さみだれに忠誠を誓った夕日。彼女の野望に己を拘束すると定義した夕日を拘束するもう一つの定義がちらほらと
捻くれた彼を知るにはこの鎖を理解しなければならない。でもさみだれは鎖の理解ではなく夕日の理解によって彼との触れ合いを深めているように思えるね
さみだれと食事を共にしていても、彼女の野望に身を浸していても思い出される呪いの言葉。苦痛と絶望によって刻み込まれたそれは一朝一夕では取り除けない
だから夕日が望むのは上書きだね。祖父の呪いをさみだれの命令で塗り潰そうとした
けど、さみだれは優しくて恐ろしいね。夕日の為に命令は使わずお願いを
だというのに平癒を命じ、別の場面では夕日の成長を信じても居る
鎖に囚われた夕日にとってさみだれの存在は自身を託す相手ではなく、成長させる依代となりそうだ
魔王なのにボロアパートで暮らしながらバーガーチェーンで働いている様がシュールで面白い本作。視聴者的に「どうしてこうなった」感の強い真奥の状態なんだけど、作中人物的にも「間違えた」扱いなのね
彼らの酷さを見るのは久しぶりなのに、変わらない酷さに安心してしまうね(笑)
魔界を統べる存在が今は夏の暑さに苦しみ、ネズミやゴキブリにビビり散らかす……
本当に見る影も無い真奥の有り様が勇者である恵美にも影響する不条理
強い縁で結ばれつつ嫌い合う仲の真奥と恵美、そんな二人を更に結びつける謎の赤子
「どうしてこうなった」が更に加速しそうな初回でしたよ
鑑賞している最中に何度も笑顔が溢れてしまう、そんな素晴らしい作品だったよ
本編においては学生故に金銭面での問題があった野クル部の活動。大人になった事でそういった制限から解放されたかと思いきや次に伸し掛かるのは時間や空間の問題
それぞれの時間や趣味を尊重しつつ遣りたい事が重なれば一緒にキャンプに行っていた面々も住む場所が異なり仕事も抱えれば簡単には会えない。序盤で「○年振り〜」なんて台詞が幾つもあったように距離は遠くなってしまう
まあ彼女等の場合SNSでの愉快な繋がりが有るから、離れ離れな印象も薄いのだけど
それでも一緒に居られる時間や空間の尊さには敵わない。そこで彼女等にもう一度一緒に居られる理由として与えられたのがキャンプ場開発ですか
子供時代は制限が有りつつも楽しめていた趣味。大人になったら拡張され更に楽しめる様に
あのキャンプ場開発はその拡張された趣味を思う存分に開放するようなもの。だからアイディアには自分の好きな要素を盛り込んでしまう
そこで素晴らしいのは自分達の楽しみを優先するのではなく、その楽しさを他者も共有できる形にしたり、仕事に活かす場面もあった点だね。だから野クル部以外も巻き込んでいく力が生まれる
本映画が多くの取材協力を得る形で制作されたように、劇中でのキャンプ場開発も大勢の人に助けられて形になっている
ただ、難しいのは協力を得ればその分だけ、思いも寄らない要素が入り込んでしまう点なのだろうけど…
5人で始めた開発が5人で収まらなくなってしまった。それは趣味の延長として始めたキャンプ場開発時間が仕事時間を圧迫しかねないものになってしまった面からも言える話
でも、仕事だって助け合いや人からの影響で好転したりする。なら趣味のキャンプ場だって同じこと
ここで5人が初期衝動を思い出すかのように、物語の序盤で起きたイベント、カレーラーメンや室内の不審者、喋る松ぼっくりなどを通して、やる気やコンセプトを持ち直すシーンは本当に良かったよ。本映画がTVシリーズで描かれた日々の延長線上にあるのだと実感できた
キャンプ場のコンセプトが『再生』なら本映画のコンセプトもきっと『再生』
仕事や成長によって一緒に趣味時間を取れなくなっていた5人が再び趣味時間・空間を共有するようになる物語。だから主目的のキャンプ場も異なる要素や様々な年代・家族が時間や空間を共有できる場所となっていくわけだ
キャンプを楽しみたいという趣味から始まったリン達の物語。それがああして大勢が楽しめる場所として結実し、再び5人が集結する理由と約束となった。それを思うと本当に心が温かくなりますよ!
