様々なキャンプ場へ出向く彼女らにとって移動手段は道中の楽しみ方を左右するもの。そこへ一石を投じるアイテムが
ロードバイクとはオートバイ等に比べたら一段劣る印象を抱いてしまうけど、あおいが自由に乗りこなす様子を見るに、これはこれで道中を楽しくしてくれそうな印象を覚えますよ
一般的にイメージされる自転車とは乖離した性能を持つそれは使用者を興奮させる物のようで
最初は近場のコンビニへ行くだけのつもりが、千明が居るキャンプ場まで向かわせてしまった
パンクやらお尻やらの反省点はあおいを辟易させるものにならず、むしろこれから味わう様々な道中を楽しみにさせるものになりそうな
合流したリン達の足はスクーターに車、軽い気持ちで離れた場所まで行動できる
遠くに見えた笈形焼きまで足を伸ばせば蘇るのは昔の思い出。小さな頃は親に連れて来て貰っていた。今では自分で来られるように
遠くに有った景色を楽しみつつ、遠くまで来れた自分の変化をも楽しんでいるように感じられたよ
移動手段の豊かさはそのまま次に訪れたい場所への想像をさせるものに
また明日会う約束、大文字焼き、レトロ電車、来年の花見…
なでしこ達がこれからの様々を楽しみに感じているように、視聴者的には次回描かれるお花見キャンプで繰り広げられるだろう楽しみへの期待が膨らむ回であるように思えましたよ
「覚えていない」と言われたからってロキシーの眼前で嘔吐するルディヤバくない……?
さておき、その擦れ違いは二人の成長の違いが関わっているような。ロキシーはあの頃と変わらない見た目、ルディは好青年へと成長した。ただ、問題なのは変わっているのは見た目だけじゃないという点が後々響いてきそうな…
それでも変わっていない点も有るから、ロキシーは戸惑いつつ在りし日のような関係をルディと再構築出来たのだろうね
構って欲しくてウロウロして、頼られたら嬉しそうに近付いて。ルディ視点では変わらない師匠との懐かしい交流。でも、ロキシー視点では逞しく変わった青年との慣れぬ交流となるわけだ
その違いはそのまま想いの違いへと直結するね
端から見ている分にはロキシーの中でどのような想いが醸成されているかは容易に判る。パウロの助言もそれを示唆するもの
ルディはエリスではなくシルフィを選んで今の生活を手に入れた。その時の選択を思えば、更に別の役割を持つ少女を傍に置く事は可能と言えるのか?これはこれでルディにとって一つの試練となりそうだ
でも、その前に次回タイトルが不穏…
滝に質問できる時間も活用できず、部員への説明も不満が残り、幹部間での燻りも明らかになった。今の北宇治は全てが正しく回っていない
解決策は何なのか?その真っ当過ぎる疑問の果ては「全国金を取れる演奏とは何なのか?」という苦悩へと行き着いたような
誰も答えを持っていないから藻掻くしかなくて無様になる
滝を信じるか、信じないか。久美子と麗奈を分かつその問題は他方で信じた先に何があるのか?という隠れた疑問が存在する
麗奈は信じれば金を取れる、1・2年は信じても金は取れないとの認識差。そこに部の経営論が絡むから問題の根源を曖昧にさせた
誰もが北宇治で金を取りたいと思ってる。でも、北宇治に無かった手法が誰をも迷わせた
混迷を極める諸問題をずばっと分離してくれたのがあすかとは…
彼女は正論と我儘の二択を授けているね。でも、久美子に最も響いたのは別、誰もが迷っているという点。また久美子とあすかの関係における成功談
久美子があすかにぶち撒けた言葉は正論等では全く無かったが、彼女を動かすに充分な熱量を持っていた。根源の話には正論をぶん殴る力が有るのかもしれない
久美子が本番前の語るのも正論でも解決策でもなく、情けないまでに迷いながらも全国金を求める根源的な欲求
だから苦労を共にした緑や葉月が真っ先に呼応して、それが部全体に伝播していく。何故なら全国金を取りたい想いは皆同じだから
これまでと異なる形で告げられた次の曲の開始、関西大会で彼女らの曲は終わらないのだと感じられたよ
天使だからとか、雪女だからとか、そういう理由じゃなく何か足りてない部分のあるとわやのえる。その在り様はネガティブなものでなくポジティブな人柄に繋がっていると思うのだけど、それはそれとしてこれまで足りてなかった要素が加わる瞬間は何時にない輝きを放っている
