ルールというシステムはMS同士の戦いを無害な決闘に抑えていた。だからMSが跋扈しようと学園は平和だった。スレッタも決闘なら人殺しを避けニカを守れると考えていた。なのに…
夢に浸っていた愚か者共の目を覚ますような激烈な回でしたよ……
ニカは結局、僚友に何も語らず…
学園というシステムが平和を意味する以上、平和を甘受する他の生徒とあまりに異なる出自を持つ彼女は己を語る事が許されない
それは壁であり、救援の拒否か…
ニカを取り巻く別のシステムが彼女の秘密を打ち明けさせてくれない
ソフィが考えるのはその逆かな
システムが人や環境を固めてしまうなら、システムを壊せば守られていた秘密が露わになる。
MSが人殺しの道具であると突き付ければ、ミオリネを害せば本物のスレッタに会えると信じた。その為に凶行に奔ったわけだ
だからこそ、システムを破壊する者をも支配したエアリアルの恐ろしさが否が応でも伝わってくる…
プロスペラとデリングが企図したシステムの中枢と言えるエアリアルの中でスレッタにようやく揺らぎが見え始めたけど、果たしてミオリネはスレッタを守ってやれるのだろうか?
支配や接触による罰。それは棘による婚姻という以上に二人を苦しめるけど、そこで目立つのは一郎の優しさかな
美人さんと婚約できると喜ばず、しおりにとって何が最善かを考えている。彼女が居ない場面では妹弟の事を考えている
人の事ばかり案じる彼の優しさは作品の破天荒さを和らげるもの
凛とした責任力を感じさせるしおりだけど、一方で感じるのは視野の狭さかな
島のお姫様が漫画から世界の広さを知り、それに倣おうとしている
行動は称賛すべきだけど、愚直さはナンパシーンに現れたように危ういもの
外界に飛び出たばかりの彼女は誰かが見守ってやらねばならない
ならそこで一郎の立ち位置が改めて課題になるわけだ
しおりが望むのは伴侶、一郎は特になし
敢えて言うなら彼は漫画家の先達として漫画界に足を踏み入れようとしている彼女を見ているね
だから一郎がしおりの事で最も見ているのはどれだけ漫画が好きで努力しているか
それは宇宙人とか関係なく伝わるものだから、罰よりも何よりも一郎にしおりの心を伝えるものになるね
一郎はしおりが外界で暮らす手助けをすると誓った。まだそれは結婚を意識したものではないけど、二人が少しずつ互いの距離を縮め心地よい関係を築いていく第一歩であるように思えたよ
チセにとって緊張するし不慣れな学校生活。最初に関わったルーシーは取り付く島もなかったけど、フィロメラはいつものお客さんを思わせる状態だったのは逆に幸いしたね
また、魔法の授業も披露するのは初めてでも、いつもしている事の延長線上。未知の学校であってもこれまでの積み重ねが何らかの形で活きていると感じられるね
あと、アリスと再会できたのも大きいのかな。ああいう不慣れな場所で旧知の人間に会えるだけでも大違いなのだから
そういった意味ではエリアスの存在も何気に大きいのかも。彼の姿はいつもと違っても、彼が教える「隣人」はチセにとって慣れた相手
他の生徒が苦戦したりする中で容易にやってのけるのは経験の差が出たね
別の見方をすればカレッジの生徒にとってチセこそ不慣れな存在
魔法使いと云うだけで珍しがられ、興味を抱いて話しかけられる。リアンやヴェロニカはその筆頭か
一方で緊張から倒れていたフィロメラの事情は気になる処。彼女にとって何が不慣れなのか。交わした対価がチセとフィロメラにどのような結びを形作り関わりを生む事になるのか。不慣れな二人を見守りたくなるね
前々から仁奈の癖の強すぎる口調が気になっていただけに今回の話はちょい衝撃を受けてしまった……。そういう背景があったとは…
寂しさを覚え、皆が集まってくる着ぐるみにこだわる仁奈。そんな彼女が第3芸能課を『一緒』にするピースだったのかな?