いや、本当に良い作品を見れたね
本作はテンプレを外した異世界エピソードが面白いのは勿論のこと、おじさんによるジェネレーションギャップネタもなかなか好きだったり
けど視聴していると年代だけでない部分でもおじさんのズレが見えて来て、それが更に面白いという構図は堪りませんよ
RPGシナリオにおけるテンプレお遣いイベントをガン無視して竜を倒してしまうおじさんは歪み無い
テンプレを意に介さないのは揺るぎない強さを持っているから、なんだけどそれをメイベルに伝授してしまうのは流石に如何なものかと…
あの瞬間、悪い意味でメイベルの人生が救われてしまったよ(笑)
テンプレ外しはたかふみにも発動。おじさんの恋愛音痴を突っ込むたかふみも、見る人が見れば看破できる藤宮の態度を「100%ないよ」と断言するシーンは「ああ、この人もおじさんの血縁なんだなぁ」なんて思ってしまう(笑)
極めつけはたかふみの優先順位か
昔馴染みな女性とのルームシェアという人によっては脇目も振らず食いつく話題を前にしても、おじさんとの同居は当然と考えている彼は本当にどうかと(笑)
おじさんはエルフを翻弄し、タカフミは藤宮を翻弄する。異世界道中よりも彼らの方が厄介でないかと思えてしまう(笑)
原作で説明や分析がくどかった部分が改善されている…?
ロクサーヌ獲得に必要な金銭は全く積み上げられていないのだけど、判らない事だらけな世界でミチオが少しずつ世の中や自分のスキルを理解していく様子が丁寧に描かれていた印象
ミチオは異世界の住人としても冒険者としても初心者だけど、伝説級の武器が彼を上級者並の存在に変えている
そういった意味では武器に頼りっぱなしなんだけど、そもそも孤独を回避する為にロクサーヌを欲しているのだから、その中途に別の助けを求めるのは当たり前っちゃ当たり前か
それにしても冒頭のあのシーンってどういう意味なんだろう……?実は原作小説は途中までしか読んでないから全ての仲間が集まった辺りとかよく知らないんだよね…
前回が魔導国側の将来展望。今回は王国側の将来展望と暗躍なのだけれど、魔導国との国力差が有りすぎて勝負になってない…
力では敵わない。かといって知恵でも敵わない。なら人間達に出来るのは……といったエピソードか
既にアンデッド側にコテンパンにされているイビルアイやブレインは魔導王の恐ろしさを知っている。だから反逆の可能性を夢見ない
逆に何も知らないフィリップは上手く立ち回ればと恐れさえ抱かない。まあ、彼の場合はとんでもない人物に夢中になり正しい判断が出来なくなっている部分もあるようだけど
本当に上手い立ち回り、力量差を覆せないなら従属の他にない
元八本指のヒルマも王国王女のラナーもそれを弁えているから魔導国側に付く事が出来る
それにしてもヤバい奴とヤバい奴に繋がりが出来てますよ……。このコラボレーションには変な笑いが出そう…
優待者探しの試験、それは見方を変えれば高円寺や龍園が言うようにただの嘘吐き探し
一方で綾小路が指摘するように外見や会話だけじゃ誰が嘘を吐いているかなんて判らない。そこがこの試験の鍵であり軽井沢の嘘に繋がるポイントかな
今回目立っていたのは軽井沢なんだけど、他にも様々な嘘が仄めかされていたような
先生方の思わせぶりな発言、綾小路に突然抱きついた櫛田。また嘘とまで言えないものの、真実を突き止めたと主張する龍園や軽井沢を守りきらない平田も気になってしまう
そもそも主人公の綾小路が幾つもの嘘で正体を隠しているのも面白い構図
前回は何も語らなかった軽井沢だけど、今回は自分を「寄生虫」と言っていた。それは普段からは想像が付かない正体だけど、今回の町田への擦り寄りや平田への依存からそれが真実だと判る
見た目や言葉以上のものが真実を教える。ならあの虐め現場は綾小路にどのような真実を示唆したのだろうね
大人や社会が用意した正しい道ではなく、自力で見つけ出した秘密の通路にこそワクワクしてしまうし価値が有る。大人が大人の権力を使って子供を押し潰そうとしている時こそ反抗したくなる
そういった少年心に溢れているね
また怪人0等の秘密を探る筈が社会の闇へ繋がる真実を辿り始めてしまうのはかなり面白い構図
少年心の赴くまま大人や社会に反抗を始めるベリィ。ただ、そうした守られた空間から出るという事は保護を受けられないという意味であり
早速謎の人物に遭遇したベリィは更に何を見る事になるのかな?
