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とても良い

国が滅亡の危機に瀕する時、そりゃ権力の近くにいる人間が阿呆な事を仕出かすものだけど、それにしたってここでザナック退場か……
ザナックとアインズの対話はアインズの誰も知らない本音を引き出したという意味では偉業と言えるか。それだけに見終わった後はサブタイトルの重みが違うね

王同士の直接対話、考えるとアインズは純正の王じゃないんだよね。対してザナックは長子ではないけど生まれながらの王族
だから対話にてザナックは王位に有る人間として、アインズの選択の間違いを指摘できる
また、アインズの望む幸せは非常に卑近なもので有り、本質的に王ではないと示しているね

対話後の互いの評価が面白いね。アインズはザナックに理想的な王を見た。だけどザナックは成果を挙げられない自身を王ではなく、アインズを「中身は普通の人間」と評す
4期ではアインズに謹言出来る者の尊さが何度も描かれたけど、ザナックほどアインズの本質を突いた人間は居ない。だからこそ彼の死が惜しまれるね……

ああ、でもよく考えたら、あそこで貴族連中が謀反を選ばずとも魔導国によってザナックは死ぬのか
となると、問題はナザリックの幸福を最優先に考え過ぎるアインズに有るか…

立ち位置を見るにアインズは本質的には孤独な人間である為に判り合える相手を得られないとも考えられるか…



良い

前回の龍園の宣言から始まるCクラスの挑発、他方ではAクラスも動き始めていて…
Dクラスを押し上げる為には行動が必要となる時。そのタイミングで綾小路の戦う理由が消失してしまうとは随分意地悪な展開だ

人間的な感情を備えているか前々から怪しかった綾小路。父親との会話に拠ってそれが再確認された形
これで父親の方も綾小路と親子の会話をするつもりがないのだから徹底している
此処にあるのは一種の理想形。目的の為なら手段を選ばない父と目的の為に手段を最適化出来る息子

気になるのは綾小路がこの学校を選んだ意思かな
最高の教育を受けたからこそ、下らないと切り捨てられたものを学びたくなったと
今回、綾小路はAクラスに上がる事も、軽井沢との繋がりも切り捨てた。この学校に居続けるなら、その判断を間違いと思う日が来ると良いのだけれど……



とても良い

ベリィ達ユーレイ探偵団が怪人ゼロ扱いされた事から始まる危機的騒動。そこから始まる仲間との連携プレイ、両親の手助けは激アツ展開だね
センターやSNSによる総監視社会を逆手に取り翻弄していくノリが本作で見られるとは思わなかったよ!

怪人ゼロは注目を集める存在。だからアニキが上げた画像は大量のらぶが貰えるけど、同時にセンターも動く。拡散する者と削除する者の勢いが拮抗する事で中心に居る探偵団は島そのものから狙われたも同様
逆に言えばその状況は一つの要素で島が振り回されている状況とも言えるから逆転の目が有るわけだ

そうして当初の目的に立ち返るのは面白い
でも以前から取り組んでいた問題なら今更簡単に解決できない。そこで奇蹟ではなく信じる仲間の手助けによって道を切り開く展開とは!
ベリィが奇蹟と思った状況も実はベリィを信じてくれた両親の手助けというね…!
何もかもが熱い展開!

正しさを求める為の嘘を使って別の嘘を暴き出す。手助けの集積が奇蹟みたいな展開へ
見ている世界を偽る島での抗いが島の嘘を全ての世界に見せるまで後少し。童話のような天国マークトゥエインにて探偵団が島の謎を解く瞬間が待ち遠しいね



良い

騎士団とは別の時間を歩んできた秋谷の物語が描かれる今回、ストーリー的には異質で有りながら、前回明かされたアニムスの目的を考えれば、アニムスに立ち向かう上で秋谷の生き様は一つの答えに成り得るもの
全知の神ではなく無知の人と悟った彼の人生は示唆に富んでいる

全てを知り神通力を持つ彼は人を超越した存在。だというのにそうでない人々に教えるより教わる方が価値あると悟った点は面白い
最後の場面で雪待達に何を教えられるかを悩む彼に対して、ザンの方が何を教えるべきか正しい答えを持っていた。全てを知っていても、彼一人では正しい答えは教えられない

