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とても良い

どちらが主導権を握るか、握らせてなるものかと二転三転する戦いの様相は非常に熱いね
けれど、その中で幾つもの命が散るわけで。ここまで悲惨な戦場が展開されると、数多の命を費やしてエレンが得ようとしている結果がどのようなものかと気になってしまう

マーレを急襲したパラディ島側の不意を突いたマーレ側が優勢かと思いきや、決してそうはならない戦局。また、これまでマーレ視点で描かれてきた為にどちらが正義か、どちらが勝つべきか全く読めないね
そう考えると、ファルコやガリアードなどを利用して戦鎚を喰ってしまうエレンが誰にとっても共通の一番恐ろしい『敵』だったのかも知れない

ライナーの真意を知り、限界ギリギリの戦いの中であってもライナーをそっとしておくことは出来ないかと考えたファルコはこの状況でも優しさを忘れない稀有な少年なのかもしれない
けれど、優しいだけでは誰も守れない。強さがなくては
死なせてくれと願いながらも助けを乞う声に立ち上がるしかなったライナーは強さと優しさを捨てきれない人間だったのかもしれないね



良い

普通じゃない、暗い、変。そういった価値観で疎外された末に自分を傷つけた宮村
そんな彼を「全然暗くない」と表現した堀は宮村にとってどれだけの救いになっただろうね。
創太によって結びついた二人に見えたけど、宮村は第一話の前から堀に心寄せていたのかもしれない

慣れない友達の輪。だからこそこの関係は友だちと言って良いのか、自分は上手くやれているのか不安に思ってしまう
そんな宮村の不安に対して石川の答えが良いね。「変だけど嫌いじゃねー」との言葉は宮村の価値観を一変させる。変だからといって嫌われる訳ではないと教えてくれる
でも、あの遣り取りの後で平然と名字呼びに戻る宮村はやっぱり変だと思うよ(笑)

創太の存在が宮村が堀家で過ごし堀が受け入れる理由となっていたのだけど、その創太はあまり家に居ないように。なら、二人には別の理由が必要になる筈がそれもなく…
非常に曖昧な関係となってしまった堀と宮村の間柄。それでも集うのは堀がレミに言ったように宮村を自分だけの存在にしたいとの想いが有るからなのだろうね

堀はそう思っているとして、なら宮村は今をどう思っているのだろうかと気になってしまう
果たして手の事か相手の事か。好きだよと言い合った二人
石川の「堀は宮村が好きだ」という言葉に「それは無いよ」と返した宮村
友達を友達と思って良いのか自信が持てなかったように、堀を好きになって良いのかと宮村は自制しているように見えてしまうが…



普通

体内がおならで満たされていて口が肛門で手に尿結石を握っている龍?それはかなり嫌だなぁ……(笑)

雄がお母さんで雌がお父さん。これもジェンダーフリーの一種……なのだろうか?というか、本当に不思議な生態をもった生物って地球上にたくさん居るのね



良い

りんくは元々他者を巻き込む力が非常に強く、その力がハピアラ結成に至った。でも、時にはその無鉄砲な巻き込みに被害を被る者も居て…
それが今回のむにの爆発に繋がってしまったんだろうなぁ

りんくが思いつきでやりたいと言い始めたラップバトル。でも、当初のりんくはラップバトルをしたいだけで「何を言いたいか」という部分が無かった。一方でむには言いたい事は有るし、「もっと自分を見ろ!」という想いも込めてVJをやっていたように思う
その差が二人のラップに現れたのだろうね

ただ、最初のラップバトルは相手に対して言いたい事を言っているわけではないから問題は蓄積していく
りんくは勝手にレベルが上がり、自分は低いまま。りんくのレベルで戦わされ、文句を言おうにも電話中。バリアは何度も破られゲームオーバー……
これはむにじゃなくたってキレるというもの

でも、あの瞬間、むには自分が何故怒っているのか言えなかったし、りんくは聞けなかった。二人は言いたい事を言えないまま
そういった意味では真秀と麗が思いの丈をぶち撒けさせる場を用意したのは良かったね
すれ違いはあったけど幼馴染なんだからちゃんと話せば仲直りできる。それが感じられたラップバトルシーンだったね



とても良い

日南が友崎に求めているのは努力を伴った行動、トライ・アンド・エラー
だから友崎は人生というゲームの面白さを知る為には幾ら失敗したとしても挑戦を辞めるのは許されない
育成ゲームで言えばまだ序盤の強さの友崎。それでも友崎の行動変化が状況の変化を呼び込んでいるのだと見える内容だったね

