本日の夜実況。先の展開のネタバレを毒を含む。
ドキプリ自体は、問題を差し引いても余りあるよさがあると自分は思ってるけど、言わずにはいられないこともある。
キュアエースの鬼コーチっぷりは嫌いではないんですよ。だから「強くおなりなさい」は悪くないんです。
そんな普段のキャラと「ばきゅーん」とのギャップも面白い。
ただ、レジーナのことを最後まで敵と言い続けたあなたに、キュアハートに対して愛を語る資格はあるのですか?
最終局面で愛であるとされた境地には、いまのキュアハートのほうが近いのではないですか?
それはこの回が悪いのではなく、きっと終盤の畳み方に雑なところがあったのだろうなと。
本日の夜実況。
まこぴーがレジーナに「わたしにも伝わったわ、あなたの気持ち。ありがとう。マナを助けてくれて」と。
前回の、キュアソードがレジーナを助けた真相がこれか。だからまこぴーは、レジーナが目の前でジャネジーに染められても、根っから悪なのではないと信じられる。
そうなんだよ、この回でのレジーナの行動に関わらず「レジーナは敵か?」問題は一旦ケリがついている。だから、どうかこの問題を蒸し返さないでほしいものだが。
ロイヤルクリスタルは結局、キュアエースの変身アイテム「ラブアイズパレット」のパーツとして落ち着いた。
レジーナが、自分には益がないクリスタルを欲しがっていたかと思うと気の毒だw
本日の夜実況。ラスト近くのネタバレあり。
ラス前回、キュアハートの生徒会長名乗りと「それが愛だよ」。
「この21話をなぞっているのかもしれないな」と今さら気付いた。
キュアソードが、キングジコチューの雷からレジーナを救って「怪我はない?」と尋ねたところは名シーン。
誰よりもレジーナを憎んでいたはずのキュアソードだが、本当はもう気付いているのかも知れない。憎むべきはレジーナではないし、もしかするとキングジコチューですらないのかも?
異界の仲間と共に再び祖国に戻ってきたキュアソードは確かに成長していた。
昨晩、2回目を観てきた。
以下ネタバレあり。この作品だけでなく「魔法つかいプリキュア!」ラストのネタバレも含む。
プリキュアたちが「城」に向かう、ロードムービー的な旅路が特にお気に入り。
本作に4つの「チーム」が存在することは上映前から知らされていたけど、これによって、チーム毎にシリーズの垣根を越えてプリキュアたちが交流していくシーンがよく描かれている。
かと思えば戦闘シーンも素晴らしく、TV本編では見たこともない大胆な構図のシーンの連続で「これぞプリキュア」という躍動感に満ちている。
劇伴も全体的によかったけど、前半の旅路のシーンは特によかった。「このパートだけが最後まで続けばいいな」と割と本気で思っていたw
ストーリー上の動きは主に「城」以降に集中していて、全体のストーリーはシンプルであることに気付いた。
トロプリ秋映画「雪のプリンセスと奇跡の指輪!」にも感じたことだけど、こうした工夫によって「プリキュアらしさ」をこれでもかと詰め込むことができたのかもしれない。
キュアシュプリームが正体を現したとき、かの者はこの世界の成り立ちについても種明かしをした。
ここで前半の旅路パート丸ごとを「茶番だった」と言わんばかりに切り捨てたけど、自分にとってはこの作品で一番良かったシーンが否定されてしまったわけで。
おまけに「実験場」だの「自分の強さを証明する」だのと痛い台詞まで言い始めるし、「ここまで最高だったのに、急に安っぽい話になっちゃったな」というのが、初見での偽りのない感想。自分は悪役に対しては割と「まごうことなき悪人ではあるが、言っていることに一理はある」という共感を持ちたいタイプなので、自分の強さを証明したいなどという至極どうでもいい動機には共感しない。
実はまさにここが肝で、プーカが「変わり始めていた」と言っていたことからもわかる通り、シュプリームは人と「つながる」尊さを理解したくてもできずにもがいていた。
