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とても良い

いや、凄い!何もかもが凄い!圧倒的強者に見えたマックイーンを抜いたライスの走りはこの世のものとは思えない!
ライスシャワーの走りに対して「鬼が宿る」なんてフレーズが使われているらしいけど、本当にその言葉が示すとおり、この回のライスには何かが宿っている

マックイーンの練習も本番への姿勢も非常にストイック。そこから崩れる予感は皆無。以前もテイオーの存在や落鉄でも揺らぐ事がなかったように
そんなマックイーンを追い詰めるライスの徹底性。マックイーンの強すぎる肉体を超えるために精神をああまで追い詰めてみせるなんて……

マックイーンの走る理由は名誉であったり本能であったりタイトルであったり。それらの理由がマックイーンのストイックさを支えている
対してライスはブルボンの「ヒーロー」という言葉が支えている。自分はヒールではなくヒーローであるとブルボンに改めて証明する為に、ブルボンと走れる自分になる為に。その感情がライスを支えた

これはマックイーンのタイトルへの執着を上回る、もっと単純な勝利への執着に繋がる。だから絶好のマックイーンですら上回ってしまったのだろうね
観客の多くが喜ばない夢を壊すレース結果。けれどライバル達に祝福され、ブルボンは彼女を「ヒーロー」だと祝福した
きっといつかライスは大勢に祝福されるのだと信じるに足る光景

夢を壊すレース結果だったけど、一方でマックイーンには新たな夢を抱かせるきっかけとなったようで
ウマ娘達の物語は本当に良いね。敗北がそのまま絶望に成りはしない。新たな挑戦に突き進む原動力になる
テイオー、マックイーン、ブルボン、ライスと今後の活躍が気になるウマ娘ばかりで本当に視聴中は幸福感が湧き上がってきますよ



普通

デビューから勝利続きとは驚き。意外とスペック高いメンバーだったのか
出場を決めたタイミングでのオフ。それは彼女らにとって休息しつつ、自分達が居る立ち位置を見つめ直す機会となったのかな
あの千紗が「怖いけど頑張る」なんて口にするとは。いつの間にか姉をも驚かせる成長を手にしていたようで

ビニールプールにバーベキュー。いくらオフだからって遊びすぎだと言われても仕方ないかも知れない情景。でもアイドルにとってはきっと大切な時間
それが麻奈のオフショットとリンクする様子は少し叙情的

仲間だけどライバルな琴乃とさくら
麻奈は影として支える牧野が居たけど、たった一人で高みに上り詰めた
琴乃とさくらという二人はどこまで上り詰められるのだろうか?



良い

サネスの「順番」という言葉を証明するかのように今のハンジは体制側の人間。市民に真実を明かせず、エレンを信奉するフロック達をハンジは邪魔な人間として扱う
立場の変化が思想の変化まで示しているかのような回だった

これはミカサにも通じる部分がある
ミカサに助けられた経験があるルイーゼはミカサから理不尽な暴力と戦うしかないと教わった。それはあの頃のミカサが確かに持っていた思想
けれど、様々な経験を経て立場が変わった今のミカサは別の思想となった。だからルイーゼの言葉に耳は貸す理由はないが、昔を思い出させる痛みとなる

ジークに裏切られ牢から逃げ出したガビとファルコは復讐者だった筈が逃亡者に。そこでは悪魔への攻撃よりも保身が最優先となってしまうからパラディ島の悪魔に助けられる事も受け入れなければならない
それでも、馬に遊ばれた事を「これが悪魔の仕業…」と言ってしまうガビはちょっと面白いけど(笑)

それでもカヤから母の罪を問われれば糾弾せずには居られないが、国や民族で罪を語ってもカヤの母には当てはまらない。ファルコが謝ったように個人単位で見たら被害者でしか無い
でもこの考え方には落とし穴がある。実は個人単位で見ればサシャを撃ったガビの方が罪人という……
サシャに関わり持つ二人が何も知らず傍にいる皮肉な運命が恐ろしい……



