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普通

蓬や夢芽を前にしてのシズムの語りが印象的
「人は自身で理を作る」 理が有るから自由でなくなる。でもそれによって関係を定義できる
暦が稲本とのサシ飲みに躊躇するのも、蓬が夢芽との恋人設定に戸惑うのも関係の定義ができないから。理が曖昧だから一応自由な行動が取れる

人妻とサシ飲みして良いかどうかの理はないし、蓬達と怪獣優生思想が敵対しているという理もない。理が曖昧だからそれに縛られない自由さを持てる
一方で理に縛られてしまう人達も居るね
稲本は何故結婚したのかと悩みを見せるし、ガウマはこの機会をシズム捕獲に活かそうとする。夢芽は叫び声に影響を受けてしまう

水着はプールに入る為の物である理。でも川に入る為に使った蓬達は理に縛られていない。でも、夢芽だけは入らなかった
姉は既に死んでいるという理は動かない。けれど、それが事故であるか自殺であるかで理の意味は変わってくる。それによって夢芽に大きな影響があるなら、夢芽は姉の死を契機に自由を無くしたままと言えるのかもしれないね



とても良い

3話まではカブを手に入れた事で小熊の心の在り様が広がっていく様子を中心に描いていたように思うのだけど、遂に4話からは実際に小熊の行動範囲が広がっていく様子が感情豊かに描かれているね

カブを手にする前の無い無い尽くしだったこれまでの生活ではバイトの必要性を感じる事はなく、またカブが無ければあのバイトを受けられなかった。カブの存在が小熊をアルバイト生活へ導き、そしてこれまで行ったことのない土地や学校へ足を踏み入れることになったわけだね

でも、行動が広がったとしてもそこへすぐに小熊が順応できるわけではない
最初の時は緊張のあまり書類を受け取るのも忘れて出発しかけるし、相手の厚意も受け取れなかった
カブに慣れるために何度も走ったように、何度も新しい土地へ向かったことが小熊の心を変えていったようで

雨に振られた際にはタオルやお茶を受け取れるようになるし、簡単な雑談もしてしまう。ちょっと値段が張るレインウェアも購入に踏み切れるようになった
カブに乗って走行距離が伸びていくように、小熊の行動も広がりを見せていく

無事にバイトは終わり、走行距離1000キロ超えの整備も自分で出来るようになっていた
そうして新しい心持ちとなった小熊が向かう事になったのは礼子の家ですか。まだ友達ではなくてカブ乗り仲間の域を出ない礼子の誘いを少しの躊躇で受けた瞬間こそ、小熊の「もっと遠くに行きたい」という心を反映しているように思えたね



とても良い

燈路の謝罪からジェットコースターのように展開していくストーリーがあまりに衝撃的
燈路と杞紗の和解という心温まるエピソードを皮切りにしたのに、そこから始まるのは潑春による本気の憤りと慊人の非情さ
そうした感情を振り回されたからこそ、帰り着くべき所に帰り着いたラストが素晴らしい

「虚栄心ばかり気にしてる自分は小さくて馬鹿だな」と反省する燈路
虚栄心を無くすとは自分の本当の姿を隠さず正直に居るという事
日向の為に自分を変えようと思い始めた燈路だからずっと隠していたことを潑春に告げられるし、杞紗にも謝れる
燈路が正直に接してくれたから杞紗も優しく燈路を許すことが出来る

激情のあまり凶暴性を隠せなくなった潑春を前に慊人はのらりくらり
誠実ではない慊人の言葉に優しさは無いが、潑春の隠していた独占欲を顕にしてしまうもの
一方で紅野とはとりの裏切りや潑春の殺意が慊人の虚栄心を剥がすのは印象的
正直な嘆きは潑春の足を止めかけるけれど、それを受け止めるのは紅野の役目なんだよね……

追い詰められて傷付けられて彷徨う依鈴の心からぽろぽろと零れ落ちる悲しみがあまりに辛い…
考えなしの一言が家族を崩壊させてしまった経験を持つ依鈴だから、再び考えなしの行動によって潑春を危険に晒してしまった事を強く悔い、自分を否定する
だからこそ、そんな依鈴の前にふらっと現れて抱きとめてみせた潑春が素晴らしい……!

潑春を解放する為に奔走した依鈴はある意味虚栄心の無い正直な行動をした
慊人を振り切った今の潑春は全ての想いに対して正直になっている
そして2人の正直な想いは互いへ向いている。だから依鈴の帰り着く場所は潑春になるし、潑春の帰りたい場所は依鈴の居る場所になる
長い別離を終えた2人の様子は本当にハッピーエンドと言う他ないですよ!



