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とても良い

紫陽花って色ごとに花言葉違うんだ…。知らなかったな
作中では明かされなかった好きな色。OPの花びら、もしくは着ていた服等が明かされなかった好きな色に関係しているんだろうか?

冒頭、自身が変わる切っ掛けとなった先輩と再会した沙弥香。その無神経な言葉に一瞬沙弥香は爆発しそうになるけれど、そうはならず自分は貴方のせいで幸せだと見せつけるシーンは強烈。前回の店長との会話のお陰か

今回の話は橙子や沙弥香の内面が描かれた後という事で、それぞれの関係性が改めて描かれた回であったように思えた

以前の沙弥香の発言を気にし沙弥香を食事に誘った侑。けれど、二人にとって共通の話題となる橙子の件はどちらにとっても深く触れて欲しくない部分。だから「橙子を好きか?」と聞かれても友人とか先輩とか誤魔化す流れになる。また、侑は本来の橙子を大切にして欲しいから劇の行方が気になってしまうが沙弥香は劇の行方よりも橙子の意思を尊重して劇を大事と思わない
共通する話題で対立する部分のある二人は一致点を見出すことが出来ない

河川敷の遣り取りにおいて橙子の隠された本音を「私を好きにならないで」だと推察した侑。てっきりあの時の橙子はそれとは逆の言葉を言おうとしていたと想像していたのだけど、違ったのか
橙子を特別に感じかけている侑。けれど、侑が橙子に特別な感情を返せない以上、友達以上恋人未満の関係は変えられない。その中で先輩・後輩、姉・妹のようになれても互いを特別に感じる関係を構築することは出来ない
傘をどちらが持つかで言い合った末に二人で持つ一致点を見出すことは出来ても、侑にとって心地よい関係を求めることはもう出来ない点はベンチで橙子が侑に寄りかかって眠ってしまった描写によく現れていたように思う。
元々面倒見の良い部分があり、橙子の傍にいると決めた侑は自分の望みを置いて橙子に譲り続けるしか無い

こちらの意志を無視して振り回し、触れてはいけない部分を明確に持っている橙子。それは沙弥香や侑にとっては厄介な存在。
Aパートでは一致点を見いだせなかった二人が奇妙な点で一致点を見出してしまうのは面白い。やっぱりこの物語の中心にいるのは七海橙子なんだな
また、もう一つの侑と沙弥香の一致点として二人が劇のその後を想像していた点が気になる。姉に出来なかった劇を橙子がやりきった時、彼女らの関係に何が起きるのだろうか?



良い

子供たちのためにオートマタと戦った鳴海。自分がゾナハ病の子供を救うための薬で助かってしまった後ろめたさ、更には記憶を失ってしまった自分が何者であるかを再定義するために戦ったという印象が強く前に出ているような戦闘だった。そこにあるのは鳴海の優しさなんだろうね。人間ではなくなってしまった自分がどうにかして自分に出来る行為で子供たちを助けてやりたいという
だというのにその行為によって子供たちからは怖がられてしまう。図らずも自身が口にした「デーモンになる」が実現されてしまう。だとしたら鳴海は記憶が無くとも子供たちに優しかった鳴海のままでは居られない。仮面をつけて別の存在にならなくてはいけない
トムに抱きつかれた時、仮面によって表情は見えないが仮面は笑っているように、流れる血は涙のように見える。正にピエロの表情だ
鳴海はこうして仮面をつけることで子供たちの笑顔を求める存在から子供たちを怖がらせる存在に変貌してしまった

以前は相手が敵かどうかだけを見ていたしろがね。それは誰も信用する相手が居なかったからだろうけど、勝を守り鳴海によって助けられた今のしろがねには信用する相手が出来た。
今回襲撃してきたヴィルマはしろがねを友だちに成れると思っていたと言うが、しろがねは襲撃者であるヴィルマを見た際に驚きはなく敵としてしか見なかった。それはそもそも誰も信用していないから。だからヴィルマが気絶した後も再度の襲撃を警戒して殺そうとする
勝が助けた後も変わらずヴィルマをターゲットだと言い、勝は自分の全てだと言う。その自分が信用する人間以外を排除しようとする姿勢は人間らしさを感じさせないモンスターだ。でも勝が助けたヴィルマを殺さなかった面には、少しだけ人間らしさも見えてくる

対して勝はしろがねを止めた。勝はヴィルマがナイフを外した時点で信用できる部分のある人物だと見抜いたんだろうね。だから再度ナイフを外した時点で勝の中でヴィルマはもう敵ではなく、助けるべき対象に変わる
しろがねは誰も殺さないと信じ、敵も自分を殺さないと信じる勝の姿勢は優しさに満ちているように見えるがある意味人間離れして。
だから強くなるためにとしろがねの血を飲むなんて非人道的行為も行える

人知れず人間を辞めてしまった鳴海と勝の下で少しずつ人間に近づくしろがね。彼らが今後どのように変貌を遂げていくのか気になってしまう



良い

ロジカルウィッチ編開幕。双葉が分裂したわけだけど、二人をどう呼び分けたら良いんだろう……。ポニテ双葉と眼鏡双葉?

咲太の想い人であった翔子によく似た少女。衝撃的な登場ではあるんだけど、誰も事情を知らないものだから話は進展せず。それにしても翔子も言及してたけど、咲太の周囲には随分女性が増えたなぁ

思春期症候群によって双葉が分裂したが、印象的なのは互いの認識の差。
どちらの双葉も分裂現象のメカニズムについては一致した見解を持っているのに、その原因について眼鏡双葉は「心当たりがない」と言いポニテ双葉は「心当たりがある」と言う。自分がもう一人いると知ってしまった眼鏡双葉はネカフェに避難し、ポニテ双葉は普通に学校に通う。見た目も眼鏡の有無や髪型などで差異が出来ている
基本の思考回路は同じでも分裂した後の行動や考え方に違いが生じていることが判る。
古賀の件とは違い、友達のために行動を始めた咲太。双葉の件については咲太はどのように向き合っていくのかな?
何はともあれ、友達の女の子があんな裏垢作ってたら本気でショックだろうな……

繰り返される日々を抜け出しようやく麻衣と付き合えるようになったというに、撮影やら双葉の問題やらでなかなか進展しない麻衣と咲太の仲。それはじれったくはあるんだけど、二人の相手に主導権を渡しつつも自分の有利に運ぼうとする遣り取りはかなり楽しめるから、まあいいかと思えてしまう



とても良い

怪獣少女が明かした世界の真実。響は直接聞いたから話を信じるのは当たり前なんだけど、内海と六花がすぐに信じなかったのは少し驚き。君ら最初は見えなかった怪獣が見えるようになったり、他の人の記憶がリセットされる光景を今まで見て来たんじゃないのかい。それでもアカネ=神といった図式は信じられないものなのか
こうなってくると怪獣少女の話をすぐに信じた響に何か特殊性でもあるのかと思ってしまうが。やはり記憶喪失になった理由が何か関係している?