だとしたら秋谷が雪待達に戦術よりも助け合いを教えたのも似たような理由かも
秋谷は全てを知っていても、自分が知っているだけ。なら雪待と昴を一人とするのではなく、盾と矛を合一させれば最強にも無敵にもなり、全知を超越する
秋谷が最後に教えた生き様。それは500年を込めた大技だけでなく、その人生観も込められていたのかもしれない

だとしたら秋谷の生き様が手紙と昴の伝聞によって夕日と三日月に伝えられたのも意味があるのかもしれないね
地球を壊そうとするさみだれ、師匠の仇を探す昴。2人の年少者を前にして、年長者であり秋谷の生き様を知った夕日と三日月がこれから彼女らに何を教え、そして何を教わっていくのか。そういった連鎖にも期待したくなる継承が描かれたように思うよ



とても良い


良くない


良い

ラブコメ作品が使えば良い刺激を呼び起こすこと間違い無しの勘違い・思い込みネタを本作が使うとどうしてこうも酷い状況になるのか(笑)
おじさん・たかふみ共に超鈍感という要素も有るんだろうけど、それ以上におじさんはゲームを人生の指針にしすぎだね。そのせいで人を見る目を失っている気がするよ?

ゴブリン退治にてゲーム知識は一切役に立ってなかった筈だけど、あれを「ゲームのお陰」と思えるおじさんの価値観はおかしいね
針鼠の魔物もソニックと勘違いして判り合えると思い込んでしまうものだから、逆に裏切られる展開になるという
限度を超えたゲームへの信頼。でもそれがおじさんの異世界珍道中を彩る要素となっているんだよなぁ

前々から拗らせ暗黒面が垣間見えていたたかふみが魔法を使えると碌な事にならないと判明した後半
これ、藤宮に絡む男が昔馴染みの千秋じゃなかったら、どうなっていたやら…
たかふみの酷い思い込み。でも、昔の藤宮の本性を勘違いした為に2人の甘酸っぱい関係が始まったのだからそれが良い方向に働く場合もあるか

思えば、おじさんもエルフのツンデレ発言を勘違いしたまま。これがいずれ甘酸っぱい感じなったらもっと面白いのだけどな……

そういや、前々からキャストが妙に豪華な本作だけど、まさか千秋役に高木渉さんを充てるとか意味ワカランにも程があるね(笑)



良い

ランポッサ王の判断は何の意味も成さないのか……
フィリップの愚行により事態は誰の制御も離れ動き出してしまった。アルベドだろうとランポッサだろうと理解も把握も不可能。だからこそ、流れに逆らうのが難しい状況で献策したニグレドや王国を助けた謎の冒険者の存在が光るわけだ

ナザリックってアインズ万歳な者ばかりと見ていただけに、ニグレドのようなアインズの考えに反論する存在がいた事に驚き
魔導国の方針、動き出した事態に逆らうニグレドの思想。それは異質だからこそアインズに尊重されるのは良いね
…これで「未来の自分が何とかするさ」とか思っていなければ、芯から良いトップなんだけどね(笑)

ナザリックに逆らって無事に済んだ者は居ない。だから四武器の抵抗も呆気なく終わるかと思いきや…
いやはや予想外な存在が登場したものですよ。誰も抗えない流れを変えた未知の存在がどのように盤面を崩すのか楽しみだね
……ラストのアインズの発言はきっとはったりなんだろうなぁという謎の信頼が有るよ(笑)



良い

試験と櫛田への対策として危うげな取引も存在した中で最終的に勝者となった堀北が行ったのは堅実な取引と堅実な実力の底上げというのは好印象
そこに派手さは無い故に彼女のレベルアップを感じられるようになっているし、同時に暗躍していた者達の底知れ無さも感じられるね

対する櫛田は自ら張った罠に足を掬われた印象
欲張らずに正々堂々と勝負していれば結果は違ったかもしれないが、櫛田は卑怯な取引に出てしまった。故に看破した綾小路と龍園によって惨めな状況へ
まだ諦めないようだけど、もはや櫛田は恐ろしい存在ではないね

