体育祭という多くの学生が楽しむイベントなのに宮村と仙石はまたしても(笑)
それでも人間関係が前と違うなら、楽しむ余地も違う
堀等の存在によって体育祭へ向けた気持ちが変わるのは彼らに訪れた変化を感じさせるね
陣営は東西に分かれ、恋心が齎す不安定さも有る。
石川の前だから頑張りたい桜、察しながら応援する由紀
思惑はさておき、これが学生のイベントであるのは確か
内面の微妙な感覚よりも、楽しみが勝ってしまうのは体育祭というイベントならではの現象か
恋人を他の誰かに渡したくない感覚は多くの人が持つ。でもそれが一方的かもしれないとか納得し難いからこそ、予想外のタイミングで予想外の感情を見せた宮村は狡いね
唐突なヤキモチは宮村が彼女を結構独占したがっている証拠。そりゃニヤニヤしてしまうというものですよ!
人間をコピー出来るとしたら、コピーと元の人格は何処まで同じと言えるのか?幾らか記憶を忘れたら、その瞬間に別人になるというのか?
自分一人だけの問題なら、矜持としてコピーの否定で済む話も家族が絡めば別の話になる
温もりは失われたのか取り戻せたのか?重い問い掛けをする作品だね…
母親の拒絶やフォーマット後の家族のリアクションを見る限り、「別人ではないけど同一でもない」といった受け止め方なのかな?
その意味で「あの母」は失われたと言えるけど、ならそのまま抜け殻として死ねば良かったのかと言えばそんな事もなく
取り戻せた筈なのに取り戻しきれなかった。それが喪失を意識させるわけだ
なら、更に発想を発展させて、フォーマット直前までバックアップ出来ていれば良かったのかと言えば、それも違うんだろうなぁ…
技術の進歩によって人間は人間の枠を超越した筈なのに、人間の定義が苦しめる。
人間とは何かを様々な方法によって問い掛ける作品として楽しめそうだ
状況は判らない事だらけであっても、本作独特の死生観、そして犠牲と平和の価値観が既に強烈な第一話
視聴は初めてでも幾らか噂は聞こえてきた本作。このテレビ放送を通して、この新たな物語を楽しめることを感謝してしまうよ
我儘で無礼なテトラの振る舞いをサリフィが重く捉えない為にコメディで済む一連の描写。でも、これを親の愛情を欲する子供の疑似試し行動と捉えると別の一面が見えてくるね
愛が判らないから、相手が己を愛しているかを試してしまう。応える為には相手の試しに向き合い続けなければならない
テトラが愛を求める相手はサリフィではなく母のカルラ
でも広い視野で見ればカルラだって愛を求めている。世継ぎを産み国から必要とされる愛
でもテトラもカルラも国の象徴である前に家族を構成する一人。だからカルラはテトラの嘆きにやっと自分が欲しそして向けるべき愛に気付けたわけだ
愛を欲するという点でもレオも同様
父から愛された記憶がなく、想像した愛も存在しなかった。だから彼が自分を愛する余地なんて有る筈もなく
その意味では自分を想ってくれるサリフィという存在はレオにとってどれだけの救いであり、同時に愛の象徴となったのだろうね
赤子への祝福という子作りを意識せざるを得ない訪問はサリフィとレオに愛の先を想像させるものになるから、尚更に自分の愛の原点を想起させる
それでもレオはサリフィを愛したんだね…。むしろサリフィへの愛によって愛を欲する心を制御できるようになったとも言える
愛の将来へ向け確かに歩み始めた二人の姿はこれまでより一段と進んだものであると感じられるよ
ルディ不在でも下ネタ成分を控えず冒頭から繰り出してくる本作をちょっと尊敬してしまう(笑)
王位を望めず籠の中の鳥なアリエル、天涯孤独になってしまったシルフィ
少しでも不穏さが周囲に立ち籠めば一息に命の危険まで及ぶ弱い立場。だから二人共自分を守ってくれる相手を欲したのだろうな
危うい立場のシルフィに名前と役柄を与え、貴族の集まりで咄嗟に庇い立てするアリエルは強い人間に見える
けど兄からは睨まれ牽制されるどころか、暗殺者すら差し向けられている
彼女の立場は決して安泰ではなく、彼女こそ誰かの護りを必要とする側の人間
身近な人を失って信じられる人が限られる二人だからこそ、悪夢に負けぬ友を求めた
フィッツとなったシルフィは友を守れる者に成れた。でも物理的に守れただけで満足できるわけではなく
生きる為に守りたい相手の傍に居続ける。故郷を求める二人の新たなやり直し人生を楽しみに思える仕切り直しのEPだったね
前作となる本編においても時折、話のぶつ切り感を感じないでもなかったのだけど、こうして欠片集めの構成になると尚更に感じてしまうな…
ただ、時系列がバラバラでも違和感なく楽しめる宮村や堀達の賑やかさは変わらないね
今回の軽いテーマは、普段隠している部分を見せられる相手って?という話かな
肌を見せられない事情がある宮村は酷い言い訳を使っても入浴回避。けど堀の前では入られる
それを踏まえている筈の彼の思わせ振りなセリフは罪深いと同時に堀を試している感じか?
