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とても良い

小さい頃の約束を覚えているどころか今もそのつもりで居たザックがとてもピュア(笑)

ルカは驚きの植生について「曖昧でいいんすよ」と自分の体を指して言うけれど、「それはさておき」と流されたように今回の状況は曖昧さを許さないものばかりであるように思えた

冷凍睡眠から目覚めたポリーナは当然地球帰還の希望を抱く。その空気の前にカナタ達は曖昧に誤魔化すことを許されない。自分達も動けないことを明かさざるを得ない
この星の植物は心臓のようなものがある曖昧な存在だが、結局は植物であるために光合成を遮られたら動けなくなる。それはあの怪物のような植物が何物であるか示す証拠でも有るね
ザックから似顔絵を貰っても何の反応も返さない父親の表情は曖昧だが、後でゴミ箱に捨てられた似顔絵を見れば父親がどう思っていたか判ってしまう。子供心には残酷な真実
ポリーナの仲間を探した先では死体は見つからなかった。それでは生死は確認できないが、IDタグと植物により間接的に仲間の死が判る。それは悲しみと共にポリーナに旅立つ決断をさせるものになる

一方で曖昧さが許されないことで好転する場合もある。
自分の夢を明るく語るザックから夢は無いと思われているキトリーはそんな鈍感さに自分の夢は叶いそうにないと感じてしまう。それは夢を曖昧にしているからこその通じない会話、キトリーは苛立ちをぶつけるように本当の夢を明確にしてしまう。……それにピュア度前回で返したザックにはやはり笑ってしまうが

この旅は辛いものであり命を懸けたもの。それだけに宇宙に対しどう思うかという答えを曖昧には出来ない。困難を乗り越えれば希望が見えてこの旅も悪くないと思える部分もある。
再び宇宙に出たいという想いを明確にしたカナタはやはりキャプテンの器が有るね

一方でキトリーとフニシアのDNA鑑定は曖昧さを一切許さない。同一人物なんてありえない真実が明らかになる。ここに記憶移植とか不穏なワードを絡めて考えると嫌な予感が……
それはさておき、あの鑑定結果が示されたシーンでは年の離れた双子なんて懐かしいネタを思い出してしまったよ



良い

遂に街雄が服を破っても驚かれない日が来るとは

どんどん広がるジム仲間の輪。今回は先生二人が加入ですか。呉先生とかこれ以上鍛える必要なさそうに見えるんですけど……

Bパートの登山、早速バテていたが山登りに相応しい歩き方を教わってからはグングン歩き出した三人。が、そもそも登山は山を楽しむ事が目的であって、歩く行為に楽しみを見出してしまったら周りの風景なん見えないし、道を間違えてしまうのも仕方ないというものである。
また、遭難した際も大人しくするとか元の道を探すのではなく気に登る選択…
ひびき達はいつの間にか判断力まで筋肉に支配されてきたような気がするよ?



良い

ストーカー少女にロリコン少年と変態同士の恋愛模様のはずなのに、普通に見れる内容になっているのは驚き
これも全ては小春がストーカーしつつも翔馬に純愛しているからなんだろうなぁ

小春は今回のWデートの中でもこっそり撮影してしまうし、以前は翔馬に近づくことより影から撮影する行為に嵌ってしまったりと色々なヤバさを感じるのだけど、自分の想いを伝えるというその一点においては真っ直ぐな想いを持っているね
慧輝に後押しされなくても告白する決意を固めていたし、ジンクスアイテムはしっかり装備済み、翔馬に告白する際も正面から相対しリボンの色を明かした上でのもの
それだけに翔馬の「僕はロリコンだから」というのは小春の想いに向き合っていない卑怯な振り方。でも、そこに苦しさがないわけではなく。
慧輝がきちんとその感情を突いた上で再び小春のフォローに回る動きは良かったなぁ

最終的に翔馬は「友達から始めませんか」とこれまた評価に困る返し。更にそのタイミングで大量の隠し撮りが発覚。ちゃんと恋人になるにはかなり難しそうに見えるストーカー少女とロリコン少年の組み合わせ。
ちょっとどうしようもない組み合わせでは有るけれど、二人の想いの始まりにある風景は飛んでいった帽子を拾った、なんてごくありふれたものであるのはこれまた面白い点



普通

探検が終わったけど刃物以外の大きな発見はなく、煙を辿れど他人を見つけられもせず。そういった拍子抜けからか、今回はちょっと息抜きのような雰囲気を感じさせる回。久しぶりの入浴もしているしね

ただ、息抜きする空気の中でもサバイバル環境らしく命の危機に繋がる要素もあるのはきっちりしているね
紫音達は柚子湯を楽しむけど、そもそも柚子は食糧のはず。厳しい環境下で食糧を使って娯楽を楽しむのはどこか危うい考え
ほまれはロープを拾うためにひょいと落ちるけど、それだって紐付き石で水の深さを慎重に測ってからの飛び込み。ほまれだから大丈夫だけど、下手したら大怪我したかもしれない行為
明日香がどうせ濡れてしまったからと軽い気持ちで海に入って二度も感電してしまうのは判りやすい油断だね。こちらは本当に命の危険に繋がったかもしれない事案

