ラスト、こう来るかっ!という衝撃が……!
これまでもスレッタって何か精神を細工されているのでは?と思う時は有ったけど、これはほぼ確定だろうなぁ
また、「進めば2つ」の言葉もスレッタを洗脳するキーワードではないかと、呪いの言葉ではないかと思えてくる……
さておき、今回はまさしく前に進む、踏み込む話だったんだろうな
学園でMS遊びしていた作品が戦争へ突入する、これまで知らなかった父母の思いを知る、医療装具が人殺しの道具へ…
自らの意思で進んでいるなら覚悟は済んでいる。けど状況が進ませているなら覚悟など追いつかない。その分、衝撃が子供達を襲うわけだ
グエルはその最たるもの
ボブとして新しい生き方へ進んだは良いものの、それはグエルとしての縁を薄くしてしまう
だから父から狙われ、果ては父殺しの罪を負ってしまう
グエルのまま進まずに居たら、彼は大切な人の血を見る事なんて無かったろうね
スレッタは自らの意思で進んだのか、それとも進まされたのか…
皆を助けられるのは自分だけと覚悟を決めるのは良い。けど母が娘に戦場へ出ろと勧めるなんてどうかしてるし、意気投合する娘も可怪しい
血を踏んだ瞬間に変わったのか、それとも変わっていたから踏めたのか。この時ばかりはスレッタを恐ろしく感じた…
ミオリネは大きな気付きを得た。以前は拒絶していたから父の想いを知るなんて無かった。それが会社設立へ進んだ事で彼を知るようになり、今回守られた事で更に知り…
ミオリネは進み続けたから、知らずに居た事を知れた。だからもっと父を知る為にテロリストから彼を庇おうともするわけだ
ミオリネとスレッタは二人で進んできた。婚約して父に逆らって会社作って…
その中でミオリネはきっとスレッタを知っているつもりだったのだろうね。だから見覚えない人殺しの顔に恐怖した
二人はここまで進んできた。これからも一緒に進めるのだろうか……
汚部屋で燻る周と天使と呼ばれ人気者の真昼に本来は接点など生まれない間柄
転機は傘を貸したからなんだけど、それは相手を気に掛けると同義
真昼が周の生活態度を口出ししたのは同じく相手を気に掛けたからと言えるのかもしれない
看病が終わった際に周が言う「用事もないのに態々関わる事はないよ」の台詞、家がお隣でも関わって来なかった二人にとっては正しい関係を示す言葉
それでも関わるなら用事が必要なわけで。周の雑な食事を知ったからって料理を渡し続けるなんて度を超えている
周と真昼の関わりが始まるのは、傘を貸したからとか家が隣だからではなく、「相手が気になったから」なんだろうなぁ
それを周も真昼も自覚以上に受けれている。だから料理の受け渡しに留まらず、ピザを囲む事も当然のようにやってしまう
学校での真昼の丁寧な言葉遣いと、周を前にして体面を取り繕わない言葉遣いのギャップは良いなぁ
そういった意味では可愛い女の子が主人公の前でだけ見せる特別な表情と言えるのだけど、家事の世話をしてくれる様は恋人というよりおかんって感じなのは笑ってしまう
奇天烈なお題を丁寧にアニメ化していた印象
身体が女体化する奇怪な変事。それにまひろは驚愕しつつ、割合あっさりと順応しているのは面白い
そう出来るのは彼の引き籠もりな日常が何も無かったからなのかもしれないね
みはりがした事はどう考えても悪戯とか実験とかの次元を超越している。女体化によって自堕落なまひろの日常は終わりを迎えた
ギャルゲーは出来なくなるし、お風呂や服を着替える習慣も身についてしまう
でも考えると、彼のおしまいはもっと前に有ったのかも。優秀な妹に追い抜かれた時にお兄ちゃんは終わってしまった
上でまひろが女体化にあっさり順応していると書いたけど、それでも受け容れられる限度は有るわけで
トイレ直後には精神ダメージを受けるし、BLに興奮する自分に嘆けば、ブラも付けていなかった
