ネタバレあり。
TVシリーズ3期を経ての満を持しての劇場版は、当然ながらこの物語を「畳む」ことを目的としたエピソードだった。
西片の男前な告白が聞けて満足。「これはプロポーズだな」としか言い様がない台詞、中学生にはまだ早いぞw
高木さん、最初は「西片のどこが好きなんだろう?」という様にも見えたけど。
最後のエピソードであろうこの劇場版までに、西片は大変な成長を遂げていた。一見ヘタレのようだが優しく誠実で、決めるところは決める。そのような西片に、高木さんは何度も何度も惚れ直すのである。西片のイケメンっぷりに大変な説得力があった。
EDまでに、本編で未消化なネタがふたつあったと思う。キスと蛍。
「これで最後だろうから、キスぐらいしてもいいかな?」とも思ったけど、これがおあずけなのはまぁ仕方がないとして。もう一方の蛍ネタのほうは、ED後に必ず必ず回収してくれるだろうと信じていた。
本編に登場しなかったキャラがEDにクレジットされていたから「まさか?」とは思ったが、想像を大きく超えたラストシーンだった。
櫻井孝宏生誕祭として。ここ最近の回の中では最高の神回。
この回最大のイベントはもちろんアバンの登場だけど、ハドラーとポップ、マァムとポップのやり取りも同様に印象に残る。
キルバーンの悪役としての存在感は、この回がピーク。祝杯のグラスを落としてからは一気に底の底まで転落していく。
それにしても、姿を隠して不意打ちとは全くスマートじゃない。らしくない「自ら出向いて」の不意打ちを仕掛けた時点で、このキャラは底が見えてしまった。
キュアミラクル生誕祭として視聴。
春ごろに観たばかりの回で、感想もほぼ同じだった。
気付かなかったが、坪田回だった。この方はシリーズ構成ではなく、この様な日常回を書くと上手いなと改めて。
「みらいみらいみらいみらいみらいみらい」も見どころ。これも坪田要素?w
本日の夜実況。
グレイブは自分でも言っていた通り、良心のかけらもないチンピラだが、粗暴なキャラ立ちはなかなかのもの。
ディアブルカスタムを乗り回し、重要展開にふさわしい最後の大立ち回りだ。
他、ガミーがピカリオを気遣うシーンや、ビブリーがネンド人から妖精をかばうシーンなどが良かった。
本日の夜実況。ネタバレあり。
この回の為に作られたかのようなペコリンのキャラソン、「ススメ!スイーツウェイ」が素晴らしい。
「たまご、はくりきこ、バター」と詞もおぼえやすく楽しい。さすがはNostalgic Orchestraさん、匠のお仕事。
「とても良い」はこの曲に対して。
未熟さもあって、すぐに元の姿に戻ってしまいはしたが。
この変身はプリキュアの資質(ダイスキ)を十分に持っていることのあらわれであり、まるごと終盤の展開への伏線になっているのが心憎い。
「のぞき見しちゃってごめんなさい」と、みんなで謝るところが可笑しかった。
でも大事。この台詞なしには、このあとの展開が成立しないから。
ブラックペッパーをどう受け取ればよいだろう。
プリキュア好きな男の子はいま意外と多いと聞くけど、そんな理由で登場したわけではない?