こういった危険があっても何だかんだ呑気な雰囲気を維持できているのはやはりほまれが皆の行動を管理しているからなんだろうね。それだけに奔放な明日香や紫音がやらかせばやらかすほど、ほまれの心労が溜まっていきそうな予感(笑)



普通

織田三兄弟の見ているものの違いがこれでもかと描かれた回

信長は気になる生駒の屋敷に来てもそこに貿易商が居ると知ればそちらとの話に夢中になってしまう。また、弟の死を知っても軍を動かす大義を気にする。
信長は対外的な関係を重視するタイプだから、信勝の内面でどのような感情が荒れ狂ってるか知らないまま

信勝は秀孝の部屋に居るシーンでは小さな籠に入った小さな虫に興味を示した。また、信長への叛意を示す家臣を宥める際には兄弟の絆を重視して反対する
だから秀孝が死に自分の手紙が信長に読まれていないと知れば、大局を見ている信長を許せない心が上回ってしまう

秀孝は戦の世において虫を愛でるなど浮世離れして現実を見ていない。そんな彼だからこそ手紙をこっそり渡してもらったり、謀略の切っ掛けなどの役割を与えられたりする。
そんな彼が現実的な営みの場である狩場で殺されてしまうのは何とも因果な話

織田家が揺らぐ中顔も合わせられなかった兄弟が見ているものの違いから遂に対立関係へ。結局、信長の味方になってくれる人はとても少ないという構造は変わらないのね



とても良い

先週の素晴らしい動ある回から、静が支配する回へ。
その中でも柱である冨岡としのぶの戦いぶりは強者の力を感じさせるね。二人共前回描かれた炭治郎のような熱い強さとは違い、冷たく静かな強さは逆に二人の柱としての実力を強調しているように思えた

前回、炭治郎と禰豆子の絆によって累が示した偽物の絆が打ち破られた。それを受けて、今回は累が理想とした偽物の絆の形が再び描かれた感じかな?特に蜘蛛家族の描写は原作に無いものだったので、この様な形で描かれたのは意外な驚き

この回を見て改めて思うのは累がとことん絆の本質を理解していないこと。累は見た目が整っていれば、それがそのまま本質に結びつくと思っているフシが有る。
炭治郎に追い詰められて逃げるため自分の首を切ったことを「負けてない」と考えている。首が繋がっている見た目は確かに累が敗北したように見えないが、そもそもそんな逃げを打たねばならなかった時点で実質は負けのようなもの
累はそれを徹底的に理解していない

元々は全く別の顔だった鬼達と血の盃を交わし無理やり顔を変え食卓を囲む蜘蛛一家。けれど、食器に何も入っていないようにその絆の中身は空っぽだ
同じ様な見た目の者が揃って座っている光景には家族らしさを感じるが、その実は強い鬼である累に守ってもらいたいという非常に利己的な考えによる集団
そこには絆なんてものはない
ただ、姉蜘蛛と共に逃亡しようとした鬼だけはまだ人情を備えていたのかな?しかし、姉蜘蛛だって絆を理解していない鬼の一人。誘いを平然と裏切り保身を図る

姉蜘蛛が自己保身の為に行動する傾向は他にも描かれているね
累につい逃亡を勧めてしまったのは鬼狩りの驚異に晒されもしかしたら累でも敵わないかもと思ったからだし、しのぶに嘘をついて許されようとしたのも少しでも助かる余地を増やそうとした為
累だけでなく姉蜘蛛だって絆を理解していない。きっとこれは鬼全体に共通していることなのだろうね

母蜘蛛の問いによって累は自分が求めていたものが家族の絆そのものではなく、絆を通して記憶を取り戻したかったのだと気付く
そして、再び首を飛ばされた累が目を向けるのは妹に覆い被さるようにして守る兄の姿。本物の絆を示す姿
次回は累が家族ごっこを始めるに至る動機が描かれるのか。鬼滅の刃は敵のこういう部分をきっちり描いてくれるから好きなんだよね



良い

今回の話を見て「燈路うぜぇ……」とか思ったら負けなんだろうな。というか、嫌味連発な燈路を前にしてあたふたとしつつも嫌な顔を一切しない透って何なの?天使なの?

一時大変なことになっていた杞紗、彼女を心配していたのは他にも居たんだよと判ると同時に十二支が特定の誰かに想いを寄せる大変さが改めて見える話

燈路は邂逅早々から透に攻撃的。靴を拾わせたり、手帳を奪ったりとかなり酷い行動
ただ、これは杞紗が大変な時に何もしてやれなかった自分への憤りの裏返しでもあるんだよね。自分への義憤を自分の中で消化しきれないから他人への攻撃として現れてしまう。相手がぽっと出でありながらあっという間に杞紗の支えになってしまった透であるなら尚更のこと
そんな行動がガキでしか無いことは燈路も判っているけど、自分を許せないから他人に当たるしか無い。

ただ、今回ばかりは色々仕方なかった気もしてしまう。自分の気持ちをはっきりさせたくて慊人に杞紗を好きだと伝えたら杞紗がボコボコにされ、申し訳なくて近づかないでいたら虐めにあっていたなんて子供の力じゃどうしようもない
でも、燈路はここでどうしようもなかったのだから仕方ないと自分を許さずに、自分に問題があったとしてもっと立派な大人になりたいと考える姿勢はとても素晴らしいもの
それこそ透が言うように勇気を持った好意であり、杞紗を守る王子様としての心得となる。
透が支払うはずだったクレープ代、それを変わりに支払った燈路。彼は年上の女性に奢った。それは背伸びであっても尊い一歩であるのだろうね