とても良い

幾つもの恋物語が温度感を目まぐるしく変えながら展開する今回の話
由紀は「好き」を伝えられない少女だけど、他のメンツも安易に「好き」だなんて言えない。だから別の形をとって言葉に出せない想いを伝えようとする
それぞれの話を誰視点で、そしてどのような温度感で視聴するかで感想g全く異なってくるように思えた

桜が抱く石川への初々しい恋心
端から見れば余りにも判り易いその心模様は応援したくなるね
自信は無いけど、石川から貰ったジャージやレミの存在によって少し頑張ってみようとクッキーを作った桜
ほんの少し何かが始まったかも知れない石川と桜。「サクラ好き?」「好きだよ」の遣り取りに思わず悶そうになる

一方で気になる由紀の心情
大事なものだから口には出せない。大事と伝えられないから離れていってしまう。由紀は相手を思い遣る心が強すぎるのだろうな
そんな彼女が頑張って作ったカップケーキは口に出せなかった「欲しい」「好き」が詰まった不器用な黒焦げ
それを不味いと言いつつ「次に期待!」と言ってのけた石川は格好良いね

たった5日間。されど5日間
いつも一緒に居るのが当たり前になってしまった二人だから離れている状態が落ち着かない。そこに連絡不通まで重なれば尚の事
宮村が帰ってくる日を指折り数え、不幸が有ったのではないかとニュースに怯え……
「バカ」という短い言葉に籠められた愛情の強さに驚かされる

だから堀が自分を曲げて宮村に好かれようとする展開は必然だったのかも
好みでは伝わりきらない。言葉でも限界がある。熱や心臓の音で無いと確信的な何かは伝わらないのかも知れない
一線は越えたけど、これまでの関係を壊さず『お姉ちゃん』も『お兄ちゃん』であることも変わらない。けど、創太から『京子』を貰った
それは堀と宮村が想いを伝えあった結果と呼べるものなのだろうね



とても良い

現実を舞台にしたnanashiとNO NAMEの間接的な対決。友崎は搦手で過半数以上の得票を得られればいいと考えていたが、日南は全生徒の心を掴む演説で勝利してみせた
空気の操作技術と合わせて日南の類稀な能力の高さが見えてくるようだった

そうした強敵が描かれた今回、テーマとなっているのは勝負の後の振る舞いもしくは意識の持ち方なのだろうなぁ
日南に完敗した後のみみみは明るく振る舞い「またいつか勝てばいい」と言う。対して友崎は「日南とはこれからも勝負できる」と言う
二番手の位置から脱しようと勝ちを意識するみみみと勝負自体を楽しむ友崎の意識の違いが見えるようだった

この友崎の傾向は日南にも通じるもので、自分が勝った結果よりもnanashiとの勝負そのものを楽しんだかのよう。日南の場合、友崎が参戦したことで戦略を練れた訳だし
この辺りの発言からは友崎を警戒する気持ちはあっても、みみみを警戒する気持ちはそこまで強くなかったのだろうと察せられてしまう

選挙では全く敵わなかったみみみが次に選んだのは部活
部活での成果が日南に負けているのは既に証明されている。が、それでも日南との勝負よりも勝ちを意識するみみみが考えたのは練習量の増加だね
それが日南の努力発言に繋がってくるがそれ以上の言及は無し
自分の行動に対し「葵、どんな風に言ってた?」と気にするみみみの内心が気になってしまう

そんなみみみを見守るたま
彼女はみみみによってクラスに馴染めるようになった。みみみの行動に指針を与えたのは日南だったがそれでもたまはみみみに多大な感謝を寄せている
勝ち負けに依らない価値は既にあるのだけど、たまが助けてもらった背景を知っている事を知らないようにみみみはその価値の意味をまだ知らないのだろうな

あと、本筋にはあまり絡んでないけど、風香があまりにも可愛すぎるのですよ……!
映画の話題を振られて思わず声が大きくなってしまって、恥ずかしがって顔を隠してしまうとか!
天使か。それとも妖精か何かなの?と問い掛けたくなる程に可愛らしい



良い

グレイという特徴が無いようでいて一度見たら忘れられない見た目を素体にしてメガネザルとフクロウを作り分ける展開は驚き。最終的な見た目は全く別物なんだけど、こうして見ると生物の基本構造って似通ったものが多いのだろうなぁ
というか、孫の初恋相手にそっくりな生物を作ろうだなんて土屋はマッド過ぎですよ!



