人類のために東ドイツを捧げる、それもあるいは間違っていないのかもしれない
人類の敵と言われようとも、しかし、もっと身近な愛する家族や仲間たちとの幸せを信じたい
たとえ大局的に現実的な最善の選択肢であっても、すぐ隣にいる人たちにとって歪んで縛られた国の未来は受け入れられない
多くの血と涙を流してしまったが、誰もが幸せになれる未来を照らす最後の灯火を彼らは守り抜いた
ようやく救い出したアイリスディーナ大尉の死はとてもつらく悲しいものだけれど、きっと何の痛みもなしに理想を守れる程世界は優しくないこともまた事実であるのだろう
それでもまだ行く先の分からぬ道は続く、彼らの未来に幸あれと願うばかり、悲しみの涙を喜びと祝福の涙に変えて彼らを見送りたい
ここに来て、また二転三転するとは
ソ連の傀儡に陥るかと思いきや、シュタージによる諜報と暴力の国という未来が迫る
謀略と戦闘が入り乱れる中でなおテオドールたちは未来ある国、正しい在り方の上にある国のために一筋の光を諦めない
「人は変わるんです」
ギレーヌ然り、エリスやルーデウス自身も同じように
エリスはドルディア村で獣族の子ども相手にお姉さんみたいな立ち位置になって剣を教えることでまた少し大人になったように映った
七大列強とかいうバケモノって例の離散のきっかけの大爆発の時に色々出てきたやつらと関係あったりするのかしら
ピースのがんばれって絶叫とマーチの泣きがとても良かった
こういう導かれたセカイのクライマックスじゃなくて、日常の中にある諦めないとか頑張りとか友情がプリキュアのとっても良いところわね
大事なのは勝ち負けじゃなくて、どう頑張って何を得るかってこと
たとえ勝負に負けても、お互いの頑張りを称えられるのはとっても素晴らしいことでじーんと来ちゃう
キュアビューティが真面目くさって勉強ばっかしてることに迷っちゃう回むちゃくちゃ刺さっちゃう
高村光太郎の詩とかなんやねんって思ったけど、むちゃくちゃ至言が飛び出してきてびっくりしたわ
連邦の人間とエイティシックスの間のちぐはぐ
見ている世界がまるで違うよう
しかし、エイティシックスの求める生き方はそれはそれで尊重すべきものであろうが、果たしてそれは正しいのだろうか
殺しすぎて地を浴びすぎた末に心を鉄と化したキリヤ、それはまるでシンの未来のようで
「俺の絵に説得力があったらあんなこと言わせなかった」
刺々しいジレンマ
人の見ようにもよるとこのある芸術において自分の絵を信じるってあまりに難しい
若干久しぶりの佐伯先生が聖母に見えてくる...