それを順次受け容れられたのは先に明るい世界に居たみはりが待っていたから。お兄ちゃんではなく妹になったから彼は様々を始められた
作中で彼が何度も行う鏡の中の自分を確認する行為。それは新しい姿を自分の中に落とし込むようなもの。それを行う度にまひろは男がおしまいになり女として始まっていく
まひろが危ぶむ自己同一性、果たしてこの事態はまひろにとって「おしまい」なのか「はじまり」なのか。それを笑いながら見届けたくなる第一話だったよ
原作既読
世界最強を嘯くスパイ教官が落ちこぼれを導くという構図でありながら、任務の詳細は明かされないし教官は説明下手
先が見えないリリィが知っているのはこれまでに歩んだ道。それこそがこのエピソードにおいて生徒と教官を繋げる鍵だったのかな
世界大戦という悲劇が終わった後だからこそ、そこかしこに傷痕は残っていてリリィも傷を抱えた一人
でも市街が普通の街並みを維持できているように、今は傷を簡単に見る事は出来ない
だからか、リリィを含めたスパイ少女達が歓談する様子も普通の女の子達が和気藹々としているようにしか見えない
リリィの傷が明らかになるのは特異体質を露わにしたとき
毒が効かないなんて体質はそれこそ毒まみれにならないと知る事はない筈で。リリィの特技は痛みそのもの
同様にクラウスが塗りたくる赤い絵も彼の痛みの発露かもしれなくて
衝突を経て互いの痛みを知った二人が和解するのは理解できる流れ
原作既読者としては、本作はスパイモノの文脈をライトノベルに落とし込んだ作品と捉えている事もあって、第一話はまずまずの評価
個人的には『灯』の概要が明かされた辺りから面白さが増していく作品だと思っているので、その辺りをどう描写するのかを今から期待してしまったり
早川とサムライソード、それぞれが遺恨と向き合う区切りの回。大切な人の喪失を何で埋めるか?という点が描かれたのかな
サムライソードは謝罪に求め、早川は大人になる事で喪失を解消しようとしたような印象を受けたよ
幽霊の悪魔が止まった理由は曖昧。けどそこに姫野の痕跡を見いだせるなら、早川は大切なものを失っていないと言えるかもしれない
彼は姫野を失う代わりに人生の一本を手に入れた。それは行き止まりに思えた早川の復讐人生を切り開き、沢渡を追い詰めるもの
サムライソードは失った代わりに手にするものを見つけられないから謝罪を執拗に求める
でもそれは人間的な考えだから動物的なデンジには通じない。また勝ちにこだわる野性的な本性は理性的な刀にも秀でる点はデンジの魅力を表しているね
デンジの動物性、姫野のメッセージは早川に救いを授ける
サムソを痛めつけたって姫野は喜ばない。それは正しさかもしれないけど、あのままじゃ早川は満足できない。それでは喪失が残り場合によっては後悔に変わりかねないもの
あまりに馬鹿げた悲鳴上げさせ大会は早川の気を晴らさせたようで
幾つもの喪失の後、家に帰ってバカ食い。それは生活が守られた証
また姫野が遺した煙草を消費する姿は彼が大人になる瞬間であり、姫野への追悼であるように思えたね
まだ銃の悪魔への追撃は始まったばかり。果たしてアニメで続きが描かれる日は来るのだろうか?
流石にあのシーンまでは辿り着けなかったかぁ……
進んだようで進んでない。進んで無いようで進んでる。宇崎と桜井の関係は周囲が絶句する程にゆっくりで焦れったい
それでも彼らに相応しいペースというものは有るわけで。決定的な言葉は口にされなかった。けれど心の中で形となった
それは二人にとって進展と言えるもの
宇崎の好意を知ってしまったから何かを決めるのではなく、桜井自身がどうしたいかを決める。この焦れったいにも程がある2期はその点を固める為の期間だったと言えるのかな。まあ、関係がほぼ変わってない点には苦笑しそうになるけど
これは続きもアニメ化されないとかなりモヤモヤしそうだけど、果たして……?