この作品には様々な「F」が込められていただろうけど、一番大事なFはやっぱりフレンドだったのだろうな。一周回ってド直球だけど。
ところでシュプリームは、世界を破壊したり創造したりできる創造主、いわば神の立ち位置だった。
プリキュアでは世界観を語るにあたって、神というワードを頑なに使わないけど、この場はあえて「シュプリームはかの世界の神であった」として話を続ける。
本作にはシュプリームと同じ立場の女神が登場した。言わずと知れたキュアフェリーチェである。
彼女はプリキュアたちに育てられ、日常の尊さを通して女神としての善性を身に付けていった。そして彼女は、自分の世界に戻ればその世界を守っていかなければいけない創造主なのである。
そのキュアフェリーチェが劇中、シュプリームに対して「あまねく生命に祝福を」と改めて言ったが、それはどんな気持ちだったのだろう。
まほプリの世界でキュアフェリーチェが善性を身に付けていく過程は、神々ですら抗えない世界の因果だったのかもしれない。この世界観がまほプリの尊さのひとつでもあると自分は思っているのだけど、かたやこの作品のシュプリームの精神性は未熟なままだった。
案外、「プリキュアたちからお仕置きを受ける」ことこそが、シュプリームが従わなければいけなかった因果だったのかもしれないなw
昨晩の夜実況。
レジーナとマナの和解シーンはとてもよい。
もっとも和解と言っても、マナはずっと受け入れていて、こじらせていたのはレジーナの側だけど。
キュアソードはレジーナに対し「わたしはやっぱり、あなたを信じることはできない。でも、あなたがいなくなると、マナが悲しむから」と言った。
祖国への思い、キングジコチューへの思い、マナへの思い。矛盾する板挟みに押しつぶされそうなところ、言ったときの表情は晴れやか。反省しているレジーナを見たら、もう憎めなくなったのかもしれない。
夜実況と、 #キュアダイヤモンド生誕祭 を兼ねて。
月初に観たばかりの回なので感想はそうそう変わらないから繰り返しになるけど、嫉妬を誰しも持つ感情であるとして、前向きに受け止めていくのは新しいなと。
六花の当番回というつながりでは、先日観たばかりのかるた回(14話)と見比べ、やはりママの存在が大きいと感じる。
ママ本人やママの職業への憧れ自体は前向きに肯定し、それをアイデンティティとして消化していくのが六花回の醍醐味と感じた。
この回にも盛大にフラグを立てていたと感じていたところ、遂に盛大に回収されてしまった。
主人公のことが全く好きではないけど、さすがにこの回では誠実だった感じている。
本日の夜実況。
実は成田回だったと知った。
言われてみれば確かに、このおふざけには成田さんらしさを感じる。面白いんだけど。
クリスタルの数が1対4なのに何故か条件が対等なことや、対等どころか、レジーナが自分に有利なルールを決めていることとか。
悪条件を呑んででもなお、戦いを避けたいというマナの気持ちもわからなくもないけど、それにしてもよく付き合ってられるなぁと。
結局クリスタルは、揃った時点でどこかに飛んで行ってしまった。お互い、ここ何話かの争奪戦が全て水の泡。
六花がよく言う「どこから突っ込んでいいかわからない」w
だけどこの回、作画はいいんだよね。「良い」はこの作画に対して。作監は上野ケンさん。
最速上映にて初回を鑑賞。
パースの効いた目まぐるしいアクションシーン、これぞプリキュア。
作画のよさを例えるなら、トロプリ29話のような熱さ。
このあと何度か行くはずなので、細かな感想は次回に譲ります。
本日の夜実況。
岡田がまこぴーに対して「必ず、アンに遭いに行こう」という。
背を向けたまこぴーがその呼びかけにうなずくシーン、このシーンだけで「とても良い」。
線路がない場所を走る汽車と聞いて、北斗の拳の神回に登場する南斗列車砲を思い出した。(最近観た)
この回のジコチューは、汽車を運転させてとわがままを言うクソガキのジャネジーから生み出された。ひどいw
もっと気の利いたこと言ってくださいよ、まったく押しが弱いね!