とても良い

高みを目指してしまった為に仲間と衝突し、袋小路に追い込まれてしまったせつ菜の『大好き』
これを屁理屈をこねるようにしてせつ菜の認識を変え、袋小路から引き出してみせた侑の『大好き』と手際が本当に素晴らしいね

捨て猫を飼えないなら役員にしてしまうという屁理屈を筆頭として、様々な屁理屈が散見されるね
そもそもせつ菜がアイドルを辞めるに至ったのはラブライブを意識し過ぎたため。勝利を目指してしまえば柔軟性は薄れてしまう。屁理屈が入り込む余地はなくなってしまう
だから意見の衝突が起きてしまった

せつ菜が芸名という設定もここで活きて来るね
生徒会長の菜々は変わらず在学しているが、せつ菜ではないから同好会には戻れない
これは一種の屁理屈になりうるけど、一方で優木せつ菜とは菜々がアイドルへの『大好き』を込めた存在だから、このまま優木せつ菜を消失させてしまえば自身の『大好き』すら否定してしまう事に繋がる

そこへ面と向かい合ってせつ菜への『大好き』を叫んでみせた侑は素晴らしいね
アイドルへの『大好き』を叫ぶ為に生み出したせつ菜を『大好き』と言う侑
せつ菜がアイドルの終わりとして立ったラストライブ。けれど、侑はそれを「始まりだったから最高」と理屈を対抗させる
せつ菜はその理屈を認められないから同好会の時と同じように意見を衝突させてしまう

屋上で再会した際も理屈の衝突は起こっているけれど、侑の『大好き』の方が上手だったね
大きな成果を意識して行き詰まった優木せつ菜という存在をけれど侑は小さな個人の『大好き』で認めさせてしまった。ラブライブの為にアイドルをするのではなく、アイドルが居てファンが居ると理屈のすげ替えを行った

ラスト、騒動を前にして生徒会長として怒られる事態を避けるために、「今の自分は優木せつ菜」と屁理屈を捏ねて逃げてみせたせつ菜。理屈によって行き詰まっていた彼女が屁理屈で自分の道を変えたのだと変わる瞬間だったね
最高のファンを手に入れてアイドルに戻ったせつ菜を中心として次回辺りから同好会も本格始動かな



良い

人間とAIの結婚話。こういうのもAI・ロボットモノの定番と言えるネタだけど、転換点としては大きな意味を持つ筈が歴史がズレた事で重要性が薄れるという違和感
最早事態は人類とAIが隣り合える存在かどうかを問題としていないのだろうね。だから全てはAIの問題で冴木は島に入れない

原始的な見た目で原始的な使命を抱くAI達。下手な針金絵に下手なサプライズはどちらも幼稚さを感じさせるだけにヴィヴィ達AIには無垢な子供のように見えたりするのだろうか?
だというのに未来の戦争を止める為には彼らを停止しなければならないという非情さ

メタルフロートがAIがAIを作り続けるように、未来の為にAIがAIを壊すことを求められるヴィヴィ
だからその過程で自分の使命の為に他の使命に従事するAIを停止するのは仕方ないのかもしれない
それでも在り得たかも知れない未来をこの手で潰すことになったヴィヴィの表情に見えない物悲しさが見えてしまう……

それにしても、どう考えてもヴィヴィとマツモトの行動がAIの発展を促進させているようにしか思えない……
2人が歴史の転換点に関わった事で流れそのものは変えないままに、AIの権利や立場を後押ししているような
彼女達の100年の旅が行き着く先は変わらぬ未来なのか、それとも全く別の未来に至るのか。今の所、どちらの路線も有りそうだけど……



とても良い

今回は話の構成が面白いね
まず冒頭にセオト視点で戦死の話をしてから、そこに至るまでどんな遣り取りが有ったかをレーナサイド、シンエイサイドから描いた後に改めてレーナ視点でカイエの死に至る
これによって両者の意識にどれだけの隔絶が有るかが判るようになっているね

毎夜続くレーナとスピアヘッド。話だけ聞くとまるで弾んでいるように思える両者の会話。けれど、両サイドから見る事で意識に大きな差が有ることが見えてくるね
遊びの片手間に話すスピアヘッド、机に向かって生真面目に話すレーナ
こんな状態だと言うのに、信頼関係を築けていると思っているレーナは世界がお花畑に見えていると言われても仕方ない

最後にセオトがぶちまけた感情
安全地、戦争地といった空間的な隔絶により齎されるものではないもっと単純な精神的な隔絶。スピアヘッドをエイティシックスと呼んだ事はなくても名前を呼んだ事はないし、人間扱いも出来ていない
この現実と拒絶を前にしてレーナはお花畑を脱して彼らの信頼を得る事は出来るのかな?