宮村と同じように水泳回避しようとする仙石の言い訳と慌てぶりは酷いもの
宮村が水泳回避する理由を掘や石川は知っているが、仙石の理由を知るのはレミだけという構図は良いね
彼女は様々な点で仙石の良き理解者だよね。この組み合わせは本当に好き
既に決まって動いているスケジュールが会長の一声で修正とかどんな地獄…。おまけに書いたばかりの歌詞を楽曲にして披露……!?
さておき、子供扱いのままでは出られない舞踏会、成長すればいつかは出られる。だからってそれが本当に子供の為になるわけではないというEPだったのかな
U149をライブに出す為に通された無理。本当に関係者各位は相当な苦労をしたと思うのだけど、一方でそれは誰にとっても努力と成長の機会になっている
ありす達は曲を自分のものにする為に過度に大人に頼らずダンスを猛特訓。P達はステージを実現する為に奔走に次ぐ奔走…
大変だけど、だからこそ結実した際の充足感が素晴らしい
印象的だったのは、これまでの大人達に因る理不尽な押し付けにPが理解を示した点かな。彼だって本来は大人側だけど、これまではアイドルに寄り過ぎていたから大人が判らなかった。でも今は大人としてU149のステージ実現の為に成長した事で判るようになった
その上でアイドル寄りの視点も残しているからアイドルの目指す方向も語れるわけだ
そうしてアイドルはステージに立つ者に、Pは送り出す者に
小さな子供達の大きな夢が詰まったステージは終着点ではなく、発出所。ステージの幅が綻び、上下左右に広がる様はそれだけ彼女らの抱えた夢がこれからどれだけ広がっていくかを暗喩しているかのよう
デレマスアイドルの中で一種の特徴を持つU149だからこそ描けたお話であると感じ取れる最終話だったよ
『大切な人』という誰もが持つ温かい感情をアミトとカルラ、そしてサリフィの養母とそれぞれ異なる視点から描いている点が印象的なEP
レオやサリフィのように『大切な人』を努力の礎とする者も居る。他方で容易に触れられない又は壊したくない『大切な人』を守る為に人々はどうするのか。その遣り方がそれぞれ全く違う
アミトがヨルムンガンドに御守りを渡したいとは思うものの、それは我欲に因るものだった
そんな理由で渡そうとするなんてと自分を恥じてしまうのは、それだけ相手が『大切な人』だから。その人に向ける感情を汚したくないから
結局、自分の為よりヨルムンガンドの無事を願う感情によって渡せたのは良かったね
アミトとは全く別の表情を見せるのがカルラとサリフィの養母か
厳つさが見える為に嫌な印象を覚えてしまうが、母は大切な我が子を守る為なら何でもする。それが『大切な人』以外にとって鬼のように見えるだけ
ただ、カルラが鬼に見えるのは何もサリフィだけではない筈で。物陰から母を見詰めていたテトラの心情が描かれるだろう次回こそが本番だね
契約解除も無事に遣り過せた一郎としおりに後顧の憂いなんて無くて
何の蟠りもなくデートを一生懸命に楽しむ様子は微笑ましくも有りニヤニヤもでき…
契約解除の際に恋を失うかもしれない恐怖に直面したからこそ今の想いや関係を大事にしようとする二人は良いね