原作既読
『プラネット・ウィズ』放送時も驚いたけど、こうして水上悟志作品が、しかもあの名作がアニメとして放送されている事に驚きと感動を覚えずに居られないね
指輪の騎士達の物語としてはまずまずな滑り出しの印象
突然夕日の前に現れたトカゲが語る滅亡に抗う騎士の役目。普通は受け容れられないから夕日のように投げ飛ばすのはある意味正しい対処法
手にした力も芝生いじりやスカートめくりなんて目先の悪戯に使ってしまうのは、夕日が力の本質を受け容れていないから
それが変わらざるを得なかった瞬間が泥人形襲撃とさみだれの拳か
圧倒的な迫力は受け入れるとか受け容れないとかそんな想いを問題にさせてくれない
また、夕日から見れば華奢なさみだれが騎士と姫の物語を当たり前のように受け容れているのも夕日の価値観をぐらつかせるもの
トドメがあの大光景!
滅びの象徴、再度の生き死に、それらを上回る覚悟を見せた魔王に魅せられる夕日。それは強制的に受容や価値観を塗り替えるもの
ひねくれた態度だった夕日がまるで中世の騎士のように忠誠を誓う構図で終わる初回は遂に始まったという感動で一杯にさせてくれる
原作既読
風変わりな異世界転移モノとして知られる本作、開幕は異世界から帰ってきてからだし、異能の使い道もユーチューバー
テンプレを抑えつつ敢えて外した内容は浦島状態のおじさんの如くズレているからこそ面白いといったところ
おじさん的に異世界での冒険譚や異能よりセガの趨勢を気にしていた点は現代感覚からすると変わってる感満載だし、おじさんの異能を現代無双より面白ユーチューバーとして扱うタカフミも何処かズレているね
でも、そういったズレを積み重ねる事で本作の面白さは研ぎ澄まされるわけだ
そして最大の注目ポイントはやはりツンデレエルフか
ツンデレという概念を知らない為にテンプレ感満載の台詞でもその想いに気付かない。それが幾らかズレたラブコメとして視聴者に焦れったくも面白く映るという構図
てか、一人だけ逃げられて「…ったく」で許すエルフは普通に優しい人では……?
それにしたって指輪を贈る行為に換金以外の意味を見出していなかったおじさんはツンデレ概念を知らなくても、恋愛感覚がかなりズレている気がしないでもないけど
そして、そんな扱いをされても懲りずに関わろうとするエルフはメンタルが強い。だからこそ、オーク顔のおじさんと関われるのだろうけどね
原作既読
本作はロクサーヌ加入してからが色々な意味で本番なので、ロクサーヌ登場までトントン拍子で進んだのは好印象。ただ……
ギャグ描写とかでなくガチの規制としてピー音を連発する作品は久々に見たかもしれない(笑)
ゲーム感覚で入りながら現実と知ったらすぐに受け容れられるのは現状認識力の高さゆえか
でも高い分だけ自分の孤独も把握出来てしまう。それの回避策が奴隷売買となってしまうのは世知辛いが……
まあ、世のシステムがそうなっているなら仕方ない…のか…?
ただし、ミチオは無一文から盗賊退治の賞金を貰っただけの金欠人間。だから金が欲しいのは事実だが、欲しいのはその先にあるもの
非現実的な異世界にやってきて様々な能力や武器を手にしたのに、そこを現実と認識したばかりに現実的な問題が降り掛かるのは何とも奇妙な構図かも
あと、作中のピー音だけでもアレな雰囲気だったのに、EDで更にアレな雰囲気になってしまった気がするよ?
第4期ともなれば流石の安定した作り。またアインズが治める魔導国も安定した滑り出し
でも安定しているだけでは面白みがないし方向性も存在しない。そこでアインズが求めたのが国の導き方ですか
力や権威で抑えつければ相手は言う通りに動く。でもそれでは想像から外に出る事はない
だからアインズは何処までも酷さが想像可能なパンドラを変えたいし、寂れてしまったギルドにも夢を授ける
そうした行為がかつての仲間に胸を張れる自分へと回帰する点は彼の本質的な初期目標が変わっていないのだと示しているね
今回、アインザックをアインズの唱える理想郷に惹かれて心変わりしたように、アインズの目標は魔導国やそこに住むアンデッドや人間をどう変えていくのかな
亜人種と異形種、そして人間種が共存する未知の国。そこに至ることは有るのだろうか?
