にあったようで。ラストに色々と衝撃的な情報が並んでいたな
颯太はその正体に衝撃を受けていたようだけど、シマザキという少女と何が有ったんだろう?なにやら親しくしていたようだけど
8/23に磁場異常が有ったと言うなら、第一話冒頭でシマザキが電車に飛び込んだのもその時期で、シマザキの自殺を切っ掛けに軍服の姫君出現の流れになるのかな?



良い (4.5)

前回時点ではトイレの個室に篭っていた相模は屋上へ移動。これだと比企谷の言う誰かに見つけ出してもらいたかった以外の解釈をすることは不可能か。
そうなってくると葉山が辿り着き直ぐに相模が最も望む言葉を放ったのも比企谷と同じ予想をしたからかな。

そして葉山というヒーロー役が登場したからって、そこでヒールを演じられる比企谷には驚愕。そこまでやる必要あるのかと疑問に思ってしまうけれど、比企谷が「ちやほやされたいだけなんだ」と先に言及することで比企谷のみが悪人となり他に同様のことを言う奴が居なくなるのは確実。長期的に見れば相模が受けるダメージは抑えることが出来る
特にあの場面は葉山も居たからフォローを期待できたのも比企谷がヒールに回った理由の一つかな。

そんな比企谷に対する葉山と先生の発言は印象的。特に先生は功績を認めつつ、比企谷の在り方を心配している。「君が傷つくのを見て痛ましく思う人間も居ることにそろそろ気付くべきだ」という言葉はぼっちキャラが自称でしかなくなってきた比企谷には耳の痛い言葉だね
考えてみれば平塚先生って早い段階から比企谷を気に掛けていた人物なんだよな。陽乃は今回の事件で比企谷の本性に気付いたのに対して、先生は比企谷の行動に驚いていない辺り早い段階で彼の性格に気付いていたのだろうか?

再び舞台に立った相模は前回よりも酷いハウリングと声。文化祭を通して彼女が成長する機会はなかったのだから当たり前の終幕
彼女の心情が描かれることは結局無かったけど、今回の件を通して何か変化のきっかけになるようなものは有ったのだろうかと気になってしまう

奉仕部では遂に机を挟んで向かい合った比企谷と雪乃。雪乃の素気無い言葉ですぐにその空気は終わってしまったけれど、第一話の頃の距離感を思えば大きく近づいたことは確かなわけで。
比企谷や雪乃にとって将来、失ったことを悔やんでしまいそうになる何かをここで手に入れられたことがそれとなく判るつくりだった。

比企谷というキャラクターは何となく好きになれないタイプだったのが難点だけど、良い作品だったと思う



良い (3.2)

登場人物の殆どが、最初に予想していたものと違うと言いたくなるような事態に直面している点が印象的

雪乃は問題なく進行できると思っていた運営が上手く回らない事態に体調を崩し比企谷からは間違っていると指摘される
結衣は比企谷が雪乃を助けてくれると思っていたがそうならなかった事態にいつになくキツイ口調
本来は純粋な作品であるはずの『星の王子さま』は腐女子のごちそうとなり、比企谷は自分が出るべきだったと爪を噛む
城廻としては雪乃が指揮を執れば万事上手く行くと思っていたが相模の存在により綻びがちらほら。

そして、想像していたものと違うと最も感じているのは相模だろうね。委員長になっても誰かに助けて貰えばいいと奉仕部の門を叩き雪乃の助力を得られたことで決裁印すら押し付けた相模。しかし、そのような状態でも実行委員長であることは変わらない。文化祭までに委員長としての積み重ねをしないまま挑んだ挨拶の場面はあまりにも惨めなものだった。

予想していたものと違うと言えば、雪乃の変化も挙げられる。自室の味気無さは雪乃ならこのような部屋だろうと予想するものとそれ程変わらないもので、比企谷との皮肉の応酬は以前の二人の関係に戻ったと感じられるような安心できる遣り取り。
そんな雪乃が比企谷に小さく手を振り「また明日」なんて言う日が来るとは思わなかったなぁ。
その直前に「無理して変わろうとするのが馬鹿らしく思えてくる」と言うからにはその変化は無理ではないということか。比企谷に挨拶するのが無理な変化でないなら、むしろこれまでの態度に無理があったということ?