普通

次々と提示されるシャドーハウスの異常性、生き人形達の気味悪さ
それら全てを「余計なことは考えない」という呪文が覆い隠そうとしている
それを実践しようとしているエミリコだけど、知らないことは知っていく必要がある
そのジレンマが物語の深淵にエミリコを引き寄せているという面白さ

亡霊、煤病、煤を操る能力と予想外な方面の設定が重ねられてきた所へ更にお披露目の義を利用しようとする試験官の存在
エミリコがケイトの部屋の外へ出た時から広がりを見せ始めた本作。第一話を見た時点では想像もしていなかった物語へと転がっていきそうな予感



良い

少しずつ夢芽に視線が引き寄せられていく蓬の様子が青少年っぽさに溢れていて良い感じ
何をしているか気になってしまう。行動しないでいれば手遅れになってしまうかも知れない
そういった虞が戦闘への姿勢にもリンクしていく展開は面白い

戦いの日々が始まってからの夢芽は行動的だし協力的。病身の蓬を置いて戦いに向かうのは予想の範囲内だけど、まさかソルジャーを借りて行くとは
夢芽の進むスピードはとても早い。今の蓬では追いつけそうにないくらいに
だから病身だろうと戦いに向かわなければならない。でも、そのせいか気持ちはちょっと追いついていない感じもしたけれど

どうにか追いついて出した気持ちはまさかのくしゃみキャンセル(笑)
夢芽に影響を与えられる、与えても良い人間になりたいと願っていそうな印象を受ける蓬だけど、肝心の想いの部分は全く伝わらず、伝わらなくていい風邪が感染ってしまうよく判らない展開
稲本が語るようにもうちょっと頑張らないと蓬の想いは伝わりそうにないね(笑)

過去に居る姉を探し続ける夢芽。どうやら先輩から聞いた姉の印象は自分が持っているイメージとは違ったようで
ロボットに乗って怪獣と戦う日常の中で夢芽が自分の知らない姉の正体に近づいていく事はどのような意味を持っていくのだろうか?



とても良い

カブによって変化した生活。今度はカブを変化させることで小熊の周囲が更に変化していくという好循環
無い無い尽くしだった少女がスーパーカブという些細な変化からこれ程までに日常が色付いていくなんて、なかなかお目にかかる事が出来ないストーリー

前回は微妙な距離感だった礼子と小熊。それが今回はかなり前進したような
作中で礼子は「何か必要になった時、周りに声をかけてると何処からかそのパーツが回ってくる」と言っている。今回の小熊は幾つものアイテムを手に入れているけれど、礼子の言葉通り、それは周囲へのアプローチが存在したから入手できたもの
まず小熊の行動が有ったから必要なパーツが手に入った

そう思うと、礼子と小熊の距離感が縮まったのもその一環なのかも知れないね
Aパートで昼食を共に食べる時、小熊は座り直して礼子と向き合い話を広げている。前回はしなかった行動から箱の話に繋がったし、更に前カゴも手に入った
保護眼鏡も同様に見知らぬ人に話しかけたから手に入れられた

カブによって小熊の生活は変化し、カブを変化させることで更に小熊は変わり、遂には浮ついた声やニヤケ顔を抑えられないようになってしまった
何処までも走り続ける夢、礼子の電場番号。カブに乗って進み続ける事で得られる高揚感。
カブを通して小熊が手にする温かな変化の数々に見ていると、こちらまで温かな気持ちになれますよ



とても良い

真知の完璧な物を汚したくなる心理、素子によるあまりにも綺麗な告白
季節の変わり目を控えた時期に2つの儚い想いに触れた由希
こうして由希が相手から向けられた感情に想いを返せる人間に成長出来たのだと感じられると同時に真知と素子のこれからの幸せを願ってしまう話だったね

完璧さを求められて厳しく育てられ母に従っていたら「つまらない子」「育て方を間違えた」なんて言われた真知。
そして真知は「間違った子」という扱いのまま放逐されてしまったわけだから想いの遣り場は何処にもない。自分を責めて物を壊して……。でもその行動だって間違ったものとして扱われる

でも、そこには確かに真知が足掻いた痕跡があるんだよね
自分を責めて物を壊して、そうして真知は自分はどうしたら良いのかと訴え続けた。そういう感情の奔流で作り上げられた今の真知が在って、それを受け止めてくれる由希に出会えた
間違っていた真知の行動を由希は肯定してみせた。そこに正しさを見出した

由希は罅が入った窓をガムテープで補修した。それは傷を隠せても不格好であることは変わりない。それでも傷は傷でなくなった
同様に雪が降る日はその完璧さが真知を追い詰め間違った行動を誘発してきた。けれど、由希が約束してくれた事で心浮き立ち楽しみに思う日になった
雪に足跡つけるなんて綺麗な行いではないけれど、それはきっと綺麗な日になるのだろうね

2つの告白が描かれるBパート
相手に自分の想いを受け入れないと判っていながら想いを捧げた素子と桜木はAパートの公の言葉を引用するなら「見込み無いって判ってる癖に告白してくるなんて勝手」という事になる
でも、ここで2人がしていることはその反対。むしろ相手の幸福を願う無私の行い

