何だこのしっとりした回は……!終盤に向けて大きく動き出した!
エンディング直前の、冬の匂いまで伝わってきそうな描写が好き。雪を待つ二人、ただ過ぎる時間、黄昏の空。千束はどんなときも千束だった。彼女と一緒に過ごした日々の中で彼女に影響されて変わってきたたきなの別れ際の顔はどこか清々しかった。
打って変わってCパート、よしさんの鞄の中は新しい人工心臓?それを奪いに来た真島。今後この心臓が取引材料にされて二人のリコリスの葛藤の種になる展開しか思い浮かばない……!
ほんとに24分?というくらい色々詰まった回!しかもとっ散らからずにちゃんとまとまってる!
千束とたきながリコリコの外のベンチで話をするシーンが好き。夜の静寂、そこまでのわちゃわちゃやドキドキとの落差、神がかった環境音や効果音、イッヌやハロウィンプレゼントなどのちょっとしたネタのきれいな回収……!たぶん鞄につけたあのイッヌのラバストは今後もどこかで効いてくるに違いない!
あと真島!才能は「バランス」じゃなくて「聴覚」なのかw リコリスと対立する「悪役」だけど千束と映画の趣味が合ったりで一概に憎めない。今後千束がアラン機関の心理的束縛から脱して真の意味での「自分」を手に入れる流れだとすると、同じように「大人」から支援された「子ども」側として真島と共闘したりすることもあるのかな……と妄想したり。
第4話で感じた通り、千束の「千束としての時間」がキーワードの一つになってきた。エンディング前のシーン、千束はやっぱり千束だという描写が好き!たぶんあれは空元気じゃなくて千束の才能なんだと思う。