次回で最終回だけど、クライマックス感が出ているのは相模だけ。まさかあの挨拶よりも酷い事態に遭遇するのだろうか?



良い (4.4)

という事で瑠璃は昔の女のイメージどころか、詩羽にとって自分の写し身そのものでした。……ゲームのシナリオにそんな物を込めてくるなんてやっぱり重いよこの人!
その仕掛けに倫也が気付ければ良かったのだけれど、倫也はディレクターの視点でチェックしたために明後日の方向へ。これにて詩羽は再び倫也から振られたことに
でも、恋メトの際も詩羽の思惑とは全く別の理由で断ったくらいだから、どの道倫也に伝わることはなかったんだろうなぁ。この点については詩羽の見込み違いか。「初めて作ったゲームシナリオが一発OKなんて都合のいい話有るわけないのにね」の台詞にどれ程の悲哀が篭っているのやら
風呂で泣いたのは倫也が提案した両方を救済するエンディングよりも、自分だけが選ばれるエンディングを望んでいたからか。そういった意味では倫也はとことんギャルゲー脳で考え、詩羽は小説家脳で考えていたということだろうね

そして詩羽の思惑を裏切った倫也の提案が鬼としか言いようがない。スケジュールに余裕のない段階で第二稿を入れた上で更に誰もが幸せになるルートの追加。しかも最後については素人の倫也が執筆。不安要素しかない
それでも出来上がったものは倫也と詩羽の共作になるのだから、二人の距離はこれまでよりほんの少し近づいたと見ることも出来るのかな

今回、加藤は詩羽の思惑に気付き後夜祭で協力したけれど、そんな加藤こそ詩羽にとって倒し難い強敵だということは気付いているんだろうか?
又、スランプ気味らしい英梨々は「T-AKI UTAKO」のペンネームや後夜祭で踊る倫也と加藤を見て何を考えているのだろうか?



普通 (3.7)

今回は色々と新しい謎が出現した気がする
妖精が兆しの夢を見ると何故ダグウェポンを使えるようになるのか、そもそも何故そんな夢を見るのか?
ヴィレムの肩書は特殊な兵器、レプラカーンの管理だけどあくまで紹介された仕事のはずが何故指揮官クラスなのか?
他にも犬娘がライムスキンに話したかった事とか、浮遊島の守護に失敗したのに何故クトリたちは平然と戻ってきたのか、大賢者の像を見た際のヴィレムの意味深な視線等々次回辺り説明されるんだろうか?

クトリ達は無事戻って来たから今回は良かったねとなるけれど、ヴィレムのあの取り乱し様はヤバイよなぁ……。
ヴィレムは、実際に失えってしまえばあれ程までに衝撃を受けてしまうものと関わってしまったことになる。クトリ達が死んでしまう悪夢を見るヴィレムからは、前回ラストの飄々とした様子は感じられない。
高速移動してクトリに飛びつくほどのヴィレムは肉体面だけでなく精神的にもヤバイ状況なんじゃなかろうか?

クトリに抱きついたヴィレムを見たアイセアとネフレンの評価が面白い。どちらも自分を守ってくれる存在というより、思わず守ってあげたくなる存在と見ているように思う
それに対してクトリはヴィレムに会う前に身だしなみを整えたいと思っていた辺り、良く言えばヴィレムには可愛い自分を見せたい、悪く言えばまだまだ自分の気持ちを押し付けている段階なんだろうなぁ



普通 (3.3)

今回から始まる一連の話は後味が悪いものになりそうな予感
奉仕部における比企谷と雪乃の間の空気が非常に重い。普段は空気を明るくする役目の結衣を挟んでいるはずなのに、今の比企谷と雪乃からは第一話の頃の距離感を思い出してしまう

魂胆が明け透けな相模の提案に雪乃が乗った理由がちょっと判らないな。陽乃が言うように姉の存在を意識し過ぎた結果なんだろうか?実行委員に選出されていたとはいえ、直前に奉仕部活動停止を宣言していたのだから何とも雪乃らしくない行動。そこに比企谷が余計な差し出口をしないのも比企谷らしくないと言える。どちらも車の件を引き摺っているようで