良い

親の庇護下から離れた事に拠る巣立ち、期末試験を通過できた成長。それらを踏まえた上で今回描かれる2つの変化。二乃の告白、何かおかしな感じを見せる五つ子
五つ子が明確に変わり始めているからそれに向かい合うと決めた風太郎も何かを変えなければならない
でも、それはまだ見つかっていないようで

二乃の告白シーンは本当に良い……
「何で言ってしまったんだろう!?」とパニックになっている、風太郎には聞こえていなかった。これだけの要素があれば何も無かった扱いにしたっておかしくない
けれど、二乃は踵を返して風太郎にはっきり明確にストレートに好意を伝えてみせた
彼女の中で風太郎への想いがどれだけ強くなったが伝わってくるシーンだったね

余所余所しさやギクシャク感を見せていたと思ったら、風太郎とのパートナー関係の終止符に言及した偽五月
つまり五つ子の中の誰かが直接伝える形を取らずに風太郎との関係の変化を求めたということ
確かに幾つも試練を乗り越えて様々な感情を育んできた今の風太郎と五つ子達はもうただのパートナーと言えるような関係ではないのかもしれない

今の関係を友達と呼ぶべきか、未来の恋人と呼ぶべきか
風太郎がお悩み相談と称した偽五月探しは風太郎自身に強い問いかけを発する事になるエピソードになりそうだ



とても良い

なでしこがソロキャンに初挑戦する回。
初めての一人旅に楽しそうな顔をころころと幾つも見せるなでしこが可愛ければ、そんな彼女の裏でひっそりと一人旅するリンと桜は微笑ましさを見せているね

リンが説明するソロキャンにて注意しなければならない点
これを千明達が事前に聞いていれば……と思ってしまう程に冬キャンプの要注意事項だけでなく一人旅にて抑えて置かなければならないポイントを説明している
これに従ってなでしこはソロキャンの準備を始めるわけだけど、そもそもいきなりソロキャンに行こうとせず経験者であるリンの意見を聞こうとした時点で最初のステップはクリアしていると言えるのだろうね

なでしこがソロキャンに行くと知って見守りアプリを入れた桜が保護者ポジなら、ソロキャンの師匠であるリンも保護者と言える
そんな二人がなでしこの旅に思いを寄せる中で出逢ってしまったのはある意味必然なのかも
最初は会話がなかった二人がなでしこきっかけで会話が進む様子は面白い

なでしこの一人旅は人が多い場所というのも有るし、美味しそうな食べ物がなでしこ一人旅に華を添えている為も有るのだろうけど、まだまだ一人旅ならではの寂しさを感じる所までは行っていない感じ
キャンプ地に着いてからがソロキャンの本番。キャンプ地でなでしこが一人の時間をどう過ごすのか次回が気になってしまうね



とても良い

第二期は様々なライバル関係が描かれるけど、今回のミホノブルボンとライスシャワーは面白いね
それぞれの走る姿が互いに希望を与えているのに、どちらもすぐには気付かない。だから一方的な追いかけっこが続いていたという

ライスの悩みは作中の観客だけでなく視聴者に対しても向けられているかのよう
競技においてタイトルが掛かったレース・試合などはその悲願が達成されるかどうかに注目してしまうし、それが納得できない理由で防がれれば思わず不平を口にしてしまうのは人の常
というか、自分はブルボンの三冠が防がれた回を見てそういう反応をしてしまいましたよ…

でも、それは競技に真剣に取り組んだ者を傷付ける行為なんだよね
だからライスは走る意欲や自信を失ってしまった。更に三連覇が掛かったマックイーンと争うとなったら逃げ出してしまうのも無理はない
けれど、それはそれで今度は対戦相手への無礼になる
ライスは進退窮まった状態

リーダーとしてテイオーは良い仕事をしたね。二人の話から見えてくるのは三冠が掛かったレースを境に二人の意識が全く変わったこと
キラキラしたブルボンの背中に追いつこうと一生懸命だったライスは追い抜いたことで希望を失った
前と夢だけを見て走っていたブルボンは追い抜かれたことで夢破れて希望を得た