普通

真々子に対抗するようにメディ母もセーラー服に……。それに留まらずプールの授業でもかなりヤバい水着を纏う母親達。
他人事だから笑って見られるけど、もし身内だったら相当キツイな……

相変わらず真々子とメディ母は対象的な描かれ方をしているね
メディ母はひたすら自分の子だけを活躍させようとする。そのためなら実際は不味い食事だって幻覚で素晴らしいものに見せようとする。又、メディが他の子を褒めることすら許さない
真々子は皆を活躍させようとする。そこで成果を出せば真人を褒めるのは勿論他の子だって褒める

連携が鍵となるプールの授業でもそれは変わらず。それどころか、別の面も見えてくる
真々子は真人が一番だと知っているからと応援し、最終的には真人を引き立てるような形でボス撃破に成功する。授業後は真人に抱きついて喜ぶ
メディ母はその逆。一番になりなさいときつく言いメディの動きを止めてしまう。授業後には「恥ずかしいと思いなさい」と叱責。堪らずメディは暗黒面が噴出する

メディ母の他人からどう見られているか気付かない視野が狭い教育の根幹に有るのは、真々子を見て放った「この私があんなのに負けるなんて」という発言にあるように思えたよ
自分を輝かせる為に子供を利用するなら、そりゃ子供の気持ちなんて見えなくなるわな



良い

麺つゆも出汁も知らずに今まで生きてきた桃の生活環境ってどうなってるの……?
だとしたら、デミグラスハンバーグを失敗でもあの形まで作ったのなら、桃は相当頑張ったのだろうね

ほのぼのしつつも伏線多めな本作、今回の話でシャミ子と桃の関係性が大きく変わりそうな要素が幾つも

シャミ子、魔力絶好調につき桃の潜在意識に潜ることに。この時、シャミ子が桃はそんな事言わないと反発したり、桃を洗脳することへの忌避感を示したりと珍しい反応
対立する陣営の桃にペースを崩されてばかりのシャミ子だけど、かといって桃を単純な敵とせず桃のアイデンティティを尊重している面が見えるね

桃も魔力がガッツリ減った影響から対立関係のシャミ子に協力を乞う流れに
これはシャミ子と関わる内にシャミ子が危険な存在ではなく、本質は皆が仲良くなることを願っているとか、自分を看病するために甲斐甲斐しく色々してくれる優しい性格であるとかそういう点を理解したからだろうね。
……もしかしたら、シャミ子が潜在意識を大掃除した事も関係しているかもだけど

相手と関わることで普段の調子を維持できない描写は今回も変わらずあるね
シャミ子は言わずもがなだけど、象徴的なのは桃の潜在意識に潜る闇ネタが「貴様と一緒にいると調子が狂うんだ!」。
桃は桃でシャミ子の為に試行錯誤したハンバーグを見られまいと慌てて走り出したら転んでしまうなんて珍しい一面が
相手と関わると碌な事にならない二人。でも、だからといって反発ばかりじゃ何も変わらない。ペースを崩してくる相手であっても関わり続けることで得られるものも有るんだろうね。「自分の駄目な所が人にバレることを怖がっていたら何時まで経っても前に進めません」というシャミ子の台詞はそれをよく表しているように思えた

シャミ子お決まりの台詞である「これで勝ったと思うなよ」を小声で言った桃は魔力吸収で弱り、看病されている。いつもと逆の光景。
ひっくり返り始めた二人の関係、それが今後どの様になっていくのか垣間見えるシーンだったね



とても良い

ザックの「今までが順調過ぎただけだ」というセリフが酷く象徴的。彼の言う通り、子供だけで突然遭難したにしてはカナタ達ってかなり順調な旅をしてるんだよね。何か問題が発生しても力を合わせてその問題を解決してきた。
ただし、今回の問題ばかりは最早どうしようもない。まさに行き止まりの様相

シャルスが嘘の理由を説明する冒頭のパート。
シャルスは貴族の生まれでありながら平民の子と仲良くなった。塀の穴を抜けて身分の違う二人が仲良く遊ぶシーンは身分を超えての繋がりを感じさせる。けれど、その行為によってセイラは事故に遭い離れ離れに。
何処に行ったか判らなくなってしまえばもう繋がることは出来ない。最早行き止まり
また、あの話でカナタ達はシャルスの話に泣いてしまいそれ以上の追求ができなくなってしまった。裏切り者探しの行き止まりとなる

惑星イクリスは訪れた者を拒むかのような死の惑星。唯一着陸できそうな地帯を飛行しても食虫植物や突風によって航行が邪魔されてしまう。それによってアリエス号は不時着、航行不能に。突然訪れた旅の行き止まりだね
旅の行き止まりは同時に地球に帰れないという事でも有る。それはキトリーからすればやりたかった事が何も出来なくなってしまう意味も指す

ただ、行き止まりに陥ったからといって何も出来ないわけではなく、食糧確保などで目の前の作業で気を紛らわす事はできるし、冷凍睡眠装置で待ち続けるという究極の選択も残されている

同じように、どうにもならない行き止まりの中でも良い変化は見られたね
家族や友人を失い人生をやり直したシャルスはセイラの為に泣いてくれた仲間達を見て「家族」だと感じられた。
冷静で居ることが役割だと自分に課したザックは泣き喚くキトリーに冷たい道を示しながらも、「一緒に生きよう」と寄り添う道を選んだ
また、同じ様な境遇で冷凍睡眠を選んだ女性を見つけた事でカナタ達の行き止まりに変化を齎す事はあるのかな?