ただ、実行委員のトップをほぼノリで引き受けた相模と加減を知らない雪乃が組めばあのようにギクシャクしてしまうのも仕方ないよなぁ。そこで前回歪さを感じさせた陽乃が相模をけしかければ更に状況が狂っていくのも当たり前なわけで。
陽乃の発言は悪意に満ち溢れすぎていて怖気を覚えるよ

葉山の助太刀に対して比企谷が憤ったのは、今も雪乃に理想を懐き続けているからだろうか?確かに一人で頑張ることは悪ではないし葉山と城廻が雪乃の頑張りを否定する形になってしまったけど、実行委員はそもそもグループ作業なんだからそこに頼るって判断が存在することは悪いことではないと思うんだけどねぇ
雪乃が倒れてしまったことで、あらゆる責任と問題が相模に回ってきそうな気が。次回は更にギスギスした話になりそうだ



普通 (3.2)

今回はとことん相互理解が深まらない話だなぁ
冒頭の犬の言葉を理解できない描写に始まり、比企谷は結衣や雪乃の真意を理解しようとはしないし、結衣は何故雪乃が事故について話さなかったのか理解できない

そんな中で雪乃の真意について知らぬ存ぜぬで良いじゃねぇのと言う比企谷に対して結衣が反論した場面が印象的だった。ここでの結衣の言葉はショッピングデートの際の雪乃の結衣への発言に似ているね。もっと知りたいと思い、知ることで仲良くなり相手の力に成れると思う。
この時、結衣が自販機や電灯の灯りの中でそういった決意表明をする点はとても印象深い描写。結衣は暗い中でも明るい言葉を見つけられる人なんだろうなと思える
そういった意味では、灯りに入らず知らないままでいいと言い切ってしまう比企谷の対称的な姿勢が鮮明。
というか結衣が花火大会に誘った際の返答や結衣が大事な何かを言おうとした際に電話を優先させた辺りの比企谷の対応はあまり好印象を持てない。
本人は鈍感ではなくむしろ敏感で過剰と評している。些細なことで相手に期待しすぎてしまう自分を知っているが為に相手の領域に必死に踏み込まないようにしているように見える
だからこそ他人に流されず、そして他人をあまり受け入れようとしない雪ノ下雪乃の姿勢に憧れを抱いていたのだろうか?

花火を特等席から一人眺めていた陽乃の姿勢も印象的。雪乃を怖いと言われればそれを笑い、母は私より怖いよなどと言う姿からは雪ノ下家の力関係が透けて見えるね。
又、陽乃からは雪乃のことを心配しているようでいて、それとは全く別の何か歪さが垣間見える気もする



普通 (3.5)

夏目で続き物をやられると慣れていないせいか違和感が残るな

舞台となったのは最近になって妖怪が見えなくなった祓い屋の家。そういった家なんだから予想していても良かったのだろうけど、この家にお手伝いさんなんて居ないと言われた直後にお手伝いさんが豹変した瞬間は驚いたね。確かに月子との会話はなかったけど、あの流れは違和感なかったからなぁ

妖怪が見える夏目は妖怪を知っているからこそ、名取を心配し力になりたいという。月子も不穏な状況が続く中、妖怪が見えれば父を守れるのにと嘆く。
ここでは妖怪が危険なものとして描かれており、だからこそ夏目は祓い屋の仕事を知ろうと名取に協力しているわけだけど、危険な妖怪ばかりではないとも友人帳を通して知っているから中途半端な立場になってしまう。自身を襲った式も悪いものではなくこの家を構成する一員であると判断してしまう
そういった意味では夏目を襲った式が友人帳を欲したのは少し興味深いかも

名取がどこまで会話を聞いていたかは判らないけど、夏目が何か妖怪と繋がりを持つようなアイテムを所有しているとは察しているんだろうな。微妙な問題になってくるからこそ、心の決まった夏目からきちんと聞きたいという構えか



普通 (3.8)

女の子座りしたりラッシュガード着用だったりと戸塚は女子力高すぎない?あれで自分は男です、とアピールするのは無理があるよ!比企谷も結衣の時と戸塚のときでメルアド交換のリアクションが違いすぎて面白い