そんな風に思ってしまう回なのでした
とわは怒らない、というよりニコニコしている時間が多い彼女は、だからか森太郎にも善い日常を提供している
彼女が怒ったりネガティブな感情を抱くだなんて想像が難しい。だからこそ、森太郎がのえると仲良くしている風景を見てむくれている珍しい表情には思わずニヤニヤしてしまったり
なのに、その感情を引き摺れず自分に戸惑うなんてやはり可愛らしい人ですよ
友達という存在に過度に幻想を抱き、その対象が現状は森太郎に限定されているのえるはとわ達に面白い認識を抱いていたようで
確かに友達の友達って何時の段階で友達になるか難しいけど、だからってあのタイミングで暴露する感情じゃない(笑)
のえるはまず友達作りじゃなく、自分が他人に抱く感情の整理から始めた方が良いような気がする(笑)
人型怪獣という最近のトピックスに対し保科が思いを馳せていたら、新たな人型怪獣が基地襲撃を仕掛けてくるというね…
こういった部隊系の作品で基地が襲撃されるEPは割と終盤に多い印象である点を考えると今回の襲撃が常識から外れたものであると嫌な程に伝わってくるよ…
基地襲撃、ミナの不在、知性ある人型怪獣、大量の翼竜…
どれを取っても容易ならざる案件。かと言って、すぐにカフカの出番とならず、各隊員が協働して殲滅に当たる様子は燃えるし、協働で倒せない敵をキコルが圧倒的パワーで捻じ伏せる様には更に燃えるね
また、他とは全く異なる戦闘模様となる保科と怪獣10号の戦いには魅せられる
これが隊長格なのかとも、これがナンバリングされた怪獣なのかとも、どちらの意味でも驚嘆させられる
だとしたら、戦闘力とは別の意味で周囲を驚かせる変化を見せた怪獣10号が持つ恐ろしさに保科は果たして並び立てるのだろうか?
前回に続き、お花見キャンプより一足先に春の訪れを堪能するようなEPに
本格的なソロキャンをしているのではなく、それぞれが別行動しているだけである為に早春の楽しみ方も様々に映し描いていると感じられたよ
本作はグループ行動も楽しければ単独行動も楽しめる作品ですよ
一足先にという点では新学期になれば本格登場する後輩組も顔出しされたね
まだ本格的にキャンプ活動に絡んでいるわけではない二人からはキャンパーの匂いはしない。それだけに彼女らがどのようにしてキャンプの楽しさに目覚めていくかをワクワク期待しててしまう。まあ、その光景に関してこそ、春を待てという事なのだろうけど
春探しは意外なものをもリンとなでしこに見つけさせるね
リンは小さい頃の思い出の場所を、なでしこはレトロ電車の設置場を
特になでしこにとってはレトロ電車の情報が次のキャンプ目的地選定にも活きてくるのだから、こののんびりとしたお出掛けは想像以上の拾い物が出来たと言えるのだろうね
千明は場所取り兼ねてのソロキャン、趣味人な彼女だからこそ一人時間の過ごし方も趣味を突き詰める形に
カクテルにパラコード編みとは、少しの工夫で高尚な趣味かのよう。…そこで少しの失敗が含まれているのは彼女らしいけど(笑)
それにしても、出鱈目回想でもないのにあおいはどうやってあの場に混ざり込んだのやら(笑)
久しぶりの親子の対面は以前とは少し異なる光景となったようで
あの時はどちらもまだ子供な部分が有った。しかし分かれて過ごしていた時間が互いを成長させているね
パウロは確かに相当参っている。けれど自暴自棄にまで至らず相手を見る眼を残している。それがエリナリーゼへの謝罪にも繋がったのは大きい
時間がそれぞれに成長を促したなら、皆が揃った状態で得られるものも前進を含ませたものになる
ゼニスの安否や迷宮に関する情報は全く進展が無かったが、ルディが旅の過程で得た書物が攻略を進めさせる。更にルディの結婚や兄妹の再会はずっと離れ離れだった家族の時間を再始動させる
彼らにとって時間経過が良い意味で影響しているのだと判る
一方で不安な時間経過と言えるのがロキシーの消息。ヒントも何も無く迷宮で1ヶ月間も行方不明、ルディにすればもっと長い期間彼女と会っていない。彼女の事で判るものなど多くはない
だからこそ、迷宮内で覚えた僅かな違和感からロキシーの居所を探り出し、ピンチな場面にて颯爽と助け出してみせたシーンには感動してしまったよ!