今の時点では、アンフィニに対してよりは好感を持っている。
三国志通でなくても知ってる定番ネタ「三顧の礼」が、この回にしてようやく登場。
DREAMERのサブタイは最後の最後に回収。曲の名前だった。
唐澤が口癖のように「パフォーマンスに集中しろ」と言ってるのも、「ファンがそれを求めているから」という真理からだったはず。
にも関わらず、「善し悪しはファンが決めること」という絶対の一線を、唐澤は「イイネを金で買う」ことによりあっさり超えてしまった。
エロいコスチュームやエアギターはまだしも、これはさすがに受け入れられない。七海は苦しんでいるだろう。どうか介錯してやってほしい。
KABEと赤兎馬さんの対決にも決着が。赤兎馬さんより、孔明のほうが強敵だった印象w
本日の夜実況は、秋映画連動回。
ここでコンテストに招待されたことが、映画本編につながっている。
シエルの当番回は久々だけど、いつも華やかだ。
パリに居るよりも勉強になると、オーナーを説得できたのがよい。そもそも、故郷で店を持ちたいことに理由など必要ないけどね。
ビブリーがシエルの背中を押して、珍しくいいことを言ってた。
ラスト、ディアブルが変わり果てて車のパーツにされていたのがメシウマ。グレイブはこの展開で株を上げたな。
改造車がスイーツづくりとなんの関係があるのかは、相変わらずよくわからないw
聞けば、「めぐりあい宇宙」以来のファーストガンダムの映画化だったそうで。(以下、たぶんネタバレあり)
自分にわかるガンダムはファーストだけ。しかし15話には特別な思い入れを持っていたので、ある意味待望の映画化だ。
特別な思い入れ?…正直に申し上げると、オモシロ作画などを散々ネタにしてました。ファンの皆さんごめんなさい。
まずはCGによる、シャープで誤魔化しのないモビルスーツ作画に驚いた。15話の醍醐味である「モビルスーツの格闘」も大迫力。この時点でまず15話とはえらい違いだ!(投石でミサイルを撃ち落としていた、「野趣あふれる」ドアンが観られなかったのは残念だが)
丸っこいキャラクターデザインは、なんというか、いかにも安彦さんという感じ。カーラのキャラデザも可愛らしいものになり(15話のツンとしたデザインも悪くないけど…そもそも原作にカーラって名前あったっけ)、ドアンと共同生活をしている子供も増えてハートフルな展開。事あるごとにアムロに投石していた、15話の凶暴な子供たちとはえらい違いだ!
口うるさい上官だったブライトも実はいい奴だったとわかるし、ホワイトベースの仲間たちも、兄貴分のスレッガーを筆頭に人情にあふれている。
特に、アムロを置いて出港すると聞いて泣き出してしまったフラウ。「こんないい娘を泣かせるとは、アムロはなんて馬鹿野郎なんだ、コラ」などと思いながら観ていた。
また、カツはいわゆる「きれいなカツ」だった。Zを途中でリタイアした自分は、バーサーカー化したカツのことをよく知らないのだけど。
閑話休題。
民間人と共同生活しつつ、守りながら戦わなければいけない「アムロの未来」に重ねたキャラがドアンである…という15話の解釈をどこかで聞き、なるほどと思ったことがある。この解釈を念頭に観ると、島の子供たちとホワイトベースの民間人たちが合流し、アムロやドアンを応援するラスト展開は胸熱。本当の15話はこの様な回だったのかも。
また、ザクを海に捨てる有名なラストシーンがある。「ドアンはザクなしに、島の子供たちを守り続けることができるのか?」と違和感を持ったけど、「補給を受けられないドアンは、ザクを運用し続けていくことが出来ないな」と思い直した。補給が受けられない以上、ザクに頼った自衛は近い将来に確実に破綻する。
ミサイルが発射されたことで、島はジオンにとっての戦略的な価値を失ったし、またドアンは古巣からのしがらみも断つことができた。なるほど、ここまでやればザクも不要だろう。
EDが良かった。
劇中で触れられていた重要イベントが上手く消化されていた。ここの作画も、いかにも安彦さんという感じ。
シャアの登場は…まぁ、話題作り以上の価値はなかったと思うw
次は強行突破作戦(32話)でお願いします。
ジャンプコミックス、30巻収録分。
Bパート明け、「ミエールの眼鏡」と「罠つぶしのハンマー」を持ったアバンが、変な歌を歌っていたw(アニメオリジナル)
あと、レオナの声も久々に聴けてうれしい。
竜の血を与えられたことで復活できたと、ラーハルトが言った。唐突な登場だったけどw そう聞けば特に矛盾はない。
竜の血を飲んだ者の精神力も問われるとラーハルトは言ったが、先に蘇ったポップはどうだったか。弱音を吐いていたポップは、ゴメちゃんが喝を入れなければ蘇らなかったということになる。(32話)ゴメちゃんに改めて感謝を。
それにしてもバランは、ガルダンディーとボラホーンにも血を与えたことになるが、正気だろうか。仮にボラホーンに蘇れるだけの精神力があったら、ボラホーンに手を下したのはヒュンケルではなく、実際にはラーハルトだった。ふたりが同時に棺桶から出て対面していたら、きっと面白いことになっていたことだろう。
魔王軍のことを、大魔王の「心のゆとりが生んだお遊び」と言ってしまったミストバーン。
本来の目的は地上そのものを消滅させるつもりで、もとより「征服」する必要などない。征服そのものが目的ではないという意味だけではなく、地上を消滅させる前にまず「征服」という段階を踏む必要も必ずしもない。「最強の軍団」それ自体が、ミストバーンが言った通りのお遊びだったとわかる。
真の目的を伝えなかったミストバーンとキルバーン以外の部下を、その目的を達したあとに魔界に招くつもりは大魔王にはなかっただろう。地上を与えるというハドラーとの約束は嘘だったし、魔王軍の他の者たちに対しても同様に、全員を捨て駒と考えていたことなりそう。まったくこの外道っぷりに恐れ入る。悪役としては最高だ。
そのキルバーンは、もはやアバンへの私怨のみで行動している様に見える。
大魔王バーンへの忠誠はもちろん、本来の主である冥竜王ヴェルザーから受けた使命のことも忘れていそう。自尊心を傷つけた、要するにアバンに小馬鹿にされたことへの怒りを晴らしたいと言っているだけだ。その行動は冥竜王かあるいは自分自身か、そのどちらかへのいかなる利益につながるのか?