第3芸能課は仲は良くくても志を同じくする集いではないし、絆の強さも未だない。というかプロデューサーも信頼を得られてないし
だからソロデビューを目指す言葉のズレを諫める言葉を誰も持たない
それを思うと仁奈の着ぐるみを探す騒動は第3芸能課の仲を深める想定外のイベントになったのかな
捜索の中、仁奈は人の輪を作る才を披露しているかのように色々な人を集めるし、彼女自身も多くの人に懐くね。彼女は賑やかさの中心に常に居るように思える
そんな彼女が家庭環境から『皆』を求めるタイプだったなんてね…
一方で『皆』を求め続けた仁奈は『皆』を作り出せる存在になっていたわけだ
仁奈と一緒に捜索したありすとプロデューサー、彼女らを心配して付いて来た第3芸能課
そうして一緒に何かを志した事で第3芸能課は『一緒』になる機会を得たようで
癖が飛び切りに強く思えた仁奈が第3芸能課を纏めるピースとなるとは予想外だっただけに他のメンバーの『癖』もどのようなものか気になってきたよ
原作既読
出会ったばかりの美人さんには特別な事情があるせいで結婚の約束を…なんてコテコテのコテコテ設定なだけに、それを正面切ってやられると、むしろそれ以上奇天烈な事はしないのだと堅実さを逆に感じてしまう…かもしれない初回
まず一郎からして奇天烈なようで居て堅実なタイプ
親に先立たれ幼い妹弟を養うと成れば職業進路は限られるイメージで間違っても漫画家などではない
でも既に連載は勝ち取っているし、アパートの家賃収入も有る。家で過ごす時間の長さを思えばむしろ妹弟を養うには良い職業環境かもしれない
しおりも似たようなものだね
質の良い私服に麗しい見た目。そんな人が漫画家のアシスタントなんてイメージにそぐわない
でもレッスン本を用い神アシと評される程に技術を磨いていたし、一郎の苦境にも押し付けるのではなく、彼に判断を促している
世間離れした彼女も堅実なタイプと判る
だから棘とか宇宙とか流れ星の姫とか婚姻とか奇妙奇天烈摩訶不思議な設定が突然現れようとも二人は堅実に対処している
まだ二人は漫画を通してしか互いを知らない。今は漫画家とアシスタント、次に友達、その次は…?
これから二人は段階を踏んで交流を深めていくのだと察せられる丁寧な初回でしたよ
時が加速し過ぎて新世界とかかなりぶっ飛んだ展開だ……
でも、その新世界こそプッチの目指した天国。プッチがそこへ辿り着き、エンポリオ以外の仲間も全滅しているなら、徐倫陣営の負けは揺るがない
運命が変わらないなら何をしても負けも変わらない。それでも続くエンポリオの戦いの意味を問う最終回だったのかな
プッチが作り上げた新世界において異分子となるのはエンポリオただ一人で彼はジョースターの血統ではないのだから、DIOを継ぐプッチを倒せる道理なんて無い
運命だけでなく状況もエンポリオの敗北を示唆している
それでもエンポリオが継いだものは何だったのかといえば、それは徐倫の精神とウェザーの能力か
エンポリオは一人でも独りじゃない
なら神の如き孤高から見下ろすプッチが彼らに敵う運命は無い
逆転が成立したのは仲間を生き延びさせる為に全てを懸けた徐倫達が居た点、最後の最後までエンポリオが戦う意志を手放さなかった為だね