アカネがグリッドマンを倒す為に用意したアンチ。紆余曲折を経て彼も一端のメインキャラになってきたように感じる。
主人公である響と敵であるアカネ、両者に共通しているのは自分の行いを「遣らなければいけない事」と信じている点。だから響は怪獣が出現すればすぐにグリッドマンに変身するし、アカネは怪獣を使い街を壊し続ける
そして、アンチは登場当初から「自分がグリッドマンを倒す」と息巻いて戦ってきたが初登場以降はあしらわれるように返り討ちに。そんな彼がアレクシスを介して怪獣を出現させた。これは非常に大きな意味を持つ出来事であったように思える
人型形態を持つ怪獣であっても自分の意志で怪獣形態になることはできないアンチ。アカネの許可かグリッドマンが現れることが変身条件の彼にとって、アカネにグリッドマンを倒す気が薄くグリッドマンも怪獣が出ない限り出現しないのならば、アンチは自分の「遣らなければいけない事」に従い自らの手で怪獣を作り出す他ない
そこにあるのはアカネを超えたグリッドマンへの憎しみの感情。

怪物少女によって真実が明かされ、街の上空に謎の街が広がる光景が発見され、更にアカネの意思を超えアンチが怪獣を作り出してしまう状況。何だか響とアカネが対立する構図にとんでもない変化が起きそうな気がしてしまう
その中で戦うだけが使命じゃないと気付いた響はどう行動するんだろうか?

そして、これまではアカネを隠れ蓑にするかのようにしてきたアレクシス。アカネに隠す形でアンチの願いを叶え、傷を与えただけでアンチを取り逃がした行動から、彼が自分の「やるべき事」に従い動き始めたように感じられた



とても良い

これまで描かれてこなかった沙弥香の内面が描かれた回。
彼女も完璧な七海橙子を信奉する人間であることは確かなんだけど、それだけではない点が色々見えた気がする。というか彼女について色々誤解していた点が有ったのだなと判った

中学時代の経験から同性への恋心を表に出すことに臆病になってしまった沙弥香。彼女の橙子への執着があるようで居て踏み込まない姿勢には疑問を覚えていたのだけど、そういった事情があったのね。
沙弥香は橙子に惹かれているが、同時に橙子が何か事情を隠しそれによって余裕が無いことも知っている。だから沙弥香にとっては橙子と付き合うことは重要ではなく、誰の物にもならない橙子の一番傍に居られる今の関係性が心地よいものとなる。

また、沙弥香は自分の存在が橙子にとって重荷となってしまうことを何より恐れている。だから橙子に好意を寄せる相手は把握していても今回ラブレターを送ってきた相手を見に行くようなことはしない。最近の侑と橙子が親しくなっていても橙子が誤魔化せばそれ以上踏み込まない

しかし、誰にも明かせない想いを抱え、それが報われることも願わない状態は辛いものでも有ったのだろうね。だから親しいわけでもない店長相手に、もしかして中学時代の先輩と違って自分の想いを理解してくれるのではないだろうかと不躾な質問をしてしまう
そこでの遣り取りは秘すべき想いを見つめ直す行為に繋がり、店長から沙弥香の想いを肯定されることで自分のあり方は間違っていなかったのだと知ることが出来る
侑や橙子が隠し事、秘密が増えてきた点に負い目を感じていたように、時に秘密は抱える当人にとって負担となる。特別な人間で在ろうとする橙子の傍に居続けると決めた沙弥香にとってこのように相談できる相手を見つけられたのは良かったのかもね

しかし、そうだとしても沙弥香が橙子に一方的に想いを寄せている関係性は変わらない。それだけにラストに橙子が沙弥香が居るから、頑張れていると告白するシーンは沙弥香の想いがほんの少し報われたかのようで心温まるシーンだった
……だからこそ橙子が既に侑に夢中になっていると沙弥香が知ってしまったらどうなるのかと恐ろしくなるんだけど



良い

拷問しながら踊るシーンはいくら何でも斬新過ぎる(笑)

ズッケェロが連絡した相手を倒す為にと一足先に島に上陸したジョルノとミスタ。上陸早々スタンドに食事を摂らせるミスタの姿にジョルノは苦言を呈すが、ミスタが言うにはスタンドが力を発揮するには大事なことらしい。
他にも今回は優先順位って大事だよなと再確認させる描写がチラホラと

ナランチャやミスタはズッケェロを拷問して彼に誰が遺産の件を漏らしたのかと口を割らせようとするが、ブチャラティ達にとって一番重要な点は誰よりも先に遺産を手に入れることだから拷問は途中で終わる
アバッキオは変わらずジョルノを信用していないが、ジョルノに自分のスタンドの正体を隠すよりもズッケェロが何をしていたかを分析する方が大事と考える。だからジョルノにスタンドを見せはしなくても声を聞かせる程度に収める
ジョルノとミスタは敵が誰かも知らないままに敵を倒そうとする。だから偽無線で小屋に来た人物が敵だと考える訳だけど、それならば一旦小屋から逃してしまった時点で襲撃は失敗している。本来はこの場面でミスタは追撃を行うのではなくジョルノを待ち、計画の練り直しを行うべきなのだけどミスタはそうせずトラックの運転手に向かって発砲している

視聴者はあの運転手が無線の男ではないと知っているが、ミスタはそうではない。だからよくよく確認もせず発砲してしまったのだろうけど……
優先順位を間違えた結果、どのような窮地にミスタが追い込まれてしまうのか次回が楽しみになってきたな



普通

あの見た目で隠れ巨乳扱いは無理があるんじゃないかなぁ……

異能の力には滅法強い当麻も単純な武力には手も足も出ないのは悲しい所。
アックアがどのような能力を持っているかまだ判らないけど、中盤で時間を掛けて説明をしていた街の構造が攻略の鍵になったりするんだろうか?