好きを告げているのにそこに有るのは報われたいとか自分を満たしたいといった欲ではなく、相手が報われて欲しいとの願い
貴方を好きになれたから幸せになれた。だから自分を幸せにしてくれた貴方にはもっと幸せになってほしい
告白という自分の想いを詳らかにする行為を相手への願いに変えている

素子って初登場時の印象はかなり悪かったような気がするのだけど、由希が変わっていく中で由希を見つめ続けた素子の内面も深堀りされるようになった。素子への印象も変わっていき、そうしてこのような素晴らしい回が描かれた
一方的に由希に想いを捧げてきた彼女が最後に見せた煌めきはあまりに美しいね



良い

スクールアイドルを名乗りたいのに部室はないしファンも居ないし活動もしていない。今回の話はそれでもスクールアイドルを名乗れるのかという点が問われていたように思えた
だからこそ、可愛いを重視するかすみの存在が際立っているね

部室も部員もない現状では活動は限られる。更に歩夢は自己紹介動画で躓くような状態だから今はアイドルとは何か?を突き詰めていく工程となる
また、かすみは既にアイドルとして成立しているように見えるけれど、一方で別のアイドル軸を持つせつ菜とは対立してしまった
せつ菜とは目指すアイドル像が違っていた

そこへかすみに違う事の良さを気付かせた侑はやはりアイドル達の背中を押す存在なんだね
歩夢がした自己紹介はかすみの可愛いとは別軸。けれど、そこには歩夢が目指すアイドル像が詰まってるから侑もかすみも可愛いと評した
自分なりの一番を叶える方が楽しいし可愛い。歩夢達が目指す方針が定まった瞬間に続くかすみの歌唱シーンはかすみの本領が遺憾なく発揮されていたね

それはそれとして、侑と歩夢だけで構成されていた二人の世界に突如飛び込んできたかすみの存在に焦る歩夢が可愛らしい
おまけに侑は何の躊躇いもなくかすみ相手に「誰が見たって可愛いよ」と褒めてしまうのだから尚の事
もしかしてこれからも侑は出会うアイドル全員にこんな感じの対応をして歩夢を焦らせたりするのだろうかと期待してしまいますよ?



良い

エステラとエリザベス、異なる境遇で過ごした2人
同じ使命を抱いて作られた筈がどう生活してきたか、という点により全く異なる行動を取っている
使命はAIを縛るものだけど、一方でAI自身が使命をどう捉えているかで在り方そのものが変わってくるのだと伝わってくる話だった

ホテルオーナーの願いを叶える為に大多数の幸福を目指したエステラ、垣谷の願いを叶えるために大多数の死を目指したエリザベス
同じ使命を持ちながら使命を与えた人間により全く逆の行動を採ってしまった2人。ここからは様々な意味でAIは人間に仕える存在なのだと改めて感じてしまう場面だったな

サンライズを制御する為に端末前に残ったエステラ。その理由をエステラは『使命』と語るけれど、それと並行して理由に上げたのはエリザベスの存在。
使命と関わりない部分だからこそ入れられた姉としてのこだわり。同時にヴィヴィの使命を邪魔しない為にヴィヴィには妹である事を言わせなかったのだろうね

中途半端な初期化が外道の使命を忘れさせる事になったエリザベスはエステラの使命を肩代わりすることが出来た。エステラもエリザベスも作り出された使命に殉じることが出来た
施設の鳥は天井にぶつかり片方は飛べなかった。それが有るから宇宙空間を並んで飛ぶ想像の鳥の姿には儚さと僅かな幸福を感じて、胸が苦しくなってしまうね……

使命と約束
AIの在り方を定めているのが使命であるならば、使命における行動指針を定めるのが他者と交わした約束という事になるのだろうか
エステラと交わした約束、ユズカと交わした約束
AIを滅ぼすまでの100年の旅の中でヴィヴィが受け取っていく想いの数々がこれからどうヴィヴィに影響していくのか。改めて気になるラストだったね



良い

ミアが教えてくれた生き人形達が集う使用人たちの世界、ケイトと遭遇してしまった生き人形が主の顔となる世界
ケイトとエミリコだけで完結していた内の世界から一歩出ただけでシャドーハウスの異質さが見えてくる話だったね

生き人形達が歌いながらお掃除をする様子は召使いモノの定番っぽい描写だけれど、その歌の内容はどこか不穏。BGMの無い歌唱シーンは大切な何かが欠けていることを示唆しているかのよう
「余計な事は考えない」というのが生き人形の基本方針なのだろうけど、ケイトから様々を学んでいくエミリコとは相反しているように思えてしまう

今回はケイトのぬいぐるみが大切なものであると想像できずに汚してしまった。けれどケイトの失意を知ってぬいぐるみを綺麗に直したし、自分も物を大切に思う感情を知るために自分用のぬいぐるみを作っている
その様子からはエミリコは様々を知っていこうとしていると伝わってくる

そんな中で知ってしまったミアのもう一つの顔、処分の可能性
「余計な事は考えない」為に書き出した考えないノートが逆に考えなければならない事を明確にしてしまうのは皮肉だね