本作は超越者による蹂躙模様が楽しめるのは勿論のこと、今回のように国の運営や統治の仕方、そして部下の扱い方などそういった面も楽しめる作りになっているね
知識不足で不向きだと感じながらも、何だかんだ集団にとって必要な方向性を授けられるアインズはやはり頼もしいトップだよ
原作を楽しみに読んでいる作品だけに久々の続編も期待感を持って視聴したけど、その期待感に応えるだけの良さは既に見えるね
グループに潜む優待者。それを守って皆で勝つか、裏切って自分達だけ得をするか。ポイントという餌が試験の行方を単純にクリアを目指せば良いものではないとしている点は面白い
無人島試験のようにアクションによりクリアするのではなく、話し合いによって解決しなければならない試験でAクラスが採るは話し合いの拒否
話し合わなければ正体も見えず疑念も生じないという発想
ここで面白いのは綾小路のスタンスとAクラスの発想がが被る点かな
底力を隠す為に極力発言を控える綾小路。それは堀北の後ろ盾を探る龍園すら気取れない程
つまり発言が多ければ正体が見え、少なければ正体は見えない構図
発言を積極的にした一之瀬は主導権を握るし、返答をしなかった軽井沢は女子達から苛立ちをぶつけられる
こうして考えると、ラストシーンにて何も発言せずに嘆いていた軽井沢は何かしらの正体を隠していると考える事も出来るけれど……
EDにおいて意味深な構図を為す軽井沢と綾小路。正体を隠すこの二人が第2期において注目点となっていくと判る初回だったね
全くの守備範囲外だったんだけど意外と面白そうな
割と有り得そうな近未来社会というSF舞台でユーレイ探しが主題となりますか
鮮やかな、もしかしたら鮮やか過ぎる視界の中で人と違うものが見え始めたベリィはこれから何を見ていく事になるのかな?
デコによって自分好みに成形された風景、らぶという相互評価システムが生活レベルと直結する社会。これらは近未来SFとして申し分ない要素。そこにユーレイやら怪人0やら正体が不確かな要素を混ぜる事で完成された近未来社会を不完全かもしれないと思わせるヒントとなっているようね
らぶを集めたいだとかユーレイや怪人の正体を探りたいだとか、とても少年少女らしい感情をきっかけに見始める事になった社会の別の姿
この先、ベリィは少年少女らしさを失わずに社会の有り様を見ていくのか、それともハックに影響されて社会の裏へのめり込んでいくのか。その道行きがどうなるのか楽しみかも
ミカンの心に住まうウガルルに新しい仕事を斡旋する最終話
……こう書くと何だか全く別の話に思えるけど、要はこの話で行われたのはウガルルを正しく召喚し直す行為であり、ウガルルの形や役割を再定義する行為だったのだろうね
第2期で何度も行われたのはシャミ子がナントカの杖を自在に使いこなすこと。そこではイメージが最重要視された
同じ視点で考えればウガルルが暴走したのは正しい役割・イメージを得られなかったから。だから「守る」を心が震えた時の自動反撃と捉え、ウガルルは自分のイメージを間違えてしまった
シャミ子達は連携して再定義への道を開いたね。シャミ子は泡だて器で存在を固め、桃は今のイメージが間違っていると教え、ミカンはやり直しを命じた
その流れを小倉が導き、シャミ子やミカンが関わった者達が繋げた
一見都合の良すぎる一発逆転。でもシャミ子やミカンが培ってきたイメージの上に成り立っているから納得できる
再構築されたウガルルは皆が協力して再召喚したその生まれからして、街に受け容れられているという点が明白だね
ウガルルの新しい仕事はまだ見つかっていない。けど、この状態なら新しい仕事・役割がすぐ見つかるだろうことが容易にイメージ出来る
ウガルルからは街のボスと認められ、桃からは姉の桜に似てきたと言われた
シャミ子は魔族らしい魔族ではないかもしれない。でも手が届く範囲の街角を守る優しいまぞくに近付いていると判る
出来ればこれからもシャミ子の成長や桃達とのわちゃわちゃを見たいところだけど、果たして……
アニメ虹ヶ咲にとってフィナーレであり、虹ヶ咲がここから始まるファーストライブ
ユーザーの分身であった侑がファンからアイドルになり、新たに『貴方』の物語がスタートする最終話
アニメと視聴者、アイドルとファン。その関係図に新しい表現を見た気がするよ
ライブ模様は虹ヶ咲で描いてきた事の集大成といった感じ。観客の中にはこれまで支えてきたファンも居れば家族も居る。会場に他校のアイドルが居れば、遠く離れた場所から見ている者も居る