良い

あの状況で鳴海が一命をとりとめた点が納得出来ないのに加えて、瀕死の状態でアメリカに移動している状況が理解できない……

鳴海が抱えるゾナハ病は特殊な病として描かれてきた。しかし鳴海と同じゾナハ病患者は他にもいて、しかも「真夜中のサーカス」なる団体がばらまいてらしい。
これまでの物語は鳴海が特別な事情を抱える勝としろがねに無関係ながら関わっていくという構図だったが、ゾナハ病の事情を見るにもしかしたら彼も人形遣いの世界と全くの無関係と言う訳でも無いのかもしれない

重症を負ったことで記憶を失ってしまった鳴海。しかし、これまでの経験を失った訳では無く子供に怖がられれば咄嗟に型を取ってしまったりと覚えているものもある。
今回はそのように、変貌しても変わらぬ本質はあるという点がよく描かれていたように思う
医者でありながら薬に頼りボロボロとなる姿を鳴海は批判するが、実際は辛い現実を知りながらも子供の前で笑顔になるためにしている事。薬に頼る姿は異様であっても子供を治したいという医者の本質は失っていない
さっきまで笑顔だった子供が呼吸器を取り付けられた様子、ゾナハ病が進行した子供達が地面に並べられる光景は筆舌に尽くしがたく、最早治療を諦めるしかないように思えるが子供たちが守られるべき存在である本質は変わらない。

そして何よりも本質は失っていないと思わせたのは鳴海の在り方。
第一話で鳴海が一旦別れた勝に再び関わる気になったのは列車事故の惨状を見て、これからもこんな事が起きると知りながら人を笑わせるなんて出来ないと感じたから。今回もゾナハ病の子供達の辛い現実を知ってしまった彼はゴリラの真似をしてと言われても上手く出来ない。笑わせられない
だから鳴海は勝に関わると決めたときと同じように自分が戦い、ゾナハ病になる子供を減らす決意を固めたのだろうね

なにはともあれ復活した鳴海が勝達と再会できる日は来るのだろうか?



とても良い

月並みな表現なんだけど、あまりに凄まじく濃い内容だった
橙子との関係が進む中で橙子を好きになりたいと思うようになっていた侑。だというのにここに来て明かされた橙子の本心によってその関係性が歪になってしまう展開は驚愕

まず沙弥香が侑にチクリと忠告するシーン。橙子を心配する侑に対して私が付いてるから大丈夫と言いつつも、7年前の因縁を示唆したのは何故だろう?もしかして、沙弥香も河川敷の侑と同じように橙子の本心に触れ拒絶されたことがあるのだろうか?
だから同じように橙子を心配する侑を牽制しつつも、7年前の事実を教えることで自分と同じように橙子に拒絶されればいいと考えたんだろうか?
だけど侑は沙弥香の想像を超えた答えを見出してしまう。

橙子が特別になりたいと努力していたのは亡くなった姉の代わりになるためと知った侑。これまでの触れ合いから特別であろうとする橙子よりも本来の橙子に惹かれ始めていた侑としては、橙子の為ではなく自分の為に亡き姉の後を追う橙子は止めたくなる
だから河川敷に到着してすぐに侑が投げかけた言葉は綺麗事じみている。そしてそんな綺麗事など言われなくても判っている橙子としては受け入れる余地はないどころか、心が離れる原因になる。だから、この時の二人の距離は離れるし侑の呼び方も「小糸さん」になる

本当の橙子を好きになりたいと近づいたら離れられてしまったのだから、侑が橙子の隣に居ようとするならば橙子の本心を刺激した上で橙子が求める歪な関係性を受け入れなければならない
ここにあるのは欺瞞だらけだ。侑は橙子を好きになりたいから、隣りに居たいから、好きにならないと宣言しなければならない
橙子は自分を特別視しない侑を求めるから侑を好きだとは言っても、「私を好きになって」とは言えない
最初に橙子が侑に抱いたのは恋心であったはずなのに、二人共あまりにも特殊な心持ちであったがために、隣に居続ける為に自分の心に嘘をつく破目になってしまった

前回までは二人が少しずつ明るい未来に向かって進んでいく予感をさせたのに今となっては僅かな灯りの中、暗闇を無理矢理歩いているようにしか思えない
一体この物語がどのような着地点に向かって進んでいるのか全く判らなくなったぞ……



とても良い

もうバニーガール姿は無いと思わせてからの唐突な披露。咲太の気を惹きたいからって麻衣の行動はとてもあざとい。
でも今回のメインはバニーガールじゃないんです

古賀の悩みの原因を取り去ったは良いものの、咲太の行動があまりにも古賀、そして周囲に対して恋人の振る舞いと映ってしまったがために今度はどのように別れるかが問題になってしまう。
古賀は口では麻衣との仲を応援すると言い、綺麗に別れる形はとってもそれに反する古賀の本心は恋人では無い未来を望んでくれない

思春期症候群の厄介な点はそういった部分にあるのかな。
麻衣が空気として扱われた果てに自身を空気として扱いだしたら存在すら消えかけたように、古賀も望まぬ未来を避けるために過去に戻ったら咲太と恋人でない未来を拒否して進めなくなった。思春期症候群は発症者の意志に反して暴走してしまう
そういった意味では麻衣の為に咲太が麻衣を取り戻すために学校の空気に風穴を開けたように、古賀が咲太と恋人でない未来に進めるようにきちんと気持ちに整理をつけられる状況を作り出したのは良かった。

古賀は咲太と別れたくなくて自分が最終日を繰り返してしまったことを自覚していた。それでもそんな想いに未来はないから認められなくて、自分の気持ちから目を逸らし繰り返し現象など知らないフリをしてしまう。目を逸らして気持ちの整理をしないままだから、むしろ想いは大きくなって繰り返しは続いてしまう悪循環
咲太によって隠していた気持ちを引き出され、嗚咽と共に決して届きはしない告白をした古賀。その際、繰り返しの中では振らなかった天気雨が振った描写は、積もり積もった古賀の想いが清算されるかのようだった

ラストにはあの牧之原翔子が登場。偽カノとのあれこれが有った後に本命の相手と付き合えたと思ったら、昔の想い人が現れる展開ってちょっと少女漫画っぽい



普通

「俺のスタンドで謎を解く!」とアバッキオが格好良く宣言した後に使用したスタンド能力がビデオ再生……。でもあの能力じゃなきゃ今回の敵の正体が掴めなかったのは確かだろうしなぁ
でも一番の功績者はやはりジョルノであるように思える

自ら囮になることでアバッキオが動く状況を作り出したジョルノ。また、彼が残した蝿の意味は大きい。あの蝿によって敵がどのように移動しているかが判るし、消えた味方がまだ生きていることが判る。何よりも目の前にジョルノが残した蝿が見え続ける光景はアバッキオにとって気に入らない状況
ジョルノをそのまま信用することはできなくても、彼の命をかけた行動の結果が目の前にある以上、アバッキオはそれに応えなければならない

結果としてはアバッキオはジョルノのことは気に入らないままであっても彼と協力して敵を倒したことになる。それは今後チームを組んでいくことを考えれば大きな意味を持ってくるのだろうね