結局のところ、留美が気にしていたのはハブられることよりも、馬鹿にしている相手からシカトされることで自分が一番下だと、惨めなんだと感じることだったのか
それならコミュニティ維持に努める葉山の提案が通らないのも仕方ない。だからと言って人間関係の修復が望めないなら破壊してしまえば良いという考え方には納得しかねるが。そういった意味では葉山が賛成するどころか、率先して前に出たのは意外だったかも
その辺りの理由はヒキタニが自分の小学校に居れば違う結末になったと言いつつ、比企谷とは仲良くできなかったという言葉に現れているのかな?
つまり葉山は比企谷の本名をいつからか認識していたけど、同時に比企谷の人間性も理解していって、そんな比企谷とは仲良く出来ないと葉山なりのお前嫌い宣言をカマしてきたことになるのかな。どうやら葉山はイイ奴以外の面を隠し持っているようで

留美が比企谷の計略を壊し、もう存在しない友情を護ることを選んだ結末は予想外だった。周囲の人間を馬鹿にしつつも元友人に対する自分の想いまでは捨てられなかったという事だろうか
ただ、それによって瑠美が救われたわけではないから何とも後味が悪い

最後に比企谷を轢いた車と雪乃が関係していることが判明。前々回の雪乃が言及していた「始まらなかった何か」が少し見えた気がした



普通 (3.1)

舞台を学校から林間学校に移したことでこれまでとは微妙に異なる表情が見えてきた面々が見受けられる
葉山はいつもどおりコミュニティの維持に努めているが、優美子も別の意味で今回の集団を壊さないように気を遣っていた。戸部は普段関わりのない比企谷とも会話し、海老原はいつもよりもBL趣味が暴走し、雪乃は普段以上にキツく優美子に当たって泣かせてしまう。
こういった平時と異なる面は学校という有る種、束縛された場所から開放されたからこそ現れたのだろうな。仲良くなったわけでもないのに互いの距離が近くなった訳だから、様々な軋轢、接触が生じる。
孤立に対する考えで雪乃と葉山が対立するのも仕方ないとも言える

周囲の人間を上から目線で馬鹿にしつつ、それでも繋がりを求めようとする留美は比企谷や雪乃の昔の姿に似ているのかなと思ったら、どちらかと言うと結衣に似ているらしい。どういうことだろう?
留美の状態を解決するとしてもゴールを何処に設定するのだろうね?皆と仲良くするのか、馬鹿にされない状態にするのか、それとも他にハブられる子を作るのか。解決法が気になる



とても良い (4.7)

一条の能力はちょっと強すぎない?兵器だけでなく魔導書まで格納しているのは反則としか言いようがない。だからこそミニーCの相手としては相応しい訳だけど
普通の社会に身を置き仲間の助言を受け紗名を守るために戦う一条はその通り何種類もの武器を持っている。対してミニーCは夫を取り戻すために行動し武器も夫の腕と拳銃のみ。必然的に夫を取り戻すための戦いで夫の腕を傷つける展開も生じてしまう。そうして精神を追い詰められ助け合う事のないミニーCが一条に勝つ見込みが無いのは当たり前

今回は他にも助け合う描写が目立つ流れが多かったように思う
山田が一条のサポートをしていたけれど、それだって一条がストーカーをしていた山田の在り方を許したから成立した関係
紗名は自身で何だって出来るんだと言える程の存在だけど蔵六や早苗に居場所を与えられたことで、ようやく安定する。というか身体は普通の女の子なんだから出来ないことだって普通にある。その象徴がお菓子の袋を蔵六に開けてもらい、その手を持ちながら美味しそうに食べていたシーンか。あれはとても良かった

蔵六が孫がもう一人増えた日だと言えば、紗名は花瓶を割ってしまったことを謝る。二人共あの時言わなかった大事なことを伝えあったことでようやく家族に成れたのだと感じる
私は人間になりたい、沢山知りたい、ちゃんとしたものになりたいと宣言した紗名はこれからどのような人生を歩むことになるのだろう。とても気になるな。
というか紗名を助け研究所も閉鎖されてしまったせいかどこからどう見ても最終回としか思えないんだけど。次回から新しい敵でも登場するのだろうか?全く予想ができない



普通 (3.6)