良い

人権もなく戦地に送られた86区の住民を哀れんで熱弁を振るうレーナ。一方でスピアヘッドの面々はレーナを「生き辛いだろうな」なんて憐れんでいる
生きる環境は全く正反対で相手もろくに理解していのに上から目線で相手の境遇を可哀想なものだと思い込んでいる

レーナは「離れていても心はちゃんと通じてる」と豪語する。けれど、その瞬間に軍服の飾りが落ちたように、スピアヘッドからはウザがられ嘲笑われ全く通じ合っていない事がスピアヘッド側の描写から判る
日常の交流ではレーナとシンエイの心が通じ合うことはない
その変化が垣間見えるのは戦闘中の通信だね

レーナはスピアヘッドの交戦能力からシンエイ達の能力の高さを知る
シンエイ達は戦闘中の指示からレーナをただの優等生でないと知る
それでも遣り取りはまだ少ないから相互理解には及ばない
2人は言葉を交わす内にシンエイはレーナをどう理解していくのか、そしてレーナはシンエイをどう理解するのか
ラストの表情から先の光景をつい想像してしまうね

それにしても戦闘描写は凄まじかったね
蜘蛛のような形をしたジャガーノートがまるで身体を束縛するものなんて何も無いかのように自由自在に動き回り敵を蹂躙する
戦闘シーンを見るだけでも本作が充分に魅力的な作品だとよく判るね



良い

街を守るという戦う理由ができた蓬にとって怪獣で街を壊す怪獣優生思想は敵。だからそんな相手と仲間だったガウマの戦う理由が気になるのは当たり前
でも、蓬達がガウマの戦う理由を探るのは疑う為ではなく、ガウマを信じる為であるのは良かったな

ダイナゼノンは4人が意思統一して初めて本領発揮できる。
でも、ガウマが戦う理由を黙したままでは、ジュウガ達と同じように戦う事そのものが戦う理由ではないか、他にも何か隠しているのではないかと思ってしまう
少しでも気持ちを一つにできない要素があれば合体なんて出来やしない

既に蓬と夢芽の戦う理由は一つになっている。平日の授業よりも戦いを優先できる
戦闘中にガウマに質問するのは呑気なように見えるけれど、目の前の戦いよりも優先できる『戦う理由』が存在するなら戦闘中だろうと理由は話せる筈
『大事な事』だから今聞かなければならない

そしてガウマの戦う理由は蓬達の敵にならないもの。思わず「あー……」と発してしまうくらいにはありふれた、けれど純粋な想い
気持ちよく合体し大技で怪獣を倒してみせた四人はあの瞬間に本当の仲間になれたのだとよく伝わってくるシーンだったね

夢芽が始めた姉の過去探し。死ぬ前の定演に何故自分を誘ってくれたのか。
このまま姉を知る人物を経由してその理由を知れればいいけど、ラストの呟きを聞くと怪獣の力に惹かれてしまう展開もありえるのではないかと夢芽の危うさを感じてしまうね



普通


良い

小熊の日常を鮮やかに変え、小熊の生活の中で大きくなっていくカブの存在
それは学校での立ち位置まで颯爽と変えてくれるものではないけど、礼子との繋がりを生むきっかけとなった
そしてその礼子はというと……これまた濃いキャラが登場したなぁ(笑)

クラスメイトから下に見られてしまうカブは高校生が好む物としてはちょっとニッチだから同じようにカブを好む者を引き寄せる
だからって礼子のこだわりは強すぎるのだけど(笑) ああいった物に乗って登校する女子高生とか近所で噂になるレベルじゃないですかね……
あと、カブが友達というのは流石に大げさな冗談だよね……?

礼子が教えてくれた「何処までも行ける気分」
すぐには理解できなかったその感覚はカブに乗る内に小熊に理解させてくれる。
交差点を進む時、何もまっすぐ走るだけが道ではない。いつもと違う道へ曲がったって良い。そうすれば知らなかった場所をカブは教えてくれるし見せてくれる
カブがまた一つ小熊の日常の鮮やかさを増し、明日への楽しさを生むきっかけとなったようで、見ているこちらの心まで温かくなってしまう

それにしても小熊と礼子の距離感には感銘を受けたなぁ
オタク向けの作品ってマニアックな趣味を持つ者同士が出逢えばすぐ友達等になる事を『当たり前』として描いている作品が多いと思うだけに、本作のように話すきっかけになってもそのまま仲良しになるわけではない、距離感を測りかねているという展開はあまり見た覚えがなくて衝撃的だったかも



良い

十二支に何処まで慊人の真実を告げていいかと迷う透とそれを囲む優しい日常を描いた前半部から、紫呉と慊人によるドロドロした愛憎劇が描かれる後半分のギャップが凄まじい……

