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良い

原作では割と厄介な構成になっていた『最後の試験』編をコンパクトに纏めてくるとは思わなかったよ……。そのせいでバレンタインに遊園地に墓参りに期末試験とイベント盛りだくさんな内容になってるけど
それはさておき期末試験という一つの区切りを通して五つ子達の成長や進展が描かれているね

四葉は五つ子の足を引っ張る自分から皆の手を引っ張る自分に成長することが出来た。五月は勉強会を通して教師になる気持ちを体感できた
二人が人間的成長であるのに対して対して、三玖と一花は恋愛面での進展を行っているね
三玖はバレンタインチョコ作りを通して、一花は書店での買い物を通して風太郎との触れ合いを積み重ねていく

ある意味、どれだけ風太郎から教えられたことを実力に変えられたかと示す期末試験の結果。三玖から決意を聞いていたのに三玖を上回る成果を叩き出した一花の歓喜の表情にゾクゾクするね

そして変化する五つ子達の中で一つの変化を迎えようとする二乃の姿が描かれるのは次回ですか。あの回は大変好きな回なので今から楽しみですよ



とても良い

三冠は届かず無冠すら叶わない。更に再びの故障と今のテイオーは泥沼に嵌ってしまったかのよう
そこから抜け出すためには何か原動力が必要となるのだけど、他のウマ娘の原動力を身近に見る中で取り戻していく流れは秀逸

メジロパーマーとダイタクヘリオスは競いながらもズッ友で逃げ友の間柄で互いの言葉が原動力に
ミホノブルボンは三冠の夢破れてもライスシャワーに負けたことで新たな原動力を得た
ダイワスカーレットとウオッカは熾烈な競争をしながらもそれが他のレースへの原動力になっている

でも、他人の走りや関係を見ていても自分のレースでしか決定的な答えは見つけられないのだろうね
自分の敗北を残念がる観客を見て感じる悔しさ。変な襷を気にするより先にテイオーに会えた事を喜ぶ女性との出会い
それらはきっと勝ちたいという本能を少しずつ呼び覚ますもの

そしてトドメのマックイーンが格好良いね!
シンボリルドルフにはテイオーとの関係を聞かれても素気無い返答だったし、テイオーは自分とのライバル関係をすぐには気付いてくれない
それを悔しがるかのようにテイオーの前で熱烈にライバル意識を語るマックイーンの姿はあまりにも美しい

それどころか、相手の得意な距離で勝たなければフェアでないと語る姿も格好良い
具体的なタイトルを目標や原動力とするのではなく、ライバルとの競争意識を原動力としたテイオーとマックイーンの関係性
もしかしたら『無敗』よりも価値在るかも知れないライバルには『負けない』の決意。いつか訪れるだろう二人の再戦に俄然期待が高まってしまうね



良い

バランスを取り始めていた10の個性全てを一つに纏めるのではなく、2つのグループに分けるとは驚き。というか、牧野は随分ややこしい表現をして回跨ぎをしたのね……
でも、グループ分けによってこれまで見えにくかった一人一人の特徴に注目出来るようにもなっているね

その代表例が千紗と怜
これまでの千紗はどうしても沙季とセットで見られていた。けれど、別れた事で千紗のお姉ちゃんっ子な一面に注目が集まるようになった
そうした弱い面が前に出る事で、逆に強い面が早くも目立つ怜の姿
加入してすぐに高い実力や士気を見せる怜は千紗からすると近寄り難く見える

だから、怜の印象が真逆に変わるかのようなスーパーでの一幕は面白いね
姿を見られてからのドジ連発、更に話を聞けば怜だって不安に押し潰されそうな中でダンスに向き合っている一面が見えてくる
そうした面を見たからこそ、同じように不安で一杯な千紗も気持ちを切り替えて、怜に近付こうという意思を持てたのだろうね

このまま2つのグループで突き進んでいくのかと思いきや、花畑を前に2グループ合同で写真撮影ですか
「どこでも成功」という言葉を体現するかのように場所やグループ分けを気にしないかのように新たな光を見せ始めた星見プロ。彼女らの躍進が何処までアイドル業界に通じるのか気になる所