前回はカツやカミーユが大人を批判する流れだったけど、今回は逆に批判されていた大人が子供をかばう流れ。
カツは前回あれだけ威勢のいいことを言ったけれど、今回はアムロを連れて行くというよりも付いて行く表現の方が正しそうなほど。上着を着ておけとアドバイスを受ける姿からは上下関係がもう覆らないことが察せられる
カツは元から尊敬していたからこそアムロ復活に応じてすぐ従順になったのに対して、カミーユは前回の修正を通してシャアを完全に見くびっているね。命令を効かない行動をした挙句、シャアの助言でハヤトの制裁から逃れている。それどころかロザミアからも子供のようなことを言うんじゃないと叱責されてしまう。ロザミアを追い払ったのはシャアだけど、それによって見直した形跡もない

そして遂にアムロ再始動。フラウに大尉と呼ばれながら「子供に戻ったって何も手に入れられないということだけは思い出して」との言葉を受けた事で、仮初の立場に縛られたウジウジ具合から脱却。切り替えの際のアクションが少年時代に繰り返していた爪噛みだったのは、子供に戻れないにしてもその頃の感覚を思い出すきっかけになったのかな?
でも一年戦争の頃よりもアクティブさが増していて7年の年月が経過した点を感じさせる。又、脱出の際にカツを連れて行ったのは意外だった。もうアムロの中でカツは子供ではないという判断か。そしてそんな判断をするようになったアムロも大人になった証でもあると

今回アムロが活躍するシーンは少ない。それでもそのシーンの印象は群を抜いている。MAに輸送機で突っ込むなんて無茶苦茶もいいところなのにアムロあのシーンで一切の迷いがないんだよね。恐ろしや……

顔を合わせる前から互いの名を無意識に呼びあったアムロとシャア。ロザミアを危険な感触だったと表現したカミーユ。卓越したニュータイプが揃い踏みしたことで今後どのような影響を与え合っていくことになるのかな?



良い (4.1)

平塚先生が結衣に期待していた事ってなんだろう?比企谷と雪乃の間を取り持つこと?

今回は全体的に雪乃の言動が印象的。やる気がないのに構ってやるのは義務教育まで、と普段の雪乃が言いそうな事を逆に先生に言われてしまう程に結衣を庇おうとする。それだけ結衣を大事に思っている証明か。
また表面的には嫌っている比企谷を誘ってまで結衣へのプレゼントを用意しようとする描写からもどれだけ奉仕部の関係性を、そして結衣の存在を重視しているかが判る

小町の仕掛けもあってまるでデートのような形になった比企谷と雪乃だけど、この時の雪乃は何を思いながら一緒に買物をしていたのだろう?結衣のプレゼントを選ぶには力不足だという自覚も有るだろうけど、どちらかと言うとそれを理由として比企谷を引き留めようとしたのではないかと勘ぐってしまう。特にラストの「ちゃんと始めることだって出来るわ、貴方達なら」という台詞からはまるで比企谷と自身の間には始められなかった「何か」があるのかと勘ぐってしまう。その「何か」をこの買物の中で取り戻そうとしたのではないかと

そして今回はそれぞれがはっきりと知ることのない部分で事態が進行していくのが恐ろしい。
雪乃は結衣の好みも確かな誕生日も知らず(結衣の反応からして実際は違ったんだろうなぁ)にプレゼントを渡す。比企谷に対する雪乃の反応を見た陽乃は何かを感じたようだけどそれを語ることはない。結衣は雪乃と比企谷のデートもどきを見てしまう。そして雪乃は結衣が勘違いをしたことを終盤まで知ることはなかった

それでも不器用ながらに理解し合おうとしたのも雪乃である。今更聞いてもどうしようもないと引いてしまう結衣に対して、貴方にはきちんと話しておきたいと言う雪乃の姿勢は今回の話の中では際立っている。それによって結衣が部活に復帰し、比企谷も結衣との関係を受け入れることが出来た
ただ、それによって雪乃が何かを手に入れる機会を失ってしまったようにも思えるのは気のせいか?
ラストシーンで比企谷が雪乃のブックカバーを見つめていたのはその失ってしまった「何か」を察した為だろうか?