大魔王は奴のことを買っている様ではあるけど、戦闘力以外の底が浅い、チンピラそのもののような敵に成り下がったキルバーンだ。
キュアマカロン生誕祭として視聴。
マカロン当番の良回と言うと、どうしてもこの回になってしまうな。
会話のテンポがいい。特にゆかりといちかの会話シーン。この回の坪田脚本は良坪田。
ゆかりさんの作画も儚く麗しい。作監はベテラン、赤田信人さん。
本日の夜実況。
自分には運動会や体育祭が「楽しい」とは全く思えないけれども、フィクションの運動会とわかっていれば楽しい。
あきらさんが、土下座までされて嫌々出場しているのでなくてよかった。
グレイブは救いようがないチンピラだけど、今回のディアブルへの裏切りによって一気にキャラが立った。
ディアブルはあまり見たいキャラではなかったから、見下していたグレイブにまんまと一杯食わされメシウマ展開でもある。GJと言っておこう。
キュアアンジュ生誕祭として視聴。
さあやの作画や、ルールーのスタイリッシュな発注はとてもよい。作監は上野ケンさん。
大女優の娘であることを同期に嫉まれる等、ベタだけどいい。
女優として安易に成功せず、下積みがたっぷり描かれるのであろうと、本放送リアタイ時は好感を持った。
その下積みは実際には全く描写されなかったから、残念ながら、女優としてのさあやに共感する機会は最後までなかった。
本日の朝実況は、みなみ最後の当番回、前後編の前編。
みなみが進路のことで悩んでいることに、真っ先に気付いて行動を起したのはきらら。
相談相手にふさわしいのは、みなみを慕っているはるかではなく、ある意味でみなみと対等なきらら。「緊急事態」とうそぶいてみなみを海辺に誘ったのも、実にきらららしい。勢いで行動したように見えて、みなみの悩みが進路の悩みであることにも気付いていたし、それを察してか選んだ場所も海辺。冬の海は寒いけどね。このシーンとても好き。
ふたつの夢の間で揺れ動いているとみなみは言ったけど、新しい夢のほうを選びたい本心は誰が見ても明らか。よい助言が出来なかったことを詫びたきららだったけど、きちんと背中を押して役目を果たしていたと思う。
座間先生の名前は初出だったか。分かりやすすぎるネーミング。
幼い頃の夢を尋ねられて「アイドルざます」と言うシーンは、何度見ても吹くw
本日の夜実況。
個性が異なるひまりとあおいの楽しげなシーンや、この回で初出ではないけど、あおいが本当は優等生であるという意外性がよい。
何話か、不自然な回が続いたあとだから安心した。
ただ、プリキュアへの脅威になったことが一度もないのに、ディアブルの攻め手が既にマンネリ化している。
グレイブと組む提案は悪くはないはずなのに、妙な虚勢を張っていることもあってかひどい小者臭。
久々にストレートに真面目な回と思ったら、また最後に、ちょっとだけ桃ちゃん登場。
オーバー・キルあはれ、ストレートあはれ等々。
桃ちゃんもふたりの変化に気付いていた。
何があったんでしょうね?と訊くのも野暮。
師匠に憧れ「師匠の様になりたい」という憧れがあるなら、師匠に近づく為の努力が必要だろうけど。歌そのものが好きだというなら、自分が歌を歌い続ける為に何をすれば良いか。努力の方向性が変わってくる。
その師匠が、「時間は有限」と言った親心。師匠のようになりたいのでも、歌そのものが好きなのであっても、限られた時間の中で成し遂げなければいけない。
娘たちが無邪気にハロウィンの準備をしていた頃、長老たちは闇鍋を囲んでいた。
自分はこっちの仲間に入れてほしいw
本日の夜実況。
猫と妖精を争わせていたのはディアブルだったけど、それがノワールのどんな利益につながるのか。
「争わせる」能力は脅威だけど、何を考えているのか理解がむずかしいキャラ。
猫になってもマイペースなゆかりは面白かった。
「おもしろいニャン」じゃないでしょうw このゆかりさんのほうを、もっと見ていたかった。