とても良い

戦争の悲惨さを知るアルミンが回想する形で紡ぐまだ穏やかだった頃のパラディ島
「あの時なら未だ何かを変えられた」という言葉からは今の状態を本気で後悔している様子が伝わってくるね

今回、幾度か登場する「話し合い」という言葉とそれを脅かすような力の影が印象的
アルミンが考えるのは話し合いによって和解できないかということ。それは幾つかの場面で実践されているね
ハンジとイェレナは話し合って協力関係となった。ニコロは食事を通してサシャやその家族と蟠りが解けた。調査兵団の方針を決めるのも話し合いによるもの

一方で話し合いを脅かすのはいつだって力の存在
イェレナはハンジ達と話すために上官を撃つ必要があった。イェレナ達の諜報はマーレの力の前に成す術がなかった。マーレの調査船団を有無を言わせず従わせるには巨人の力が必要だった
話し合いとは相容れないが影のように付き従う力の存在にエレンとアルミンの決断の違いが見えてくるね

アルミンは時間を掛けて話し合えば判り合えると説く
エレンは時間を稼ぐためには力が必要だと考える
二人は根幹から擦れ違っているから、アルミンに今のエレンは判らない
懺悔とも決意とも言える言葉を投げかける相手は話し合いができない状態となったアニー。思い返せば彼女とは話し合いが決裂し戦うしか無かった相手だったと考えると何とも皮肉めいているね

改めて示されるサシャの死
「勝てなきゃ死ぬ」とはミカサの言葉。それに続くように放たれたエレンの「戦わなければ勝てない」との言葉があまりにも重く伸し掛かる



普通


とても良い

宮村の連絡事項告白から始まったギクシャクは更に「ちかちゃん」問題ですれ違い……
些細なきっかけで人は離れ離れになってしまうと言うけれど、堀と宮村はあの瞬間がその危機だったのかも
宮村の「こんなに簡単に嫌われるなんて思わなかった」との言葉があまりに悲痛

でも、二人には集う場所があるわけで
すれ違っても喧嘩してもやっぱり堀家に揃ってしまう。そうすればお互いの後悔を話し合える。ちゃんと話し合ってみればつまらない早とちりと理解し合える
対面した状態からソファに隣り合って座り直した二人の様子からは収まるべき所に収まったのだと伝わってくるね

もう一つのギクシャクである連絡事項告白。返事を聞くのが怖い、関係を変えるのが怖い
こちらは二人で話し合っても簡単に解決できない問題。だから突如現れた京介が無理やり掻き回して二人の言いにくい本心を引き出す展開は良いね
……それにしても、自分の家なのに久し振りに帰ってくるとか自分の食器がないとかこの家どうなっているんだ(笑)

思わぬ流れで変わってしまった二人の関係や通じ合った想い。けれど、それを不快に思うことはなく…
不意に手を繋いだ後に手を握り返す様子。これはこれで言葉に現れない告白の形であったように感じられてしまう
明日やこれからを期待してしまう宮村の姿に二人の関係の変化を何よりも感じられたね

何かが始まりそうだけど、まだ何も始まらない石川と桜
石川への想いはあれどそれを親友に明かせない桜の心は劣等感によるもの。でも、劣等感があっても親友で居たいと感じた相手がレミだから。
レミに本心を明かせた桜は素晴らしいし、そんな桜の可愛さを誰よりも理解してるレミはもっと素晴らしいね



普通


良い

自分磨きにある程度の成果が見えてきた事で次のステージへ進みだした友崎の様子が見えてくるエピソード
前回までの課題によって優鈴と普通に話せるようになったことが今回の話の下地になっているのだと感じられ、友崎が少しずつレベルアップしているのだと判る内容になっているのは良いね

これまでは日南の課題をクリアしたとしても成果と言えるのは日南の褒め言葉か友崎自身の遣り甲斐程度だった
それが今回は課題をこなして来たことで得られた成長の証であるかのように友崎自身の変化、環境の変化を感じ取れるようになっているね
その判りやすい印がグループへの加入