と思っていたら、三重さんはなんとなく気付いてしまった。結果オーライ。
3人×3人。他のペアの状況も楽しそうだったので知りたかった。
フレッシュプリキュア!の遊園地回、よく似た状況を思い出したりして。
1日過ぎたが、 #キュアトウィンクル生誕祭 として。
この回をトワっちの当番回として観ることもあるけど、今日はきららの当番回として。
新雑誌の立ち上げという大仕事が舞い込んできて、モデルとしても充実しているきらら。
仕事が詰まってきた時にゆとりがなくなって、仕事以外のことが色々と雑になったりしがちという反省は自分にとっても身近なもの。
それにしてもやはりトワっちへの面倒見はよくて、きららの根は真面目なところがよくわかる。
きららとトワを同室にという脚本上のアイデアは素晴らしい。
姫プリのメンバーを横並びにみれば、ふたりは一番遠い関係になってもおかしくない。この采配がなければ、ふたりの関係にスポットが当たることはなかったかもしれない。
本日の夜実況。
赤目レジーナが初登場。キングジコチューの娘と友達になるのは、やはり一筋縄では行かなそう。
ジョー岡田の正体が王国の騎士であったことも明らかに。まこぴーに続く2人目の王国側の人物であるが。
新事実が次々に明らかになりつつも、今一つ物足りない。
ロイヤルクリスタルの情報をもう少し明かしてくれないと、このヒートアップしている争奪戦にイマイチ入り込めないところはある。
少し間が空いてしまったけど、今夜は「ダイ爆発!!!」後編分。
前回、ダイがほとんどの呪文と契約できたことが原作より強調されていたが、この仕込みが無事に回収された。
久川ボイスのレオナが「それ才能ある証拠だよ」と。毒で死にそうな状況でもダイを元気づけることを忘れない。泣かせる。
本日の夜実況。
「本当の友達は、本音をぶつけるんでしょ。だから、ぶつけてみたんだけど」
果たして、まこぴーの沸点は低かったか?いやいや、自分は彼女の最大限の譲歩や寛容さを買いたい。
立場的に絶対に受け入れられないレジーナを、マナの直感にも一理あると顔を立て、一旦は受け入れたのだから。
レジーナに憤って、まこぴーが人目もはばからずキュアソードに変身(武装)したシーンには緊張感があった。
このシリーズのメインテーマに関わる一番大事な問題提起が、ともあれこの回にて行われた。
「ごめんで済んだらプリキュアは要らないわ!」は草。
本日の夜実況。
王女探しという使命の為に始めたアイドル活動だが、今やその仕事自体にもやり甲斐を感じている。
責任感が強く、ダビィがいつも言っている様に、何ごとにも全力なまこぴー。そんなまこぴーを応援したくなる回。
レジーナがキングジコチューの娘であることが明かされた。
祖国の敵の娘であるレジーナとも友情を築くことができるのか?言わばシリーズの本筋が、この回から始まっている。
#シャイニールミナス生誕祭 として視聴。
同い年である大輝少年との出会いから、普段は妹キャラであるひかりの素顔が観られる回。
素顔というのは、表情の作画という意味でも。とてもよい。
自然を愛でたり、大輝少年から親子の愛情を感じ取ったり。
そこから、なぎさ、ほのか、アカネさん等。身の回りの人たちとの縁を改めて感じ取ったり。
本人も知らないうちに、ひかりはクイーンとして、虹の園への愛情を深めていたのだなと。
大輝少年の親子のつながりと対比する形で現れたのが、例の「洋館の少年」。
ひかりの肉親といえる人物との出会いから、物語が一気に動き出す。
この様な重要回の脚本を担当したのは…またしても成田良美さんw
#キュアソレイユ生誕祭 として。
この回は前後編の後編にあたるけど、今年は後編だけで。
ママがえれなの笑顔を本物ではないと言ってて、ある意味それは間違いではなかったのだけど、目的が違っていたからとも言える。えれなの笑顔は、他人を笑顔にする為のものだった。と言うとにこにー先輩のようだが、それを本人も気付かないうちにやっていた。