何と言うかシルフィとは違った方面での真ヒロイン登場といった印象でしたよ
炭治郎の前では柔らかな表情が出来るのに、他の隊士には手厳しく淡白な態度を崩さない無一郎の姿は近寄り難さを意識してしまう
それは思わず改善させたくなるが、これが稽古であると理解しているが為にむしろ無一郎への理解補助に徹した炭治郎は良い仲介役となったね
夜間行われた柱同士の稽古で示されるように、隊士への稽古は柱の稽古にはならない。それは実力差を考えれば仕方ないかも知れないが、本来はこちらにも意味があるべきで
炭治郎があの顔をした時には少しビビったが、まあ良い結果にはなったのかな?
剣の腕では競えなくても、紙飛行機なら楽しく競い合える
隊士の底上げを行って、一人でも生き延びられるようにする柱稽古
だから稽古にすら付いていけないと思わせたら失敗で
剣の実力とは別の方面だけど、誰よりも長く飛ぶ無一郎に食らいつこうと皆が楽しく研鑽したあの瞬間こそ、確かに柱稽古の意義を感じられたシーンであるように思えたよ
必要以上に亜季や依に突っ掛かり学生バンドらしからぬ演奏を披露する志帆の思惑は誰にも見えてこない。そうまで頑なだとまるでこちらに落ち度があるかのように感じてしまう。亜季が陥ったのはそういう心境
亜季と志帆だけなら解決の糸口が存在しない関係、そこにバンドメンバーとして依達が関わる事で突破口が開く展開は良いね
SSGIRLSとローレライが本格的に対立を始めるなら、両者に関わるひまりも自然と因縁に関わってくる
亜季にとってSSGIRLSの関係が突破口となったように、志帆の後輩として懐くひまりの関係も突破口。無遠慮な興味ではなく知る為に聞こうとする姿勢。そんなひまりだから志帆も容易に明かさない過去を話してしまったのだろうね
原作既読組としては、キョウを出すならどこまで映像化するのかと気になってしまうが…
世界一のバイオリニストになると自惚れていた志帆の前に現れた『本物』キョウ
それは志帆の心を折るだけでなく、存在理由すら否定する大きな壁
キョウの居ない場所を新たに戦う場所と選んだのは代償行為か反逆行為か。キョウと持ってしまった関係が志帆に突破しなければならない壁を作らせてしまったのだとしたら因果なものですよ…
闘牛めいた突進で相手の事情に突っ込む仁菜の棘は以前に言及されたけど、少し似た棘を持つのが智だったのか
方やバンドを固める突進型、方やバンドを壊す直言型。仁菜は自分は間違ってないと暴れ続けるが、間違っていると突きつけられた智はそうは行かない。人に対して臆病になってしまうと…
思った事をズバズバ言ってしまうのに、だからこそトゲナシに対して何も言えない智。そんな彼女にルパは良い同居人として寄り添っているね
でも彼女は智の為だけに行動しているわけではなくて
また、それ以上に自分の為に行動しているのが仁菜かな。クーラーが壊れたからって2件もメンバーの家を梯子する精神はそうそう真似できるものではない(笑)
なら仁菜は他人の気持ちや言葉を一切効かないタイプかと言えばそうではなく
その証明と言えるのが智にギターの腕前を聞いたシーンだね
仁菜はルパではなく智に聞いた、彼女の感想を知ろうとした。そこで智だけが逃げたなら、ズバズバ言ってしまう性格が間違っているのではなく相手と向き合わない姿勢が間違いという事になる
仁菜は智に否定されたのに、すばるにも桃香にも聞きに行った。それは闘牛的でありつつ、諦めない本気を感じさせる。その本気がバンドを強くさせる
智だって臆病を飲み込んで、本気で向き合えばバンドを強くさせられる
「詰まんない」の直言に「だよな」と返してくれるバンド、智がほんとうの意味でトゲナシトゲアリの一員になった瞬間に思えましたよ