二人の走りは互いに強い影響を与えていたが、ライスは観客の不満を見た事で自分は夢を与えられなかったのだと考えてしまった
でも、ウマ娘がその走りで夢を与える相手は何も観客だけじゃないんだよね
ライスの走りはブルボンの他にもマチカネタンホイザやダイタクヘリオス達にも夢を与えた
それをブルボンはライスに知らしめたから、ライスはレースへの意欲を取り戻せるわけだね

互いの背中が互いに希望を与えていたライスとブルボンのライバル関係
今回はいわば本筋であるテイオーとマックイーンの物語から少し外れたエピソードだったわけだけど、これが描かれた事で次回描かれるだろうマックイーンの三連覇が掛かったレースをより楽しめるようになっていたね



普通


良い

以前、アルミンは話し合いによる融和を考えていたけど、それはエレンに拠る力の行使で完全に絶たれ、話し合いは無意味と化した。
今回はかろうじて話し合いが意味を持っていた時期を回想として入れることで、事態の切迫度は増しているのだと伝わってくるね

ヒィズル国から伝えられる地ならしで島を守る為の過程
これは強大な力を持つ世界に対抗する為にはこちらも力を維持して島を守ろうという考えだけど、エレン達が守りたい仲間を犠牲にしてしまうもの
だからエレンは拒否する。この頃のエレンは力の行使よりも話し合いに若干傾倒しているのだと判るね

判らないものが有るなら会いに行こうと言うシーン、仲間達には巨人を継承させないと話し合うシーン
どちらも話し合いによって融和を図ろうとしている。
特にエレンが仲間を大切に思う気持ちは話し合いを通して伝わり過ぎてしまって皆して赤くなるのは微笑ましい
だというのにそれは変わってしまった

力が行使された後は話し合いは意味を持たない
ハンジはエレンの叫ぶような問いに答えられないし、ヒストリアの勝手な行動の理由は誰も理解できない
また、ミカサ達も戦場に招かれ、サシャの死を前にしたエレンの失笑を知った事でエレンを理解できなくなってしまうのは哀しい事態

それでもアルミンは話し合いを望んでいるようだけど……
今のエレンは話し合いを止めて力を行使し仲間を大切に想っているかすら見えてこない人間。果たしてアルミンの想いは話し合いによって何処まで通じるのやら

こんな状態なのに変わらず中二病扱いされるエレンについ笑ってしまえるのが唯一の救い



良い

慰安旅行に行くというのに仕事のスケジュールを気にして宿に前乗りしてしまう一行は本当に仕事人間だなぁ(笑)

エセ殺人事件が単純なドタバタ喜劇になるのではなく、その中で生物の特性が幾つも顕在化する流れは素晴らしいね。終わってみれば伏線もきちんと回収されてたし、割と良回だったのでは?



とても良い

無事に恋仲となった堀と宮村。これまでも恋人みたいな空気感を纏っていた二人だけどそれは堀家の中に限定されていた。
それが明確に恋人となった事で二人が恋人であると周囲に認められる話だったといえるのかな

京介は宮村が髪垂らして眼鏡しているだけで認識できなくなるくらいに宮村を見ていない。ついでにあまり話も聞かない
そんな彼がぽつりと聞いた京子の何が良いのかという問い。それに対する宮村の答えを聞いて彼は京子に相応しい彼氏であると認めたのだろうね

ただ、それは学校では通じない。学校での宮村は根暗なオタクに見えているから華やかな堀と似合わないと思われる
それを自分達は気にしていないと突っぱねるか、それとも周囲の認識を変えさせるか。二つを前に宮村は大きな一歩を踏み出したようで
宮村の変化に拠る功績は如実。途端に女子からちやほやされる存在になってしまう程に

学校に居る者の多くが二人を恋仲であると認めたなら、逆に認めようとしない者が浮き出てくる。それが今回から登場する沢田
突然現れながら宮村を堀の彼氏であると絶対に認めない沢田は宮村の良さを知らないし認めようとしない
それが変わったのが宮村家来訪の流れかな