良い

自身は怪獣だと訴える少女によって世界の真実が説明された今回。けれど、それによって全ての真相が明るみに出たなんてことはなくて、登場人物の多くは未だ霧の中にいるかの如く謎に直面しているように思えた

響は怪獣を作り街を壊す存在がアカネであると知ったが、何故彼女がそんなことをしているかを知らないし、そもそも何故そのような事態になったかも知らないまま。けれど、響はやるべき事が少しだけ判った気がすると発言する
アカネはグリッドマンに変身しているのが響であると知り、アンチに響を殺させようとするがどうやってグリッドマンに成るかは知らないまま。だからアンチに命令を出した後も内海に近づき響の事情を探ろうとする
六花はアンチの名前を知り以前よりも多くの会話が出来たけれど、相変わらずアンチの正体は知らず、アンチが自身の使命を話す瞬間も聞き逃してしまう
アンチはグリッドマンの正体が響であると教えられたが、新世紀中学生によって響は人間でありそれどころか響を殺せばグリッドマンを倒せなくなると言われ引き下がるしか無かった。だからアカネにもグリッドマンは見つからなかったと報告するが、アカネからすればアンチの認識は「全然判ってない」もの

巨大変身ヒーローが怪獣と戦う作品の筈なのに怪獣が出ない、アカネに言わせれば「作っちゃ駄目」な回。謎が明かされたようで居て、不明瞭さはそのままな今回の内容はアカネのメタ的な発言も相まってどこか歪さを感じさせる

そういや、マックスによって響は見た目からして人間であると主張されたけど、なら今回登場した謎の少女やアンチはどうなるのだろう?
少女は自身を怪獣だと言い、アンチはアカネによって怪獣だと定義された。けれど、どちらも見た目だけなら人間にしか見えない。
少女は街が生まれる前から居た存在でありアカネに生み出されたものではない。アンチはアカネに生み出された存在
そもそも怪獣とは何なのか、アカネは何故怪獣を生み出せるのかを考える時期が近づいてきたように思える回だった



普通

結局の所、この一連の話に措いて登場人物の関係性をあまり把握していない点、一方通行にも浜面にもそれほど思い入れがない点などの理由により、あまり楽しめなかったのは勿体無く感じてしまう
悪い内容ではないはずなんだけどね

今回の話では一方通行、垣根帝督、麦野沈利などのレベル5が登場した。彼らが言うようにレベル5は他の超能力者との間には絶対的な力の差が存在するし、レベル5の中でも覆せない力量差がある。だから、麦野は垣根と出逢えば逃げ出すし、垣根は一方通行を倒す事でアレイスターに自分を認めさせようとする
だが、時には絶対的な力量差をひっくり返せるものが有って、それが諦めない意志の力やそれに付随するアイデンティティなのかなと思えた
レベル0でありながら滝壺を助けるために麦野に立ち向かい勝利をもぎ取った浜面。そして前回の結標がトラウマを抱えつつも勝てたのは似たような現象によるものかな?

一時はベクトル操作の弱点を見出し一方通行を圧倒しかけた垣根。けれど、一方通行はレベル5の頂点に居るだけでなく「悪党の美学」というアイデンティティを同時に備えている。元から垣根が一方通行に勝てる余地なんて無かったんだろうね

暴走した一方通行を止めたラストオーダー。何の力も持たない彼女が意志の力だけで一方通行を制したシーンは一方通行がまだ持ちえない力を示しているかのように思えた



良い

目立ってはいけないと勝に忠告したしろがねが高校で目立っているってどういうギャグなのさ

鳴海が居なくなり勝はもっとその喪失を引きずっているのかと思っていたが、意外としっかりした表情。けれど、その笑顔を浮かべ続ける態度こそ鳴海の不在を表すものだったとは……

再び登校するようになった勝を待っていたのは子供らしさを感じさせる虐め。虐められた時、勝が笑っていたのは虐めよりも壮絶な経験をしたからだと思っていた。実際はそれも有ったのだろうけど、鳴海から「笑っていろよ」と言われた理由の方が大きかったのか。だから勝は鳴海を失って辛いのに笑っている、虐められても笑っている。
鳴海が居なくなっても自分は元気なんだ、強くなったんだと語る勝の態度は他の何よりも鳴海の喪失を物語っている

そして一見ギャグキャラみたいな立ち位置になりかけているしろがねも同じように鳴海の喪失を抱えている
勝に対して過保護になるのはきっと鳴海を守れなかった反動であり、鳴海のために笑えなかった悔いが今もしろがねから笑顔を奪っている

そして本作としては初めての日常回なんだけど、勝もしろがねもその日常に馴染めていないのは印象的だった
勝の身体に刻まれた壮絶な傷跡は小学生らしさが欠落しており、あの姿は周囲を絶句させるに充分なもの
しろがねも美しい見た目とその高すぎる能力によって他の高校生から隔絶された存在になっている
命を削るような経験の中で生きる意志を取り戻した二人だったけど、その経験や生まれ持った素質故に普通の学校生活に馴染めなくなってしまったのは皮肉な展開
そして勝がしろがねにも楽しいことをして欲しいと誘ったのは、これまた街に馴染めず今にも消えてしまいそうな仲町サーカスなる場所

普通の在り方に馴染めなくなった二人にとって仲町サーカスがどのような意味を持ってくるのか気になるけど、それ以上にラストのあの姿が衝撃的すぎるんですけど……



良い

新世紀中学生、ジャンクPCを買うときに皆でお金を出し合うのは良いけど、役に立ってない人が二人ほど居ますね……
というかあの残金で電車に乗ったらほぼ無一文になってしまうのでは…?

校外学習の形で水着回を入れてくるのかーと驚き
いつもの街を飛び出して山中で戦闘が始まったわけだけど、アカネは怪獣を自由に呼び出せたのに対し、響たちはグリッドマンに変身するために一波乱。PCを買い取ったことでこの差はある程度は緩和されるんだろうけど、先の展開においてハンデになりそうな予感

やらなきゃいけない事、やるべき事。ニュアンスを変えつつも第一話から使われていた言葉。記憶がない中でも怪獣と戦うことを使命と感じる響やグリッドマン。響を駅まで届けるために一緒に走った内海と六花。グリッドマンを支援する新世紀中学生。そしてグリッドマンが出現すれば自分も怪獣となり戦ったアンチ。
本作に登場する多くの人物たちが自分が何をすべきかをはっきりさせ、その使命のもとに行動している
今回、アカネもその言葉を使ったことで彼女が怪獣を操り破壊活動を行うのは単純なストレス発散以外の理由があるのでは?と思わせた

それにしてもラストの霧の中で岩が浮遊してる映像ってどういう意味だ…?リセットによって世界が再生する瞬間なのか、逆に崩壊する瞬間なのか。
他にも幾つか伏線っぽいものが散見された印象