冬は終わり春の季節。そこで直ぐ様に春キャンへと移っていくのではなく冬の間にできなかったキャンプ模様に想いを馳せる様子が描かれていたね
ソロキャンの醍醐味は一人時間を楽しみつつ寂しさをも楽しむ事。その意味ではキャンプ中のリンがなでしことの約束を思い出すのは春と共に訪れる楽しいキャンプを想像させる描写となったような
リンのソロキャンはとても静かなもの。他キャンパーとの交流があってもそれはメインとならない
印象的だったのはそこに在るものから無いものに想いを馳せる行為。捨てられたゴミからキャンパーのマナーを想像し、キャンプ場からなでしことの約束を思い出した
…流石にイタリア人は別枠だと思うけど(笑)
リンのキャンプはそういった時間
なでしこのドライブは春の足音を探しに行ったかのよう
前々から春の訪れを待ちわびていた彼女だから敏感になる桜の咲き具合。今の時点で充分楽しんでいるように見えるけれど、彼女が最も楽しみにしているのはリン達とのお花見キャンプなわけで
なでしこはなでしこで此処にあるものを通してまだ無いものを楽しみにしている
それぞれの姿勢で春のキャンプを待ちわびている二人
また、視聴者にとっても、まだ見ぬお花見キャンプを想像させる余地が生まれる時間となったような
特にリンやなでしこが用意した美味しそうな食事はお花見キャンプで披露されるだろうキャンプ飯への楽しさを沸き立たせていた用に思えますよ
本物の戦闘をその目で見て、人を殺した銃口を向けられた。また、街を歩けば死体を目撃して
以前のように戦争ごっこに興じる訳にはいかないアルが選んだのはバーニィと一緒にガンダムを倒す道ですか…
戦争への認識が少ないから、身近に触れ合った者を味方と思う、そこにはどうしても子供が戦争に関わる事の危険性を見出してしまうよ……
一方で戦争の恐ろしさを身に沁みて思い知ったのがバーニィか
自分の失言から仲間を失い、もはや任務続行も不可能。更には核弾頭攻撃も近付く
恐怖の渦中にいる彼がこれ以上あの場所に留まる理由は無い。それを理由があるかのように訴えてくるのがアルだね
人死の痛みを知ったばかりの彼はその事態を避ける事ばかり意識する。戦う力があるとの彼の嘘を信じ込み、バーニィの不誠実を責め立てる
残酷な点は縁のない筈の土地でバーニィがせめて守りたいものが出来てしまった点か
一時は弟分のように過ごしたアルがそうだし、魅力的なクリスにも出逢ってしまった。何より仲間達に報いたい
勝算なんて無いのに頼りになると嘯くバーニィ、あの瞬間だけは彼の未熟さが鳴りを潜め戦士に成りきってしまっていたように思えるよ…
魔大陸に飛ばされた時と違い、今回の旅は自分の意志での出発。だから何も持たずに始まるのではなく、何を持っていくか選ぶ事が出来る。この点でルディが魔法大学で得た諸々が強調されたように思えたよ
その象徴がナナホシから貰った転移魔法の地図であり、ルディが帰る場所であるシルフィの存在なのだろうな
得難いものを得たのはエリナリーゼも同じ。旅に出る気持ちが揺らぐ事はないが、クリフが居るから帰って来る気持ちが高まる。結婚の約束なんて旅のお守りかのよう
一方で彼女の呪いは本当に大変なようで。序盤の夜はどうにか耐えられても、日が経つとどうにもならない。その光景はルディにとっても帰る気持ちを高めるものになるね
簡単な旅ではない筈が、旅慣れた実力者であるルディとエリナリーゼが協力している為に安心感がある
でも、旅の目的は砂漠ではなく迷宮で。ヒトガミが後悔すると口を酸っぱくして忠告したベガリット大陸での冒険、ルディもエリナリーゼも旅のお供に帰る気持ちをしっかり持って挑んでいる。その上でどのような後悔が待ち受けているのか恐ろしいよ…