家に入れないからって平然と家に上げてケーキまで出して、面倒な沢田の相手も平然とする
それは沢田にとって亡き兄を思い出させるもの。おまけにまた家に来て良いとまで言ってくれた
だからナンパされたシーンでも男が苦手なのについ宮村に縋ってしまって……
沢田が宮村と堀が恋仲であると認めるのは未だ先だろうけど、宮村を良い奴だとは認識したんじゃなかろうか

そんな周囲を他所に親密度を上げていく堀と宮村
進藤がちょっと目を話した隙に口移しを敢行しましたよ、あの男は……!
それでいて堀の方も「私に何もして来ないよね」とか更に過激な何かを要求していらっしゃいますか……!?
今回は京介が邪魔になってしまったけど、時と場合によっては簡単に一線を越えてしまいそうだ……



良い

今回の日南の課題は大まかな指針だけ。だから友崎の行動の自由度は増すし、単純にリア充らしい行動だけでなくnanashiらしい発想も行動に取り入れることが出来る
そのnanashiらしさは「日南を倒してみたい」という欲にも繋がっていき、みみみにも通じる感情となるのは面白いね

片やゲームでは常勝でも人生では大敗中の友崎、片やどれだけ優秀な成績を残しても日南の後塵を拝すみみみ
人生における立ち位置は全く違う筈なのに不思議な点で一致を見た二人。それはマイナスの感情によるものではなく、強い敵に勝って自分の強さを証明したいという単純な欲求だから気持ち良く応援出来る

そうは言っても相手はパーフェクトヒロインの日南葵
冒頭の「私には勝てない」という絶対の自信に裏打ちされた言葉があまりにも現実離れしていた
それでも友崎とみみみは日南に挑むと決めた。みみみが一人で始めた戦いがいつの間にか「俺達の戦い」になった。二人の足掻きがどこまで日南に通じるか見届けたいね



良い

どこか行き当たりばったり感のあった千明達の山中湖キャンプ。それは思わぬ発想や予想外の楽しさを呼び込んでくれる事も有るのだろうけど、それでも冬キャンなら油断してはならない一線が有る訳で
特に下調べも準備もせずの氷点下湖畔キャンプとか流石にヤバすぎるわな

本作は真冬にその服装で大丈夫?と言いたくなるシーンもあるけど本人達が楽しんでいるならまあ良いかとなるパターンが多かった。けど、今回ばかりは命の危険すらあった冗談では済まないパターン
鳥羽先生はとても大事なことを言っていたね。……それなのに一瞬後には酔いどれ状態になっているのはそれで良いのか?となってしまうけど(笑)

グルキャンを何度も楽しんだなでしこによる一人キャンプへの挑戦
彼女の新境地への一歩がせめて楽しい思い出になってくれればと思わず祈ってしまうね



良い

原作では割と厄介な構成になっていた『最後の試験』編をコンパクトに纏めてくるとは思わなかったよ……。そのせいでバレンタインに遊園地に墓参りに期末試験とイベント盛りだくさんな内容になってるけど
それはさておき期末試験という一つの区切りを通して五つ子達の成長や進展が描かれているね

四葉は五つ子の足を引っ張る自分から皆の手を引っ張る自分に成長することが出来た。五月は勉強会を通して教師になる気持ちを体感できた
二人が人間的成長であるのに対して対して、三玖と一花は恋愛面での進展を行っているね
三玖はバレンタインチョコ作りを通して、一花は書店での買い物を通して風太郎との触れ合いを積み重ねていく

ある意味、どれだけ風太郎から教えられたことを実力に変えられたかと示す期末試験の結果。三玖から決意を聞いていたのに三玖を上回る成果を叩き出した一花の歓喜の表情にゾクゾクするね

そして変化する五つ子達の中で一つの変化を迎えようとする二乃の姿が描かれるのは次回ですか。あの回は大変好きな回なので今から楽しみですよ



とても良い

三冠は届かず無冠すら叶わない。更に再びの故障と今のテイオーは泥沼に嵌ってしまったかのよう
そこから抜け出すためには何か原動力が必要となるのだけど、他のウマ娘の原動力を身近に見る中で取り戻していく流れは秀逸