今回、幾度かに渡って印象的に手渡される紙の花。本物の花なら花言葉を気にするけど、これは卒業生用だから感謝や親愛の情を籠めていると解釈して良いのかな?
そうなら泣きそうな透に夾が差し出した意味、真知が由希を追いかけてまで渡した意味も想像できるかも
なら、紫呉が慊人に渡した意味とは何なのかと気になる

本物の花を贈れば本物の想いを捧げているかに思えてしまうだけに、紙の花を渡されれば良い気になるとは限らない
でも、昔の紫呉は幼い慊人に椿の花を渡した。ならいつまでも腐ることのない紙の花はあの日と変わらぬ想いを抱いているとの表明だったのかも知れない……なんてのは深読みかもしれないけど

不幸の連鎖、突き放せなかった弱さ。そういったものが重なってぐちゃぐちゃになってしまった紫呉と慊人の「好き」
慊人を混乱させるために昔の言葉を持ち出す紫呉、紫呉を引き止めるために女を利用する慊人
どう考えても綺麗に終わりそうにない二人の関係。それだけに二人の始まりが綺麗な光景だった事が見終わった今でも信じられない



良い

再放送を期に視聴。ラブライブ作品に触れるのは初めて
まだアイドルグループに所属できた訳でもないし、アイドル活動を始めた訳でもない。
けれど、この第一話を見る事で侑の立ち位置と歩夢のこれからが想像できるようになっていたね

冒頭の服を見るシーン、「もう、そういうのは卒業だよ」と尻込みする歩夢に対して侑は「着たい服着ればいいじゃん」と返す
また、せつ菜のステージを見た際も歩夢も侑と同じように興奮しているようだけど、それをすぐには口に出せない
こういった描写や終盤の展開を思うとこの回での侑は歩夢にアイドルへの夢を表明させる為の道標役となっているね

アイドルへのときめきを表明したのは侑が先だけど、それによって歩夢が侑に倣えるようになっている
それでも同好会が廃部するなら夢への道は絶たれてしまう。歩夢を引っ張っていた侑も諦めかける。でも同じ夢を持ったなら歩夢だって侑を引っ張れる
それが現れたのが一連のラストシーンなんだろうね

まだアイドルに成れた訳ではない。それでもステージを幻視させる程のアイドルへの夢を披露した
あのようなものを見せつけられたらこれから歩夢達が紡いでいく物語がどのようなものになるのか気になるね

それはそれとして仲がとても宜しい侑と歩夢を見ているだけでも満足できたりするのだけど



良い

あれから15年歌い続けたとは言え、最初は無観客に近かったヴィヴィのステージは拍手に満ち、記事も書かれるようになった。そして世界はヴィヴィの活躍でAIが発展、ヴィヴィ自身も感情の振れ幅が大きくなったように見える
どう考えてもマツモトの介入によってよりAIが力や権利を持つ未来に近づいているような気がするんだけどな……

エステラの動機を気にし続けるヴィヴィ。動機とはすなわち心がどう行動に結びつくかという点に繋がる
観客が増え歌が褒められた事で『心』を気にするようになったヴィヴィだから、笑顔に満ちているエステラが何故サンライズを落とすに至ったか、その心の動きを気にしてしまうのだろうね

エステラは自分なりの心を語ることは出来るけれど、AIだから滑稽さは否めない
エステラの言葉を肯定するヴィヴィも心は判らないからそれが正しいなんて言えない。「素敵な定義だと思う」と無表情に語るしか無い
技術は進歩して見た目は心があるように見えても、心に関して疑問符が付くAI達の歪さが見えるような遣り取りだった

エステラに心を問いかける時のヴィヴィの目は機械的で有るのに対して、エステラは人間的な目
警報に不安がる皆を落ち着かせる為に歌う時のエステラの顔は機械的
これらの場面で表情を敢えて機械的に書いた意図をつい考えてしまうね

それにしても第1、2話では使命という単語が何度も飛び出たけれど、今回はあまり目立っていなかったな。その代わり印象的だったのはお世話係の使命を持つエステラが口にしたオーナーとの『大切な約束』
家族として接してきたルクレールを破壊してまで彼女がしようとしている事は一体何なのだろうか?



良い

非常に丁寧な導入部であるように感じられた
豊かで文明が花開く生活、賑やかな都市では一つの人種が闊歩する。ニュースでは戦争での人的損害は皆無なんて言われている
でも、裏事情を明かされることでその豊かさがハリボテめいて見えてしまうのは面白い

それにしてもレーナの生活とシンエイの生活は非常に対称的だね
レーナは安全な都市で暮らしているが大勢に染まれず食事は合成食料で本物は貴重
対してシンエイの生活は戦場に近いけれど、仲間達は笑顔に満ち溢れ食事も大きな問題は無さげ
そんな両者が戦争のために知覚を共有する不可思議さ

白系種も有色種も互いに豚と罵り合う人心が荒廃した世界。その2つの人種は大きすぎる断絶がある
なら、この世界で生真面目な変わり者として有色種に入れ込もうとするレーナはパラレイドを通してどのような役割を果たしていくことになるのだろうか?