同年代が居ない水星で育ったスレッタと人間の欲に囲まれて育ったミオリネ。価値観が異なる二人だから、その違いをぶつけ合わないで仲を深めるなんて無理だったという事なんだろうな
そういった意味で今回は仲違い→仲直りイベントが定番と呼ばれる所以を見た気がしたよ
ミオリネが指摘した「進めば2つ」を唱えて場をかき回すスレッタは相手の都合を崩せるタイプに見えるが本質は4話で描かれたように相手の言動にビクビクとした少女
でも圧倒的な力持つエアリアルを駆るから理解されない。人に理解されないならスレッタは閉じ籠もるしか無い
それをこじ開けられるミオリネは人の領域にズケズケ入れるタイプに見えるけど、9話で描かれたように思い通りにならない自分に憤りつつ自分では何も変えられなかった少女
でも行動力は本物だから強い人間として扱われる。スレッタと様々な点で真逆
だから二人は蟠りをぶつけ合う必要があったわけだ。相手は自分と違う、判って貰えないなんて思えば反発するしかない
でも反発したくないなら、一緒に居たいなら、判ってなかった相手を知って自分が何を考えているか伝えきるしかない
二人がようやく花婿・花嫁となる姿は麗しいね
前回ラストで分かたれたキーホルダーも渡せて万々歳……というタイミングでスレッタ・ミオリネ本人が分断されますか。なんて情け容赦ない急展開
これまでは学生同士の決闘という金持ちのお遊びだったMSバトル。それが本当に命懸けの戦争へ発展しそうな……
その戦場で魔女とは何を意味するのだろう?
予想していたよりもガッツリと演奏シーンが描かれて大満足な最終回
初ライブでも無いし、何かのコンテストでも無い。それでもこのライブが大きな意味を持つのはひとりと喜多の学校で行われるからなんだよね
普段は目立ててない生徒も目立てる輝きの一瞬、その人物の資質が本当の意味で試される
ギターヒーローだった頃は自分の失敗は自分で取り戻すしか無かった。バンドとして組んでいても演奏中のトラブルはひとりの失態、だからパニクった
でも今はカバーしてくれる仲間がいる。だからひとりも仲間の為に演奏できるし、そうやってバンドの音は高められていく
それはギターヒーローとはまた別の素晴らしさがあるのだろうね
最後は格好付かないけどね(笑)
新たにギターを求めるひとり、それはギターヒーローからギタリスト後藤ひとりになる第一歩かのよう
特に元手がひとりの頑張りにより積み立てられたものであるのは良いね
家族共有アカウントで借り物のギターで輝きを求めていた彼女が初めて自分で自分の為のギターを手にした
それは大きな意味を持つと言えるのだろうね
初めてギターを持った時は感嘆の音は出ても言葉にならなかった。けれど結束バンドを組んで自分のギターを持った彼女は鏡の自分を「格好いい」と評した
まだあの時に思い描いた輝きに届いたかは判らない。けれど文化祭でステージに立って、やらかしても登校は続けて、バイトが有ればそれに向かい…
音を鳴らす輪に入った彼女は間違いなくぼっちから卒業しつつ有ると言えるのだろうね
試験対策として千代のIQを上げるなんてギャグ展開がシリアスを呼び起こすとか誰が想像できようか
リッカは仲間の気配を、剛は女装の限界を。嘘が嘘として許される時間が少なくなった時、嘘を見抜く存在が現れた。嘘はバレてしまえば終わり
だから終わらせないために嘘から本当を見つける必要が有ったわけか
リッカによる嘘の卒業式。それは嘘を消して本当へ戻す行為
でも「宇宙人」は本当でも「帰りたい」まで本当になるわけではない
嘘から本当を見つけ出す為に無茶な乗船を行った千代達は友達思いだね
だからリッカも嘘を通せず本当を口にしてしまう
ただ、それまで嘘で成り立っていた日常に本当を混ぜ込めば平穏は崩れる
だからって時を戻して全てのシリアスを嘘にしてしまうなんてなぁ(笑)
これ、下手したら無限ループ突入しない?と気になるものの、普通の中学生として暮らす為には大嘘だって必要
嘘を吐いて友達となる。特殊な見方をシリアスにし過ぎずコメディとして通した本作には本当に楽しませて貰いましたよ
1YB3Hではなく二水戦として戦う事になった時雨。以前は仲間を守ることが至上命題だった。でも二水戦では必ずしもそうではないし、仲間は様々な望みを持っている
だとすれば、今回の演習はそれぞれの違いを擦り合わせる為のものだったと言えるのかな
1YB3Hから一人でやってきた時雨は二水戦の居場所が無い。それだけに磯風が席に受け容れ、事前に雪風と出会いがあったのは大きいね
ただ、残存艦で集められた二水戦はそもそも余所者達の集い。作戦を前に余所者達のままは許されない
だから急増でも絆を深める必要があって、それが演習の形で試されたのか
演習はそれぞれの個性が強く出たね
結果は矢作達の負けだけど、それは駆逐艦達の強さを示すものだから彼女らが一人でも生き延びる希望に繋がるといえる
今度の時雨は一人でも多く守れると良いのだけど。また、その中で幸運に愛された雪風はどう関わってくるのかな
本編の流れに関係ないけど、涼月と冬月が仲良さそうでほっこり
又、あの人がゲスト出演していた点に驚いてしまったよ。艦これって時折謎の人脈を使うから油断ならない
自分が本作ひいては水上作品に魅了された最大の理由はこの最終回だったり
子供達に道を示すヒーローは戦いが終わった後にどうなるか?
