今後のナザリック運営方針を話し合う中でナザリックを国として表に出すべきという意見が示されると同時に、アインズの思惑を超えて部下たちが世界征服を目的としていた点が表沙汰になる展開は面白い
威厳を保つために心当たりのない発言でも判ったふりしつつも必死に「アレだな!?」と確認しようとするアインズの姿には笑ってしまった
本作において、序盤から守護者達がアインズの言葉を拡大解釈して過剰な行動をとってしまうような描写は何度か描かれていた。その中で少しずつ溜められてきた拡大解釈が遂に結実した印象
本当にアインズとデミウルゴスのやり取りは面白かったよ!
そして後半の様子を見る限り、第三期の前半はカルネ村を舞台とした話をするのかな?
デミウルゴスが言うにはカルネ村は世界征服の実験場としての役目もあるようだし、ナザリックが世界征服を目指していく上で人間とゴブリンが共存するカルネ村が巨人と魔女が手を組んだ状況に対してどのように問題解決に動くのか興味深い
又、色々と鬱屈を溜めつつも正義感を持ちゴブリンたちから信頼を寄せられつつも力を持たないエンリがどのような成長を見せるのか楽しみ
まさか宗矢はこのままお肉とは無縁の生活をおくることになるの?
主人公である宗矢が正義のヒーロー達と敵対する構図が明らかになり多くの視聴者を驚かせた第一話の路線は今回も続くどころか、更に視聴者を困惑させる構成になっている点が印象的
前回、宗矢は失われた記憶を思い出しヒーロー達を倒さなければならない理由を見出したはずなのにそれが視聴者に語られることはない。更に不貞腐れ学校に行こうとしない姿も相まって彼に感情移入するのを難しくさせる
変わって色々と人間模様が語られたグランドパラディンの方に感情移入しそうになる
見ず知らずの宗矢にも優しく接し自らの靴も差し出す虎居。晴海みたいに強くなりたいと力を求めた美羽。どちらも主人公として素質を有しているように見えて、宗矢が主人公のはずなのにいつの間にかグランドパラディンの活躍を期待しそうになる
前回、ネビュラウェポンの中で見た幻は悔いの残った光景かと思ったけど、今回の描写を見るとむしろ望んで止まない光景?そして破壊される瞬間の言葉は誰かに言って欲しかった言葉?
銀子によるとネビュラウェポンは力の進化を止め封印する為の存在らしいけど、それとあの幻や言葉がどう関係してくるんだろう?
ネビュラの目的が明かされ封印派と穏健派が居ることが判明した。それでも本作についてはまだ判らない点が多い。力の進化は判るとしても愛の進化って何を指しているんだろう?そしてヒーローと敵対する宗矢の過去はどのようなものだろう?
突如部活に乱入し立花に一目惚れし綾乃をぶち倒した挙げ句颯爽と去っていく薫子のインパクトはなかなかのもの
今回の話では綾乃がバドミントンをする理由の動機付けを遣り直した回と見ることが出来るかな?