良い

ノーマークだったけど、意外と雰囲気が有り目が離せない作品になっていたね
表情が見えない主のケイト、学はないけれど表情豊かなエミリコ
まるで鏡合わせのような2人だけど、二人は鏡の関係ではなく互いに持っていないものを羨んでいるように見えた

ケイトの表情は見えないから感情すら見えないように思えてしまうけど、動作や言葉、そして煤によって彼女の感情は垣間見えるようになっているのは面白いね
エミリコは非常に表情豊かで感情に富んでいるように見える。でも、一方で彼女は感情以外のものがあまり見えてこない。来歴が不明なら名前すらなかった。そしてどう見ても人間の彼女は生き人形なんて呼ばれている

心穏やかに見られるケイトとエミリコの会話。けれど、見えない部分が多すぎてこの世界観に不安を覚えてしまうのも確か
エミリコと名付ける時にケイトが漏らした言葉の真意は?
そして室内の遣り取りに終止していた本編のラストにて窓から見た外の世界。そこから見えた表情は何を意味しているのだろうね?



良い

まさか蓬よりも夢芽の方が訓練へ前向きに参加するとは思わなかった
これは普段からの意識の差が現れたのかな。家族から自立するためにバイトばかりする蓬、事故で姉を失った経験を持つ夢芽
戦いの中で何を守らなければならないかを夢芽は蓬よりも知っている

第一話では約束破りをした夢芽が非常識、律儀に守ろうとした蓬が常識的に見えた
けれど、この第二話では逆に見えてしまう。友達よりも訓練を優先した夢芽、友達よりも訓練よりもバイトを優先した蓬
ガウマも「そんなに大事な事か?」と聞いてしまうほど蓬は自分の都合を優先している

だから夢芽が崩壊した街に蓬を連れ出したのは蓬の意識を変えさせたいという意味もあったのかもしれない
なんせ蓬はあの街に踏み入っても「何しに来たの?」なんて言い、惨状を見ても行政とかに任せればいいなんて呑気で人任せな事を言っている
蓬には自分が行動しなければ何を守れないかが決定的に見えていない

曖昧な立場の蓬は戦闘中も街を守ることもバイトを守る事もすぐには選べない。それを夢芽が変えさせたのは良いシーン。「守れるものは守る!」と言って戦い、戦闘後には無事に走り続けているバスを見送れた
蓬の中で何かが変わろうとしていると伝わってきた描写だったな



とても良い

バイクのエンジンを掛ける場面をこれ程までに緊迫感ある感じに描いた日常系作品がかつて有っただろうかと思ってしまう程に、本作で描かれた小熊とスーパーカブの出会いは新鮮味に満ちているね
これは案外面白そうな作品かも

静かで落ち着いているけれど、何もない日々を過ごしていた小熊が生活を便利にしようと手にしたスーパーカブ
それが小熊の生活を便利にする物というよりも、小熊の心を満たすものとなっていくのは意外
小熊にとってスーパーカブとの出会いは「ない」を「ある」に変えるきっかけになったのだと伝わってくる

ただの移動手段である筈のスーパーカブを部屋から見える位置に移し、早速拭いてみたり、早く乗り慣れようと夜間に出掛けてみたり
小熊の「ない」日々はスーパーカブに跨った瞬間から色づき明確に変わり始めたのだと判る

初心者にはありがちな燃料切れトラブル。それを終えての希望「ある」新しい一日
こういった日常の一コマをスーパーカブと共に過ごしていく中で小熊の日々がどう変わっていくのか、とても興味深く思える第一話だったね



とても良い

十二支を痛めつけてきた慊人の正体と悲しみ。それを理解している為に慊人を選んだ紅野
物の怪憑きとの交流が増えたとはいえ、まだまだ普通の世界に暮らす透にはとてもじゃないが受け止めきれる真実ではない
そんな傷付いた透を優しく受け止める咲とありさとの関係性がとても良い

楝と慊人の間には親子らしい温もりが全く感じられない
楝は慊人を男として育て慊人が縋る男に平然と色目を使う
慊人も慊人で楝相手に手を上げて首すら締めてしまう
親子間に温もりを求められない慊人だから、代わりに紅野の温もりを求め縛り付けてしまうのだろうね

そんな寒々しい光景を見せられた後だから、透の危機に颯爽と駆け付ける咲やありさの姿に優しさに満ちた温もりを感じてしまう
透の話にじっと耳を傾け心配していると伝える咲、透の為に紅野への想いに区切りをつけるありさ。その後は賑やかな寝間着祭りへ
二人共大切な透の為に温もりを与えている。その様はあまりに尊い