図書室での風香との遣り取り、ハンバーグ屋での邂逅と併せて日南の課題を始める前から風香とのフラグは立っていたのではないかと思えてしまう
けれど、アンディ作品の事で以前から風香が友崎を気に掛けていたならこれまでぶ話しかける機会は有った筈。それなのにあの瞬間を風香が選んだ理由はやはり日南の課題のお陰なんだろうなと思えてしまう

パーフェクトヒロインの日南と二人っきりで食事に来て、更に風香の前で友崎は何度も優鈴に話しかけ…
日南が言っていたとおり、ある女の子の好感度が上がると他の子の好感度も上がると言う現象そのもの
自作の小説を読んで貰いたいだなんて風香はかなり勇気を振り絞って話しかけたのだろうと想像してしまうね

今回、友崎が何度か気にした「誠実さ」。それを気にも掛けない日南
二人の価値観のズレが多少見えて来つつも、人生というゲームの楽しさを知るためには日南の言うことを聞くしない程に友崎にはまだ人生の攻略法は見えていない
そんな中で飛び込んできた優鈴の仰天依頼、風香だけでなく優鈴ともフラグが立ってしまうのだろうかと期待してしまう展開



良い

中野家を出奔して以来異物のまま彷徨う二乃、上杉家の居心地の悪さから異物のような心境の風太郎
異物同士の二人が中野家でも上杉家でもない場所でゆっくり話し合うという展開。だからこそ、不用意に二乃に近づきすぎた風太郎は拒絶されてしまったのかもしれないね…

風太郎の前に突如現れた5年前のあの子は零奈と名乗った。見た目や五つ子に驚かなかった辺り、あの5人の誰かなのだろうと予想できる。けど5人の中に零奈は居ないし、突如現れたのも可怪しい
また、まだあの子に会える自分になっていないと感じる風太郎にとって零奈との再会はイレギュラー
今の風太郎にとっては零奈ですら異物となってしまう

そして二乃も自身を異物として認識していたという事実。変わってしまった五つ子の中であの頃を忘れられないままの二乃は自身をイレギュラーな存在と捉えてきたのかもしれない
なら、二乃は中野家を飛び出す前から必死に飛び出す理由を探していたのかもしれないね

一方で陸上部から逃れようとしない四葉はむしろ自身が異物になることを嫌っているかのよう
走りながら風太郎の問題に答える彼女は勉強を頑張る五つ子からも異物にならないようにしていると感じられる
また、二乃は皆変わってしまったと言ったけれど、一花からすれば四葉は「体だけ大きくなっても変わらない」との事

皆と同じように巣立とうと彷徨い続ける二乃、お人好しが過ぎて陸上部から飛び出せない四葉
単純に勉強を教えるだけの役割から脱却するかのように五つ子のあるべき姿を気にかけ始めた風太郎は二人の問題をどう解決するのだろうね



とても良い

学生だけで鰻屋、しかも特上ですか!
自分だったら心臓が縮こまってちゃんと鰻を味わえないかも知れない……
だからこそ、しっかりとそれでいていつもより静かに鰻の美味しさを味わったリンとなでしこの様子にほっこりしてしまう

予想外の延長戦となったリンのソロキャン。前半はいつものように一人で、後半はなでしこの実家へ
期せずしてリンはソロキャンとグループキャンプを連続してやったような形に。これはクリスマスキャンプの頃を思い出させる流れ
だからリンがなでしこと綾乃に語ったソロキャンの楽しさはクリスマスキャンプを踏まえたもの

クリスマスキャンプをリンは楽しまなかったわけではない。それでもソロキャンは好きなままだし、今回ソロキャンしたことで改めてソロキャンの良さを知った
けれど、それがグループキャンプを否定するわけではなくて、以前恵那が言ったように「違うジャンル」の楽しさであると発見できたのだろうなぁ
この話を聞いたなでしこと綾乃の中でキャンプのイメージがどう変わったのか、興味深いね

それにしてもなでしこはよく食べる……
今回だけで一体何度食事しているんだろうねこの娘は。ともすれば再びまん丸になってしまいそうな気もするけど、桜が管理している限りなでしこが太る事はもう無いのかな?
今のなでしこも可愛いけれど、中学時代のまん丸ななでしこも可愛らしかったけどね