でも本作は一郎としおりだけにフォーカスされた作品ではないから。本当のクライマックスは家族の問題
一郎が人生の春を謳歌する裏でまちが兄に気を遣って遊びを我慢していたというのは家長として衝撃的な話。一郎ではフォローしきれないまち達のすっきりしない想いをしおりが拾い上げた様子には家族を感じてしまったよ
気付いて遣れなかった花火への悔やみ。それを季節外れの夏祭りとして開催するのは世間ズレしたしおりだからこその発想
小さな棘が温かい恋へ発展したように、小さな思い付きは楽しい集まりへ
一郎としおりが大切に守ろうとした諸々が結実してあのお祭りになったのだとしたらこれ程までに優しい物語はないと思えるね
レオが正当な王位継承者であると示す大聖祭だというのに彼を襲うのは混ざり者である為の苦難と正当性の否定
レオ一人では立ち向かえない試練をサリフィが支える構図は良いね。彼女はつつがなくレオを守れたわけではないけれど、初代王の衣装無しでも民衆の前に立つ勇気を彼に与えたわけだ
レオは人の姿を持つから、魔族の姿や初代王の衣装がないと自身を王と定義できなかった
でもサリフィは違うんだよね。レオが魔族と人が混じった中途半端な姿であろうと「立派な王様」と言った。その信頼を纏えばレオは半裸でも王の何たるかを示せる
彼が王として有るべき姿を示せば、彼を慕うサリフィも王妃を目指す心が固まるわけだ
レオにとって大きな試練をサリフィが成し遂げさせたなら彼女が試練を成し遂げたも同様
サリフィにとってリスク有る王妃代理の道。サリフィがレオだけを求めるように、レオはサリフィだけを求めている。なら、サリフィにとっての新たな試練はレオも抱える試練
王と王妃を目指す二人がようやく二人三脚でやっていける対等な立場になったのだと感じられたよ
描かれる幾つもの対立は相手に譲れない何かを持つ事が原因の一つ。そんな時は向き合い続けるより何かを間に挟む方が健全か
リアンとフィロメラ、アリスとレンフレッド、ルーシーとセス。思い通りに行かない蟠りが対立に至る様は何処か青春群像劇っぽさがあるね
自信なさげで俯きがちなフィロメラに突っ掛かるリアン。想いの矢印は見えるものの、素のままで相手の本心を聞き出そうとするから通じない。対立は対立のまま
アリスは面白い仕掛けをしたね。ハロウィンを介して向かい合う場を用意した。序盤こそ話のきっかけは得られたもののローブを脱げば間には何も無くなる。結果逃げられると…
ルーシーはきっと前々からセスの優しさには気付きつつ有ったのだろうけど、凄惨過ぎる過去が彼女を全てと対立する少女にさせてしまっていた
だからローブで素顔を晒さずに、それでいて素の状態で話せた事でひた隠しにしていた想いを詳らかに出来たのだろうね
離れていた兄妹が和解できた光景にはじ~んとしてしまったり
対立の際、間に何か挟めば相手の攻勢を躱すのにも役立つようで
ザッケローニからチセを庇う形になったカルタフィルス、そしてフィロメラや生徒達を守る為にカレッジを封鎖した学長
特に封鎖は誰にとっても対立から暫く逃れる猶予となった。この猶予は対立ばかりの集団生活を送るチセやフィロメラ達に何を齎すのかな?