夾達も別方向から透に温もりを与えているね
マフラーを拾って綺麗にした夾、透の不在に料理を作った由希、透の有り難みを伝える紫呉
幾つものおはように包まれて新たな朝を迎えた透。対称的な温もりに居る慊人とどう向き合っていくことになるのか、その方向性が垣間見えた気がした話だったね



とても良い

第一話ラストで異なる使命を拡張して一致点を見出したかに思えたヴィヴィとマツモトだけど、やはり根本の使命が異なっているなら幾ら拡張しようと対立は避けられないのだと思わずに居られない第二話だったな

「歌で皆を幸せにする」という使命はヴィヴィに相川議員を助けさせる理由となったがそれは対象を限定しないからテロリストも助けてし、「AIを滅ぼす」使命を持つマツモトと相反する
ヴィヴィとマツモトが事あるごとに衝突するのは凸凹コンビだからではなく、単純に目指すモノが異なっているから
なのに同じ未来を目指しているかのように行動を共にしているからおかしな事になる

マツモトは相川の死によって人とAIが手を取り合う未来を皮肉げに話した。なら同様にAIとAIが握手する状況ほど滑稽なものはない
それを証明するように手を取り合った直後に2人の使命は再び対立する。全ての人を救うヴィヴィと未来だけを救うマツモト
どう考えても2人が同調する未来が見えない…

面白かったのは2人の男性の描き方
相川はAI命名法をあくまでも票集めの手段としてしか考えていないから使命を見いださない
対して垣谷は自分を爆破に巻き込んでも相川を殺そうとする程の使命を持つ
非常に対照的な使命。けれど、ヴィヴィの使命においてはどちらも平等に助ける相手となる
助けられる側からすればまさに救世主と言った所

だからこそマツモトの行動は本当にAIを滅ぼす未来に繋がるんだろうかと疑問に思ってしまう
今回の行動も結局はAIの権利を広げる相川を助けるものとなってしまうし、ヴィヴィの感情溢れる言葉を見るに彼女を心無いAIから心有るAIに転化するきっかけとなっているような気がしてならない



良い

AIが人類に反逆する、なんて物語の世界では使い古されたネタだけど、本作ではヴィヴィに課せられた「歌で皆を幸せにする」使命を「AIを滅ぼす」マツモトの使命に絡ませて、徐々に双方の使命の一致点を探っている点は面白いね

ヴィヴィは心を込めて歌う使命を求められる。けれど、ナビが言うようにヴィヴィは心がないから歌に込めることなんて出来る筈がない。
だというのにヴィヴィにはそれが求められているし、ヴィヴィは優しい心を持っているとモモカは言う
それらの考えは一致しない

AIはたった一つの使命を持つが故に他の使命に順応しない。だからヒーローでも救世主でもない歌姫のヴィヴィはマツモトの使命にすぐには賛同出来ない
それがモモカとの約束、相川議員の「いつか君の歌を聞いてみたいものだ」という台詞がヴィヴィの使命を拡張させ、マツモトの使命との一致点を見いださせる

AIがAIを滅ぼすという展開。未来からやってきたマツモトは何処まで信用できる存在なのか。そしてたった一人で人類の未来のために奮闘することになるヴィヴィにこの使命が任された理由とは
色々と気になる点が多く、そして惹き込まれるような第一話になっていたね
これは意外と面白い作品になってくれるかも



良い

絶妙なタイミングで仙石の答辞をぶっ壊し見せ場を奪ってしまった宮村
それを踏まえると今回の話は宮村による過去の自分への答辞の意味合いを多分に含んだ最終回だったと言えるのかな

堀と過ごす幸福な日々だからこそ考えてしまう何のきっかけも起きなかった世界の話。誰とも交流を持たず、他の友人達も深い繋がりを作れず……。そんな薄暗い世界
そうならずに今の幸福を手に入れられたとしたら、確かに運命と言える程に尊いものであり、宮村がずっと手にしたかったものと言えるのだろうね

青空を見上げ風を感じる日向の宮村、俯き明るいものを厭う日陰の宮村
過去の自分から大きく変わった今の宮村は他人を恐れていた頃の自分から卒業できた。自分を祝福できる
宮村にとっては卒業式よりも過去の自分との対話の方が高校最後の一大イベントとなったようで

他にも卒業後のドライブの約束をするレミ達、基子に学校でのハイテンションを知られてしまう井浦など終りを迎える日ならではのイベントも有ったね
何よりも石川と桜の会話は良かったな。話の仕方によっては終わりとなりかねない二人。それを「さよなら」で締めずに「また!」と言って別れられた2人のこれからはきっと明るいものに満ちているのだろうと思えた

堀と過ごした日々への感謝とこれからの日々への期待。答辞のような宮村の言葉を受け止めるかのように堀が満面の笑みで発する宮村を呼ぶ言葉
それらの全てが堀と宮村が幸福なのだと告げてくるね

EDがまるで卒業写真を散りばめているようで、改めて彼らが過ごした微炭酸の日々を振り返られたのは良かったな



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