メジロパーマーとダイタクヘリオスは競いながらもズッ友で逃げ友の間柄で互いの言葉が原動力に
ミホノブルボンは三冠の夢破れてもライスシャワーに負けたことで新たな原動力を得た
ダイワスカーレットとウオッカは熾烈な競争をしながらもそれが他のレースへの原動力になっている

でも、他人の走りや関係を見ていても自分のレースでしか決定的な答えは見つけられないのだろうね
自分の敗北を残念がる観客を見て感じる悔しさ。変な襷を気にするより先にテイオーに会えた事を喜ぶ女性との出会い
それらはきっと勝ちたいという本能を少しずつ呼び覚ますもの

そしてトドメのマックイーンが格好良いね!
シンボリルドルフにはテイオーとの関係を聞かれても素気無い返答だったし、テイオーは自分とのライバル関係をすぐには気付いてくれない
それを悔しがるかのようにテイオーの前で熱烈にライバル意識を語るマックイーンの姿はあまりにも美しい

それどころか、相手の得意な距離で勝たなければフェアでないと語る姿も格好良い
具体的なタイトルを目標や原動力とするのではなく、ライバルとの競争意識を原動力としたテイオーとマックイーンの関係性
もしかしたら『無敗』よりも価値在るかも知れないライバルには『負けない』の決意。いつか訪れるだろう二人の再戦に俄然期待が高まってしまうね



良い

バランスを取り始めていた10の個性全てを一つに纏めるのではなく、2つのグループに分けるとは驚き。というか、牧野は随分ややこしい表現をして回跨ぎをしたのね……
でも、グループ分けによってこれまで見えにくかった一人一人の特徴に注目出来るようにもなっているね

その代表例が千紗と怜
これまでの千紗はどうしても沙季とセットで見られていた。けれど、別れた事で千紗のお姉ちゃんっ子な一面に注目が集まるようになった
そうした弱い面が前に出る事で、逆に強い面が早くも目立つ怜の姿
加入してすぐに高い実力や士気を見せる怜は千紗からすると近寄り難く見える

だから、怜の印象が真逆に変わるかのようなスーパーでの一幕は面白いね
姿を見られてからのドジ連発、更に話を聞けば怜だって不安に押し潰されそうな中でダンスに向き合っている一面が見えてくる
そうした面を見たからこそ、同じように不安で一杯な千紗も気持ちを切り替えて、怜に近付こうという意思を持てたのだろうね

このまま2つのグループで突き進んでいくのかと思いきや、花畑を前に2グループ合同で写真撮影ですか
「どこでも成功」という言葉を体現するかのように場所やグループ分けを気にしないかのように新たな光を見せ始めた星見プロ。彼女らの躍進が何処までアイドル業界に通じるのか気になる所



とても良い

戦争の悲惨さを知るアルミンが回想する形で紡ぐまだ穏やかだった頃のパラディ島
「あの時なら未だ何かを変えられた」という言葉からは今の状態を本気で後悔している様子が伝わってくるね

今回、幾度か登場する「話し合い」という言葉とそれを脅かすような力の影が印象的
アルミンが考えるのは話し合いによって和解できないかということ。それは幾つかの場面で実践されているね
ハンジとイェレナは話し合って協力関係となった。ニコロは食事を通してサシャやその家族と蟠りが解けた。調査兵団の方針を決めるのも話し合いによるもの

一方で話し合いを脅かすのはいつだって力の存在
イェレナはハンジ達と話すために上官を撃つ必要があった。イェレナ達の諜報はマーレの力の前に成す術がなかった。マーレの調査船団を有無を言わせず従わせるには巨人の力が必要だった
話し合いとは相容れないが影のように付き従う力の存在にエレンとアルミンの決断の違いが見えてくるね

アルミンは時間を掛けて話し合えば判り合えると説く
エレンは時間を稼ぐためには力が必要だと考える
二人は根幹から擦れ違っているから、アルミンに今のエレンは判らない
懺悔とも決意とも言える言葉を投げかける相手は話し合いができない状態となったアニー。思い返せば彼女とは話し合いが決裂し戦うしか無かった相手だったと考えると何とも皮肉めいているね