それにしてもシャルスの「済まないセイラ」という台詞は何を意味するのかな?
嘘がバレた際には目を開く動作、先の台詞を言う際には目を閉じる動作。これは何かの繋がりを意味するのだろうか?



良い

話の内容に関係ない場所に居る筈なのにいちいちコメント付けてくる街雄が面白い(笑)

何時だって大食らいなひびき。焼肉屋の賄いを食べるシーンで一瞬「あれ?肉少ない?」と思わせてからの可怪しい食事量に吹いてしまった。数えてみたらカロリー量が5000超えてたんですけど……
あれを賄いと呼び、あの量を食べても太らない女子高生って何……

意外なところからジーナと里美に繋がりが。生徒にレイヤー身バレとか悲惨な……
一方でジーナが加入したことで話の広がりが多角的になったなーという印象。今回のアイドル描写だってジーナが居なかったら出来ないものだったろうし。…ただ、ジーナだからこそ筋肉アイドルなんてヤバイ方向性に行ってしまったわけだが
アイドルとしてどうのこうのよりもデッドリフト完遂に沸く会場や里美に笑ってしまった

そういや、牛肉って一口に言っても部位によってカロリーや栄養素はかなり異なるのね。特にカロリーの違いとか勉強になったな



良い

今回は島内探索回。だから、今まで見つからなかったあれやこれやを発見していく
探索の中で色々発見するけど、発見したものについての本人の反応、皆の反応がそれぞれの立ち位置をよく表しているようで面白い

睦は船着き場を発見。人が居た形跡では有るけれど、それ以上のものではないからほまれの反応は限定的。睦もそれが判るから発見にこだわらない
明日香はゆずを発見。食欲に正直な彼女らしく食べ物を見つけられてご満悦。他の人も味わえるからゆず発見は笑顔を齎すものに
紫音は人家を発見。しかし、発見時の反応が過剰だったから、逆にボロ屋だと判ると逆に皆を落胆させてしまう。
そして、作品的に大発見と言えるのはほまれが見つけた刃物。ここまでテンション高いほまれって初めてみたような……。ただ、その発見はサバイバル上級者にしか判らないから、皆はほまれを変な物を見るような目で見る展開に

最後に皆で煙を目撃。これまでの発見と別ベクトルの発見は次回への惹きとして充分だね



普通

信勝が遂にあっちの世界の住人に……

そろそろ織田家内部の抗争が表面化し、今川による侵略も現実味を帯びてきた頃。内憂外患の様相だからこそ、兄弟は信頼しあわなければならないが周囲の人間が単純な信頼を許してくれない
正月の宴に招いても今川の侵攻でおじゃんとなり、何度手紙を出しても信勝からの返答は一向にない。
ようやく返ってきた手紙の誕生祝いに信長は信勝の顔さえ見れればと思っても、場所が戦場で土田御前の影響もあるだけに信勝は挨拶もできない
信頼ある交流が上手く行かず、不穏な空気が立ち込める
ただ、信長も信勝も互いが裏切るなんて欠片も思って無さそうな点はやはり変わらぬ兄弟愛を感じさせるね。…一方でその行き過ぎた信頼が実際に裏切られた時、どうなるのかと心配になるが。

吉乃と再開した信長、津々木に籠絡される信勝。状況が大きく変わりそうな予感
…あんまり自分には判らないが、この回はBL的視点で見れば美味しい展開てんこ盛り…だったりするんだろうか……?



とても良い

ヒノカミ神楽演舞~特殊EDまでの流れや演出があまりに神懸かっていて、心が震えてしまったよ
前半で善逸の状況を通して走馬灯について説明し、終盤でそれを活かした形で炭治郎の過去から逆転の一手を引き寄せる。更にそれが竈門一家の絆を表す展開にも結びつくのだから堪らない
あれは今年放送するアニメの中で1,2を争う名シーンになるのではないだろうか?

鬼でありながら家族の絆を求めた累の在り方はかなり異常なもの
十二鬼月として最も強いのに、家族を求め自身は弟として存在する。親は子を守り、兄姉は下の弟妹を守るべきと言う彼は姉に対して辛辣に当たる。力で従わせようとする。
彼が求めているのは目に見える絆。家族であるとか、命を懸けて庇うとかそういうもの。それがあれば強い絆であると信じている
これはかなり本末顛倒的。相手の意志を無視しているから、蜘蛛の糸で無理やり従わせている。己が望む振る舞いを強要している
ここでは蜘蛛の糸は偽物の絆の象徴として存在している

対して炭治郎は相手の意志を何より尊重する
母蜘蛛が自ら死を望んだ際には優しい太刀筋でその首を断った。姉蜘蛛が酷い目に有っている場面を見ればその絆は偽物と断じた。禰豆子の意志を無視して妹にしたいという要求には怒り心頭になる
炭治郎の方には明確に本物の絆と呼べるような象徴は存在しない。でも、だからこそ逆説的に絆で結ばれていると見ることも出来る