とても良い

彼女(正式に付き合ってるわけじゃないけど)公認の状況で偽恋人やるって背徳的
けれど、咲太から古賀へのそういった感情を匂わせないのは、本当に咲太は麻衣一筋であり点もあるだろうし、他に古賀の隣りにいるのも以前妹が限界になるまで助けられなかったことへの代償行為をしているからだとも思えてしまう

既に社会人になってしまった自分からすると古賀の生き方は苦しいものではないかと思えてしまう。
友達が憧れている人に告白されてしまい時間を巻き戻し程に悩み、嘘を突き通すために咲太と付き合っているフリをして、チャットを深夜までした後に面白動画を見て感想まで伝える。また中学時代までは芋っぽい見た目であったのを進学を機に大幅に変身
本人も「こんな風になっちゃった」と言うものの、印象的なのは「こんな風」な自分を気に入り好きだと明言した点。他人から見れば息苦しいように見える在り方であっても本人が望んだものであるならば、それはやっぱりどれだけ見た目が変わったとしても「本当の自分」なんだろうね。
それを察した上で古賀にそれを自覚させるような言葉を伝えられる咲太は素晴らしい

というか今回の咲太は目覚ましい行動が他にも。
古賀の宜しくない噂を流した前沢を衆人環視の中、大恥をかかせるような目に合わせたのは非常にグッジョブ
ただ、あの時の発言は古賀を守りたくて咄嗟に出たものではなくて、妹を傷付けた者達へ言いたかった言葉かのように思えてしまった

咲太と一緒にいる内に咲太の生き方に魅せられ、自分の今の有り様を認めて貰い、更には咲太が前沢を撃退したことで友達との仲も壊れずに済んだ。おそらく古賀からすれば何もかもが理想的な状況。しかし、唯一の懸念があるとすればこの関係は一学期の間しか続かないということ
サイコロを何度も振って自分に都合の良い未来を導き出した古賀。麻衣のCMを見た際の古賀の表情は次に起こる事態を想像させるようなものだった



良い

自分はドキドキしない、橙子の事も好きになれないと考えていた侑の心情に幾つかの変化が見られた回

槙から橙子を好いていると指摘された侑。しかし、侑自身は好きだから心配したのではなく、自分はお人好しだからなのだと誰を相手にするわけでもなく釈明。また、自分は選ばない、ドキドキも浮かれたりもしないなどとと述べられてしまったら、侑はこれまで「自分は誰も好きになる事はない」と自己暗示を掛けていたのでは?と推測しそうになる

けれど、今回の侑はそこから一歩踏み出すために行動を起こす。この決意はこよみが小説の新人賞に応募しようと努力していると知ったことや、自分の隣に橙子が居る現状を再認識した為なんだろうね
しかし、その急激とも言える変化に橙子はついていくことは出来ない。まるで立場が逆転したかのように侑のアクションにあたふたする橙子の姿はいつになく可愛らしい

自宅に招かれるという、橙子からすれば非常に心臓に悪いお誘い。他にも自室では橙子の心を乱すような言動を連発する。これを橙子は無防備でありもうちょっと警戒した方が良いと注文をつけるが、別に侑は誰にでもこのような行為をするのではなく、橙子と一緒に居る時間になれるために積極的な行動に出ただけなんだろうな

今回の言動によって橙子からの好感度が更に上がった状態へ。話が進む度に橙子の侑への想いは深さを増し色鮮やかな表情を見せるようになっている
以前はただ、橙子の変化に対して置いてかれたかのように感じていた侑。いつの間にか彼女も変わりたいと強く願い、そして心臓が選んでくれたら良いのにと感じるように。彼女に大きな変化が訪れる時が近づいている印象



良い

あれがかの有名なアバ茶か……。なんてえげつない新人イジメ

パッショーネ入団試験のときと同じく「信頼」がキーとなる展開
冒頭、ブチャラティは組織構造をジョルノに教えると共に、ボスを倒す為に何をしなければならないかを明言している。これはジョルノを信頼していないと出来ない発言
他にもポルポを殺したのがジョルノであると察していそうだったが何も言わずな所を見ると二人の信頼関係は既に確かなものになっているのかな

けれど、まだ会ったばかりの他の面々とジョルノとの間にはしっかりした信頼はない。
アバ茶という手痛い歓迎、それを乗り越えたことでジョルノは一応チームに入れて貰えるが、それはポルポに耳を折りたたむ芸を見せて気に入れられた時と同じく、仲間として受け入れられたのではなくあくまで「面白い奴」として受け入れられただけの段階
だから船上で敵に襲われた際もジョルノは敵スタンドの傾向を推理するが、それはまだジョルノを信頼していないアバッキオには受け入れられない
そういった意味ではこの場面でジョルノが囮になったのは信頼されるためではなく、アバッキオの協力を引き出すためのもの。眼の前で敵スタンドを出現させることでアバッキオが行動しなければならない状況を作り出すことが目的か

今の所、性格がバラバラで相性も良いようには見えないブチャラティのチームがどうやって幹部に認められボスに近づいていくのか全く想像できないな



とても良い

ちょっとラストの展開が衝撃的過ぎる……。鳴海って勝の導き手として終盤まで一緒に居てくれる存在じゃないのか……。
その割には公式サイトのトップ絵に居る辺り、嫌な予感をさせてしまうが

前回、落下したことで自己の人間性を確かにし、新しい自分に生まれ変わった勝。その勢いで邪悪な叔父を成敗してしまうと思いきや、二人を開放するために養子の件を受け入れてしまう。飛び降りた程度では殺し合いの世界での経験が薄い勝はまだまだ弱い存在のままなのか。
けれど、阿紫花の助言を受けてからの勝は一段階成長し、叔父の足を折る行動に出る

今回の勝はそれだけでなく、檻の前に立ち刃から鳴海としろがねを守ろうとさえした。鳴海は「強くなったなぁ勝」と言葉をかけるが、それは勝の強くなりたいという想いを感じ取ってのもの
しかし、更に鳴海の想定を超えて勝は強くなる。窮地に陥った二人を前に逃げろと言われても逃げず、むしろ人形を操り二人を助けてしまう
逃げないと決めた勝の成長度合いは凄まじい

ただ、勝もしろがねも人間性と自分の意志を手に入れつつあるが、他の面々に比べればまだまだ弱い存在。だからどうしたって守ってくれる存在が必要になる

小さい頃のしろがねには守ってくれる存在はおらず、独り閉じ込められ人形の技術を仕込まれていた。そんな状況であれば自分は人形だと思い込み心を守ろうとするのは当然のこと
同じような状況下で恐慌するしろがねに対し、鳴海はしろがねが変わるきっかけとなった言葉を使い、更に腕から伝わる温もりによってしろがねを安心させた
今のしろがねにとって鳴海はいつの間にか無くてはならない存在になっていたことが判る描写