普通 (3.3)

川崎への対処法を尽く外しているのが印象的。
猫を勧めようとすれば猫アレルギーと言われ、先生をけしかければ返り討ちに。葉山の爽やかフェイスは効果がなく、雪乃がアルバイト先への年齢鯖読みを仄めかしても逆に実家のことを持ち出される。更には無関係のメイドカフェに寄っていたことを考えれば今回の話がどれだけ見当違いな方向を探っていたかが判る
そもそもの相談内容も姉が不良化したのでは?という勘違いに始まる。それらの勘違いの原因は結局のところ、相手と直接話をしていないことに有る。
最終的には小町を通して下の子から見た兄や姉への想いを知ることで、川崎はようやくの納得を得られる程に両者に会話は無かった。

そういった描写の先にあったのが比企谷と結衣のすれ違い。
比企谷は助けた犬の飼い主が結衣であると知ったことで、結衣が自分に関わる理由を知るわけだけど、ここで比企谷は不要な勘違いしないようにと自分を律しすぎてしまう。
あの時の飼い主が結衣であると今更知ったと伝えて、それへの反応を待っていればもう少し結果は変わったのかもしれないが、勘違いを恐れ過ぎた比企谷は結衣と会話せず自分の考えのみで判断してしまう。だからこそ結衣の涙という予想外の結果を招いてしまう

小町が言う様に全部自分の都合のいいように物事を捉えていればポイント高い結果になったのだろうけど、それをしなかったことで両者にとって大きなマイナスに。
これまで他人の問題を解決してきた比企谷にとって当事者となる問題が降り掛かる訳だけど、どのように解決するのだろうか?



普通 (3.4)

ちょくちょく事故の話が出てくるけど飼い主ってどう見ても結衣だよね。どうやらそれ関連で結衣は比企谷に関心を向けうようになったようだけど、その詳細を引き伸ばすということは何か意味があるのだろうか?

今回の相談内容はチェーンメール。周囲の人間関係を円満にしたい葉山としては見逃せない問題。だからこそ望むのも犯人解明ではなく事態の収束。
そのために教員に相談したら奉仕部を紹介されるなんて妙な流れのはずなのに、そんな思いをおくびにも出さずにいる。又、容疑者三人の性格を話す際、全員を良い奴だよと表現するなどここまで人間関係に気を配るのは比企谷が言う様に何かの病気ではないかと思ってしまう
その反面、未だにヒキタニと呼んでいるのは解せないが

結局犯人が判ることはなかったが、動機は解明。人気者である葉山の傍に居たいし、傍に居ないとハブられているように感じてしまう。その結果がチェーンメールになったのだろうね

今回、メルアド交換する結衣だったり、BL趣味が露見した海老原と中々の萌え描写が有ったけど、やはり戸塚が圧倒的に可愛かった。赤面しつつの名前連呼は強烈ですよ





良い (4.5)

メテオラの創造主はゲームプランナーだけ該当?ゲームだから制作スタッフ全員が創造主になるのかと勝手に思っていたよ

メテオラはセレジアに協力的と思いきやまだ立場を決めかねていたのか。
他の被造物と同様に自分の世界の悲惨さや在り方に思うところがあったからこそ、創造主がどのような人物かを見て立場を決めるつもりだったのか。確かにゲームの中の人物にしてみれば世界を作った創造主は大勢の苦しむ人を生み出した人物でもあるわけだから、ろくな人間ではないと思ってしまうのは仕方ない。
同じように考えていたとみられるアリステリアは自身の創造主を脅迫し世界の改変を強要出来たがそれらが上手く行かなったことで失望してしまい、創造主の人間性やどのような想いで作品を作ったかについて知ることがない。
逆にメテオラは創造主には会えなかったものの彼の作ったゲームをやり込むことで第三者的な視点から自分の世界を知ることが出来た。ただの遊興であっても込めた愛情は変わらないと言える程に彼と彼の作ったゲームを理解できた
世界が創作によるものと理解して尚、自分の役割を胸を張って受け入れられると答えられるってなかなか。

世界の衝突が続けば大崩壊が起こるかもしれないとはいきなり話が大きくなったね。それが軍服の姫君の目的なんだろうか?
その話が出た後の食卓にはピザだけでなく寿司にコンビニ飯にお菓子となんでもござれと乗っていた。これは大崩壊の暗喩?美味しいものを並べれば贅沢かもしれないが食べ合わせは悪い、腹の調子も壊すかもしれない。同じように理想のキャラクターを戦わせれば最高のバトルは見られるが世界の法則は崩れていく
ただ、それも場合によっては悪くないことも同時に示されているわけで。一人分のカレーを分け合ったまみかとアリステリアは仲が深まった。何度も食事をともにしているセレジア達も同様。まみかが発した「いつか皆でこうやってカレーを食べられると良いね」との言葉は後々印象的な台詞になっていくのかもしれない