しかし、十二鬼月である累は圧倒的だから多少の覚悟や強さでは倒せはしない。禰豆子は宙吊りにされてしまうし、炭治郎は血鬼術により死が目前に迫る。二人共に偽物の絆の象徴である蜘蛛の糸で思うような振る舞いができなくなってしまう
なら、偽物の絆を打ち破るのは本物の絆となる。炭治郎が走馬灯の中から取り出したヒノカミ神楽は代々継承してきた技であり、継承した行為そのものが家族の絆だ
そして、母の幻覚から「今なら出来るはず」と血鬼術発動を後押しされた禰豆子を支えたのもやはり家族の絆だ。
累にはきっと認識することすら出来ないような見えない絆が、他者に振る舞いを強要する偽物の絆である糸を分断し、累の首すら切断する展開は爽快そのもの!

本当にこの回は素晴らしい内容だったよ。



普通

少年少女にとって夢や希望が叶いそうな異世界まで来て、親の監視下で学校に通うという地獄模様
特にメディのストレスは割と限界っぽい印象。次回あたり親への反抗が描かれたりするのだろうか?

メディの母親が他人の邪魔をして自分の子供だけが活躍できる環境を用意しようとするのに対して、真々子は外部からの邪魔が入らない環境を作り誰でも活躍できるようにする対比
……その割に真々子が一番ポイントを取得してしまうのは本末転倒気味だけど

我が子の為という理由で他者の妨害を平然と行ってしまうメディの母親。その傲岸不遜な態度が打ち砕かれるシーンが早く見たいね



良い

何でもネガティブに捉えてしまい、すぐ謝罪行動に移る利津と満を手玉に取る紫呉が本当に鬼
紫呉から離れてしまえば、そんな鬼の所業から逃れられるんだろうけど紫呉は離れられない状況を作ってからイジっているんだよなぁ……
その癖、何の文句も言わず原稿を書き直したり満を気遣って利津に送らせたりと配慮もしているのだから尚の事厄介なのだけど

そういう訳で利津登場回。怒涛の謝罪芸はある意味キャラクターが立っていると見るべきか。
そういや、こういう中性的キャラクターって一昔前は女性声優が演じるものだったけど、今は普通に男性の河西健吾さんが演じてるんだね

過度な謝罪癖は自己否定や他人へ与えるネガティブな影響に感性が敏感である事が原因かなと思っているんだけど、利津はその傾向が強いのかな?
物の怪憑きである自己の在り方を否定するかのように女装しつつも、同時に女装する自分を恥ずかしいと思っている。原稿を汚した際には、原稿を担当さんにとって命より大事と言い自分の命で償おうとする
そんな利津が欲しているのは自分を恥ずかしいと思わない自分なんだよね。でも、そう考えてしまうことが現状の自分の否定でも有り……

利津に捧げられた透の言葉が素敵だね
利津が現状の自分を完成されたものでありこれ以上変化しようがないものとして扱ったのに対して、透は利津の在り方を生きている、藻掻いている途中のものだとして扱う。変化の可能性を滲ませる
利津に言葉を投げかける中で透は足を滑らせ落ちかける。しかし、みっともない姿になっても屋根の縁に留まった。そこから自分の力で立ち上がり言葉を続けた
その透の言葉を裏付けるような一生懸命に藻掻く姿勢は利津の心に響く。そして今の利津を肯定し、これからの利津の在り方に目を向けさせる言葉に利津は同調できる。

その同調は利津だけでなく、利津と同じようにネガティブに自分を否定していた満にも届く。二人の気が合っていく
一人だったら大変な自己改革も二人なら実行できる。特にその先に同じ望みが有るのなら

謝罪芸持ちの二人が気分を入れ替え、未来へ目を向ける様子が優しさに溢れた情景で描かれた回だったように思う



良い

危機的事態に対応するはずの危機管理フォームが別の危機を呼びそうなカオス。あの格好で町中を歩くのはどうやっても無理ですよね……

シャミ子はとてもポンコツですぐ桃の手の上で踊らされてしまうけど、簡単に負けを認めようとはしない。ポンコツであってもシャミ子なりのプライドが有るということだろうね
そして、シャミ子が格好をつけたい相手はもう一人いて、それが妹の良子となる訳だね。
初めてのバイト代が手に入れば桃への返済も行うが、それと同じくらいの重大行事として妹へのプレゼントも用意しようとする。良子がシャミ子の為になりそうなものばかりチョイスしても、それを制止して良子が本当に欲しい物を買ってあげようとする
これは姉の鑑の様な行動だね
ただ、良子は既に優子より優秀そうなのが悲しいところだけど……

Bパート、シャミ子がPCをきっと落としてしまうだろうと予測して衝撃対策した上で上で、敢えて「絶対に落とさないでね」と念押しする桃のサドっぷりに笑ってしまった



良い

腕相撲とアームレスリングが別物って初めて知ったよ
本作は筋トレ知識だけじゃなくて、意外な知識も披露してくれるね

新キャラのジーナ・ボイド登場回
登場してすぐにポンコツな空気感を醸し出しつつも自信を持ってひびきに挑んだらあっさりやられてしまうとは災難な……
と言うか、アームレスリングシーンでのひびきの顔が変わり過ぎじゃない…?ちょくちょく顔芸をする作品では有ったけど、あのシーンでは最早格闘マンガの雰囲気すら有ったよ!?