改めて示されるサシャの死
「勝てなきゃ死ぬ」とはミカサの言葉。それに続くように放たれたエレンの「戦わなければ勝てない」との言葉があまりにも重く伸し掛かる



普通


とても良い

宮村の連絡事項告白から始まったギクシャクは更に「ちかちゃん」問題ですれ違い……
些細なきっかけで人は離れ離れになってしまうと言うけれど、堀と宮村はあの瞬間がその危機だったのかも
宮村の「こんなに簡単に嫌われるなんて思わなかった」との言葉があまりに悲痛

でも、二人には集う場所があるわけで
すれ違っても喧嘩してもやっぱり堀家に揃ってしまう。そうすればお互いの後悔を話し合える。ちゃんと話し合ってみればつまらない早とちりと理解し合える
対面した状態からソファに隣り合って座り直した二人の様子からは収まるべき所に収まったのだと伝わってくるね

もう一つのギクシャクである連絡事項告白。返事を聞くのが怖い、関係を変えるのが怖い
こちらは二人で話し合っても簡単に解決できない問題。だから突如現れた京介が無理やり掻き回して二人の言いにくい本心を引き出す展開は良いね
……それにしても、自分の家なのに久し振りに帰ってくるとか自分の食器がないとかこの家どうなっているんだ(笑)

思わぬ流れで変わってしまった二人の関係や通じ合った想い。けれど、それを不快に思うことはなく…
不意に手を繋いだ後に手を握り返す様子。これはこれで言葉に現れない告白の形であったように感じられてしまう
明日やこれからを期待してしまう宮村の姿に二人の関係の変化を何よりも感じられたね

何かが始まりそうだけど、まだ何も始まらない石川と桜
石川への想いはあれどそれを親友に明かせない桜の心は劣等感によるもの。でも、劣等感があっても親友で居たいと感じた相手がレミだから。
レミに本心を明かせた桜は素晴らしいし、そんな桜の可愛さを誰よりも理解してるレミはもっと素晴らしいね



普通


良い

自分磨きにある程度の成果が見えてきた事で次のステージへ進みだした友崎の様子が見えてくるエピソード
前回までの課題によって優鈴と普通に話せるようになったことが今回の話の下地になっているのだと感じられ、友崎が少しずつレベルアップしているのだと判る内容になっているのは良いね

これまでは日南の課題をクリアしたとしても成果と言えるのは日南の褒め言葉か友崎自身の遣り甲斐程度だった
それが今回は課題をこなして来たことで得られた成長の証であるかのように友崎自身の変化、環境の変化を感じ取れるようになっているね
その判りやすい印がグループへの加入

しょうもない葛藤だと判っていても参加承諾は緊張する決断。それでも参加ボタンをタッチ出来たなら、それは確かな成長への一歩となる
ただ、実際のお出掛けは水沢に押されて全く力を出せなかったけど
水沢は完全無欠の提案をしているわけではないが、グループを引っ張り自分の提案を飲ませるという意味では友崎がこれから目指すべき存在

前回までが自分磨きであったなら、今回から始まるのは他者との交流調整
課題は達成できなかったが、それでも自分の提案を幾つも通す水沢の姿を観察することが出来た。成功だけが経験でないなら、今回の失敗も立派な経験
人生のルールを少しずつ理解していく友崎の挑戦がどこまで通用するのか。これからの話も楽しみだね



良い

前話にて幾つもの「さよなら」を経て巣立った五つ子達
親の庇護から逃れるとはどういう意味か、そして新しい環境下で五つ子達がどのように新たな想いを抱くに至るのかが描かれたエピソードだったね

これまでは雇う側と雇われる側だった風太郎と五つ子の関係。そこにお金が介在しないなら、別の動機が必要となってくるが今のところそれは曖昧
風太郎の理由が「やりたくてやってる」だから五つ子からの報酬も四葉の「ほっぺにチュー」程度
そんなだからか五つ子の働く想像も中途半端に終わる