笑顔は人を笑顔にする力がある。人を笑顔にすれば、その笑顔によって自分も笑顔になれる。話の順序から言えばこう。
えれなの笑顔がどの様なものか、まどかは説明できないまでも「自分を信じて」と言った。間違ってはいなかったと。
えれなのことをママ以上に解っていたのは、親友のまどかだったのかも知れない。これをきっかけに、えれなはトゥインクルイマジネーションの境地にたどり着くことが出来た。
一足先にトゥインクルイマジネーションに目覚めているまどかは、存在感ある姉キャラになっているな。まどか回ではないから、まどかの深掘りはしないけど。
では、ママがえれなに求めた「本当の笑顔」とは何だったかというと、笑顔かどうかに関わらず、本心からの表情だったのだろうな。
「人を笑顔にするのは難しい」と涙を流していたえれなを見て、その表情が笑顔ではなかったにも関わらず、ママは安心したのではないか。
えれなのトゥインクルイマジネーションは「人を笑顔にしたい」気持ちだった。
最終決戦を前に、メンバーのひとりであるキュアソレイユを前後編で深掘りした良回。
本日の夜実況として、なんとなく選んだ回。
この回好き。作画が少しぐらい不安定でも気にするなw
志穂のスランプが莉奈との喧嘩にまで発展、というエピソード。莉奈はほのかに、志穂はなぎさとそれぞれ相談をするのだけど。
なぎほのは二人共、「勢いから相手を傷つけることを言ってしまっても、本心からではないはず」という旨の助言する。この助言は8話での自分たち自身の経験をふまえていて、あの喧嘩がふたりの血肉になっているのが確認できてとても良い。
ポルンの「光の道」についての思わせぶりな予言。
プリキュアのことと関係ありそうとミスリードをさせるが実は全然関係なくて、志穂が光明のようなパスラインを見つけて、立ち直るきっかけになることを指していた様だ。これはサブタイ通り。
妖精たちは「光の園を救う」という任務のことだけ考えているわけでは決してなく、この回の様に、なぎさの日常のトラブルにも協力してくれたりする。ミップル・メップルも同様だけど、この暖かさはいい。
本日の夜実況。
優等生で常識人である六花の、今まで表に出てこなかった趣味が掘り下げられた。
競技かるたという趣味が、六花らしい味わい深いものになっているね。これぞ当番回。
ママの台詞に乗っかっちゃって恐縮だけど、「かるたが好きなら続ければいい」としか言い様がない。
中学生で進路を決めてしまうのはもったいない。
メンバーがあえて、ハイスペックな子ばかりでデザインされたというドキプリ。
六花も全国レベルの大秀才で、大概ハイスペックではあるのだけど、進路についての悩みは歳相応のもの。
一番共感しやすいのは案外六花だったかも知れないし、だからこそ当時人気があったのかも。
本日の夜実況。
4話でありすが経験したプリキュアになる為の葛藤と比べれば、今回の嫌がらせぐらいはどうと言うことはない。
ありすの精神性は元から高く、今回は試練として何かを得たわけではなさそう。ロイヤルクリスタルを手にする為に「成長」が必要というわけではない様だ。
王女探しの手がかりを手に入れる為に、ありすは嫌がらせに耐えて見事ローズレディになった。
そんなありすへの、まこぴーからの素直な感謝が本当に心地よい。
「良い」はこのラストに対してだけど、一方の五星麗奈は、不正へのお咎め一切なしか。あと味が悪いな。
本日の夜実況。ドキプリで2本目の成田回。
我々と同じごく普通の早乙女くんの視点から、マナの人間離れっぷりが改めて映し出される。
「マナと同じことが出来る必要はない」「大切なのは心」というオチ。
マナに限らず、プリキュアたちのスペックを盛り過ぎたことへの視聴層へのフォローか。
#梶裕貴生誕祭 として、ヒュンケルの見せ場で一番好きな回を視聴。
ミストバーンとヒュンケルの対決という意味で、40話の続きのような回。
ミストバーンにいつも見下されていたヒュンケルが、「花を摘むように」ミストバーンを出し抜くのが痛快。
ところでミストバーンは、弟子への情のようなものを持っていただろうか?