意外な展開として綾小路グループの結成が上げられるか
Dクラスの陰に君臨しながらぼっち状態だった綾小路。余計な言葉を発さない彼だからこそ「心地よい」と思う相手も居るのか
勇気ある取引により愛里もグループに参加した。他人を道具と思う綾小路にも安らぎの場となれば良いのだけれど……

取引は対等に利益が発生すれば穏便に進む。片方に負担が生じるなら取引後に痛い反動が来る
綾小路が軽井沢を利用してきた点、試験の為に龍園を利用した点。それらが組み合わさって訪れた危機
なのに龍園の脅威を前に「遊んでやる」と豪語する綾小路の本気が見られるかと思うとワクワクしてしまうね



良い

フィンは最初から『客観』ではなかったようで。皆と同じ物を見たいと縋り付いていた。皆を助けたいと思っていた
それが事実を無視するセンターと主観を誤魔化すアニキにより帰る家を失った。だというのに故郷を治す目的を忘れられない。それがフィンの人間性か

事実として、探偵団はフィンと境遇を同じくしないし、関係もない
でもそれはフィンの認識に過ぎないんだよね。自分の目で見た物を信じる『主観』のハックが、自分達は関係があって、家族だと言うならそれはきっと新しい事実になる
馬鹿みたいな論理。でもフィンに帰る家を取り戻させるに充分過ぎる論理だね

下町の人間性にはこれまで本作が描いてきたデコやらぶに依存する人間性が凝縮されていたね
評価されるとらぶが増える。らぶが多ければ自分は評価され価値が高い筈という欺瞞。それの究極系が目の前の問題や真実から目を逸らし、未来の幸福よりも現状の快楽を優先してしまっている
トムソーヤ島が孕む問題の縮図

百目の巨人は時間や空間が隠す真実を探し当てるから恐れられた。人は見たくない物を言い当てる者を恐れるもの
だから時を超えて、らぶを否定して真実を告げるフィンを下町の住人が否定するのも同様の背景
探偵ではなく怪人と罵られたフィン達は彼らに安らぎを与えられるのだろうか?それともこのまま殺されてしまうのだろうか?



普通

新登場した騎士を深掘りするエピソードの中で気になったのはアニムスの「騎士達は僕と同等の存在になれる可能性を持つ」という点かな
人倫から外れ破壊神を名乗る魔法使い。彼ほどではなくても今回紹介された騎士達を「普通」から外れた者と認識するには充分な内容だったかな

八宵は普通から外れた思想を、南雲は普通から外れる行動を
尋常ではない道を選んでしまうのはそれだけ人倫から外れる可能性もあるということ
その傾向が最も強いのは風巻か。けどアニムスと同じ望みを抱きながら異なる願いへ収束した風巻はアニムスと全く異なる存在にもなりそうだ

ただなぁ……
どうしても思わずにいられないのは、本アニメは唯でさえ映像面で気になる部分が多いというのに、今回はシナリオ面でも気になってしまう点がかなり多かったような…
どうしてこうなってしまったんだろうなぁ……



良い


とても良い

拾ったたわしより安い値段で売られ、雨水だけで7日間も檻の中、猛獣と一晩に渡る激闘…。こんなのが「良いスタート」扱いになるおじさんの異世界ライフってどうなってんの……
てか、人生詰んだようにしか見えない独り言状態の時こそ、大転換点とかホント面白いなこの人(笑)

傍目にはツンデレにしか見えないエルフがおじさん的には苛めっ子のそれとしか受け取れないというのは難儀な話だ(笑)
まあエルフの方だって初対面がかなりアレだったから、ツンデレまで昇華出来た時点で頑張ったと言えなくもないけど
おじさんも「見てない」アピールの後にエルフの服を脱がそうとしたのは悪手ですよ(笑)

一方でおじさんってどうにも面倒見の良いタイプのようで
エルフに好印象なんて持ってないし、メイベルもニート根性が酷いと知っている。それでも朝飯を奢っていたし、現代でもたかふみ達にラーメンを奢っている
そういった人の良さが幾人も惹き付け、多くの視聴者を虜にするのかもしれないね