しょうもない葛藤だと判っていても参加承諾は緊張する決断。それでも参加ボタンをタッチ出来たなら、それは確かな成長への一歩となる
ただ、実際のお出掛けは水沢に押されて全く力を出せなかったけど
水沢は完全無欠の提案をしているわけではないが、グループを引っ張り自分の提案を飲ませるという意味では友崎がこれから目指すべき存在

前回までが自分磨きであったなら、今回から始まるのは他者との交流調整
課題は達成できなかったが、それでも自分の提案を幾つも通す水沢の姿を観察することが出来た。成功だけが経験でないなら、今回の失敗も立派な経験
人生のルールを少しずつ理解していく友崎の挑戦がどこまで通用するのか。これからの話も楽しみだね



良い

前話にて幾つもの「さよなら」を経て巣立った五つ子達
親の庇護から逃れるとはどういう意味か、そして新しい環境下で五つ子達がどのように新たな想いを抱くに至るのかが描かれたエピソードだったね

これまでは雇う側と雇われる側だった風太郎と五つ子の関係。そこにお金が介在しないなら、別の動機が必要となってくるが今のところそれは曖昧
風太郎の理由が「やりたくてやってる」だから五つ子からの報酬も四葉の「ほっぺにチュー」程度
そんなだからか五つ子の働く想像も中途半端に終わる

風太郎が一花の演技を見て侮るのもその路線上の視点
でも、一花は風太郎が作った不味いケーキをさも美味しそうに食べる演技力を見せた。また、Aパートでは疲れから寝落ちしてしまう場面も
一花は長女らしくこの状況下において一番頑張っている
なら、寝た振りで風太郎に寄り掛かるのは何処か曖昧なご褒美と言えるのかも知れないね

ただ、今の状況は家出しているだけで父親の庇護から完全に抜け出せたわけではない曖昧な状況。五月は影で父親に会い、食事も奢られてしまう
だから今度こそ完全に巣立つ為に自己責任で問題に立ち向かえると証明する必要がある。あの父親に対し五つ子と風太郎はどれだけ自分達は一人前であると証明できるのかな?



良い

千明、あおい、恵那という不思議な組み合わせで始まる山中湖への旅模様
この組み合わせだとあおいが二人のノリについて行けずツッコミ役に回らざるをえないという不思議
3人共旅慣れているわけではないから何処かあたふたした印象も有る旅模様。でもそれが却って独特の楽しさを醸し出しているね

バスの乗車はギリギリ、温泉に入ってもなかなか出られない
そこには計画性が無く見えるけど、だからこそ状況ごとに楽しめるものを選び取る柔軟性も併せ持っているのかも知れない
……だとしても、湖の真ん中でキャンプと意気込んでいたのにそれが「危ない」なんて理由で出来なくなるのはちょっと先の見通しがなさすぎるかもだけど(笑)



とても良い

トレーナーは残酷と表現したテイオーかマックイーンのどちらかしか勝てないレース
けれど、ゴルシ達に言わせれば「二人はそんな風に思ってない」
勝ち負けが決まってしまうレース結果、一方でそこには勝ち負けだけが有るわけではないという事なのだろうね

入場時のじゃんけんで負け、レース直前には落鉄。これらは判りやすいフラグに思える。こういった不吉さは負けに繋がってしまうのではないかと
けれど、マックイーンは不吉程度で負けるような特訓はしてこなかった
そしてテイオーもライバルの不吉さ程度で勝てるとも思っていない
だから二人の表情は落ち着いている

テイオーはよく走った。マックイーンは持ち前の力を発揮した
どちらが勝ってもおかしくない勝負であり、どちらも勝つ為に全力を込めて走りきった
それが観客の大歓声に繋がり、視聴者に対しても大きな感動を齎してくれる

涙をこらえてマックイーンの勝利を祝したテイオー
抱き合う二人の姿は美しい友情、競い合ったライバルの尊い姿に見えるけれど、一方でテイオーは誰にも見えない角度で涙を流してしまって
勝ち負けだけが有ったわけではないレース結果。あまりの衝撃にどう受け止めて良いのか判らない自分が居る……



良い

前回、個性がバラバラだった状況からLizNoirの登場によってアイドルの頂点を目指すイメージを共有し纏まったかに見えた星見プロの面々だけど……
そうか、それだけじゃ足りなかったのか。そのイメージだけでは頂点を目指すアイドルにしか成れないという訳だね