悲劇的運命が一巡した後に生まれた新たな運命の世界。彼女らがあの激闘を知らないとは言え、悲劇ではない新たな物語を紡げる世界に辿り着けた事を喜ばしいと思えるラストだったよ
原作既読
性急に感じなくもない展開の早さだけど、小気味いいテンポ感や無駄な贅肉を削ぎ落としたかのような構成は逆に見易いのかもしれない
元から面白い作品ではあったけど、まさかこのように化けるとはね
本当にストーリーがハイテンポで進むものだから、ハイテンションなギャグ展開ばかり印象に残るけど、一方で性に関する知識が乏しいとか終生制度とか所々に世界そのものに対する違和感が散りばめられ、メリハリの効いた構成になっているね
神様絡みで最悪な人生を送ってきたユキト。だからこそ死に瀕して願うのは神のいない世界
辿り着いた異世界はご都合主義ファンタジーこそ無いけれど、神が存在しないなら楽園に等しい場所
だというのに、カクリ村は楽園から否定された者達が追い遣られた村という理不尽
それらの理不尽が頂点に達し、絶望に彩られた瞬間に現れたご都合主義なカミサマがユキトやあの世界にどのような変革を齎すのかという点を充分に期待できる初回だったよ
招き猫作戦の締めは同時に一年の締め括り
でも、それは全ての終わりではなく、次に至る前段階
招き猫作戦が終われば新しい街の風景へ続き、一年が終われば新しい年が始まる
それはマスターが言うように上を目指す螺旋かもしれない
全員が同時にステージに上がれないのは少し残念だったけど、それが逆に要素を絞りコラボの登る先を集中点へ向かわせている
その集中点はステージに登った者だけじゃなく、各ユニットで自分達の歩んできた道と向かう先を集中させたから成立するもの
コラボステージは各ユニットの代表が勢揃いし、それぞれの魅力を歌い上げているだけに留まらず、胡桃の演出も素晴らしいものに
各ユニットの名前が回り続ける事で彼女らがあの1年で為した成果の集大成を充分に感じられたよ
最後にはお疲れ様と互いに労りあって、静かに別々の道へ。とても綺麗な締め方
新ユニットの顔見せもあったし、今後も何らかの形でアニメプロジェクトが続いてくれると嬉しいのだけど
それはそれとして法螺貝のサンプリングって滅茶シュール……。あれで盛り上がれる観客って凄くない…?
承太郎と徐倫が紡ぐジョースターの血統、DIOの寵愛を受けたプッチが継ぐ大悪の系譜
両者は時を越えて対立してきた。ジョナサンが死んでも血統は残り、DIOが死んでも力が残ったように、運命的な対立だからどちらも滅びるなんて容易ではない
だからこそ、血統にも系譜にも含まれない者が必要なのかと思える回だったよ
承太郎の能力すら通じない相手への突破口を開いたのはジョースターではないアナスイ達
全てが上手く行ったわけではないけれど、この3人が居なければDIOを継いだプッチに全滅させられていたはず
それはもしかしたら血統を超えるもの。だからか、徐倫も父の許可ではない形でアナスイの申し込みを許す気にもなったのかな
血統を越えられるなら、そもそもプッチを倒すのもジョースターでなくても良いのかもしれない
プッチにより次々と倒れゆく仲間の姿は運命の終わりを感じさせる。けれど承太郎や徐倫が倒れた後であっても仲間のエンポリオが残るなら何かは終わらない
超加速の果てに謎現象に巻き込まれたエンポリオが最終回で示す運命がどのようなものかとても楽しみだよ