良い

上に立つ者の苦悩が様々に描かれていたね。ザナックやアルベド、ランポッサ王の様子を見ると、部下が都合良く受け取るアインズが如何に恵まれているかが見えるね
でも、アインズだって上に立つ者として適切な発言をしているから守護者達は付いてくるし、威厳も保てる。それを改めて感じたかな

フィリップも貴族として上に立つ者の筈なのに、どうしてこう愚かなのか…
視野が狭く相手の都合が見えず自分の得しか考えていない。平穏な世なら許されるそれも国が危うい状況では罪悪でしかない
面白いのはその無責任な愚かさを上に立つ他の者達は計り知れない点。本当にフィリップの行動は慮外の代物なんだろうな(笑)

そう考えると上に立つ者としてアルベドやヒルマのフォローをしつつ、下に居るフィリップの暴発を正しく推測できたアインズってやっぱり凄いんじゃなかろうか?
ただ、アインズの視野の広さを実態以上に広く捉えてしまうデミウルゴスとかが居るからお飾りトップ感が強いだけで
デミウルゴスは毎回期待を裏切らない勘違いをしてくれるよ(笑)

内憂外患にて気苦労絶えない王国。ザナックは外を見て、ランポッサは内を見ていた感じか
ランポッサによる驚愕の“良案”、本人は上に立つ者として全ての責任を自分一人が負う形にしたかったのだろうけど、それで家臣が納得するなら国は保っていないだろうし、鞭を振るうつもりの魔導国とて許しはしない
この上に立つ者の判断は下に居る者達を大いに揺るがしそうだ



良い

期末試験への対策勉強が進む中、これまで無かった繋がりやグループが形成されている。これは陽の動きかな
対して裏切りを目論む櫛田を制御しようと苦心する堀北と巻き込まれる綾小路。これは陰の動きか
これまでと比較すれば容易な試験を表に出ない思惑が難解にしていたね

幸村の勉強会に参加したり佐藤から好意を向けられたり。今回は出番が無かったけど軽井沢とは良い感じだし、佐倉も綾小路接近の機会を伺っている
学生らしさが少なかった綾小路の日常に陽の氣が満ち始めたように思える描写がちらほらと

勉強会を主導しつつ自分を狙う櫛田への対処も求められる掘北は気苦労が多そう。そうなるのは誰からも好かれる陽の中心にいる櫛田が陰の氣に満ちているから
陽の場での承認を欲した櫛田が陽を求め過ぎたあまり陰に転じるというのは面白い話

暴発しそうなほど溜め込んだ陰を陽の場で知られた際に櫛田が行ったのは皆を陰に引きずり込んでしまう真実の暴露か…
櫛田としては自分の脅威度を知らしめる為に話した過去。でもこれで綾小路は櫛田の真実という武器を手にした。それが今後どう活きてくるか見ものだね



良い

怪人ゼロ、ゼロ現象、島の謎。諸々の正体は不明ながらも、探偵団は徐々に謎の中心に近づいているように思えていた。チームワークは充分、そう捉えていただけにフィンの告白は衝撃的
マダムの「見える物に頼ってはダメ」という台詞が形を変えて探偵団を襲ってきたようだよ……

カーニーが隠したデータ、カプセルの回収、どちらも一人では成し得ない難題。だから探偵団全員で取り組む必要がある。そういった協調行動はチームワークを覚えるもの
でもそう感じるのは協調の中に自身を置いているとの『主観』や『感情』が有るから。それを感じないならチームワークを覚える事もない

ならデコを使えない『客観』のフィンは協調を深める探偵団をどう傍観していたのかな…
仲間を信じず、真実を伝えず、頼る事もなく。自身を信頼してきた者達を裏切り、正しい人を目指す彼の目的と辿り着く先はどのようなものなのだろうね



良い


普通

熱血系主人公に転身したかのような夕日、その身に宿るのは半月の技ですか
半月が死んだ時は泣けなかった。でもヒーローを託された事で自分を見守っていた大人の喪失を芯から感じたのだろうね
それこそ夕日の少年期の終わりだと受け取れたよ