僅か二歳でバドミントンを始め以後は全国大会10連覇を果たした母とひたすらラリー。だから母親とのコミュニケーションは必然的にバドミントンが必要不可欠となり、いつの間にか弱い部員を見下すようになる。そんな心理だから母親が突然出ていった理由を自分が弱かったからではないかと想像することしか出来ない。
だから、これまでの綾乃にとって母親の前でバドミントンをするなんて当たり前のこと過ぎて、母親が別の子供を育てていると知ってバドミントンを続ける理由を無くしてしまったんだろうね
そういった綾乃の心理状態を推測すると、今回なぎさが公園でバドミントンをしようと持ちかけたのは良い展開だったな
体育館でやればどうしたってそれは勝負になってしまい、綾乃の実力ではバドミントンを楽しむなんて出来ない。けれど、風が吹きコートエリアだって曖昧な公園でやれば勝負になんてならず純粋にバドミントンを楽しむことが出来る。その相手が最近自分がバドミントンを好きだってことを思い出したばかりのなぎさなんだから、同じように綾乃も自分がバドミントンが大好きで夢中になってやっていたことを思い出せるというものだし、そこに他の部員たちが混ざってくれば彼女らとの絆も出来る
バドミントンを続ける理由を無くしていた綾乃がバドミントン部に入部するにはこれ以上無いエピソードだった
オリヴィアの実は英語話せない問題はあっさりと解決。まだ第二話だけど、幾つもの遊びをする中で培われた友情パワーのなせる技なのかなと思いきや華子にはしっかり遺恨が残っている様子には笑ってしまう
登場人物の年齢注意から始まる作品なんて某ゲームジャンル以外では見たこと無いなぁ。
原作既読。アニメでは諸事情で年齢を20歳と明言しているけど、大学進学をきっかけに引っ越してきた部分などに変更はなし。
そのせいで年齢を基準に物語を見ようとすると違和感が色々とあって引っ掛かりそうになるんだけど、酒を飲み始める中盤以降の展開がおバカにおバカを掛けたようなものばかりだから、見ているうちに細かいことを気にするのが馬鹿らしくなり純粋にギャグ展開を楽しめるようになる勢いは流石
一応、寿が心に沁みるような言葉を伊織に投げかけているはずなんだけど、そういった良い部分が吹っ飛ぶくらいに酒と全裸ばかりが印象に残る内容。というか肝心のダイビング要素が冒頭しか無い……
なんというかあまんちゅ!の放送が終わった次のクールでこのような作品が放送されることに驚愕を覚えながらも、今後もおバカで酒まみれな勢いを継続して欲しいと願ってしまう。
原作既読。それ故に冒頭のシーンで原作のネタバレを喰らってしまった気がしないでもない。多分原作とアニメが同時期にほぼ同じ内容で終わるパターンなんだろうな……
頼めばやらせてくれる、そこまで酷い評判をされていたさとうがしおに出逢ったことで本当の愛に目覚め心が甘い欠片で満たされていく物語……と書けば麗しいけれど、さとうはしおとの甘い生活を守るためならどれだけ非道な行為でも出来てしまうために、どこか恐ろしさと寒気を感じてしまう内容になっている
本作で物語の中心に据えられているのはそれぞれの愛。
しょうことさとうが男遊びをしていたのは自分と相手の関係性の中に愛情を見つけられなかったからかな?だから来るもの拒まずで次から次に取っ替え引っ替え
けれどさとうはしおと出逢って愛とは心が勝手に甘かったりキラキラしていると感じてしまうものだと知った。そしてさとうとしお二人だけの空間を作って互いに愛情を与え合うようになった
対してさとうを虐めた店長も自分の王国を作りそこで愛を与えるタイプ。違ったのは店長が相手に見返り、つまりは自分に従順で居ることを要求したのに対し、さとうはしおに尽くすことを良しとした点。
似たタイプだけど相手に求めるものが決定的に違うから二人は対立してしまう
三星はそんな二人に巻き込まれて災難だったね。
さとうとしお。二人の様子にだけ目を向ければこれ程までに甘ったるく幸せそうな光景は他に思いつかない程にキラキラしている
しかし、二人の家にはバラバラ死体が有り、更にしおを捜索する少年の姿も……。キラキラとドロドロが同居した本作がこの先どのような光景を見せてくれるのか楽しみです
アインズ様が小企業の苦労人上司のようにしか見えない……
働き詰めの部下たちのために休暇を用意したり、男性陣に回覧板を回して一緒に風呂に入ったり。威厳ある最高指導者として見られる為に支配者のポーズを練習したりなどなど。
これがアインズへの信頼が無い状況なら、今回のような配慮を通して部下への信頼関係を築いて行こうとする姿勢なのだと理解できるけど、既にアインズは皆から充分過ぎる尊敬を受けている。アインズは現状をブラック企業のようだと例えるけど、絶対的忠誠を誓う相手に対してこのように配慮をするアインズがトップの組織ならむしろ健全な組織と見たって良いんじゃないだろうか?