いや、92話でヒュンケルを「武器」呼ばわりしたことから、そんなものは持っていなかったことがわかる。
一時とはいえミストバーンは、ハドラーと友情を育むことができた。
もっと付き合いが長いはずのヒュンケルに対しては「武器」呼ばわりとは、ヒュンケルが少し不憫に思えた。
この「武器」呼ばわり、「命すらも武器に過ぎない」というこの回でのヒュンケルへの形容と対応しているのかな。
「ダイ爆発!!!」分、前半回。
ダイがブラスじいちゃんにしごかれている冒頭からスタート。前回はなかったシーンだけど、ふたりにとっては日常の光景なのだろう。
原作では1コマで済まされていたこのシーンが大幅に引き伸ばされていて、魔法は得意ではないが呪文との契約は何故かできるという、ダイのちょっとおかしな魔法の才能を最初に印象づけているのが上手い。
呪文の「契約」に関する会話は特に重要で、この冒頭を踏まえて、次回のダイとレオナの会話がより印象深いものになりそう。
同様に、テムジンとバロンのロモス王との謁見も、原作では1コマだったところ引き伸ばされているシーン。
ふたりがここで、ダイについての情報を得ていることがわかる。
特に、契約の話題を膨らませているほう。
この前後編は「ダイがただ者ではないこと」を伝えることが目的であろうから、それを踏まえた理にかなった再構成だと感じた。
久川レオナ久しぶり。
2代目の早見レオナは素晴らしいけど、久川さんもいい。
本日の夜実況。
ひとりで抱え込みがちなマナ。六花がマナを「幸せの王子」と呼ぶのもそれ。
一方まこぴーは、自分とは違った滅私奉公な一面を持ったマナを一歩引いた場所から注目している。
今回のマナは「仲間を頼る」境地までたどり着けず、個人プレイをしていた印象があって。
4人技のトリガーであるラブハートアローを手にする資格は、まさにこのことが問われていたと思うのだけど。
この回は正直ちょっと残念。
本日のエア番組実況。
新章に合わせて、新キャラ含め新しい要素がこれでもかと投入。期待が高まる。
戦闘がない落ち着いた回。代わりに会話に尺を取っていて、たまにこの様な回があると安心する。
原作のポップとナバラと会話が割と好きだったので、切られたのはちょっと残念。
そういえば、今朝たまたま、旧アニメの初回をみたところだった。
あちらで登場した覇者の冠という伏線が、早速回収されていたことに運命を感じるw
いわゆる「旧アニメ」を今日から観ていく。
令和の世となり、ファンにとっては贅沢なことに、原作や新アニメを含めた3作品を見比べられるようになった。
このレビューも比較が話題の中心になっていきそう。
勇者でろりん一味との戦いは、新アニメでは船上での戦いが印象的だったが、こちらは原作通りにロモス城内が舞台になっている。
逆に台詞回しでは、新アニメは原作に忠実なシーンが多いけど、こちらはオリジナル台詞が多めで分かりやすさを心がけている様に感じた。
「勇者のかぶる覇者の冠!」
これはブラスじいちゃんに叱られてへこんでいるダイの頭上で、ゴメちゃんが勇者の冠の真似をするシーンでのダイの台詞。
覇者の冠は言わずと知れたアレ。冠の伝説は物知りなブラスじいちゃんがダイに語ったのだろうけど、その冠を装備して戦った勇者の存在(恐らくアバンとは別の勇者)が、この台詞からは気にかかるところ。
「勇者でろりんよ、相手は子供じゃ。もう許してやったらどうだ?」
人格者であることが最近身の回りで話題になってるw、ロモスのシナナ王の台詞。勇者でろりんの非道さが強調されており、ここでの台詞の追加はなかなかよい仕事。
キングスライムが込められた特別な「金の筒」は、「魔法の玉」に変更。
玉はのちのち原作の終盤にも登場するけど(ザボエラが筒を改良)、案外三条先生が旧アニメのこのシーンを憶えていて、原作側に逆輸入した可能性はある。
あと、原作との違いというわけではないけど。
戦士へろへろは常によだれをたらしていたり、王宮で料理を手づかみしていたり、描写の人外っぷりがひどい。この男は本当はトロルなのではないか?