とても良い

チームスピカにおけるライバル関係といえば、並び走ってライバル意識を向けるウオッカとダイワスカーレットが思い浮かぶけれど、テイオーとマックイーンはそちらとは異なるライバル関係だね
素直に敵対心を向けるのではなく、変則的な敵対心を向けているように思える

URA賞を受賞した際は互いに煽り合い、テイオーが春の天皇賞に出たいと言った際もマックイーンを意識したもの
でも、テイオーやマックイーンは相手にに勝つ事そのものを目標にしているわけではないんだよね。あくまでも無冠や連覇が第一目標。その過程でライバルに勝とうとしている

そもそも二人の始まりからして変則的。一方的な張り合いから奇遇が重なった。マックイーンはテイオーが後ろを付けられたと言い、テイオーはマックイーンが勝手に気にしてただけと言う
競い合っていたとは正面から認めない二人は「奇遇」によって同じ場所に集うことでライバルとなっていったのだろうね

だから出走前にテイオーがマックイーンの様子を見に行った際も、やはり心配していたなんて認めず奇遇を装う
互いに自身のレースでの勝ちを宣言し、マックイーンは実際に勝ちを収めてみせた。マックイーンの好走がテイオーに火を付けるラスト
変則的だけど、理想的なライバル関係は見ていて気持ち良いね

また、本筋にはまだまだ絡んでないけど、努力の方向性が大いに間違い空回りが目立つチームカノープスは果たしてこれからもお笑いを意識したようなポジションになってしまうのだろうか(笑)
「妥当スピカ!」は色々とダメダメ過ぎますよ(笑)



良い

かつて壁を壊されたことから巨人への憎しみを抱いた少年が、壁の中で虐殺する側に回るというあまりにもあまりな展開
更に調査兵団まで加わってまるで戦争を思わせる状態になったことで誰が正義で誰が悪なのか全く判らなくなってしまうね

あの日、巨人によって壁を壊されたエレンが同じように収容区を壊すのはもしかしたら復讐と言えたのかもしれない。けれど、エレンは奪われる辛さや苦しみを知っていた筈の少年。それが他者にその絶望を押し付けてしまうという意味不明さ
また、調査兵団が加わりマガトが応戦し戦争の様相となった現状はあまりにも悲惨

いつかのエレンのように突然平和を壊され、大切な仲間を殺されたガビの叫びは強烈
避難よりも確認のために戻ることを選んだ彼女がエレンのように復讐に燃える人間となってしまえばそれこそエレンの行為に正しさなんて見い出せない
タイバーの思惑通りパラディ島の住人が悪魔にしか見えない現状。この道の先でエレン達は何を得ようとしているのか全く想像できないね



普通


良い

既にこの世に関われないのに、長瀬麻奈という少女がまだ物語の中心にいるのだと伝わってくる程に麻奈の存在感は強いまま
長瀬麻奈の妹である琴乃、麻奈と同じ歌声を持つさくら。この二人がかつて麻奈が在籍していた星見プロに所属したのはどこか運命的

琴乃は既にアイドルになる覚悟が出来ている少女だね
ただ、アイドルそのものを目指すというより姉への後悔が琴乃を突き動かしている点は今後への不安要素か。琴乃は姉の日記に何を見てしまったのかな?
また、どちらかといえばさくらの方が長瀬麻奈の後継者であるように見えてしまうのも皮肉的

麻奈がスカウトではなくテレビの中で輝くアイドルを見た衝動からアイドルを志したように、さくらも直感によってアイドルになると宣言した
駅前歌唱のシーンでも麻奈のように笑顔を浮かべて歌えている。既にさくらはアイドルとして必要な資質を備えているように見えるね

少しずつ光在る場所に近づきつつある少女達を、影から支える牧野や影となって見守る麻奈がどう影響していくのか。
まるで引き寄せられたかのように同じ日に事務所に集った琴乃とさくら、そして他の少女達がどのようにアイドルとして成長していくのか気になってしまうね



良い


とても良い

第一話が夏前だったことを考えるとあっという間に経ってしまった二人の時間。だというのに下の名前は知らなかったと言う…
でも、それはそういった事を考える必要が無いくらいに穏やかな時間を過ごしてきたからなのだろうね
名前問題も有ってか、2話にして二人の間に流れる時間を意識するような描写が目立っていたような

ずっと付き合いのある相手なのに下の名前を把握していない。でも、今更聞くのは恥ずかしい…。そんな堀の奔走は面白可笑しい
宮村はきちんと堀のフルネームを把握していたのにね。
恋人等ではない曖昧な関係だから名字呼びが続いてきた二人。互いに名前を呼び合うシーンはいずれ訪れるかも知れない関係の変化を予感させるものだったね