本日の夜実況。
ビブリーが、ノワールの強大さとスイーツを作る無意味さを訴えた。プリキュアたちはこれに動揺し、改めてスイーツを作る意味を再確認する。
…とまぁそこまではいいのだけど、言い出しっぺのビブリーが「無意味では決してない」と納得出来たかどうかが曖昧で、どうにもすっきりしない。ビブリーはシエルのお店でスタッフとして引き取られることになったけど、ビブリーがスイーツの力を信じる描写なしにはこのラストにはつながらない。
また、プリキュアたちが今さらノワールやディアブルの力に動揺したのも、前回起きたことと比較すると不自然。
そのような葛藤を超えたからこそ、キラキラルクリーマーを手にすることが出来たのが前回ではなかったのか?
ペコリンがビブリーに懐いているシーンや、シエルがピカリオに元気づけられるシーン等はよかった。
いじれば良回になったかもしれないなぁ、と感じるちょっと惜しい回。
拓海はお隣さんの幼なじみであるというだけでなく、血統からも、プリキュアに協力する運命を持っていた設定。
プリキュアとしては新しい設定なので、今後の展開が楽しみ。
サブタイで名前を呼ばれた拓海以上に印象的だったのはゆいだった。
旦那との思い出が詰まったしらす丼、そんな大切な思い出を忘れるはずがない。それを奪ったナルシストルーに対し、今まで見せたこともない様な怒りをあらわにするゆいが格好良かった。
さて、最近少し気にしていることがある。
ドキプリやヒープリ同様に、プリキュアひとりずつに担当妖精がいる今シリーズだけど、各々のエナジー妖精のキャラがまだ現時点では立っていない。
エナジー妖精の出番も、もう少しあるとよさそう。
本日の夜実況。ネタバレあり。
ルミエルさんはノワールへの愛情も持っていて、プリキュアという立場ゆえの苦悩があったはず。
この苦悩はプリアラの割と重要な要素と思うのだけど、それをほんの少しでも出すべきだったのでは。
ノワールの正体、この回ではさすがに決まっていたでしょうに。
ビブリーが、ノワールに愛情などなかったことに気付いてしまい絶望。
今日の「良い」はビブリーが仲間になる展開に対して。この展開を、もっと活かすことが出来なかったのか。
ルミエルさんの割烹着キャラデザとか、お古の絞り器が玩具のようなデザインに変形するシーンとかはよかったw
AZALEAの回想。
お金を生むということは「求められている」のであり、何らかの形で誰かを救っているには違いない。そのような意味で貴賎があるとは思わないけど、自分の表現に嘘をつき続けたことについてはどうか。
最初はその名の通りの青春の息吹を感じさせるバンドだった3人が、現実に押しつぶされて道を踏み外していくのがリアルでつらかった。
たみくさとは「ファンに寄り添い救うこと」。言ってしまえば当たり前のことだけど、それを心の底から理解し求めること。
10万イイネという即物的な目的はやはり通過点に過ぎず、真の目的を知る為のお膳立てだった様にも思える。それは精神面で、一流の演者の境地に達するということ。
ステージではどうか、七海に引導を渡してやってほしい。それが七海を救うことにもつながるのでは。
不特定の「ファン」だけでなく、身近な隣人を救うことこそが「たみくさのために」なのかもしれない。
中島愛生誕祭として視聴。1年前の今日にも同じ回を観ていたようだ。
愛に裏切られ絶望したクイーンミラージュと、それでもミラージュに愛を届けたいキュアラブリー。ラブリーの言葉は拙く青臭いが、まっすぐで熱い。
キュアラブリーの心の叫びを聞きたければ、まずはこの回を観なければいけない。シリーズ構成成田良美の渾身、密度の濃い脚本だ。
戦いの空間自体が敵首領クイーンミラージュの悲しみを顕しており、暗喩と小ネタが本当にたくさん詰め込まれている。
プリキュア全てのエピソードを通して、これほど詩的な回はほとんどないと個人的に思う。