鳴海だって守るばかりの存在ではない。ゾナハ病を抱える彼は笑ってくれる存在が居ないとピンチに陥る
そんな彼を助けようとしろがねは前回も今回も一生懸命笑おうとする。結局は笑えなかったが、その姿勢は鳴海を救うものとなる
だというのに……

しろがねの心を守り、勝を炎から守った鳴海の腕。本人は死んでしまったのに二人を助けた腕だけが残ったというのがあまりにも残酷な結末



とても良い

放送当時、この回を見てラストの会話は一体どういう意味だったのかと考えもしたし、様々なレビューを見たなぁなんて記憶が蘇った。ただ、その時思いついたことを殆ど忘れてしまったせいで今回の視聴ではまたもや難解な気分にさせられたが

結局の所、三人が求める「本物」「奉仕部の関係性」が違ったことが諸々の不和の原因にあるのだろうなと思う
八幡は相手が何を考えているか理解できる関係性を「本物」と考え、雪乃は自分を理解し助けてくれる相手を「本物」と思い、結衣は何でも言い合える関係を「本物」と捉えた
雪乃と結衣のために奉仕部を守りたい八幡、三人で居られる奉仕部が好きな結衣、そして二人ほどには奉仕部へのこだわりが無い雪乃

願うものが、求めるものが異なるから三人で居れば居るほど歪さは広がっていく。雪乃が二人への依存を露わにしてしまったから尚の事、このまま問題の根源を放置していれば三人の関係が崩壊してしまう未来が見えてしまう
雪乃が結衣へ縋るような視線を向けたシーン、八幡の提案をそのまま言い訳に使うシーンはその象徴とも言える

そして水族園、観覧車と楽しい時を経て迎えた難解な問答シーン
まず結衣は相談のお礼と言ってクッキーを渡す。第一期第一話で描かれた相談とはクッキーを渡したい相手が居る、手伝って欲しいというものだった。それから様々な描写によってその相手が八幡だったと想像できるようになる。だからこの場面で渡すクッキーには本来なら別の意味を込めることが出来た。それをしなかったのは自分の気持も雪乃の気持ちも全部知った上で結衣が今の関係の継続を望む姿勢を見せるため
対して奉仕部の関係を壊しかねない程に八幡への更なる依存を求めていた雪乃は、それでももう一つの寄る辺である結衣の気迫に押され決断を流されそうになってしまう
しかし、凛とした雪乃の有り様を大切に感じていた八幡からすれば、誰かの意志に流される雪乃は認められない。だから横槍を入れる。そういった意味では八幡は二人のやり取りの意味を真に理解できていたのではない気がする
ただ、それは結衣の望む横槍でも有ったわけで

二人の助力によって自分の気持ちを自分で決める意志を取り戻した雪乃。いわば三人の関係において重要な転機となりえる話が最終回だっただけにこの続きはぜひとも知りたいのだけど、流石に再びアニメ化することはないんだろうなぁ……



良い

アカネの中でグリッドマンと響を結びつけてはいても、グリッドマンの正体が響なのかという点では決め手が無いと感じているのか。少し驚き
あのアカネなら疑惑の時点で響達全員を今回の要領で怪獣に奇襲させてしまいそうな気もするけれど

グリッドマンの正体を探るためにとまずは六花に近づいたアカネ。冗談を交えながらも直接的に響との仲を問いただし、本人的には確実に苦手だろう合コンにまで付いて来て問い直したアカネ。本人はグリッドマンを倒す方法を考えると楽しいと主張するけど、どうにも今回の行動には余裕の無さが現れていたように感じてしまう

余裕が無いといえばそれは響にも言えること。記憶が無い為、常識に頓着しないような振る舞いを見せていた彼が六花を気にしていたとは。
六花が大学生と合コンすると知れば監視に動き、他の面々が去った後もみっともなく街を彷徨ってしまう。これまではぼんやりした印象の多かった彼にしては驚きの現象
ここで辺にうじうじするような展開にすること無く、マックスとの相談を通して響の恋心を明確にし、ラストには食事に誘う発言をさせたのは好印象

そして今回最も余裕がない存在といえば、ジャンクPCさんでしょう。キャリバーが最適化してたから、PCスペックに関する問題はクリアされたと思っていのに……。容赦なく電源引っこ抜く六花には大笑してしまったよ。
サポート武器を一斉装備する展開を期待していたけど、マシンスペックを上げない限りは今回みたいに一人ずつサポートにはいる展開が続くのかな?

これまではグリッドマン同盟に数えられつつも、響や内海とは少し立場が異なった六花。立て続けの怪獣騒動に参ったのか、自分に原因があるのではないかと考えるように
どうやらYouTuberが3人消えた後にアカネに連絡したことで、記憶が残っていることも知られてしまったようだし、次回は彼女にとって一つの試練となる回になりそうだ



良い

プチデビル編開幕。一ヶ月に渡る告白を繰り返し、やっと麻衣と交際できるようになったというのに、思春期症候群による繰り返し現象に巻き込まれた咲太は流石に可哀想

感動的な場面の直後に告白されても、勢いに押し切られたみたいと回答を一時保留した麻衣。ならばと咲太が一ヶ月毎日告白したら、ときめかなくなったと言い放つ麻衣にはちょっと待て!と言いたくなるね
けれど、その後の照れ顔が可愛かったので差し引きゼロな気もする

そうして咲太にとっては人生の転機となった日なわけなんだけど、流石にこのタイミングでループ開始するのは驚きの流れ。それにめげずにもう一回告白した咲太の男意気は素晴らしい。けれど、もう一度同じ日を繰り返すことになってしまうとは……
ループを抜けて麻衣と交際するためには、ラプラスの悪魔疑惑のある古賀の問題を解決する必要があって、そのために暫くの間は古賀と付き合っているフリをしなければならない。咲太はなかなかに苦しい立場に追い込まれたね

人からどう見られているかを気にし、通知をみれば話の途中でも返信してしまう古賀。人間関係にがんじがらめになり、『空気』を気にしてばかりの古賀の姿勢は咲太にとって傷ついた妹を思い起こさせるモノ
麻衣への好意を全開にしている咲太が、他の少女の問題解決に奔る状態をいかに不自然なものにしないかが問われた第二幕の開幕回としては充分な内容だったのではないだろうか?