原作既読派からすると非常に違和感ある初登場時の仙石。彼、本当は悪い人じゃないんですよ

堀と仙石、弱みを握っていたのは果たしてどちらなのやら……。でも、そこには堀と仙石が過ごしてきた余人には知り得ぬ時間が有り今がある。だから石川達は堀が仙石の無理を聞く理由が判らない
そういった時間の壁やモヤモヤを飛び越えて頭突きをカマし堀を助けた宮村は格好良いね

二人の時間が流れ続けているのだと示すかのような堀の誕生日の訪れ
時間は流れ続けるからこそ、創太が懸念するように曖昧な関係の宮村がいつまで堀家に入り浸ってくれるのかという問題が顔を出す
三年への進級という環境の外的変化、これが二人の時間にとってどのような影響を齎す事になるのか気になってしまうね



良い

毒や糞を食べるデスボイスな生物という前フリからのコアラ誕生はインパクト大
コアラの鳴き声ってあんな感じなんだ……

まるでデュエルしているかのように進化を遂げ合うイカとイルカの様子、やっぱり生物ってとんでもない生態を備えたタイプが多いんだな~っと笑ってしまったよ



とても良い

起承転結で言うなら前回が物語の起であり今回が承、同時に今回は友崎のレベル上げとしては起の役割を持っている印象
これまで話した事のない女子に話しかける、リア充たちの会話に混ざる。どちらも弱キャラであった友崎にとっては難易度の高い課題
でも、やってみなければ出来ないかどうかは判らない

みみみに話しかけられた時点で課題は達成していた。それでもしどろもどろながらに話を続けようとした友崎は「取り敢えずやってみる」精神か
クソゲーか神ゲーか。話が盛り上がるか盛り上がらないか、話し始めてみないと何も判らない
そういった意味ではみみみに爆笑されつつも自分の考えを話し続けた友崎は課題をこなせばそれでいいと考えている訳ではないのだと見えてくるね

それでも弱キャラである友崎には会話の流れを理解するなんて難しい
その点、日南がちょくちょく友崎をフォローしているね。友崎に課題を示すだけでなくフォローもして、更に自分の好感度も上がるようなトーク回しをしている日南さんマジパーフェクトヒロインですよ

印象的だったのは友崎とみみみの下校シーン
二人の価値観は大きく異なるのだけど、だからこそ相手を知ろうとするかのように会話を重ねていく様子は情景描写も相まってじっと耳を傾けてしまうものだった
言葉を重ねれば相手が見えてくる。みみみという少女の考え、たまとの間柄。これらは人生というゲームに挑戦してなければ見えなかったものかもしれないね

取り敢えずの挑戦。それによって見えてくる自分の特性、そして周囲の特性
特性が一つの武器であるなら友崎が真の意味で弱キャラである可能性は低まり、人生攻略の中で自分のキャラクターを強くするきっかけも見えてくる
まるで塾の講師のように友崎を導きつつも時にはゲーム関連の話題ではお茶目な一面も見せる日南の下で友崎はどこまで自分を輝かせられるのかな?



とても良い

前回のライブにて、ハピアラはこれまでのスタイルを打ち破った新スタイルを見せつけてフォトンメイデンに勝った。これは「〇〇らしさ」が必ずしもユニットの良さや評価に直結しているわけではないとの証明
そんなハピアラに負けたからフォトンも新しく生まれ変わろうとする力を手に入れられたのだろうね

新生ハピアラに新しい色を見た咲姫によるコンテスト挑戦
フォトンメイデンとして求められる型から脱却しようとし、真秀にストーキングしてまで自分の音楽を変えようとする咲姫は随分行動的
プロデューサーが求めた「さらなる努力」を飛び越えて「さらなる自分」になろうとしている

生まれ変わった曲を聞きながら死んでいるかのように横になっていた咲姫。これが起き上がった瞬間はまるで生まれ変わったかのようだった
なら、ハピアラみたいのをやりたいと言ってしまった過ちを明かした乙和も、入浴しながら新たなチャレンジを志した衣舞紀、生まれ変わろうとした象徴的なシーンと取れるのだろうね

生まれ変わったなら与えられる物をただ演出するのではなく、自分達はどうなりたいか?という方向性を四人で話し合える
フォトンとして求められる型を打ち破り、新たなアレンジを投入した四人。ここでりんくの前回の言葉が活きて来る構図はとても良いね
静寂の後に大歓声と新しい色を手に入れられたフォトンは一つの高みへ至ったようで