そして、この敗戦からジーナはひびきのストーカーと化すわけだけど、単純な復讐タイプになるのではなく気に入られる為にキャラを作ったり知っている筋トレを披露したりと結構フレンドリーなタイプ?
だからといって騙し討ち気味にひびきの家にホームステイする姿勢はやっぱり怖いけど

そういや、筋トレで鍛える部位を説明するシーンではお色気度の高い映像が流れる本作だけど、今回は特にお色気度が高い映像でしたね…



とても良い

復讐者としては割とオーソドックスなタイプであったウルガーに対して、あまりにも複雑な家庭環境を持っていたルカは驚き。
と、同時に親と確執を持つ者がこの班に集められたのかもしれないという推論が気になる。前回登場した親たちのイメージが更に変わりそう

目の前に現れた不条理にどう対応するかが問われた回であったように思う
ウルガーは優しく接してくれた兄貴の不条理な死に対して、怒りを覚え銃の扱いを身に着けた。銃に因る復讐を考えた訳だね。
そして、マルコの息子であるルカを目の前にして自分と同じように家族の喪失を味わうべきと、相手にも不条理を押し付けようとする

しかし、既にルカは不条理の中にいる存在
跡継ぎにする為にと引き取られたのに、インターセクシャルな身の上から疎まれ更には後から生まれた弟が家を継ぐと決まってしまった
そんな生き様でも「オイラはオイラ」と明るく言うルカ。終盤のシーンでは自身の不条理を利用してウルガーをイジっているほど。だけど、同時に自分の死で父は悲しまないと考えている
それは不条理を生きてきたウルガーからしても「畜生!」と叫びたくなるほどの不条理

ここで二人を襲う津波も一種の不条理
この不条理に対してルカは枝に掴まって耐えるが、ウルガーは耐えず流される道を選ぶ。自分が死んでカナタが再び不条理な想いを抱えないようにと、自分だけが不条理の中に沈む道を選ぶ
ここでカナタが空からやってきて更にはウルガーを引き上げるほどの筋肉を見せつけたのは素晴らしいシーンだった
カナタはカナタで先生を助けられなかった不条理に打ち勝つためにずっと鍛えていたんだね

ザックから、兄貴の死について更なる黒幕の存在を示唆されたウルガーはたった一人しか殺せない銃で応じることを辞め、ジャーナリストになる決意を表明する
カナタ達の前で敢えてそれを表明することで、彼が真の意味で仲間になった瞬間であるように思えた

ラスト、カナタが自分を気にしてくれない不条理に苛立ったアリエスがシャルスにちょっかい出したら別方向の不条理を引き出してしまったという展開
本当に隠し事が多いメンツですね…



良い

罠にかかった兎を前にしてほまれを呼ばずに自分の力で兎を殺そうとしたり、兎の解体を買って出た睦は無人島生活の中で一段も二段も成長していたようだね。何でもかんでもほまれに頼っていたら、ほまれの力を頼れなくなった時にどうしようも無くなってしまうからね
睦は結局、兎にトドメをさせなかったけど、睦の一生懸命さに触発された明日香が代わりにトドメを。
少し前まで普通の女子高生でしかなかった彼女たちが大きな勇気を見せたシーンであったように見えた

そんな勇気を見せた彼女たちにはやはりご褒美が有るべきで、紫音の無茶ぶりから始まった兎料理は意外にも美味しく出来たようだね
見ているこちらも食べてみたくなるくらいに美味しそう

他者の命を覚悟を持って奪う行為は命の大切さを知ることにも繋がる
だからこそ、か弱い兎の命を最大限味わった彼女たちの行動は称賛すべきだろうし、最後にきちんと「ご馳走様」と呟いた明日香は兎の命から得られた有り難みを理解しているように見えた



普通

信長と道三の会見は割と逸話通りの描き方をするのか。この作品のアレンジバランスはちょっと面白いな

この回でそれぞれに求められていたのは己に相応しい生き方について。特に帰蝶についてはしっかりと描かれていたね
忍として育ちながら、ある時から道三の子供として利用されるようになった帰蝶。それが信長と出会い、信長に一人の人間としての価値を見いだされたまでは良かったがそうなると忍としての価値が薄くなる
信長を守ることばかりに気を取られて、斎藤義龍の策にまんまと嵌ってしまった点は彼女の忍としての力が弱まっていた証拠と見ることも出来るのかな?それを信長が機転を利かせて助けたのは良い展開

信長も自分の生き方を模索中であるように見える
第一話では民に貿易品を横流しし生活の足しにさせる優しさ、彼らの危機には立ち上がり庇う正義感を持っていた。
今回も同じように子供に書物を渡していたが、今の信長の有り様は既に戦国武将。子供からすれば自分の生活を奪う悪の存在
織田家内では家督争いが始まっており、信頼できる相手も限られる。信長からすれば自分の理想と今の有り様が乖離し始めた時期
そんな時期に出会ったのが斎藤道三となるわけか。義龍も嫌がる蛙や商いの話を切っ掛けに意気投合する様子は面白い