原作の「デルパ!イルイル!」は元々DQ4の発売前に発表され、DQ4タイアップという企画性が強かった。だから、キングスライムをはじめとしたDQ4の新モンスターの登場が元々のオチになっていて、オチもこの企画性を踏まえたサプライズだった。
DQ4の発表後の作品である旧アニメではDQ4の紹介は意味のないオチになっているため、その文脈が上手く消されているのは新アニメと同じ。同じ原作から生まれている新アニメと見比べ、これはこれで堅実な仕事と感じた。
初回の脚本はシリーズ構成でもある武上純希さん。
本日の夜実況。サブタイに反して、当番はまこぴーではなく六花だから間違えてはいけない。
「女子グループをよく描写している良回」という文脈でよく話題に上がる、進行に関係ない日常回ながら良エピソード。
マナと仲良くしているまこぴーに対して、六花が嫉妬心を持つのがこの回のお題。
六花自身は理性的な常識人だから、逆にこの感情は、理性で抑えられないものであることがわかる。片や人付き合いに不器用なまこぴーの側も、普段は六花に対して同じことを思っていたという。そういえば、前回もそんなことを言ってる。
誰しも持つ嫉妬心を否定しない。誰もが持ちうる感情であることを踏まえた上で、前向きに友情を探っていくのがこの回の新しいところ。
ところで、応援団長のまこぴーに対する嫉妬を、六花は「わたしと同じ」と言った。いやいや全然違いますから!
やさしいまこぴーは応援団長を「いい人」と言ったけど、当然だが「いい人」はストーキングなんてしない。
ファンがプライベートにまでつきまとうのは、普通に逮捕案件なのでは?
#キュアプレシャス生誕祭 として。
38話を観たら、その直接の続きであるラス前回を観なければいけない気がしたので。
過去の世界の、ヨネさんやジンジャーからのバトンを受け取るのがこの回。
「ごはんは笑顔」と、ジンジャーがヨネさんに代わってプリキュアたちを元気づけ、その言葉は38話でヨネさんが言っていた様に最後の一押しとなる。
「ありがとうは心のあつあつごはん」。
ヨネさんの様な格言をキュアプレシャスが自らの言葉で紡ぎ出したことが、受け取ったバトンを象徴している様に思えた。
ゴーダッツことフェンネルの動機は、「師匠に褒めて欲しかった」という愛情だった様だ。小悪党というか駄々っ子。
前作「ヒーリングっど♥プリキュア」のキングビョーゲンは和解の余地がない病原菌だったけど、プリキュアに「許される」いつものラスボスが戻ってきて安心する。「許される」ラスボスを幕引きにする必要はなく、どちらが優れているわけでもないけど。
ラス前回だけあって、良作画に圧倒される。
例年ラス前回はキャラデザ氏自身が作監を務める。この回と次回の最終回も、由布さんが作監のひとりとして名を連ねている。