とても強かった半月の技を受け継いだだけで強くなれないのは切ない話。それはまるで夕日の弱さを改めて突きつけるような
だから夕日に必要なのは三日月が言うように心技体を揃える事。つまりは目的と行動を定める事を指すのかな?
姫の為に地球破壊を目指す夕日、けれどその目標に対しちぐはぐな感覚を感じ始めているようで

獣の騎士団を率いるさみだれと夕日は地球防衛とは全く別の事を考えている。勢ぞろいした騎士団の心技体は既にバラバラ
その中で夕日が演じる役割、それは夕日の心技体を揃える事になるのかな?またその先で夕日はヒーローとして強くなれるのかな?
魔法使いの登場、騎士団の結成にて星砕きの物語は新しいステージに突入したと感じさせるね



全体
良い
映像
良い
キャラクター
普通
ストーリー
普通
音楽
良い


良くない


とても良い

本作はテンプレ外しな展開が本当に面白いのだけど、今回はテンプレだけでなく「普通ならこうなる筈…!」というこちらの予想すら外してくるのだから面白い
一方、作中でその外し被害を最も受けているのがメイベルとエルフになるのだろうね(笑)

おじさんがテンプレと異なる魔炎竜討伐をしたせいで、家も故郷も無くしたメイベル。彼女が想像する労働が温すぎるのは兎も角として、おじさんの助言が良いね。凍神剣の守り手が凍神剣使って稼ぐなんてテンプレ外しにも程がある
でも、そこにこそメイベルの歩むべき自分の人生が有るんだろうね

その後、エルフにもやったアレを繰り返すおじさんは本当に酷い(笑)
メイベルの乱高下するメンタル、エルフの重厚な嫉妬。色々あった末に和解する二人はおじさんの被害者同盟みたいなものか
フラグは一度は立った筈なのに、跡形もなく壊れる。テンプレには至らないけどこれはこれで、という面白さが有るね

転移系作品で多用される転移ボーナス、これを異世界から帰った後に知るというのは間が抜けている(笑)
言葉さえ通じれば判り合える、世が世なら平和に繋がりそうな考えも、おじさんの立場が変わらないなら関係ないか
そもそもおじさんってエルフの言葉とか全然理解してませんよねって突っ込みたくなるですけどね(笑)



良い

部下育成の意味合いが幾らか見られたドワーフ編。何だか終わり良ければ全て良し!な雰囲気を感じなくもないけど、自信喪失気味だったシャルティアの汚名を雪ぐという意味では大成功と言えるのかな?
これに巻き込まれたクアゴアは本当に哀れと言いたくなるけど……

守護者達がアインズの言葉を都合良く受け取るのは今に見られた現象ではないけど、アウラが真相に気付いた上で都合良く受け取っていたのは意外
ただ、それが結果的にシャルティアに後押しされているとの喜びと自分なら出来るというやる気に繋がるのだから世の中判らない

思い通りに事が進んだ訳では無いが上手い結果へ至る
思えばアインズの「出来る上司」のフリもそうした類に含まれるね。本人は明日の事も判らないのに、部下は過剰に良い意味に受け取ってくる
大それた事なんて一切考えていないのに、大仰に受け取る守護者のせいで世界征服の覇道を突き進んでしまうアインズの明日はどうなってしまうのだろうね(笑)



良い

無人島、船上、体育祭等の苦難を乗り越えた堀北はようやく頼り甲斐あるリーダーに育ってきた印象。試験対策も早くに見つかり、そうなれば綾小路の出る幕も減る
だからこそ試験とは関係のない、別の面が強調される回となったのかな

突如モテ期到来な綾小路。裏契約以来軽井沢とは強い繋がりを持つ上に佐藤もですか
それはリレーに拠って認識が改められたからだけど、別口からも改める向きが
腑に落ちないようだけど、勘繰る以上は龍園からの注目度も跳ね上がるのだろうね。それは嬉しくないモテ期だ

堀北が話すは櫛田の過去に繋がる要素。つまり櫛田はクラスを崩壊させる武器を持っているわけだ。また、クラスを支配する龍園の武器は暴力
なら堀北はどうするかと言えば、前回の須藤相手のように対話を自身の武器とするようで
これがDクラスに迫るCクラスの驚異をどのように跳ね除けるのか見ものだね