既に戦国大名として勇名を馳せている道三相手に戦の世を終わらせ誰もが望みを持てる世にしたい豪語した信長。彼の生きる道がようやく定まったようだね



とても良い

もう一巻の終わりだ、という場面で現れる柱の頼もしさが素晴らしい
しのぶは謎めいた可憐さを持って瀕死の善逸のもとに降り立つし、冨岡は炭治郎と伊之助が苦戦した父蜘蛛を瞬殺してしまう。これほどまでの魅力を持っているなら、たしかにもっと早く登場してくれよと言いたくなるかもね

お婆さんの言葉、炭治郎の行動に影響されて少しずつ鬼殺隊士としての振る舞いを手に入れていた伊之助。それは確かに成長と呼べるものであるけれど、同時に外からの影響で急激に作り上げられたものでも有るから、伊之助の振る舞いとしてそのまま合うわけではない
敵を前にして考えて戦うなんて振る舞いは伊之助には似合わない。戦いの中で伊之助は「考える俺なんて俺じゃない」と自分を取り戻し、その上に炭治郎やお婆さんから掛けられた言葉を重ねていく。嘴平伊之助という人間に相応しい鬼殺隊士としての振る舞いを手に入れる。
脱皮して更に凶悪になった父蜘蛛から逃げずに立ち向かった彼の姿はとても格好いいね

一方で那田蜘蛛山の歪さを煮詰めたような鬼、累が炭治郎の前に姿を表す
那田蜘蛛山で登場した鬼は、鬼でありながら集団で存在し更に家族として振る舞っていた。母蜘蛛は子供達を守るように強要されていたし、父蜘蛛はひたすら「俺の家族に近づくな!」ばかりを繰り返す。これらの振る舞いは鬼として歪なもの。
そして、今回の描写からそういった「家族」としての振る舞いに最も拘っていたのは累であると判る

累は仲間という繋がりを薄っぺらいと馬鹿にし、自分たちは家族だから強い絆で結ばれていると主張する
けれど、そんな主張は間違っていることは明らか。特に長男として守るべき家族を持っていた炭治郎からすれば、姉の顔に平然と傷をつける累の振る舞いは「家族」として認められない。累が主張する絆など存在しない紛い物だと切り捨てる

炭治郎に言葉を取り消せと迫る累、決して取り消さないと譲らない炭治郎の戦い。二人の抱えた矜持がぶつかる戦い。その中で突然折れてしまった刀は炭治郎の力が負けていると意味するのか、それとも炭治郎の主張が負けた事を意味するのか。
次回のあれやこれやがどのように描写されるのか楽しみだ



良い

どう考えても非道い設定で非道い始まり方をして非道い展開とか含んでいるはずなのに、こうして一つのエピソードが終わってみればいい感じに纏まっていたように思える不思議

チートツールなどに始まる不正行為を用い荒らし回っていたワイズの母親。億単位の損害賠償なんて話まで出て、突然話が大規模になってしまう
それを「この話を通して親子の絆が深まった」と不正行為の問題を矮小化して親子間の問題に置き換える展開はこの作品ならではと言った所
また、強大な力を有し倒すことが難しいと思われたワイズの母親に対し同じく強大な力を持つ真々子が力で対抗するのではなく、母親の話として対抗する為に勝機が生まれる展開。こちらもやはり問題の矮小化を行っているね
戦いの後は擦れ違い続けた親子の仲直りの方法として親子喧嘩。戦闘中は「子供なんて作らなければよかった」なんて親として言ってはいけないことを言っていたワイズの母親。しかし、親子喧嘩の中ではちょっと微笑ましいベクトルの言ってはいけない言葉に。あのような喧嘩が出来るようになったならまあ、親子の問題は解決できたと見て良いのだろうね

ゲームクリアしたはずだけど真人に付いていく道を選んだワイズ。迂遠な方法を取らずもう少し問題を矮小化すれば、簡単に解決できそうに思えるんだけどねぇ、その感情は。



とても良い

物の怪憑きの草摩の人は様々な苦難を抱えるけど、杞紗に訪れた苦難はそれとはちょっと別の方向性。
毛色が違う物の怪憑きとして見た目を指差されることに始まり、それへの抗弁は無視に繋がり、やがて何をしても笑われるようになってしまった杞紗。物の怪憑きであることを始まりとしつつ日常にある苦難へと至っていく
日常の中にある苦難だから誰だって持論をぶつけて「こうすればいいじゃないか」とか「貴方が変われば良くなる」とか解決法を見いだせると思ってしまう。
でも、虐められた中で必要なのは解決法とか改善策ではなくて、もっと単純に自分の気持ちに寄り添ってくれる人がいるのかどうか、という点なのだろうね

今回杞紗とか関わった面々は、杞紗の問題を解決しようとして言葉を掛けたのではなく杞紗の気持ちに寄り添おうとしたのだろうなと思える
紅葉は杞紗みたいな目にあったことはないと言いつつ、どんな気持ちだったのかと自分が同じことをされた場合を想像して涙を流す。透も釣られて涙を流す
潑春は小さい頃、その見た目や丑の来歴から自分の気持ちを無視してとやかく言われた経験がある。杞紗が今陥っている境遇が少し共感できる
透も虐められていることを母親に言えなかった時期があった。結局知られてしまってそれが恥ずかしくて、でも「大丈夫だよ」と言われた経験が何よりも安心できたと今の杞紗に繋がる話をする。
透の話は杞紗本人の苦しみを代弁するものでも有り、同時に杞紗の母親と杞紗を繋ぐものでも有る。透を通して杞紗の好物であるニラ玉があみだくじで選ばれる展開はとても良いね