大人が望む『子供』と自分が望む『アイドル』の狭間に押し潰されそうなありすの苦悩、そこに大人としては未熟なPが絡む事で大人と子供とは何か?大人になろうとする子供のありすはどうすべきなのか?という点がこれでもかと様々な表現を介して描かれていたね
冒頭からPは大人と子供の境界があやふや。飲み会という大人の場で子供っぽい我儘。求められる在り方と自分の現状の違和に悩むから、子供のありすが示す大人が望むしっかりさに「大人だな」なんて言ってしまう
でも、それは本質的には子供なありすの『子供』を押し潰してしまうもの
また、ありすが想像する大人は我儘なんて言わないから尚更彼女を傷付けてしまう
大人にも子供にも成れず彷徨うありすを探し見つけたのは同様のP
両者に違いが有るとすれば、大人の世界で揉まれた経験の有無
ありすの悩みはPにすれば、小さな悩みだと思えてしまう。でも当事者のありすには大きな悩み。そのギャップがありすとPの最大の違い。それは本質的にはPがありすに寄り添えない証明
それに悲しみを示す大人でありながら子供っぽいPにありすは『大人』の手掛かりを見つけるのか
ありすが見出した大人と子供の違わない部分。それはありすが諦めかけていた『アイドル』を続けさせる赦しとなったようで
ありす達がアイドルを続けていく上で重要な鍵が示されたと思える回だったよ
契約によって好き合うようになった二人が目指した契約解除。二人は契約の枷を邪魔と思うから目指したそれはもしかしたら二人を結びつける『縁』だったのかも知れず
直前になってそれを知って、それでも解除へ突き進んだ二人の心情を想像すると色々と思う所のある回となっていたな…
嬉しいや楽しいを求められず、むしろ他人に渡していた過去の一郎
それは自分のものを自分のものだと主張するのが苦手なせいか
契約解除はしおりの罪悪感を減らす為という点を考えれば一郎の流儀に沿ったものと言える。けど、恋が消える可能性を知っても、『本物』を願ったのは彼らしからぬ要求だったのかもしれない
しおりに付き纏うのは姫としての立場
京吾が慕うのもそれ絡み。見えないもので繋がる相手はしおりを姫だからと好きになる
なら、姫であるしおりにとって解除の儀式への恐怖は凄まじい筈で
それでも儀式に臨んだのは彼を解き放ちたいという想いと『本物』の恋を願う故か
二人共恐れは有るのに口に出せず
その不安定な不器用さは想いが本物である仮証明。これが恋であるという確信はある
二人を繋げる棘が抜けた瞬間の喪失感。その後に残っていた『本物』
何の蟠りもなく思いの丈を全身全霊で伝え合う恋人達の様子にこちらまで感動してしまうよ
エリアスとチセはその育ち故に多少閉鎖的な部分が見られるように思う
その二人が他人の為という名目に惑いながら行動する流れは成長や変化を感じさせる。例えばシメオンが友人になるかもなんて予感により行動するエリアスにチセがわたわたしてしまったように
あれは正しく親目線の感動だったね(笑)
自身の閉鎖性を越えて他人に近づくのは誰にとっても難しいもの。フィロメラは匂い袋の交換なんて簡単なお願いをとても難しい事のようにチセに頼む。それだけ彼女にとって他者に近づくのは心の努力が必要な話
それをチセが何でも無い事のように受諾し、更にはもっと進展した関係と成れる約束を交わす流れは良いね。二人の今後が気になってくる
気になると言えば、ルーシーとゾーイか
ゾーイが言い掛けた蛇を触らせる意味、そりゃもうそういう意味なのだろうけどルーシーには通じず
むしろルーシーの方も蜘蛛の話をして胸の内を開いてるけど、それがどこまで通じたか…
春はまだ近くにないからこそ、少しずつでも近付いていくしか無い
他者との距離に最も悩むのがチセか
人助けを率先する表面だけ見ればチセは他者想い。けど、我欲によるものならその繋がり方は歪んでいる
これを友人ではなく依頼相手であるヘーゼルに指摘されるのはチセにとって丁度いい感じだったのかも
沢山人と関わって、そうしてチセは人との関わり方を学んでいくのだろうね
サリフィとレオの恋路を理不尽に邪魔する障壁アヌビスの過去が描かれるEP