2、3話と比べると会話に参加し、皆を引っ張るようになった琴乃。彼女は他の面々よりアイドルの頂点を目指す意志は固いけれど、だからって完璧なアイドルという訳ではない
そういった意味では琴乃の影響が強すぎるとアイドルらしさの一部を失ってしまう。TRINITYAiLEを見て憧れより先に怖気づいてしまったように

塀の上で猫と戯れた挙げ句降りられなくなるなんて強すぎる個性を持つ芽衣の加入は真面目さが強くなり過ぎていた星見プロを再び和気藹々としたアイドルグループに揺り戻すものになる
でも、芽衣が持つアイドルらしさがそのまま全てというわけでもない
異なる幾つもの個性がぶつかり合い、合わさる事でグループは完成に近づいていくのだろうね

纏まりを見せ始めた星見プロ。けれど、メタ的に言ってしまえばまだ二人の加入が有るわけで
その二人の個性は星見プロの面々にどのような影響を与えるのか、そして牧野の発言の真意とは?
変わらず次回が気になる内容だね



良い

見聞の差が行動の差に如実に現れているね
優しさを持つ少年でありライナーとエレンの遣り取りを直接見たファルコは報復の連鎖を想像しガビの復讐を止めようとする。けれど、そんなものを見ていない、むしろエレンによって壊された物を目の前にしたガビは止まらない
見てきた物の差が二人の行動に差をつける

それは他の様々にも言えるね。
巨体で街や人を踏み潰した光景を見たアルミンの瞳、エレンの表情をクソ野郎の面と評せるリヴァイの経験
マーレを敵としか認識しないフロック達はこの状況を大勝利と喜べるが、中央憲兵との内乱を経たジャン達は人を殺す重さを知っている
だからジャンはサシャが殺されたとしてもガビを殺す意味を見いだせない

調査兵団からの信頼を失い、更にはサシャという尊い仲間の死を前にしたのに失笑したエレン。一方でその表情は単純に笑っているだけとも言い難い
見聞の差が行動の差に表れるなら、この状況で笑うエレンは何を見てきたのだろうと気になってしまう



とても良い

3話を見た時、宮村のこれまでの人生は友達なんて居ない寂しい人ものだったのではないかと思ってしまった。だからこそ、走り寄った上で殴りつける間柄の進藤が居た事に驚かされる
これは作中で堀が感じたように、視聴者にも宮村の「知らなかった一面」を見せるものだね

1年近く一緒に居るのに宮村について知らない事が有るのだと自覚する堀。知らずに居た理由としては話す相手に拠るものだったり、時間の壁に拠るものだったり
中でも宮村が進藤に見せた態度は象徴的。あれは宮村が堀と過ごす時間とは全く異なる時間を過ごした相手だから見せる一面
あれを見るに中学時代の進藤は確かに宮村を救った存在と言えるのだろうな

相手や時間によって見せる態度が違うなら、その異なる態度を見せる状況に触れるなんて普通はできない。だから堀は宮村の中学時代に触れずに来た
一方で宮村は堀の少ない言葉から堀の幼少期の寂しさに触れてみせた。あの時、宮村は堀の「知らなかった一面」を救ってみせた
知らない筈なのに堀の寂しさを埋めてみせた宮村は本当に良い男だね

連絡事項に紛れ込ませた告白の言葉
おそらく堀が寝ているだろうからと発した言葉。また、堀もリアクションを取らなかった為に知らなかった振りが出来る
「好き」の二文字を知らないままとするのか、それとも知ってしまうのか。宮村との間で保ちたい関係性は何なのか?
堀は一種の分岐点に差し掛かったようで

あと、石川と桜の話も良かったね
書類を拾っただけの女子であり名前も知ったばかり。石川にとって桜はまだ知らない事だらけの相手
対して桜は短い会話の中で色々と石川を知っていったようで
まるで確かめるように「石川君は堀さんが好き」と反復した桜。些細な出会いから石川を知ろうとする彼女のこれからを応援してしまいたくなる一幕だったね