原作既読組としては最終話にこのエピソードを持ってくる采配に驚いてしまうけど、『スリーピング・マーダー』にて琴子や九郎を人らしからぬ存在と描いてしまったからこそ活きる話であるように思えたよ
梶尾達も異質な琴子に想像を膨らませていたがその実態は非常に卑俗的なものだったわけだ
高級鰻店に中学生を思わせる風体の少女が一人。容易に理解できない存在に納得する為にあれこれこじつけ想像を膨らませる
その中では梶尾の計画殺人なんてものまで夢想してしまう
結局それは真実を言い当てていた訳だけど、楽しい食事の席でそんな話を出させてしまう程に琴子の存在は「人ならざる者」
梶尾の体調不良も似たようなものか
異質な症状を納得する為に夢想した果てが「妻を大切に想っていた」なんて勘違い。そりゃ奥さんだって取り憑くというもの
これが勘違いだったように、琴子に対する夢想も勘違い
というか、琴子は初対面の男性に何を語ってるんだ(笑)
エピローグには虚構も真実も推理も何もない琴子と九郎の他愛無い会話
けれど梶尾の勘違いにより琴子がそれ程「人ならざる者」でないと示された事で、買い物シーンやその帰り道は普通の恋人同士の遣り取りに見えるね
他者がどう思おうと二人なりの真実のもとに触れ合いを重ねる琴子達の人生に幸あれと感じられる最終話でしたよ
感情や理解が追いつかない部分は多々有ったものの、艦これなりの鎮魂の物語として、数多の願いを込められた最終回になっていると感じられたよ
敵の猛攻はあまりに激しいから、勝つどころか生きる事すら難しい
それでも戦わなければならない宿命を背負った艦娘達の激闘が描かれたね
ゲーム仕様の友軍が現れた時は本当に驚いてしまったのだけど、史実やゲームで立ち塞がる敵の物量を思えば、時雨達が生きる可能性を広げる為にはあれくらいの支援は必要となるわけで
また、単純にあの状況で海外艦が救援に来る光景を見られるだけでもファンとしては嬉しい限り
度重なる蜜柑推し
序盤にてあれが1YB3Hのモチーフとして使われていた点を思えば、時雨が持ち続けた蜜柑は未来へ連れていく仲間達を示唆していると言えるのかな?
戦いの結果そのものはきっと悲惨なもの。それでもEDで描かれたような希望ある未来へ繋がったのではないかと、そう思える最終回でしたよ……
甘々だけど、臆病な二人による恋愛攻防戦。二人だけだから恋人みたいな振る舞いを幾らしても一進一退のまま変わらない
状況を変えるには外部要因が必要となるわけで
真昼が仕掛けた一波乱。それは互いの進展を急加速させるものになったようで
勢い余ったキス未遂、行為の理由を聞いても核心的な言葉は出て来ない
誤魔化しばかりが上手い二人は、二人のままだからこそ何日待っても進展しない。ならゴールを引き寄せるしか無い
ゴールするまで中身が明かされない借り物。周は当たり障りないもの、真昼は言葉にしてしまえば後戻りできないもの
その変化は急激だから周だけでなく、級友も追い付けない
状況の責任を真昼に押し付けない為には臆病者を辞めなければならない
境界線を越えて自分の想いを詳らかにして。ようやくにして、お隣以上恋人未満の関係からきちんとした恋人になれた二人
一つの恋愛物語として、これ以上にない程に気持ちの良い形で纏められたと言えるのかな
いや、本当に甘々な物語でしたよ!