また、璃奈のライブシーンでは観客もライブを一緒に演出していた
異なる立場、異なる場所からの共創がこれでもかと描かれていたね
そんなアイドルライブの中で描かれたのは侑の立ち位置について
大元はユーザーの代替存在、けれど本アニメでは数々の経験や舞台から少しずつ特別な存在、アイドルになっていた
だから最後に侑は歌わないけどステージに上がった。それはもしかしたら『貴方』だった存在が変わった瞬間
その際に侑を含む同好会が語るのは新たな『貴方』への言葉
『好き』を掲げて遣りたい事を遣りきって。そうして彼女らは虹色を放つアイドルになった
ならそれを見せて貰った私達だって、同じように輝ける何かを見つけたいと思ってしまう。その手本、もしくは先達として虹ヶ咲の面々は素晴らしい物語を繰り広げたね
良い作品を見た際には様々な影響や感銘を受けたり、心を揺さぶられたりする
それは本作も変わらないけれど、一方で高咲侑という特異性あるキャラクター、ラブライブシリーズにおいて特別な事をした虹ヶ咲、それらは他のアニメとはまた違ったメッセージをくれたのかもしれない
そう思うと、こうして視聴を通して得たメッセージを大切にしたくなるね
あと、本筋と全然関係ないけど、予想もしていなかったタイミングでちょぼらうにょぽみ先生のイラストが映ったものだから滅茶苦茶ビックリしてしまった……
白銀が何か裏工作している点は察せられたものの、ここまで大規模なものになるとは予想外!
謎掛け人が導くはたった一人。謎解き人が探すはたった一人
つまり恋愛頭脳戦にしてウルトラロマンティック。最終回にして全てが結実した印象
白銀が明かす時間制限、これを前に何をすれば良いか迷うかぐやではないけど、それには特上の勇気が必要
好きになったら負け、普段なら出ない勇気。留学の件は二人に決断を迫る契機となったか。また、かぐやにとっては上手く行きそうな石上の姿や藤原の言動が影響を与えた一面も有ったのかな
裏工作により本来は白銀が一手に主導権を握る状況、それが気恥ずかしさやハートを落としたせいで状況がイーブンに変わる展開の妙
策に頼ってきた二人、最後には自身の決断と勇気のみを頼りとしなければならない。けどやっぱり告白するなんて怖いから自分からは言い出せない
二人を助けたのはロマンティックな大仕掛け
ハートの海で白銀が語るはかぐやへの溢れる愛と誘いの言葉。大半は言葉にならずとも、ここまでの行動をさせた時点でかぐやへの愛はあまりに明白
あっさり応えたかぐやには驚くけど、見た目上はあっさりに見える程かぐやが熟考してきたのだとも感じられる描写だったね
そうしてかぐや姫と白銀御行は幸せなキスをして終了……が意外と強烈なものになったようで。最後の最後で柏木の影響が(笑)
二人はこれで決着したようだけど、石上方面はこれからが面白くなるようだし、新作アニメとやらがどのようなものか楽しみになってしまうね
超久しぶりな登校風景。夏休み感覚のままだと上手く学べないし、そもそも転校生のミカンは呪いもあって不安要素だらけ
ミカンを驚かせてはいけない。かと言って過度に喜ばせてもいけない。そういった際に求められるのはミカン向けの程良いバランス感覚だったのかな
魔法少女で呪い体質のミカンへの質問は的を外したものばかりだし、彼女は身体能力を生かした部活はやれない
でも、そうした丁度良さからズレた状況こそミカンを受け入れる素地となるのだろうね。最高の自己紹介、裏方として体育祭に関わる。どちらも最適解からズレているからミカンを受け容れてくれる
これは今のシャミ子との関係にも見る事が出来るのかな
元々はシャミ子護衛の為にやってきた。でもその役割りは少し不要に。けど、それがシャミ子と普通の友人関係を築く土台となり、こうして学校でも輪に入る下地となった
丁度良い処からズレているからバランスが取れている。逆に言えばピタッとハマってしまえばバランスが取れない
皆してミカンを庇う為に一致した意見。でもそれは体質の異常さを際立たせてしまうね
事故後にミカンがシャミ子達を遠ざけようとしたのも、下手に近付いて二人の優しさに自分がハマってしまうことを恐れたためかな
相手の優しさを知っているから、その優しさに甘えた末に傷つける自分を許せない
でも、シャミ子も桃もその程度の想いでミカンと一緒に居るわけじゃないんだよね。特にシャミ子にとって自分を助けてくれたミカンを助ける事こそバランスが取れている
ミカンの心に潜って夢魔を説得することになった二人は果たしてミカンに正しいバランスを取り戻させる事はできるのかな?