残念なのはこれ以降の回で、この回以上の盛り上がりを作れなかったことだ。
個別にみれば良回もあったけど、あくまでシリーズ構成としては蛇足。この回こそが実質的な最終回だったと感じてしまう。
ジャンプコミックス30巻収録分。
王マキシマム登場の絶望感ある引きには初読時にとても興奮したので、前回(79話)の感想はリアタイ当時の紛れもない本心。その展開のまま真面目に続きが描かれればきっと神回になるだろうと思っていたけど、実際にはコントのような回だったので苦笑した。
原作には、「奇跡が!展開されていた!!」というナレーションもあった。原作で唯一かも知れない「おいおい、この回はさすがにどうなんだよw」と思わされた回。王に感じた強敵感を返してくれよw
新アニメではむしろ、思いきりギャグに振り切っていた。肩の力を抜いて楽しむことができたのだから、これはこれでまぎれもない神回だったと認めるほかはない。
この回をコントのようなギャグ回にしている要素は、マキシマムのお馬鹿さ(原作以上のリアクション等)だけでなく、ヒュンケル・ヒム・ラーハルトらのクソ真面目さ、そのギャップなのだろうな。
今朝の朝実況。
この回で救われる結末を知っていてもなお、前回はつらかった。
プリキュアとして、「自分の夢を捨ててでも、人々の夢を守らないといけない」という気持ちはわかるだけに。
しかしそれではいけないのだ。プリキュアは夢を与える存在でもあるから、その大本である自分の夢は決してなくしてはいけない。
こんなデリケートな問題を扱った回であっても、ステージという、あくまで楽しいイベントを負う形で進行する。
一旦ステージに上げられてしまったら、生粋の演者であるきらら。神聖なるステージで夢を尋ねられたら「トップモデル」と答えざるを得ない。
たとえプリキュアが夢を失っても、別のプリキュアがその夢を救うことが出来る。はるはるの粋な計らいだ。
潘めぐみ生誕祭として、キュアプリンセスの当番回を視聴。
のつもりだったが、この回はどちらかというとキュアフォーチュンの当番回かも。
とはいえもちろん、プリンセスにもみどころがたくさんある。スーパーでのふたりの掛け合いは何度観ても面白いし、めずらしく苦戦しているフォーチュンのカバーに入るプリンセスはとても格好良い。
ひめは序盤の印象だけでdisられがちだけど、本当にハピチャを最後まで観ているのか?特に、いおなとの和解につながるこの回までの流れは再評価されて欲しい。
本日の夜実況。
初回からずっと会うことが出来なかった母との再会が、ようやく果たされた。
かつてジュリオはこの親子の関係に対して、自分と姉との関係に重ね合わせた上で「おかしい」と憤ったが。(17話)
プリキュアとして、グレイブを迎え撃たなければいけないいちかを、いつもと逆に母が送り出した。互いの使命への理解があるから、たとえ会えなくても「ダイスキ」という関係は成り立つ。
そしてふたりの表情は、サブタイにもある「笑顔」。遅れながら、この笑顔こそがジュリオの問いへの回答だろう。元々いちかは、自然に笑顔でいられるほど強いわけではなく、笑顔のルーツは母の言葉だった。
「ありがとう、いちか。こんなに優しい子に育ってくれて」と母は言った。まさしくその優しさに、春映画のサクラもひまりんも救われた。
そして、母の言葉を頑なに守っていたとはいえ、さすがに我慢のしすぎと笑った空手家の父。親子の愛情があふれている良回。
本日の夜実況。
あきらの格好良さよりも、元気を取り戻して覇気のあるゆかりがいいと思った。
神輿のように担がれている時にも、ノリノリで楽しそうだった。
それにしても、エリシオからにじみでるうさんくささ、茶番臭。
ものすごい包丁で、まぐろを下ろしているシーンがツボ。
下の名前で呼ばれて赤面する阿波連さん。コミュニケーションは良好で、「はかれない」ことももうなくなっている。
桃ちゃんの登場もあったが、チョイ役で「ベリーあはれ」のみ。