普通

『ペガサス改訂版ファイナル最終案フォーエバー』というフレーズに金森の追い詰められ具合を感じた……(笑)
今回は面白生物よりもクライアントからの無茶な要求に振り回されるデザイナー達に笑ってしまう内容だったね

二徹しても浮かばなかったアイディア。けど、無茶な要求に対しては頭空っぽの方が良いアイディアが浮かんだりするものですね



とても良い

今回は優鈴の依頼、風香との関係の改め、中村との再戦など様々に有った為か日南からの課題はなく、友崎自身の意思で事態に立ち向かうことが求められているね
面白いのは日南の指南を受ける中で培ったスキルが活きる場面は有りつつも、全体的に友崎が元々持っていた資質で勝負しているように見えた点

優鈴とのアタファミ特訓。これは友崎の得意分野だから教えられるものが有るのは当然
一方でそこまで親しくもない女子と二人っきりで話してもどもらなかったり、日南の指南法を意識してポイントを抑えた解説が出来たり
また、人の目を気にする優鈴に対して「自分の考え」をそのまま話す行為
友崎の中でスキルと資質が融合し始めたことが判る流れだった

それは風香との会話にも表れているね
こちらでは友崎は自分はどうしたいかという点を重視し、日南から貰ったチケットを使う事もせず、本の内容も知らなかったと正直に明かし。
同じテーブルではないけれど風香の隣に座った友崎。これらの誠実さを意識した行動は逆に風香との関係性を大事にしたい、ここから始めたいとの想いが見えてくるね

そして一連のエピソードのクライマックスとなる中村との再戦
ゲームは友崎の方が強くても圧倒的アウェーな空間で日南の助けもなく。逃げようがない状況はどちらかが諦めるまで終わる事はない。
友崎は手を抜けないし、中村は諦めない。二人に空気を変える意思がないなら、外野が勝手に空気を変えてしまう

エリカは典型的な女王様タイプな上にフッたフラれたな事情も絡む。他人がこの支配された空気を変えるなんて難しい
だからこそ、その状況で一声を発した友崎に驚かされる。
友崎はブチ切れながら「自分の考え」を話す。エリカが馬鹿にした中村の努力を讃え認める。友崎は中村があの状況で勝ちに等しい価値を見せたことを知らしめる

また、友崎が喚くだけでは変わらなかった状況を友崎によって変わる事を意識し始めた優鈴が助けた。それらはようやく中村を追い詰めた空気を変えるものとなる
友崎の言動が自分だけでなく他者をも変え、あの状況において一種の勝ちを齎した。それは人生というゲームで初めて得た勝ちだったのかも知れない

友崎が変わり、優鈴が変わり、中村との関係も変わるかもしれなくて
まるでそれらのご褒美かのように友崎から日南への誘いは通った。小さいけれど、弱キャラから抜け出しつつ有る友崎にとってとても価値有る成果が示されたラストだったね



良い

ハピアラというユニットはりんくが大切な貝殻を渡していく中で繋がったユニット。りんくの回りながら巻き込む力がハピアラを成長させてきた
一方でそのりんくの繋げる力はもしかしたらピキピキやフォトンも成長させたのかもしれない
そういった事も感じてしまった

物語の終着点として語られてきたサンセットステージだけど、勝敗が明らかになる瞬間は描かれず
大事なことは勝敗よりもハピアラが学内1のユニットであるピキピキと肩を並べ争った事実だったのかも知れない
だからサンセットステージ後には勝者敗者の区分は無くなる。それどころかユニット衣装すら無い姿で同じステージを歌い繋ぐことが出来る

絆が繋がり、歌が繋がり、歓声もそれに応える笑顔も繋がっていく。DJ活動の本質が見えた最終回だったね

と、思っていただけに知らないおじさん達が集合するというオチに驚愕
声優陣も竹中直人さん、DAIGOさん、古谷徹さんに吉田尚記さんってどういうメンツなの……!?共通項が判らない……!!
本編の感動が吹っ飛ぶくらいのインパクトを残してくれたね……



とても良い

変わる二乃の認識と五つ子と風太郎の関係性の変化が同時進行的に展開する中で「さよなら」というキーワードが印象的に描かれているね
自身を異物と感じ家を飛び出した二乃、昔から変われず自分だけ置いてけぼりと言っていたけど、結局は皆が皆違っていてそれが皆と同じ証左になるという五つ子らしさに溢れた展開