何度か巴の姿は描かれたものの、アニメで一果と巴が再会する事はなし。最近の一果は父親探しをしていなかったというより、別の探しものをしていたという事になるんだろうな
また、和の修行も同時進行していた点は好印象な最終回
下働き的なものばかりだった和も餡炊きを任されるようになり、少しずつ一人前への道が見え始めたようで
また一果の親代わりも本当の父親にはなれなくても、少しずつ一果には受け容れられてきたようで
実家に戻って以来、和は一歩ずつ進んでいる
なら父探しが進まない一果が停滞しているのかと言えば、それは違うのだろうな
そもそも初期の一果が後継者になるため気張り、和に対抗していたのは大人になり、緑松に居て良い理由を手に入れるため
父探しをしなくなったのは別の理由にて緑松に居られる理由を手に入れられたからなのかもしれない
枚方パークで遊ぶ二人は何度も勘違いされたように一見すると親子かのよう
でも和は子供みたいにはしゃぐし、一果は大人みたいに落ち着いている。実態はあべこべっぽい
でも、逸れかけた際に求めたように、今の一果は落ち着く居所として和を定めているんだろうね
豪勢な誕生日会を催す緑松の面々、自分を受け容れてくれる和の存在
父は見つからなくても、別の大切な居所が見つかった。台詞に表されたように、家族との絆を失った一果にとって緑松がどれだけ大切な場所になっているかが伝わってくるラストだったよ
けれど二人の物語はまだ続くわけで。これは原作を読みたくなってしまうね
自身をモブと定義していたリオンがほんの少しだけモブの役割から脱却する、もしくは脱却しようと思える。そうした姿が描かれた最終回だったのかな
そういった意味では与えられた役割から変化せず、役割に殉じようとする黒騎士はリオンと真反対の存在だったと言えるのか
外道でクズなリオンの情け容赦ないにも程がある攻撃は酷すぎるもの。けれど人を殺さないという一線は守っていた
破茶滅茶でルール無視なタイプに見えて、自分に課したルールは守り抜く。それが別の面では彼をモブという役割に縛り付けていた
リオンは自分に課したルールから抜けられない。そんな彼を変えるには世界が彼を変えさせるしかなかったわけか
世界観が崩壊していた国はリオンにより更に壊された。それが回り回って彼をモブから脱却させるのは面白いね
どのような理由にせよ本来の主人公を奪ってしまったし、オリヴィア達からは真剣な好意を向けられている。それはモブのままでは受け止めるなんて出来ない
更なる崩壊を避けようと思うなら、優柔不断な自分から脱却しなければ
まだまだ本作の物語は続くわけだけど、リオンの心情変化やオリヴィア達との関係性の変化を描いたという点では、アニメとしてそれなりの区切りとなったのではなかろうか?