そのくらいには今回のアインズの姿勢には好感が持てる
それにしてもアルベドのヤバさに磨きがかかっている……
「私だけの特別な何かを頂きたい」とか考えながら自らの下腹部を撫でる行為に始まり、バイコーンに乗れないことで自らの恥ずかしい秘密を暴露し、遂にはアインズの言葉に我慢できずに襲ってしまう……
その一連の流れだけでも面白いのに、アルベドがアインズを襲っている様子をマーレとメイドが感動しながら眺めているのがシュール過ぎるよ!
もう第三期でキャラも多くなり設定も盛り盛りのはずなのにそれでも第一話から掴みは問題なくバッチリな印象。今後の話も楽しみ
水上悟志キャラが動いてる!喋ってる!それだけでもう感無量です
水上悟志先生らしい正義感を描きつつもヒーローの苦悶も描く構図、日本家屋の中に平然と居る不可思議生物。元々水上悟志先生のファンである自分からすると何もかもが素晴らしく思える
転校してくる前の記憶がない宗矢。記憶が無いことは人間としての下地がないと同じ。だから見るからに怪しいメイドと謎生物と同居しているし、豚カツなんて即物的な物につられて正義にしか見えないヒーローとも戦ってしまう
それにしても敵と思われる巨大兵器はなんとも恐ろしい存在。見た目が形容し難い上に何故襲ってきたかも判らない。そして近づけばその人が悔いている光景を見せた上でその記憶に嵌まり込んでしまうようにする精神攻撃。今回は無事撃破できたようだけど、次回以降再び敵が襲ってきた時に宗矢がどう行動するかで更に厳しい状態になりそう
記憶の無い宗矢と記憶を弄ってくる敵兵器。何か関係性があるのだろうか?又、「お前を許す」とはどういう意味なんだろう?
英雄から取り上げた星粒?を見て何かを思い出し「お前ら全員ぶっ倒してやる!」と宣言した宗矢。彼にとって失われた記憶は思い出さない方が良かったものか、それとも忘れっぱなしじゃ寂しいものだったのか。果たして彼の過去がどのようなものでどういった理由でヒーロー達と敵対していくのか、次回も期待したい
第一話もかなり絵が動いている印象を受けたけど、第二話は更に動いているね。なんてことないシーンでもカットを切らずにキャラを動かし続ける描写からはかなりのこだわりを感じた
又、第二話も原作から大きく話を変えてきたのは驚き。けれど、それによって綾乃となぎさ、それぞれが抱えているバドミントンへ葛藤がより強調されている印象
スポーツに於いて才能と共に強調されることが多い体格差。なぎさも高い身長を持っていたという意味では恵まれているのだけど、立花が言うようにその高身長を活かした戦闘スタイルを確立しようとすれば絶え間ない努力が必要になってくる。けれど周囲から見れば地道な努力よりも見れば判る高身長という体格のお陰で勝てているように見える
そんな葛藤を抱えつつも高身長とそこから繰り出されるスマッシュに自身を持っていたなぎさにとって、自分よりも小さい綾乃にあらゆるショットを拾われ完敗した経験は耐え難いものだったろうね
だからこそ、なぎさが復活するためには同じような悩みを抱えた経験を持ちなぎさの葛藤も理解し、その上でなぎさを上回る実力を持った立花との試合はスランプを吹っ切る良い切っ掛けになったのではないだろうか
次回はもしかしてフレゼリシアやら何やら飛ばして薫子登場?本当に原作を大胆に再構成しているね
本作の魅力はだいたいCMが説明してくれた気がする
原作既読
綺麗で純粋さがこれでもかと伝わってくるようなOPから始まったのに、いざ蓋を開けてみれば顔芸やらシュールギャグやら盛りだくさん。特にあっち向いてホイからの可愛らしいオリヴィアが鼻フックを決められるシーンはなかなかに衝撃的
遊びをテーマにした作品らしくそれ専用の部活、遊び人研究部を作ったまでは良いものの、いきなりの活動がビニールプールって有りなんだろうか……?
そこからの教師が水溜りを舐めるシーンへのコンボが素晴らしくヤバイ
ラストは作中で受けた衝撃を表すに相応しいデスメタル風EDで締め。
第一話からこちらの想像を超えてくる内容だっただけに今後の話がどのように描かれていくのか非常に楽しみ
ヒロインにお兄様とか父上なんて呼ばれるなんてかなり倒錯的な設定
一応、第一巻だけ読んだ筈だけど、こんなにサクサクと展開してたっけ?