最初にライバルとの対決、次は家路に就いて、呑み会の約束をして、普通に生活して…
等身大の生活が描かれ、そうした生活へ辿り着けたから獣の騎士団は偉業をなしたと言い切れるんだよね
ラスボスを倒して裏ボスを倒して。そして訪れた別れの時間に拳を交えることを選んだ夕日と三日月には笑ってしまう
けど、ヒーローがそうやって命懸けの戦いの後に呑気な喧嘩を遣るからこそ、人生への希望を持てていなかった茜が大人の楽しさを想像できたのだろうな
過去のアニマに未来を語る成人した夕日。それは自分達が居る時間軸に辿り着けないアニマを連れて行こうとしているかのよう
そう考えればさみだれが獣の従者やアニマの人形を作ったのも似た視点を取れるのかも
激戦を生き抜いた者達が歳を経て未来を歩んでいる。それは地球を守り抜いた以上の戦果と言えるのかもしれないね
正直、本アニメには言いたい事が本当に色々有るんだけど、本作を漫画で読んだ時の感動を思い出せたという意味ではこのアニメ化は良い機会となったかな
前回はアリシアとイイ感じになって、今回はメイベルとイイ感じに。本作はラブコメっぽい要素を含みつつ絶妙にずらしてきたのが売りだったように思うのだけど、ここに来て底力を解放するかの如くラブコメ展開が続いているのは最高だね
……まあ、その分、エルフの嫉妬も激しくなるのだけど
原作で見た際には奇妙な言葉の羅列にしか見えなかったメイベルの歌が真っ当に聴こえる……!声優って凄い
さておき、メイベルがおじさんの里心を察して、彼希望の歌を歌うシーンは良かったな
あれは正しく二人だけの空間。誰にも邪魔できないと判るから……エルフは睨みつけていたわけだ…
おじさんはアリシアと温泉で約束を交わし、メイベルと歌声と共に一夜を明かした
エルフだけ特別な何かが無い。嫉妬からの激怒は当然の流れ
…というタイミングで視聴者にすら明かしていなかった本名を告げるおじさんは天性のタラシかな?
おまけにエルフに特別なニックネームまで……!
それは視界だけでなく心も開かれるような時間。翠が一転してニコニコになるのも納得というもの
だというのに甘い雰囲気を粉砕してラスボスを呼び出すおじさんに大笑してしまう。おじさんの行動はいつだって周囲の常識も視聴者の予想も上回る
そのノリでこのボス戦をどう魅せてくれるのか楽しみですよ
早川は未来の悪魔と契約し、新たな魔人も登場、マキマは裏で禍々しい交渉…
誰も彼もどのように「悪」を使いこなすかという点が問われている。それは付き合い方のようなもの。そういった意味では悪も何もなくネジがぶっ飛んでいるデンジとパワーは存在からして最強格だね
岸辺はデンジ達に意外と難儀していたようで。あんな相手でも情が湧くし酒は増える。けど一応は問題なく付き合えている
でも底が見えないマキマには釘を刺していたね。今は同じ卓を囲めていても人を裏切れば、悪に成れば殺すと忠告している
これが岸辺の悪との付き合い方か
ヤクザ達は沢渡なんて正体不詳の者と付き合いつつ、更にはゾンビを使う事に。彼らは彼らなりに付き合えているつもりなのだろうけど…
本来、悪は人間を喰らうから付き合えない。付き合えていると考えている時点で喰われている
だからこそ自分を悪と思い込むヤクザを更なる悪で喰らってみせたマキマの本質が恐ろしい……
最も苦労しているのは早川か。悪魔への復讐心でまともでなくなったように前回は見せた。けど未来の悪魔の腹に頭を突っ込む際に躊躇したように、黒瀬に見抜かれたように彼の性質は真っ当。そんな人間では限界がある
悪と付き合えず、さりとてネジを緩める事も出来ず。幽霊の悪魔に為す術ない彼の死に場所はあのような暗闇になってしまうのだろうか…?