OPとかでロボットを操っているキャラって男だったんだ……



普通 (3.2)

前回の話から期間が開いての最終回になってしまったのはちょっと惜しい

4人の天族の力を借りてもヘルダルフの穢れを祓うことはできなかったのか。それだけヘルダルフに蓄積された穢れが多かったと見るべきか。ただ、その後ヘルダルフに穢れが集まっていく理由として、人は穢れと向かい合い成長するように世界も穢れをある程度必要としているとの推測はどうにも唐突感があるような。
世界が必要とした穢れの集約体が災禍の顕主であるならば、それを祓うべき存在として世界が用意したのが導師であり、そうやって世界はバランスを取っていると解釈すれば良いのかな?
だとすれば時間をかけたとしても災禍の顕主が浄化されてしまったらそれはそれで不味いことになるのでは?と邪推してしまう。それともこれまでが多すぎただけで、アイゼンとエドナが言う様に適正量の穢れと何となくの平和が丁度良いということなんだろうか
エピローグでの描写では人々は天族を敬うようにはなっても見えているわけではない。穢れと同じように人と天族も距離は有っても離れているわけではないくらいが良いのかもしれないと何となく思った

スレイがヘルダルフと共に封印される展開は驚きだが、割とあっさり戻ってきたのも驚き。
アリーシャとロゼの髪が長くなっていたのはスレイが戻ってくるようにとの願掛けかなと見ていたら、ミクリオまで長くなっていたのは笑ってしまった。あれじゃまるでスレイにとってミクリオが色々な意味でベストパートナーみたいじゃないか(笑)



良い (4.1)

原作と比べて出海の今回の挑戦状は第0話での前フリが有ったお陰で、唐突感が無くなった代わりに彼女がどれだけ英梨々に対抗意識を持っているかが判るね
おどろおどろしい色調が加藤の発言によって解除されてしまうのは、このメンバーの中で特に何の因縁もないからか。
というかよくよく見てみれば因縁があるのは出海と英梨々だけなんじゃないかと思えてくる。勝負を仕掛けたのは伊織ではあるけれどちょくちょく倫也と気心が知れたような会話があるし、第一期のコミケでは倫也に協力する描写すら有った。何だかんだこの二人は今も相性が良いんだろうなと感じる。

だからこそ詩羽からどちらのシナリオを選ぶ?と問いかけられていたはずの倫也は、伊織の「シナリオだけは負ける気がしない」という発言に囚われてしまうのだろう。
加藤が口火を切った形とはいえ色々未完成な段階でシナリオをゲームに急ピッチで組み込むなんて無茶をするのは驚きの流れ。スケジュールに余裕なんてないだろうけど、前回詩羽から指摘された悪いものを悪いと言える目と勇気を持つための第一歩となる事を考えれば無駄ではないのか
ラストで倫也が示したリテイク指示、第一期の時は具体的な修正点を挙げられずシナリオを塩漬けにしていたこと、又倫也が憧れの霞ヶ丘詩羽へダメ出し。出来るようになったことを考えれば、あれから倫也がどれだけ成長したのかが判るね
……ただ、改めて考えてみれば詩羽から昔の女と今の女どっちを選ぶの?と暗に問いかけられてどちらも選ばず伊織の意見を採用した倫也って……

伊織は倫也に対して勝負を持ちかけた訳だけど、同時に加藤もこのゲームには本気なわけで。今回やけに積極的になっている理由はそう考えれば納得できるか
倫也に昼食を買ってあげたり、作業中に夜食を作ったりと益々夫婦っぽくなっているのはちょっと面白い



普通 (3.6)