二乃は自分だけが巣立てないと悩んでいた
けれど、三玖に言わせれば二乃だって充分あの頃より変わっていて、皆を引っ張ることも有る。変わることは間違いじゃない
それを知った二乃だから大事にしていた髪に「さよなら」出来て、風太郎に騙されたと憤る原因となった変装術を用いて四葉を助けられる

この髪を切った行為は四葉を助ける為の合理的なものだけでなく、キンタロウーや皆と同じだった頃への「さよなら」の意味も含まれているね
五つ子がもう違うことを認められたなら、見たい映画が違うと喧嘩した五月とも仲直り出来る。「さよなら」したから取り戻せるものも有る

そして二乃と四葉の問題が解決された後に訪れる新たな「さよなら」
成果を出せてないし、同級生が家庭教師というのは元々おかしな話。風太郎が辞めるのは当然の成り行き
でも五つ子は風太郎に教わる関係を選んだ。親から与えられた家庭教師ではなく、自分達の意思で家庭教師を選んだ
これは親の庇護から巣立ちであり一つの「さよなら」だね

風太郎は家庭教師の枠を超えて五つ子が一緒に居られるように奔走した。結果、五つ子は5人が一緒に居られれば良いとしつつも、そこに風太郎も加えて6人となった
一方で風太郎も零奈との繋がりよりも二乃(五つ子)を選んだ。風太郎は風太郎で一つの「さよなら」をした

「さよなら」を経て新たな関係に成るだろう6人のこれからが楽しみになる話だったね



とても良い

ポールが無いからってポール役をすることになったなでしこ、損な役回りの筈なのに可哀想とかじゃなくほんわかしてるな~と思ってしまうのは野クルの雰囲気ゆえか

そういえば、リンによるクリキャン・ソロキャンを終えての振り返りはあったけど、野クルの方は未だだったっけ
リンとキャンプした事やバイト代が入ってくる為に欲しくなるキャンプ道具に思いを馳せ、新年の部活初めに思い出すこれまで訪れたキャンプ場の変化…
キャンプをしていない時でもキャンプを楽しめる野クルの三人はいつだって和気藹々としているね

前回、リンからソロキャンの楽しみ方を聞いたなでしこの仕草が印象的
次のキャンプで作る料理を考えながらつい走ってしまったのはグルキャンを楽しみに感じたから
けれど寂しさ感じるプラットフォームに来てからは一転、その空気に身を委ねるようにソロキャンをやってみたいと思い…
どちらかだけが良いという訳ではないグルキャンとソロキャン。なでしこも別のジャンルの楽しさを理解し始めた事が伝わってくるね

なでしこと桜の姉妹愛にほっこりするBパート
桜がバイトを探しているなでしこの為にバイト先を見つけてきたと思ったら、なでしこは寒がりな姉の為にキャンプ資金のバイト代からハンディカイロを
ごく自然に相手を想った行動が出来る二人の様子に心が温かくなるね



良い


とても良い


良い

前回の時点でテイオーとマックイーンの直接対決に向けた空気が盛り上がっていたというのに、今回は更に期待値を爆上げするような内容になっているね
けれど、その上げというのが熱量を上げる意味に留まらず信念を研ぎ澄ます方面にも向かっている点は印象的

故障からの復帰でありながら以前より速いのではないかというテイオー
そりゃ、周囲は期待してしまうし、二人への注目は上がる。自然と二人もその空気感に乗せられて普段より煽り言葉や振る舞いが過剰になったりもする
その一方で自分が取り組むべき課題に真摯に取り組む姿にはアスリートらしさを感じてしまう

そもそも二人が真に望むのはライバルに勝つ事そのものではないんだよね
テイオーは無敗のウマ娘として、マックイーンは天皇賞連覇
周囲の期待に従い、一時は燃え上がった二人だけど、直接対決が近づいた段で、信念を掲げ直す姿は格好良いね。
これはこれで二人の直接対決への期待が高まるというものですよ