一歩進んでは二歩下がるを地で行く宇崎と桜井には周囲がどれだけサポートしても、当事者がやらかしてしまうから全て台無し。榊も柳も宇崎の前では為す術なし
そういった意味では運命の悪戯の方が二人の距離を縮めるのは納得の展開
前々からじっくり仕込まれた桜井と藤生の関係。それが遂に表出したようで
男にとって対立者となる事が多い彼女のお父さん。けど藤生のやらかしというか運命の悪戯により桜井と藤生に協力関係が生まれるのは面白いね。おまけに宇崎の好意が筒抜けになってるし(笑)
藤生は桜井への牽制より、桜井は藤生の回避より。どうにかこの日を遣り過す事が至上命題となる。折角のクリスマスなのにね(笑)
余計な事を言わないように。その為に深酒をしたら、口から出たのは普段の桜井なら言わない打ち明け話。宇崎の秘密は守られたけど、代わりに桜井の秘密がぽろぽろと…
宇崎以外の誰がどう聞いても桜井の想いは丸分かり。次回の最終回にて露わになりつつ有る二人の想いにどうケジメをつけるのか、楽しみだね
学び舎がテーマパークに変貌する特別な日は陽を避ける日陰者も案外楽しめる。地続きにある文化祭ライブも楽しめないものと思えない
変わったのは校舎の様相だけでなく、ひとりの意識もという話になる。でもひとりの方は突然変わったのではなくこれまでの積み重ねにより変わったのだとも判る回だったね
ひとりの普段の居場所は陰やネット。だから文化祭にも馴染めないし楽しめないとお思いきや、バンドメンバーや衣装のお陰で馴染んでる
勿論、基礎スペックが低いから喜多達と比べると楽しみ方は雲泥の差だったりするんだけど、それでも普段より学校に馴染めている事は間違いない
…喜多を見てると陽キャはこうやって文化祭を楽しんでるんだなぁなんて思ってしまうけども(笑)
普段と違うから、ライブ本番への展望も異なるものに。多い客数予想を聞いても臆さず、ステージに立つ自分を準備できている
それはひとりだけでなく、他のメンバーも。本番を想像できているなら、ライブにより生じる影響も、今日までの道行きも落ち着いて想像できる
……その果てにご都合妄想に浸るひとりはいつも通りなんだけどね(笑)
最初のライブはお客が少なかった。廣井のライブは見上げるばかりだった
緞帳から現れたひとりが見るのは想像通りでないけど想像以上の光景。自分に無関心じゃないし敵でもない皆
これまでに培った全てを懸けて観客や視聴者に魅せる結束バンドのライブがどのようなものになるのか本当に楽しみですよ!
翼ならぬ剛が前面に出る事で異性愛を匂わせる展開が入るかと思いきや、普段の仲良し集団に異物が混じり込んでしまった感が強い回に
そのお陰で各人の普段と違う側面が見れたのは事実なのだけれど、これはこれで寂しいね…
リッカと剛による急造デート、親しさなんて皆無だから社交辞令的な交流となる
剛の相手を楽しませようとする面、リッカの可愛いけど時折大人な面など、普段の集まりでは見られないものを視聴者に見せてくれるけど、つまりそれは友達としての交流すらできなかった証
熱海旅行はもっと異物感が強く
剛は普段に近いノリで接しようとするけど、関根達からしたら初対面の他人。余所余所しく壁も出来、剛より翼が評価される
男子校に戻れる機会をフイにして友達の為に女子校を選んだ剛だけど、今の在り方が正しいか問い直す時が来たようで
時雨が見る2つの幻覚、どちらも戦いの後だから見るものか
敵の恐怖も満潮達が居ない事も佐世保に戻ってきた意味を示す幻覚。一方で仲間の負傷と退役は、守れたけど守りきれなかったものを時雨に突きつけているような
ただ、生き残れた者にとってこの結果は僥倖。山城も扶桑も今の自分の有様を悲観しない。けどこれからも戦う時雨はそれだけを喜ぶ事も難しい
これからを託された時雨はもう彼女らを守れない。艦娘として鎮守府に残る新たな目的が必要となるのだろうけど、それは新たな戦場への投入を意味するわけか…
体も心も休まらない海戦の日々。ここで時雨に休養の時が与えられるのは各人物による優しさの為せるもの
佐世保の街を歩き、バスで遠出、旅館で休養。海を離れた事で得られる安息。そのゆったりさは心を切り替える時間
おまけに新たな仲間と邂逅も待っていたのは驚き