透の話は杞紗だけでなく由希にも繋がる
多分、由希は透の話を通して辛いけどその辛さを言えなかった時期の自分が何を感じていたかを再認識したんじゃなかろうか?透の肩を借りて目を瞑る由希の姿はまるで母親のぬくもりを得ようとする子供のようにも見えた

今回の話を通して、温かく迎え入れてくれる透の存在、態度を改めた母親、自分と同じような経験をしたと話してくれた由希などの支えを見つけられた杞紗。
杞紗は誰の為でもなく、弱い自分を乗り越える為に学校へ再び行く決意を固める。それはとても大変な覚悟だけど、同時に辛さに負けなかった自分を手に入れられる
同様に由希も気が乗らなかった生徒会の話を受ける。

弱さゆえの向上心を手に入れた二人がこれからどのような心を手に入れていくのか気になる所



良い

シャミ子の身体を借りてリリス顕現!……なのだけれど、ただでさえへっぽこそうなご先祖が虚弱体質でポンコツなシャミ子の身体を借りても出来ることなんて無いのです。それどころかシャミ子の借金まで増やしてしまう何とも言えない展開
これ、何処をどう見たって闇の勢力側が魔法少女を倒す余地なんて無さそうなんですけど……

Bパートでは借金を少しでも返すためにシャミ子はバイトを始めるのだけど……
一族に掛けられた封印のせいで月に稼げるお金に上限があるのはやはり厳しい所。封印を解くには魔法少女を倒す必要が有るけど、魔法少女を倒すにはまず借金を返さなきゃならない。ある意味袋小路の様相
……タコさんウインナー救出で桃は更に強くなったみたいだし、シャミ子は桃を倒すとか諦めて普通に友達になった方が良いんじゃないかなぁ



良い

サザエが採れると思ったらヒトデばかりが見つかり、兎を処理することを考えれば罠を確認することも恐ろしい。サバイバル技術に秀でたほまれが居ても思い通りにならない事は幾つも有る
でも、紫音たちにとって一番思い通りにならない事は一向に救助されそうにないこと。それが最も表れたのが船を見た気がしたと言って泣き出してしまった紫音であり、釣られて明日香達まで泣いてしまう。こればかりはサバイバル技術ではどうしようもない

どうしようもないなら別のことで頭を一杯にすれば良いわけで
大量のべらでバーベキューと洒落込んだほまれ達。救助が来ないと泣いていた気持ちを一掃し、四人で無事に帰る意志を改めて表明。
本当にこのメンバーは遭難しているはずなんだけどそこまで悲壮な感じならないから安心して見ていられるね

次回は遂に兎の処理が描かれますか



良い

体育祭とはようやく学生っぽいイベントが始まった……と思ったらその準備がやっぱりこの作品らしい描写だった
リレーの選手に選ばれてしまったひびき。かといって走る練習をするわけでも、メンバーとバトンの受け渡し練習をするわけでもなく、足が速くなる筋肉を鍛える展開に。
なら、バトンの受け渡しに失敗して失格するオチは当然とも言えるかもね
いや、ほんとバカにできないんだけどね。バトンの受け渡しって



良い

アリエス達を思って暗い表情の親パートと楽園のような島を満喫する子供パートのギャップが酷い(笑)

親パート、特にアリエスの母が暗く沈んでいるのはアリエスが生きている可能性を捨てられず、同時にアリエスの不在を忘れられないから
居なくなった子供のことを忘れられないから、いつまで経っても不安感は消えない。ルカの父親も反対していた法案に従う事に整理はついても、ルカが居なくなったことには想いが整理できていないことが判る
逆に冷たい他の親は子供が失踪したことについて既に心の整理がついているというわけでも有る。……単純にこの失踪事件の裏に関わっている可能性もあるけど

親達と違い、カナタ達の空気がとても明るいのはシャムーアでの補給が上手くいき、次の惑星アリスペードの環境があまりに良すぎる点も有るのだろうけど、何よりも自分達の環境の辛さを忘れられているからってのは大きいのだろうな
自分達の置かれた状況の辛さを忘れられているから、彼らは単純なことを考えてわいわいできる。
ユンファは皆の暖かさを知り、その輪に入ろうと自分の目を遮っていた髪を切った。男子陣はその可愛さにメロメロのようだね
アリエスは女子トークの勢いでカナタに突撃。……カナタの酷い対応を忘れるために日記をつけず不貞寝するアリエスにはちょっと笑ってしまったけど。
誰にでも懐けるルカはもっとウルガーとの距離を詰めようと和やかに質問攻め

でも、やっぱりこの明るい空気は大切なことを忘れているから保たれているものである。ルカのフルネームから何かを思い出しルカに銃を突きつけるに至ったウルガー。
更にユンファの言葉をきっかけにカナタは自分達の中に裏切り者が居ることを思い出してしまう。そして突然の行動を起こしたウルガーがそれなのかと空気は急転直下

ウルガーの行動も気になるけど、所々で登場するDNA採取やら記憶移植やらのワードは何とも不穏。これがカナタ達の失踪に関わってきたりするのだろうか?



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