第2期は…流石に無いんだろうなぁ……
内容的には侑と歩夢の挑戦への決意だったり、予選参加のアイドル達を応援する構図となっていたけど、今回のメインテーマはどちらかというとライブのキャッチコピー決めだったのかな
初のワンマンライブ、誰の為に何の為に自己表現のそれを開催するのか?その意味探しの中で侑達の悩みは描かれていたと言えるのかな
侑と歩夢が直面するのは高い跳躍を求められる挑戦。挑むなら本気で向き合わなければならない
だから応援が欲しいけど、道を進む親友を応援するとはいつかの離別に近づく意味でもある
応援する者、される者。共に歩む道、離れ離れの道。侑と歩夢は相反する両方を求められた形になる
同じ理由で悩むから、同じ停滞をしてしまう
これは同好会の在り方である相手の遣りたい道を応援するという点に反するモヤモヤ
相手を応援するだけでは自分の気持ちの整理をつけられない
それに向き合うのは遥を応援するファンでありながら、皆から応援されるアイドルである彼方になるわけか
彼方は悩む遥を応援したい気持ちを強く持つけど、気持ちだけでは何も言えない。そうした気持ちを持つのは自分だけなんて考えたら踏み込めないけど、他に同志がいるなら変えられる
遥だけでなく予選に参加する皆を応援する。応援したい気持ちを持つ皆にも応援の場を与える。これこそが同好会の在り方だよね
アイドルとして皆から応援されながら、皆を応援するアイドルでも有る
この在り様は悩む侑達にも挑戦の勇気を与え、道を進んでも離れ離れにならないと教えるものになるね
道が離れても同じように挑戦の道を進み、互いを応援している。その意味が変わらないなら、侑と歩夢は離れ離れにならない
ラストの台詞、それこそがファーストライブのキャッチコピーなのだろうなと思えるエピソードだったよ
ハートの風船が盗まれた文化祭。それに目を輝かせて真相究明に奔る者が居る一方で、風船など関係なく恋感情にひた走るかぐや達の落差が面白い
誰が恋に対しまっすぐ向き合っているかが明白になっているね
ハートは欲しいが自分からは言えない。そんなかぐやを助けるのはメニューの存在。商品提供の場である為にかぐやはハートを貰えるわけだ
まあ、貰いたい欲が先行するあまり商品の対価が必要な点を忘れていたようだけど
ハートの対価に金を出すかぐやは酷い(笑)
石上の告白に惑う子安。彼女は石上をよく知らず、石上のような告白を知らず。場も自分の心境も整っていないから、応え方に迷う
子安の態度が変わるのは場が変わったからだね。怒る石上という知らぬ光景は今の情報だけで答えを出す事を良くないと子安に教えてくれる
示唆に富んだCパート。白銀が搦手無しでかぐやを誘い場も整い過ぎた状況はまるで二人にカップルになれと唆しているかのよう
かぐやがずっと続けばいいと願う都合の良さ。それが変わるのは白銀の告白
場を整えた者が居るならば、何を狙っているかは明白だけど、果たしてかぐやはこれにどう応えるのか……
杖が前面に出るとその回のキーワードにはどうしても『想像性』を挙げたくなるね
シャミ子は杖の活用法を様々に考える中で桃とどうなりたいか?自分は役に立てるのか?桃はどう生きてきたのか?
そういった点をどうしても考えてしまう。その様子がひしひしと伝わってくるね
杖のあれこれが始まる前のミカン宅訪問
一見するとズボラ感満載の部屋。けど少女が慣れぬ土地で突然一人暮らしを始めたと考えれば仕方ないかなという気もするし、桃からの無茶振りが頻発する事も考慮すれば大目に見るべきかなとも思う
ミカンの汚部屋という宜しくない印象から、彼女の来歴を想像する事でミカンの人となりが改めて見えてくる
ミカンに対して想像を広げれば、話の中で出てくる桃についても想像してしまう
ただ、ミカンの話から過去の桃を想像しても見たこと無いから想像は広がらない。だからこそ、シャミ子は夢を通して覗き見ようなんて考えてしまったのだろうね。想像する為に見る
まあ、自分でブレーキ掛ける辺り、シャミ子って本当に良い子なのだけど
改めてシャミ子に杖の使い方を考えさせる後半。うちわなんて判定が怪しい棒は作れるのに、空想の武器を模した棒は作れない
これは先述したシャミ子の人の良さと、見たこと無いものは想像できないという点も関係している
だから、結局はゲームで見たずるい武器くらいしか満足に作れない。これはまだまだ修業が必要なようだ
他に、リリスと良が念願の対面をした点を話の締めに持ってくる構図は良いね
互いに深い結び付きを持ちながら対面が叶わなかった二人は互いを想像していたと言える。だから良はリリスの見た目に驚いてしまった
次からは驚かずに済む、想像を介さぬ交流をと思っても念写力の不足で想像を補えないラスト。リリスはまだまだ想像の世界から脱せないようだ(笑)