艦これ作品で提督の顔や町の人々の姿が見られるとは思わなんだ。これにより艦娘達が誰の下で誰の為に戦っているかが強調されたように思えるよ
あと、髪を下ろした状態の時雨って白露の妹なんだなぁ、なんて感じてしまったね
状況の厳しさは変わらない。それでも彼女らの進む海に希望がある事を願ってしまうね
DIOが遺した何かが目覚め、プッチがそれを手にした。かつてない危機的状況なのに、徐倫は囚われの身。焦りエンポリオに脱獄を頼むのも当然というもの
なのにそこから更に徐倫の行動が封じられる事態に進展するなんて本作の展開は本当に面白いね
おまけに敵スタンドの能力も魅力的なのだから何もかも素晴らしい
信念に突き動かされるあまりエンポリオの恐怖を理解しきれない徐倫。そうなってしまうのは徐倫の望みが幾つも有るから
高望みとも言える要求をエンポリオは叶えられない。でも高い望みは自身を閉じ込める檻をいつか壊すもの
だから徐倫を封じる敵の能力が望みそのものを制限する能力となるわけだ。望みを次々忘れてしまうなら高めるなんて出来やしない
それでも望みを高めたいなら、望みの数を絞るか…。そうすれば決して忘れない一つが手に入ると
短い時間でその結論へ辿り着けるなんてやはり徐倫は只者じゃないね
敵スタンドの罠を打ち破る為には意志の強さが試される。あの空条承太郎の意志を引き継いでいると感じられるストーリーラインですよ
作品タイトルがサブタイトルになっているだけ有って、作品の集大成感が強い回
他人に絶望していた夕日が尊敬できる大人に出会い成長し、今では年少組からヒーローと見られるように
でも夕日が成りたかったのはたった一人の為のヒーローか…
夕日の成長は描ききっているからここで描かれるのはさみだれの内心。夕日にどう魅了されてきたか
姫であり病のあるさみだれは、騎士団であり長きを生きる仲間達と一線が引かれている
だから手に入らない物に焦がれ、手を伸ばす代わりに拳を向けたわけだ
そんな彼女にとって最高のヒーローはやっぱり手を差し伸べてくれる存在だよね
筆頭は夕日として、他の騎士団も夕日の手が届くようにサポートした。あの結果を見ればさみだれが独りだなんて思えない
星を砕く物語は終わり、彼女の希望が守られた様は大団円として納得できるものだね
あとは絵が良ければなぁ……
魔法封じに洗脳に敵の大群、これでもかと重ねられた危機的事態に立ち向かうおじさんとアリシアのバトルは素晴らしいね
本作っておじさんが圧倒的に強すぎるものだからこういう制限状況での戦闘は新鮮
アリシアも勇者として急成長しているし
だからそんな強者二人の違いが目につくわけだ
精神の均衡を崩すものは忘れるおじさん、記憶がないから記憶を大切にするアリシア
ここでおじさんがアリシアをただの異世界人と見ていれば彼女の意思を切り捨てたのだろうけど、そうでないから彼女を尊重し嘆願も聞く
それが結果的に二人が並び立つ、親しい存在になる絆となるのかな。又、アリシアとの大切な約束を守ろうとする点が何よりもおじさんの中でアリシアが特別な存在になっている証明だよね
……それで居ながら他者から向けられる恋愛感情に超鈍感というか無で対応できるのはもう本当に人間性がどうかしていると思うけど(笑)
四課の壊滅を知り呆然と涙を流す早川の反応が真に迫るだけに、人の死を何とも思ってないデンジ達、マキマや岸辺の異様を通り越した異形が目につく
悪魔が恐れるのは頭のネジが緩んでいる者。そう思えばあのように人間の道を踏み外している者達が生き残ってしまったのも納得だし、早川が普通という点にも納得してしまう
これまでもデンジのネジが緩んでいる点への言及は何度か有ったけど、今回は強烈。呆然自失の早川を前にして林檎を横取り、泣けない事を疑問に思っても深く考えない。果ては幼児還り…
ここまで来ると共感不可能な主人公だけど、一貫した個性だから逆に主人公として完成されている
ネジが弛んだもう一人岸辺と絡む事でデンジとパワーの個性が面白く映るね
指導という名の狩りに勝ち目はない。でも何処まで続くか知れない道を前に戦意を失わず進み続ける二人は頼もしい
あと、眼鏡かけたらインテリに成った証と思い込んでるの頭のネジがゆるっゆる過ぎて最高
大好き
対して早川は人為的にネジを緩めようとしている…?