中二病のようで居て本物の吸血鬼。日光で灰になるようで苦手なだけ
リリーシュカはちょっと話しただけでは正体が全く判らない、というか誤解してしまうタイプ。その傾向は正体を隠す意味では有効だけど、一方で友達作りにおいて難点となってしまう点が描かれていたね
少し交流しただけの森太郎を追って家屋に侵入する行為は普通にヤバいけど、それだけ彼女が森太郎の匂いに参っていた証拠とも言える
その無茶苦茶な行動力は誤解を増長させるもの。また、彼女は多弁だからか表面的な問題を誤認させる言葉も発してしまう
そうした性質は優しい対応が多い森太郎ですら彼女を拒否する背景となってしまう
彼女を理解するには吸血鬼がどのようなものか知る必要があって
雪女であるのえるが場に現れてくれたのは良い転換点。また、他者が闖入した事で落ち着いて話を聞く土壌ができたね
リリーシュカの人柄を知れば彼女を拒否する理由はなくなる。思い違いを改めてもらい、家に招待された彼女の表情は良いものでしたよ
遂に、遂に…!というのが最初の感想
前回のEPにて久美子と真由は和解か絶縁か曖昧な一致を見た。けれど、限られた椅子を前にすれば真由は揺らいでしまう。それは彼女が本質的には久美子だけでなく、喜びの顔に依存しているからなのだろうと思える
久美子はそれを北宇治の為にならないと考えた。でも、真由がどのような光景を生むか本当の意味では想像できていなかった気がするよ…
積み重ねられる真由の高評価や久美子への注意は久美子の立場の危うさを感じさせた。トドメと言えるのは真由の直訴、久美子の為には真由の辞退が必要
久美子が少しでも自分本位であれば乗ったかもしれないが、彼女は部長として全体を肯定しなければならない。北宇治という全を肯定し、久美子という個を過小に扱わなければならない
彼女は理想を体現しようとする
一方で個の尊さを身を以て味わったのが緑と求になるのかな?
二人にどのような会話が有ったかは推測するしか無いけれど、他者に明かさない秘密を月下で味わう姿には、二人だけがあの瞬間に浸った想いが有るのだと思えた
また、そんな二人に自分の為に用意した特別なジュースを分ける麗奈や奏にも二人の個を尊重する姿勢が見えるね
個より全を尊重せざるを得ない久美子が忘れていたのは自分の立場。朝になってから最後の合宿だなんて…
でも、三年の彼女にとっては関西大会も最後。勿論、全国に進めれば続きは有るが…
真由の躍進は果たして順当か侵食か。北宇治が全国へ行く為には必要と言えるのか、それとも我を見せるのか。久美子にとって最大の試練が訪れたように思えますよ
SSGIRLSに敵意を向ける志帆の存在は本作において異色。亜季や依と馴れ合う余地を持たない彼女は本作の空気感から排斥されたって可怪しくない。なのにわんこ属性のひまりが懐いて、志帆の別の面が見えてくる構図は面白い
それだけに彼女の本性が見えるライブ模様が尚更鮮烈に映る
ひまりと依の関係は既に安定している印象
だから彼女らに波乱が有るとすれば、それは外からやって来る。ただ、その波乱がひまり以外の者にとっての波乱である点は特徴的か
今の依にとってバンドもひまりとの関係も崩したくない。だからって、志帆を知ろうとするのは彼女らしからぬが、そこにも依の変化を見れるね
亜季にとってそれは妙な期待を抱かせるものになったようだけど(笑)
膝を抱え心を隠す志帆の内面は回想を経ても見えてこない。だから依達は現状を続けるしか無い。そうして生まれた明確な差が示されたステージから得られるインパクトは凄まじい
けれど、それすら志帆の内面には踏み込んでいないというね…
必要以上に亜季へ敵意を向ける志帆の想いの根源には何が有るのか気になってしまう回でしたよ