試合に勝って勝負に負けたという雪乃の台詞が全てを表している。普段ぼっちで飯を食べている比企谷だからこそ気付けるたったひとつの冴えたやりかたでテニスゲームに勝っているはずなのに望んだ形にはならない
ゲームに負けた葉山がフェンスにぶつかりかけた優美子を庇った為に拍手喝采を受けたことに始まり、結衣は怪我をしてゲームを続けられなかったけれど優美子と本格的な敵対にはならず雪乃との仲を更に深める事ができた
なら比企谷は何も手に入らなかったといえばそうではなく、戸塚彩加という新たな友人が出来るきっかけとなった。というか戸塚が可愛すぎる。あれはヤバイ

奉仕部にはついに結衣が加入。第一話の際は離れていたはずの椅子はいつの間にか距離が近づき、その間に結衣の椅子が置かれ机も置かれた
一人であることを良しとしていたはずの比企谷と雪乃の状況が少しずつ変わっていく様子が判る
葉山に土下座しようとしていた比企谷が雪乃の言動を見てゲームを続けることを選択したのはかなり印象的な描写だった

葉山の性格はかなり特徴的だね。自分のグループを持っているのに比企谷にも気を遣う姿勢を見せる。その反面、比企谷の名前を覚えていないのは違和感が。
見た目と内面が実はかなり異なっているのではないかと何となく察せられる



良い (4.3)

ライムスキンの覚悟は諦めと本質的には同じという言葉はいいね。この言葉はクトリやヴィレムの抱える想いを表していたように思う

クトリは姉達が散って行ったのを見て同じように自分も幼い子のためにと自爆やむなしの戦闘法を受け入れている。これは覚悟でもあるし諦めでもある。もしここでその遣り方を否定してしまったら姉達の覚悟やその死すら否定することになりかねないからヴィレムと模擬戦をした際はヴィレムの示した新しい道を認めることができなかった
それが変わったのはヴィレムの過去とライムスキンの話を聞いてから。諦めることが覚悟なら、諦めないこともまた覚悟。「実は戦士になんてなりたくなかったんです」「強くなんてなりたくない」と言ったのは、自分の命を諦めず普通の女の子として生きて行こうとする覚悟を示しているように思えた。

ヴィレムにとってクトリたちと関わり続ければ養育院の思い出と向き合う事態を避けられないのだけど、以前の大戦で救えなかった人達のことも同時に思い出してしまうから死に向かおうとしている彼女たちを放っておけないのだろうね。
負荷の大きい聖剣を握ってまでクトリたちに生きる方法を教える姿からは、あの島へ来るまで諦めたように生きていた姿は感じられないね。クトリが生きて帰れば何でも言うことを一つ聞いてやると言い、バターケーキを作る約束をしたヴィレムは彼なりに覚悟を決めたのだろう

雑多な願いを込めたタリスマンであっても集まれば相互干渉し合い聖剣になるように、忌まわしき種族であるヴィレムと使い捨ての命であるクトリが相互に関わることで、どうやって互いの心や命を救っていくことになるのか非常に楽しみ



とても良い (4.7)


良くない (2.0)

今回は他者や集団から外れている事を良しとするか、それとも許容するのかという話だったのかな?
材木座の相談を単純に「感想が欲しい」であったと取るならそこまでの話だし、もしくは「普通」の枠から外れた材木座をどうにかするという話であったなら解決はできていない。
しかし、後者の方向で見るのなら八幡は材木座の在り方を肯定し、最後には一緒に準備運動をしている。そういった意味では今回の相談は無意味ではなかったと言えるのかな?酷評されたら死ぬぞと宣言していた材木座が三者三様の酷評を受けながらも朗らかな顔が出来たのは、材木座の在り方ではなく作品内容に対しての批評を三人がしたからなのかな

結衣が優美子や葉山を中心としたグループに居るのは無理をしているわけではないが、他にも付き合いを持ちたいと思った時には遠慮をしてしまうくらいには見えない壁というかルールがあるのかな。だからこそ八幡や雪乃のような遠慮のない関係性に憧れてしまうのかな
ただ、あのシーンって優美子の問い詰め方も悪いけれど結衣の歯切れの悪い物言いにも落ち度は有ったわけで。それが最終的に言いたいことを言えたのは、八幡が一度は立ち上がろうとしたことや雪乃の介入が有ったからだろうね

まあ、結局のところ檜山さんの全力全開ヴォイスが最も印象に残ってしまうような回だったのだけれど



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