踏むなよ絶対踏むなよ!と言わんばかりに嫌がっているのか誘っているのか謎なゴールドシップに笑ってしまう
どう考えても踏まれてしまう状況だし、そもそも台とか使えばいいだろうに律儀にマックイーンの練習に付き合っている辺り、ゴルシって良いヤツなんだよなぁ



良い

ソロで大成した長瀬麻奈が奇跡であるなら、グループに所属して輝かなければならない琴乃は一つ一つを積み上げていなくてはならない
なら、今回琴乃に求められたのはグループに所属する事に納得し、メンバーを受け入れることだったのかも知れない

そういった意味では渚の加入は大きな意味を持っているね。渚は意思表示の苦手な琴乃の想いを代弁する。更に渚の登場で琴乃の表情は判りやすく変わった
琴乃だけでは皆に溶け込む、バランスを取る事は難しかったかもしれないが、渚の存在によって星見プロのメンバーはバランスが取れ始めた

けれど、それは会話がある程度続くようになったという意味でのバランス。一歩内面に踏み込んでしまえば崩れそうな危うさがある
また、アイドルとしてもまだまだ個性の主張が強くバランスが取れておらず、実力も伴っていないのはレッスン風景からも明らか
対してLizNoirは既に完成されているね
未完成の踊りを一度見て完璧に覚え、完成された踊りに昇華させた
さくらがLizNoirの二人に光輝くステージを見たシーンは印象的。LizNoirの踊りはさくら達にとって見本になると同時にアイドルとは何かを判りやすく示している
更に輝く為に仲間に声を掛けた琴乃はアイドルの一歩目を踏み出したようだね



とても良い

どちらが主導権を握るか、握らせてなるものかと二転三転する戦いの様相は非常に熱いね
けれど、その中で幾つもの命が散るわけで。ここまで悲惨な戦場が展開されると、数多の命を費やしてエレンが得ようとしている結果がどのようなものかと気になってしまう

マーレを急襲したパラディ島側の不意を突いたマーレ側が優勢かと思いきや、決してそうはならない戦局。また、これまでマーレ視点で描かれてきた為にどちらが正義か、どちらが勝つべきか全く読めないね
そう考えると、ファルコやガリアードなどを利用して戦鎚を喰ってしまうエレンが誰にとっても共通の一番恐ろしい『敵』だったのかも知れない

ライナーの真意を知り、限界ギリギリの戦いの中であってもライナーをそっとしておくことは出来ないかと考えたファルコはこの状況でも優しさを忘れない稀有な少年なのかもしれない
けれど、優しいだけでは誰も守れない。強さがなくては
死なせてくれと願いながらも助けを乞う声に立ち上がるしかなったライナーは強さと優しさを捨てきれない人間だったのかもしれないね



良い

普通じゃない、暗い、変。そういった価値観で疎外された末に自分を傷つけた宮村
そんな彼を「全然暗くない」と表現した堀は宮村にとってどれだけの救いになっただろうね。
創太によって結びついた二人に見えたけど、宮村は第一話の前から堀に心寄せていたのかもしれない

慣れない友達の輪。だからこそこの関係は友だちと言って良いのか、自分は上手くやれているのか不安に思ってしまう
そんな宮村の不安に対して石川の答えが良いね。「変だけど嫌いじゃねー」との言葉は宮村の価値観を一変させる。変だからといって嫌われる訳ではないと教えてくれる
でも、あの遣り取りの後で平然と名字呼びに戻る宮村はやっぱり変だと思うよ(笑)

創太の存在が宮村が堀家で過ごし堀が受け入れる理由となっていたのだけど、その創太はあまり家に居ないように。なら、二人には別の理由が必要になる筈がそれもなく…
非常に曖昧な関係となってしまった堀と宮村の間柄。それでも集うのは堀がレミに言ったように宮村を自分だけの存在にしたいとの想いが有るからなのだろうね

堀はそう思っているとして、なら宮村は今をどう思っているのだろうかと気になってしまう
果たして手の事か相手の事か。好きだよと言い合った二人
石川の「堀は宮村が好きだ」という言葉に「それは無いよ」と返した宮村
友達を友達と思って良いのか自信が持てなかったように、堀を好きになって良いのかと宮村は自制しているように見えてしまうが…



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