惨劇を知りながら悪魔への復讐の為に戦場へ戻ろうだなんてまともではない。でも岸辺の基準では不合格
手紙を思い出し軸がぶれたように歩く姿にこそ彼の本質が詰まっている
悪魔に更なる代償を差し出そうとする彼は無理にネジを緩めようとしているかのよう
確かに早川は長生きできそうにないね…
女装男子が混ざる作品で性別入れ替えネタとか尖ってるなぁ(笑)
翼をお姫様にする事はできるかもしれない。でも同時に周囲を変えてしまう行為だから、その中で思わぬ反動も生じてしまう
翼が可愛がられるよりリッカの髪が騒動の中心になってしまう構図は喜劇めいているね
後半は自分をお姫様にしてくれる幻覚が巻き起こす騒動か。まあ、千代の幻覚は方向性が違ったけども(笑)
都合の良い夢を求めたら食われてしまう。教訓めいた話であるだけに、これから食べようとするエリンギが自分を食おうとした相手に見えるというオチは奇抜
最近は桜井のジム通いやら、宇崎が妙に距離感意識したりとかで二人の関係は揺らぎ始めていた。でも二人の間で揺らぐ程度じゃ停滞と同じ
だから二人の関係を面白がらない第三者の助言が必要となるわけだ
桜井父は真っ当な人間ではないけど、言っている事は正論。力で勝てない相手だと言葉でも勝てない
桜井父もマスターも藤生も桜井にとって人生の先輩。悩める若者に告げられる言葉なんて幾らでも持つ。それに桜井は勝つ必要なんて無いから素直に受け容れられる
…ただ、藤生は自分が第三者だと思っているからあのような助言が出来たわけで。桜井と藤生が真実を知った時、どのような波乱が巻き起こるか楽しみですよ(笑)
そうして桜井が宇崎との関係を真面目に考え始めて、二人の関係も遂に変わるのかと思いきや、宇崎のあまりにアレな言動に笑ってしまう
そういや、最近のラブコメ度合いが高まったストーリーで忘れてたけど、本作って宇崎のうざ絡みを楽しむ作品だったね
あんなんじゃ桜井も素直になるなんて難しい(笑)
人間は相手から信用されている証を大切な仕事を任されている点に見出したりする
スレッタが家族であるエアリアルと離れていても気にしないのはミオリネを信用している証。だからスレッタも菜園を預かっているのはミオリネからの信用の証と考えるわけだ
でも実際は……
㈱ガンダムが基準テストやPVで欲するのは信用。それにより会社だけでなく製品も信用される。これは地球寮にとっても生命線だから寮生も協力的
ただ、協力的立場とは主導的立場では無いわけで。オジェロから不満が出るのは当然。スレッタからは出ないのは自分は特別にミオリネから信用されていると思っているから
一方のミオリネは会社経営が上々である為に別の意味で一杯一杯な気が…
自分の実力を試す場を得て、父から褒められ…。自己実現は今が旬な彼女にとって会社の重要度は上がり、スレッタの重要度は下がる
スレッタへの信用は変わらない。けどスレッタだけが状況逆転の鍵だった時期は過ぎてしまった
本物エランから嫌な意味で信用されているエラン5号はいきなりスレッタに会心の一撃をしたね
色仕掛けをするだけでなく、スレッタの中でミオリネへの信用を揺らがした。そこにミオリネの雑な対応が重なれば状況は決したも同然
大切な人との信用は崩れた。また別の場所では世界構造の信用も崩れそう
ミオリネはデリングから「信用を軽視するな」と言われていた
これは経営の話だけど、信用は何にでも通用する話。ミオリネはスレッタからの信用の意味を軽視している
二人は花嫁で花婿で。でもその関係は信用の証にはならない。それを勘違いしてしまった二人の仲違いは何を生んでしまうのか?
次回は何もかもが大きく動き出しそうだ