あと、本筋には関係ないけど、登場する度に筋肉アピールしてくる由香はとても良いと思います
普通なら女子高生が食堂であんな事しないだろうけど、とても良いと思いますよ



良い

果たして異物は風太郎と二乃、どちらなのかと気になってしまうね
五つ子に受け入れられつつ有る風太郎、風太郎を受け入れられない二乃
異物認定された方が弾き出されるのなら、中野家を飛び出した二乃が異物なのか、上杉家の居心地が悪くなった風太郎が異物なのか…

お手本にならなけりゃと意気込む風太郎の熱意は二乃以外には通じるのだけど、却ってそれが二乃を追い詰めるきっかけとなってしまうのは皮肉
二乃と三玖が犬猿の仲であっても風太郎が居なければ、風太郎が熱血にならなければ二乃が「この家は私を腐らせる」なんて言う事はなかったのだろうね
あの瞬間、二乃は自身を異物と定義してしまった

同じように家出した筈の五月が居候先の上杉家に馴染んでしまうのは面白い。カレーおかわりに一番風呂。あまりの馴染み具合にむしろ風太郎が異物のような感覚に陥ってしまう不思議
でも、就寝中のらいはに気を遣って散歩する事になった所を見るに、風太郎だけでなく五月だって今の上杉家からしたら異物のような存在となってしまう

5年前の「あの子」に会いながら濡鼠となってしまった風太郎には何が有ったのやら…
全身ずぶ濡れで宿泊客でもない、ホテルにとって異物である筈の風太郎を受け入れた二乃。異物として自分を中野家から追い出すことになった二乃は今の風太郎に何を見たのだろうか?



とても良い

皆バラバラのことをしているのに、スマホを介して『楽しい!』や『凄い!』を共有できる間柄というのは本当に素晴らしい
大晦日に元旦、ソロキャンをしたりバイトをしたり。一緒には居ないのに一緒に居るかのように見た物を共有できる。非常に現代的な楽しみ方だね

ソロキャン満喫中のリン。噛みしめるように風景や食事を楽しむリンの様子は物静かだけれど、それだけに一つ一つを深く味わっているのだろうなと思える
悉平太郎に会えなかったのは残念だけど、一方で過ぎゆく一瞬の命の尊さを感じられたようで
だからきっとカレーが待っていたとしてもピザに釣られてしまうのは間違いではないのだろうね(笑)



とても良い

トウカイテイオーの故障から始まるリハビリの物語
絶対に諦めないとリハビリを続けるテイオーの姿、テイオーを支えようとするチームスピカの面々やトレーナーの様子に心打たれ感動してしまう
また、それだけに終わらずにテイオーが諦めない姿勢を貫くことでライバル達に様々な影響が生じていく物語が本当に素晴らしい!

リハビリにおいて大事なのは無理し過ぎない事とスズカは言った。チームスピカはその言葉を守るかのようにテイオーを支えている
なのにトレーナーだけはめっちゃ無理してるじゃないですか…。思わずその姿に涙が溢れそうになる…
トレーナーの姿、走った感覚、そして医者の言葉がもうレースに出るのは無理なのだと理解させられる構図は悲しい……

テイオーはイメトレの成果で菊花賞を見ていても「もし自分が出走できていれば…」と考えてしまう。それは勝ちのイメージ
でも、実際に出走したウマ娘達が猛烈な走りを見せた事でそのイメージが揺らぎ消えてしまうのが良いね
テイオーが自分の走りをイメージしていたようにライバル達もテイオーの走りをイメージして全力疾走していたわけだ

あれを見せられれば走っていれば必ず勝てていた、なんて言えなくなる。それがテイオーに新たな目標を定めさせる
走っていても菊花賞は勝てなかったかもしれないが、まだ自分は諦めていないし負けてもいない。
もしかしたら『三冠』よりも難しいかも知れない『無敗』。テイオーの復帰へ向けた物語を期待させるには充分過ぎる内容でしたよ



良い

以前から本プロジェクトは追っていたけど、物語部分は初見。だからこそ、物語の中心人物と思われた長瀬麻奈があのような状態に陥ってしまう展開には度肝を抜かれた!
VENUSプログラムの頂点に限りなく近づきながらステージを見せる事無く消えた麻奈の姿はある意味伝説的