勇斗が異世界にやって来る流れはOPだけで説明され、宗主になるまでの流れがすっ飛ばされている為か、彼がどのような思いで氏族を率いているかが判らずラストの一喝にそれほど迫力を感じられなかったのは残念
肉食系三つ編み眼鏡女子ってちょっと珍しい
原作既読。だけど、第一話からして原作と対決までの流れを大きく変えているので今後のストーリーもどのように展開していくのか判らなくて、次回以降が楽しみで仕方ない
圧倒的な力量差を見せつけれられた試合の中で「何の為にこれまで」と自問するなぎさ。敗北する側がこのような心境に陥ってしまうのは理解できるが、完勝した側も同様の心境に陥っているのは特徴的
スポーツモノにおいて才能を持つ者、天才は他を圧倒する存在として描かれることが多い。脇で描かれていたテニス部でも似たような状態だったけど、バドミントン部は更に酷い状況。バドミントンの優れた才能を持つ綾乃はその場に居ないのに普通の部員たちをなぎさを通して圧倒してしまう。綾乃に負けたなぎさはその敗北を認められず、猛練習を始めるけど綾乃の恐怖を知らない他の部員達はなぎさの心境も逃避も理解出来ない。だから、そんななぎさについていけず部を去ってしまう。
対して他を圧倒する側の才能持つ綾乃は正体が見えない不気味さと共に虚無感が満ちている。自分の意志ではなくエレナの意見に従い部活動を決めようとし、立花の勧誘からも逃げてしまう。そしてどこかのんびりした様子からは試合中の恐ろしさも感じられない
バドミントン部に無理やり連れてこられた綾乃。本人はやりたくないのに、綾乃に大きな才能が備わっていることで立花の大げさな対応が目に見えてしまうのは残酷な現実。更にエレナの多分悪気はないだろう煽りを受けても動けない部員たち。
その中から唯一踏み出したのは綾乃の恐怖を知っているはずのなぎさだけ。再びの対決の中でなぎさは復活のきっかけを掴むことが出来るのだろうか?
何よりも二人の試合がどのように描かれるのか非常に楽しみ
前回、追い詰められた状況の中でもあがこうとする宗介たちの姿が描かれた。それは今回も継続しつつ前回と様相と少し異なるのが印象的
テッサの演技によってまんまとアマルガムを釣りだしたは良いもののやはり成果としては小さい点は否めない。そしてミスリルはまだまだ健在といっても少ない人員でテッサへの負担が大きい現状はとても不安定。
休憩時間を用意されても食事もできず眠れもしないし死んだ傭兵たちのことばかり思い出してしまう。そんな状態なのに自分の苦しさを明かせる状況でもない
どこか限界を感じさせる足掻き
かなめはレナードに対し気丈に振る舞っていても非力なまま変わらぬ状況は彼女を追い詰めるのか、珍しく弱気な発言が。
そこからの展開には目を見張った。自分の中にわだかまった重い感情を抜き取るようにひたすらプールで泳ぎ続けるかなめ。「まだ何かやれる」と下着姿のまま一心不乱にPCに向き合うかなめの姿には驚かされた
こちらは転機を感じさせる足掻き
宗介はあれだけの重症を負い2ヶ月近く意識不明だったのに、起きてすぐに敵を倒すし、キャンプに来たら猛特訓を始めている。
それでもワニを恐れてしまう姿や背負投に為す術ない彼の様子はやはり兵士としての限界を感じさせてしまう。しかし、厄介になった中佐が言うように宗介には無茶をする理由があり、そんな無茶な足掻きを通した先にはきっと凄い展開が待っているのだろうとも感じさせる
ただでさえ苦しい状況でカリーニンが敵に回っていたことが発覚。まさかどんな時もミスリルを支えてくれた彼が裏切るとは……
この誰もが追い込まれた状況でどのような逆転劇が描かれてくのか来月のスペシャル番組を楽しみに待ちたい