ちょっとピントのズレた綾小路と軽井沢の会話は微笑ましい
契約以上の意味を見出さない綾小路と契約以上の意味を掴み始めた軽井沢
どこかラブコメのような空気を醸し出した綾小路の周囲、このタイミングで佐藤との距離が縮まりそうな組み合わせとは。試験は単純なのに難儀な問題ばかり増えていくね(笑)



良い

実体のない噂、自分が見たわけでも確認したわけでもないけれど、人々はさも体感したかのように話す。それは真実への無責任と言えるのかもしれない
けど無責任に話していた噂が想像と違った時、人々はどう反応するか。そこに籠められた人間性を追求する面白い話だったかな

根も葉もない噂の殆どは真実の担保も実態もない情報だからハンクが言うように「人の噂も七十五日」で消える
でも消える前に巷間で広まり、人々は真実であるかのように噂を情報扱いして交わし合う。そこには面白い噂も有れば人を怒らせる噂も有る

アナリティカが疑問に感じたのもそういう点だね
噂は噂でしか無いのに、それを真実と思い込み実態と異なる事を許容できない者も居る。それは分析しても明朗な答えが出ない曖昧な領域
だとすれば不確実性にこそ楽しみを見出すベリィの答えは噂と付き合うのに最も相応しい答えだったのかも

体験をネットではなく、紙日記に残したベリィ。あれが鵺の文献のようにいつの日か実態ある情報として扱われるのかもしれないと考えると面白いね

他の点として、噂以外の実態ない情報が気になる。怪人ゼロ、ワトソン、孔雀の羽、マークトゥエイン…。これらの実態に迫る日は来るのだろうか……?



普通


良い

半月の死を引きずる面々の中で夕日だけ引きずり方が素直ではない
彼の喪失にと涙と笑顔を浮かべた氷雨、彼の技を我が物としたさみだれ。彼に助けられた点、彼の死を望んでいた点から正しく反応できない夕日
今回は捻くれ者の夕日が半月の死をどう受け止めるかを描いていたかな

半月の死に正しくない反応を返すもう一人が三日月だね
闘争を求める彼は死にネガティブな反応ではなく、強さを求めるポジティブな反応
三日月の特性は半月の死を正しく受け止められていなかった夕日の本音を露わにしていくものになるね
……ていうか、この時点での三日月ってどう見てもヤバすぎる人間だな…

新たに加わる二人の騎士。どちらも高い能力を持つが故に半端者の夕日の未熟者感も露わにしてしまうね
南雲の正義は戦い続ける理由を、八宵の強さは戦場に立つ覚悟を。そこで夕日が土台としたのはヒーローか
半月との出会いと別れによって呼び起こされた原初の願望。キャラ変したかのような絶叫には騎士としての孵化を感じられたよ



良い


良い

同日に仕事と住居が無くなるなんて人生が詰んだようなもの
でも考えてみれば真奥がこのような体験をするのは二度目。しかも今回はすぐに新たな仕事等が見つかっている
喪失に拠って全てを失うのではなく、笹塚で培われた経験や繋がりが次の道へ至っているね

一方で失うのが初めてとなるのは千穂か
これまでは仕事は一緒で家も会いに行ける距離。でも銚子だと一緒には居られない。だから喪失を前に千穂は決断が求められたわけだ
千穂の母が条件とした「通すべき筋」。これは千穂に恋愛感情ばかりを優先してはならないと釘を刺すものか

「当面の敵を見誤ってはならない」。これは真奥と恵美の関係だけでなく、千穂の恋路にも関わる話
いずれ恵美とは決闘する腹積もり。だからといって今から対立しても意味はないし、アラス・ラムスも守らなければならない
海の家で真奥から仕事を任された千穂、現時点では正しい選択が出来たと言えるのかな

海の家では持ち前のバイト力を活かして設営を良い感じに進めていたね。やはり真奥はこういう事をしている時の方が輝いて見える
が、突如訪れた不穏な空気。イマイチ話の流れが見えないのだけど、この事態にもガブリエルが関わっているの?



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