良い

少しずつこの物語の方向性が見えてきたように思う。ギャングとして影の世界に生きつつも、黄金の夢を信じ関係ない人や弱者を傷つけることは許さない。そんなジョルノ・ジョバァーナの本質が見えた気がした話だった。

入団試験の中で爺さんだけでなく康一まで巻き込んでしまったジョルノ。だがポルポの信頼を得た上で確実にギャング入団を目指すなら、ポルポのスタンドを攻撃するのはNGの筈。
そこでジョルノが語ったのは己の信念、正しいと信じる夢。つまりジョルノは誰かからの信頼を得るよりも自分の掲げた理想に沿っての行動を是としているということ。
ポルポは信頼を侮辱してはならない、侮辱には殺人も許されると説く。そんな彼のスタンドの行動はジョルノの信念に反するものだから、ジョルノはポルポのスタンドを倒そうとしたし、牢獄の奥に居てとどめを刺す必要性が本来は無い本体に対しても侮辱への報いという形で確実に息の根を止めるトリックを仕掛ける

今回ポルポがした行為は悪であるが、ならジョルノが善人であるかといえばそうではない。が、かと言って老人の死に責任を感じてしまう様子から完全な悪人でもない。ある意味中途半端な立ち位置ではあるが、やはり彼の本質にはある程度優しい心が宿っているのだろうか
それを康一は感じて、ジョルノはディオに近い人間ではなくジョースター家に通じる正義の心を持つ人間だと判断したのだろうね

影の世界で生きることを選びつつも自分が正しいと信じる夢や信念を確かに持つジョルノ。
そんな彼が影の世界でどのように自分の理想を叶えていくのか興味が湧いた話だったな。

そういや、ポルポがベッドに見えたり指を喰っているように見えたり、今回の巨大ピザによる視覚トリックは一体何だったんだろう……?特に理由のない驚かし要素?



普通


良い

皆の前なら理想的な生徒会長を演じられるのに、侑と二人っきりになれば侑への思いが溢れ出し周囲が見えないかのような行動に出てしまう橙子
それらの行動は初めてのドキドキに身を焦がす橙子としては当然のもので、見ているコチラとしては橙子が暴走して侑に迫っている構図は非常に楽しめるのだけど、誰かを特別に思えず橙子へも恋心を抱けずに居る侑にとっては少しだけ迷惑な話
そういった意識の違いがあのキスシーンに現れていたのかな。橙子としては侑と二人きりで優しさを向けられればもっと触れたいと感じてしまう。しかし、侑にそんな感情は無い。けれど橙子と同じようにドキドキを味わいたいとは思ってはいる。だから橙子のキスを誘う
そのキスの感触は侑にとってどのようなものだったのだろうか?

侑と橙子の逢瀬を目撃し、ニヤニヤしていた槙がどんな行動を起こすのかとヒヤヒヤさせられた。
タイプなんて無いと言い、自分は観客で居たいと考える槙。二人の関係は誰にも言わないと約束し自分は安全だとアピールしていたけど、既にその行動は役者に話しかけてしまった時点で観客の域を超えてしまっている
沙弥香を煽るような発言をしたのはかなり危険だが、一方で侑に対し自分のことよりも橙子を心配するのは特別に思っているからでは?と疑問を投げかけた役割を担ったのは好印象。
第一話から登場し、公式サイトのキャラ紹介では4番目に位置している槙。百合モノである本作において彼にどのような役目があるのかと戦々恐々としていたのだが……
これはどうなんだろうね?彼は侑と橙子の関係性を発展させる上で役に立つ存在なのか、いずれ邪魔をしてしまうのか、今回の描写だけではまだ何とも言えないな

そして少しずつ橙子の過去に関係しそうな要素が色々と見えてきた。
侑の中で「普通」と「特別」の定義が曖昧になりつつある中、橙子は7年前に途切れた劇を復活させることで何を得ようとしているのだろう?



とても良い

あまり良い意味で使われることのない「落下現象」をこのように使ってくるとは

鳴海は正体を知らないと安心できないとある場面で言う
その言葉通り、勝に優しい言葉と態度を向ける叔父は得体が知れず、勝を怖がらせる
鳴海達に協力する阿紫花を含む黒賀は勝救出のために手は貸していても、勝を殺すことが目的の謎の集団であるため鳴海達を安心させる存在ではない
鳴海もしろがねも勝を助けたい気持ちが一致しているためにこれまで協力してきたが、互いに何を考えているかはまだまだ理解できていない。だから相手に何を考えているのかと何度も問いかける
そして勝の父は勝を黒賀を潰し合わせるための餌として考えていた。そんな父を勝は理解できない。これにより勝は鳴海達以外に安心して頼れる存在は居なくなってしまう

安心するには、相手が自分の隣に居ることを許すには相手や自分の正体を見定める必要がある。しかし、自分を人形と定義するしろがねや、親族から命を狙われ父に餌扱いされた勝にとって生半可な事では自分の正体を見定めるなんて出来やしない

鳴海は落下しかけた時に「自分の命が惜しくねぇ奴には命の重さなんぞ判る筈がねぇ」と吠える
しろがねも勝も高所から落下することで命の危険を経験する。特に勝は自分から飛び降りる事で命の軽重をより強く問い直そうとする
しろがねは鳴海に助けられたことで礼をしなければならないと感じる。それは命の大切さを理解し始めたから。更に自分が人形として扱われてきた過去をわざわざ話すのは自分の正体への認識が揺れていたからだろうね。そして話を聞いた鳴海によって人形ではないと再定義される
落下を通して勝の目つきは変わり、弱々しく守られる存在から生を求める獣の目つきになり、自分の命を一度は狙った阿紫花を雇おうと攻勢に出る
落下現象を通してこれ程までの変化が二人の身に起こるとは

第1、2話を見た時には勝はひたすら鳴海としろがねに守られる存在になるのだろうと思っていた。
それが勝の身に起きた変貌や、しろがねが人間らしさを取り戻した事で、全く予想していなかった方向に変わっていきそうで今後の話が楽しみになった話だった



とても良い

バレンタイン回という賑やかな内容であるはずなのに、雪ノ下家の二人が重苦しい雰囲気で雪乃や八幡を追い詰めてくるものだから、非常に後味が悪い
ただ、それもこれも全ては自分たちの関係性がどのようなものであるのか、という問いを後回しにしていたツケが巡ってきたから

クリスマス会を通じて距離が縮まり幾つかのイベントを過ごしてきた奉仕部の三人。その様子はとても仲の良い友人であるように見えるけど、八幡が人間関係の中に本物を求め、雪乃が八幡に必要以上のものを求めてしまっている現状は非常に危ういもの
多くが見えてしまう陽乃からすれば今の雪乃の有り様は詰まらないものに見えてしまい、母からは以前の雪乃と比べて「貴方はそういう事をしない子だと」などと呪いのような言葉を投げかけられてしまう
雪乃がそのような反応をされてしまうのは、きっと自分の有り様を他人に規定されてきた過去があるから