風太郎が一花の演技を見て侮るのもその路線上の視点
でも、一花は風太郎が作った不味いケーキをさも美味しそうに食べる演技力を見せた。また、Aパートでは疲れから寝落ちしてしまう場面も
一花は長女らしくこの状況下において一番頑張っている
なら、寝た振りで風太郎に寄り掛かるのは何処か曖昧なご褒美と言えるのかも知れないね

ただ、今の状況は家出しているだけで父親の庇護から完全に抜け出せたわけではない曖昧な状況。五月は影で父親に会い、食事も奢られてしまう
だから今度こそ完全に巣立つ為に自己責任で問題に立ち向かえると証明する必要がある。あの父親に対し五つ子と風太郎はどれだけ自分達は一人前であると証明できるのかな?



良い

千明、あおい、恵那という不思議な組み合わせで始まる山中湖への旅模様
この組み合わせだとあおいが二人のノリについて行けずツッコミ役に回らざるをえないという不思議
3人共旅慣れているわけではないから何処かあたふたした印象も有る旅模様。でもそれが却って独特の楽しさを醸し出しているね

バスの乗車はギリギリ、温泉に入ってもなかなか出られない
そこには計画性が無く見えるけど、だからこそ状況ごとに楽しめるものを選び取る柔軟性も併せ持っているのかも知れない
……だとしても、湖の真ん中でキャンプと意気込んでいたのにそれが「危ない」なんて理由で出来なくなるのはちょっと先の見通しがなさすぎるかもだけど(笑)



とても良い

トレーナーは残酷と表現したテイオーかマックイーンのどちらかしか勝てないレース
けれど、ゴルシ達に言わせれば「二人はそんな風に思ってない」
勝ち負けが決まってしまうレース結果、一方でそこには勝ち負けだけが有るわけではないという事なのだろうね

入場時のじゃんけんで負け、レース直前には落鉄。これらは判りやすいフラグに思える。こういった不吉さは負けに繋がってしまうのではないかと
けれど、マックイーンは不吉程度で負けるような特訓はしてこなかった
そしてテイオーもライバルの不吉さ程度で勝てるとも思っていない
だから二人の表情は落ち着いている

テイオーはよく走った。マックイーンは持ち前の力を発揮した
どちらが勝ってもおかしくない勝負であり、どちらも勝つ為に全力を込めて走りきった
それが観客の大歓声に繋がり、視聴者に対しても大きな感動を齎してくれる

涙をこらえてマックイーンの勝利を祝したテイオー
抱き合う二人の姿は美しい友情、競い合ったライバルの尊い姿に見えるけれど、一方でテイオーは誰にも見えない角度で涙を流してしまって
勝ち負けだけが有ったわけではないレース結果。あまりの衝撃にどう受け止めて良いのか判らない自分が居る……



良い

前回、個性がバラバラだった状況からLizNoirの登場によってアイドルの頂点を目指すイメージを共有し纏まったかに見えた星見プロの面々だけど……
そうか、それだけじゃ足りなかったのか。そのイメージだけでは頂点を目指すアイドルにしか成れないという訳だね

2、3話と比べると会話に参加し、皆を引っ張るようになった琴乃。彼女は他の面々よりアイドルの頂点を目指す意志は固いけれど、だからって完璧なアイドルという訳ではない
そういった意味では琴乃の影響が強すぎるとアイドルらしさの一部を失ってしまう。TRINITYAiLEを見て憧れより先に怖気づいてしまったように

塀の上で猫と戯れた挙げ句降りられなくなるなんて強すぎる個性を持つ芽衣の加入は真面目さが強くなり過ぎていた星見プロを再び和気藹々としたアイドルグループに揺り戻すものになる
でも、芽衣が持つアイドルらしさがそのまま全てというわけでもない
異なる幾つもの個性がぶつかり合い、合わさる事でグループは完成に近づいていくのだろうね

纏まりを見せ始めた星見プロ。けれど、メタ的に言ってしまえばまだ二人の加入が有るわけで
その二人の個性は星見プロの面々にどのような影響を与えるのか、そして牧野の発言の真意とは?
変わらず次回が気になる内容だね



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