徐倫陣営に加わった承太郎は時を止める能力を持つ頼りになる旧主人公。過去にはDIOさえ制したのだから、彼の弟子筋に当たるプッチを止めるのも苦もない筈が…
承太郎が翻弄されるに留まらず、彼の存在がプッチを一段上の存在に至らしめてしまうというのは本当に運命的な話
だとすれば、アナスイが彼に徐倫との結婚の許しを形だけでも貰おうとしたのはその類の話とも言えるのかな
実際に結婚が許されるとは思わない。けれど彼女の父に形だけでも許されるなら、アナスイは愛しい人と結婚するに値する人物という運命を得る事になる
それはアナスイにとって救いとなり、力となるのかもしれない
承太郎がプッチに抗う力は殆どない
けれど結婚の運命を得ればアナスイはもしかしたらプッチと戦う力の一助となるのかもしれないが……
加速する時の中で一切の抵抗を許さず、神のように全てを審判するプッチに抗う方法なんてまだ残されているのだろうかと疑問に感じてしまうよ…
今回のコラボはハピアラとピキピキ
第一期では実力を競った間柄。けどあの時はピキピキが一歩上を行った。だからコラボするとなっても、ピキピキに下駄を履かせて貰う形と捉えてしまうかもしれない
それを緩やかに否定していく両者の本気度が良いね
楽曲の一部を担当するとなった時、真秀は「ピキピキの曲」と受け止めたけど、しのぶはすぐに否定していた
それは単純にピキピキに似合う曲を作れば良いと云うだけでなく、自分達の力を相手に受け入れさせるためのもの
だから曲作りは自分を絞り込むような極限へ
これに真秀と麗だけでなく、しのぶも隈を作るしりんくやむにも今までにない自分を高める努力を重ねている
相手に見合う自分になる、曲を作る。互いにそれを行うから、一方的なコラボではなく双方向的なコラボとなるわけだ
それが妖狐の仕業であろうと強盗殺人だろうと長らく信じられたなら、虚構であっても秩序となる
でも妖達の秩序を重んじる琴子はそれを許さない。秩序を崩して有るべき秩序を取り戻す
その冷酷非情な判断がこれでもかと現れた事件だったね…
フブキが偽りの叫びで真相を誤魔化したように、望む秩序の為に有るべき秩序を崩してしまう者は珍しくない
音無澄を殺して家族を守ろうとした一家は場合によっては正しい秩序を持つのかもしれない
でもそこに人の世に有るべきでない存在が混じれば秩序を司る存在は黙っていられない
けれど耕也が言うように琴子の真相解明は本来行わなくて良いもの。話は澄の自殺で纏まりかけていたのだから
人の幸せを願う心が少しでも有るなら崩す必要のない虚構の秩序。それを崩せるなら琴子に人の心が無い証かもしれなくて
事態を裏から手配した六花が見せたかったのはこれかな
琴子は妖の秩序の為なら人の世の秩序を容赦なく崩せてしまう
琴子が妖の秩序を守った裏で、琴子と九郎にとって望ましい秩序に罅が入ってしまったような、そんなエピソードだったね
重力を利用して相手を裏返すプッチの能力、これは別の見方をすると大悪が英雄の立ち位置を奪う、裏返すものとも受け取れるのかな
これに徐倫達は苦戦して一時は劣勢になった。けれど徐倫が表と裏をリンクさせた事で劣勢回避
表と裏の奪い合いは熾烈だからこそ面白い
今回はプッチ視点が多用された事で彼にとってこの局面が受難そのものであるとの印象を強めるものに
だから姿を消した徐倫を焙り出す彼の試行錯誤の成否が気になるし、徐倫の逆転の一手にも頼もしさより厄介さを覚えてしまう
英雄が大悪をどのように打ち倒すかより、大悪が英雄をどう躱すかが焦点となる
一方でやはり彼は主人公ではないから、燃える展開は真の主人公の為に
承太郎の登場により新旧主人公が揃うシーンには大変興奮してしまったよ
役者が揃い大悪が打倒されるかに思えた一瞬、それを窮地ではなく試練と裏返したプッチは只者ではない
新旧主人公の登場は大悪をむしろ強めるもの。ここに来て真の邪悪を表すだろうプッチの逆襲が楽しみで仕方ないね
寒さ故に温もりを求める季節。だから商店街旅行に釣られた旅行案も温かい場所を欲してしまう
ここで温泉旅館じゃなくて友達の家に落ち着くのが凄いというか、ホントお金持ちが友達に居ると行動の選択肢が贅沢に広がるね(笑)
寒さとは気温の低さだけじゃなく、人が閑散としている様にも感じてしまうもの
そういった意味では個々で寒さを凌ぐのではなく、皆で集まって一緒に鍋を楽しむというのは何よりも温もりを得られる方法となったのかもしれない
誰かと一緒なら寒くない
むにがピキピキ参加に良い顔をしていなかったのに、りんくが喜ぶという理由で受け容れたように
しのぶが響子を求めて布団に潜り込んだように
彼女らにとって今回のお泊りはとても温かい日となったようで