葉山には元々その傾向が顕著だったが、多くの人は誰かが規定した自分に則って動いている。それは決して本物とは呼べない
皆の望む葉山であろうとする彼は特定の誰かとだけ接近することは出来ない。だから今回のような試食会の形を取ったイベントは渡りに船。それどころか本音を隠したこの試食会に対して「皆自然に振る舞える」と言ってしまう
葉山にラブコールを送り続けるいろは。今回も葉山にチョコを渡すことが目的だったが最近のいろはは「葉山を好きでいる自分」と、八幡との距離を縮め盛んに関わろうとする姿のバランスが崩れているように見えてしまう
八幡も本来ならリア充感溢れるイベントは馴染めない筈が、「味見役」という言い訳めいた役を与えられ溶け込めるようになる。
それらは本物を求めて居たはずの八幡が受け入れては行けないはずのもの。そりゃ、陽乃からすれば、今のぬるま湯につかっているかのような八幡を見れば不快に思うだろうね

唯一今回の件に対して異なる反応を示したのは平塚先生。あの場に集まった者を八幡が関わった人間と評し、「この光景を見られて良かったよ」と呟いた
本物なんて求めなければ、多少の嘘を交えつつもこの光景の延長にあるものを八幡は手に入れられるだろうね。けれど、少しでも本物を求めるのなら、この光景を否定しなければならない

少しずつ雪乃が何から助けて欲しいのか見えて来る中、そろそろ奉仕部の関係性を見つめ直す時期が来ているのかな



全体
良い
映像
良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
普通
音楽
普通

登場するキャラクター全てに満遍なく活躍するシーンがあるってこういう作品を指すのだろうなと思える内容だった
非常に多くのキャラクターが登場するのに、どのキャラクターが好きな人であっても満足できそうな内容になっているのは流石。特に神埼が生身でありながら宇宙空間で大活躍してしまうシーンには度肝を抜かれてしまった

作中で中心となって描かれるアリサとシャットアウラの関係性は印象的
三年より前の記憶がなく、たった一つ出来たのが歌であった為に大勢の為に歌うのが夢だと言うアリサ。事故の後遺症で音楽を認識できず、自身を苦しめるノイズとしか感じられなくなったシャットアウラ。
二人の在り方の始まりにあるのが、オリオン号の事故である点は早い段階から判るが、二人の正体には驚かされた
正体を知ってから二人の在り方を見ると色々な部分が対象的である事が見えてくる。
歌手に憧れスポットライトを当てられ未来を夢見るアリサとレディリーの命令に従い陰の中で生き過去に苦しむシャットアウラ。そんな両者の唯一と言っていい共通項は奇跡に対し否定的な点
そして二人が再び一つになるための過程として、アリサはレディリーに囚われても自分の歌を楽しみにしてくれる皆のために奇跡の歌を歌う決意をし、シャットアウラはオリオン号全員生存の奇跡は自分の父が最後まで諦めなかったことにより導き出せた奇跡であると認めることが出来た。奇跡を否定していた二人が奇跡を認められたことで再び一つとなり新たな奇跡を引き起こす流れは良い

けれど、もし不満点を上げるとするなら当麻の活躍シーンが若干抑えられていた点か。歌手になりたいと言うアリサを後押しし、事故によって苦しみ続けるシャットアウラの目を覚ます役どころとしては充分な働きだけど、彼の最大の武器でありトリックスター的な能力である『幻想殺し』の効力が発揮されるシーンが少なかったのは少々不満かも。
終盤でレディリーは大規模魔術を展開しようとするけど、それに対峙するのは当麻でなくインデックスだったからなぁ。その分、インデックスの活躍が見られたのは良かったけど。
代わりに当麻が対峙することになったのがレアアースを操るシャットアウラだったこともあり、全編通して見ても「当麻にしか解決できない」という場面は少なかった印象
もしかしたら、あの異様なまでの打たれ強さは「当麻にしか出来ない」かもしれないけど。頭部に重傷負ってもしばらくしたらピンピンしてたのはちょっと笑ってしまった。



とても良い

透明化現象の鍵があるかもと学校に戻ってきたのに、更に麻衣を見え無くなる人は増えていて、それが余計にまだ見えている咲太を追い詰めてしまう展開はきつい
眠らないためと大量のカフェインを摂取して、解決策はないのかと量子力学を学ぶ咲太の姿勢は本当に素晴らしいとは思うが、その姿勢は逆に麻衣を気遣わせてしまうものでもあって。咲太は何をしてでも麻衣を忘れないようにとするけど、麻衣の方は咲太を犠牲にしてでも咲太に忘れて欲しくないとまでは思い込めない
だからだまし討ちのような形で咲太を眠らせ、その尽力への褒美として幾つもの言葉を投げかける。けれど、「元々私は一人だったんだから大丈夫よ。咲太に忘れられるくらい何でも無い」はむしろこれから訪れる孤独の日々に耐えなければならない自分を騙すかのような言葉のように思えてしまう

これまで咲太が麻衣を観測できたのは、咲太が学校に蔓延する『空気』に混じれなかったからだろうか。しかし、それは全く『空気』を読んでいないという訳ではなくて、『空気』に弾かれた者としての行動に準じていただけのような気もする。だから『空気』と戦うなんて馬鹿馬鹿しいと思ってきた
そんな咲太が麻衣を取り戻すために、恥も外聞も捨て学校の『空気』という本来なら変えようがない敵をぶっ飛ばすために、公開告白する姿には惚れ惚れとする
触れてはならないと麻衣を居なかった者として扱ってきた『空気』であっても、流石にあれだけの大声で恥ずかしい言葉を連呼する存在を無視する『空気』は作れない。そして注目された咲太が言及する麻衣が『空気』から注目されるのは当然の流れ。ある意味それは『空気』の上書きとも呼べるもの
麻衣がした咲太の噂を学校に向かって大声で否定するのも『空気』の上書きか。

今回、二人が『空気』に対してこじ開けた穴なんて大した大きさではなくて、数日もすれば又変わらない日常が戻ってきてしまうかも知れないようなものだけど、それでも失われかけた関係性を取り戻すには充分なわけで。
あれだけの大告白を受けながら、雰囲気で押し切られた感じがすると「一ヶ月後にもう一度言って」と注文をつけてきた麻衣にはちょっと笑ってしまった。それに対して咲太が「毎日言っても良い?」と返すのは流石。
どちらも面倒な性格であるだけに逆にピッタリと来る関係性。二人の仲が収まるべき所に収まるラストは非常に気持ちの良いものだった



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