小舅のようにガミガミ言う彼はレオに目立って逆らう事こそしないものの、自分の理想の『王』をレオに押し付けている。それに沿う存在ではないからサリフィにキツく当たるわけだ
でも、過去から判るように彼が最もキツく対しているのは自分自身なのかもしれないけど
父の死に受けた衝撃と王族への偏見が歪めた彼の少年時代
その歪みは王族らしからぬレオの優しさを見定められなくしている。彼は自分が想像する相手の姿しか見ていない
変わり始めるのはレオがシリウスの領域に紛れ込んだ時から。父すらしなかった心配、それはレオがシリウスを見ている何よりの証明
更にレオは全てを懸けてシリウスを守った。それはシリウスの目を見開かせるものになるね
ただ、それがシリウスとレオから大切な友情を奪ってしまうものになるなんてね…
王の理想を叶える為に、王が見るべきものを見られるように。その為に自身の想いを制限する彼の内面を考えるとキツイなぁ……
それを思うとサリフィがレオと同じようにアヌビスに温もりを与える存在となったのは面白い類似
王が何を見ているかをサリフィが正しく理解していると知って、彼女が王の隣に居る資格を有していると判断したのかな
サリフィと対立しているかに思われたアヌビスが、同じようにレオを支える存在と判るEPでしたよ
人気は上がりつつ有るのにデビューもライブも無い。そこに有る大人の事情
喫煙室に立ち込める煙は汚れちまった大人の象徴か。そこでは子供想いの意見もくすんでしまう
けど、そこに子供が実際に混じってきた際に大人は慌てて煙を消す。大人の事情は振り翳すけど、子供を大人にしたいわけではない
大人は子供を子供扱いしたいけど、子供の側は成長したいと考えている。そのズレは大人の側からすると如何ともし難いもの
ここで大人且つアイドルな楓達がアドバイスするのは良い展開。ぶつかった壁を壊さず、迂回する上手い遣り方。それは当人達が努力する形で叶えられている
また、Pとアイドルが一緒に考え行動する事で大人と子供の壁も薄くなる
出来あがったライブは手作り感満載で子供の魅力が沢山詰まったものに
そこにはアイドルとしての魅力も詰まっているから、ただの子供から脱却しているとも言えるのかな
そうして得られた成長は予想以上のものだったようで。興奮して夢や希望を口にする面々の中で一人だけ新たな成長を言葉に出来なかったありすはどうしたのだろう…
鬼殺隊士は誰も彼も悲惨な過去を持っているものだけど、蜜璃の過去はちょっとベクトルが違うね
いや、悲しい想いが無いわけじゃないんだけど、流血沙汰で無いだけ悲惨さが薄いというか
だから炭治郎のリアクションもギャグ調になってしまうのかも(笑)
悲惨ではない過去、それはそれで思うが儘に生きる彼女の在り方を肯定する原点となっている
違いを受け容れられなかった時は結婚を当然のものと考えた。でも自分を誇れるようになった時に彼女は全く違う生き方を選べるようになった。それが彼女の他者を守る力となっている
そうして思うが儘に生きた結果、炭治郎達から「希望の光」として扱われるようになる光景は感動的
そんな彼女が戦線を支えてくれるから炭治郎達は本体探しに注力できる
一人じゃ勝てない強敵でも皆で協力すれば太刀打ちできる。少年漫画の王道展開だよ
しおりは母を「話し合いの出来ない人」と評すけれど、一方で自身も母と話を合わせる気はないような…
女王様とお姫様気質な二人だけでは反発して終わってしまうから仲介が必要になる。それが契約者である一郎と健の二人となるわけか
都の目的はしおりを島に戻し跡継ぎとする、しおりの目的は契約解除し島外で暮らす。双方の目的は相反する故に妥協点は見出だせない
そこへ一郎と健は双方を執り成すフォローをしているね。一郎はしおりが島外で為した成果を見せ、健は現実的な条件で新たなリミットを示した
契約者が星の子の支えとなる構図が顕わになっていたよ
一方でしおりの両親はしおりの想いを支える人ではないという点は悲しい所
一郎がしおりの頑張りを理解して後押ししてやれたのは良かった点だけど、それは一郎が話すまでもなく両親には知って貰いたかった点
和解という心残りはあれど二人は遂に解除まで辿り着いた。次回はそんな二人の恋心のターニングポイントになるわけだ