牧野は麻奈と自分の在り方を「青春の光と影」と捉えた。二人はその言葉を体現するかのようにアイドル街道を駆け上がっていくわけだね。
けれど、光は去って影は残った。なら、新しくやって来るアイドル志望の少女達は新たな光と成れるのか?そして幽霊として影に加わった麻奈に与えられた役割とは?
早くもこれからの物語が気になってしまう第一話だったね



良い

タイトルは「宣戦布告」。これはタイバーの演説ではなくその裏側で行われるエレンとライナーの会話を差しているね
エレンの言葉は戦争を仕掛ける理由となるが、その言葉に正義は見出だせず、まるでエレンがあの日壁を壊した巨人になったかのように見える構図が恐ろしい

マーレに戻ってきて以来、自責の念で追い詰められていたライナーにとってエレンとの再会は「有り得ない」けど、同時に渡りに船な一面もあったのだろうなぁ……
マーレでライナーは英雄だから彼を裁くことは難しい。でもライナーの被害者であれば彼を裁く権利がある
ライナーがエレンを前にして堰を切ったように己の罪をぶち撒けたのはそういった想いがあったのだろうな

でも、そんなライナーを前にしてエレンの様子はいつかの日々と全く異なるもの
ライナーの行動を仕方なかったと言い、更には気持ちが判るとまで言ってみせた。今のエレンは復讐者として現れたのではなく、ライナーに共感する者として現れた
だからエレンの行動もライナーへの裁きではなく……

復讐者ではないエレンがヴィリー・タイバーを殺せば止まるなんて事は有り得えない
まるで壁が壊されたあの日の再現であるかのような進撃の巨人の出現。理不尽に命を奪われる事に憤っていた筈のエレンが命を奪う側に回ってしまうという超展開
本作の方向性が明確に変わった瞬間だね



とても良い

原作既読
誰にでも自分の全ての面を見せる訳では無い。そんな現代でひょんな事から学校の教室では見せられない面や時間を共有する事になった堀と宮村の日々は第一話から早くも居心地良いものになっているね

学生は教室や学校で得られた情報で相手がどのような人物であるか判断してしまう事が多いように思う。イケてる女子であるとか根暗な男子であるとか
でもそういう人達だって学校以外では別の面を見せたりする。堀は家事働き、宮村はピアスにタトゥー
本来は人に明かされない筈の面、秘密を明かし合うように共有していく構図は好き

堀も宮村も学校以外で見せる面を事更に知られたいわけではない。だから相手の意外な一面を知っても、それで偏見を持つようなことをせずに受け入れられる
それが互いに安心できる居場所となっていく流れは良いね

石川も宮村の異なる一面を見た際、気味悪がるような事をせず宮村の個性を尊重する姿勢を見せたのは堀と同じ
でも、石川が堀と同じように宮村と他人に見せない時間を共有する者になったかといえば、そうではないのだろうな
石川は宮村のような顔が堀は好きなのかと見た目で考える。まだこの時点では宮村の別の面までは見通せていない
それが変わったのがラストシーンかな。振られた自分を本気で心配する宮村を見てようやく「お前良い奴だな」と理解する
変な始まり方をした石川と宮村の絆はこうして始まったのだなとよく判るね

一方で宮村が気にしてしまったのは堀の株。株とは教室での堀の面を差している
でも、既に堀と宮村は教室以外での面を共有する仲なのだから、本当に宮村が堀の株を気にする必要なんて無い
教室での立ち位置よりも他人に見せない時間を自分達だけのものにしたいと思い始めた二人の触れ合いについ目が吸い寄せられてしまうね



普通

神様が生物のデザインを下請けに出した、なんて斬新な設定

「どうしてこんな生態してるの!?」と言いたくなる生物って居たりするのだけど、それを自然の中で変化した形とするのではなく、明確な意図を持ってデザインしたとのコンセプトで生物の生態に迫るのは面白い視点を持った番組かも



良い

りんくが麗の歌声を拾い上げた事でハピアラは今以上のユニットに進化する鍵を手に入れたようだね
最初は恥ずかしいと歌うのを渋っていたのに、自分が歌ってもハピアラっぽさは変わらないと言われて決心した麗は一つの成長を見せたね。また、この曲を歌いたいと望みを口にしたのも好印象
エスカレーターの最後をジャンプした麗の姿は眩しいね

フォトンメイデンが話に絡むようになってきたことでハピアラとフォトンの違いがより際立って見えたように思う
四人が作る楽曲だから麗が歌ってもハピアラの曲になるハピアラ
対してフォトンはユニットイメージを意識している為にどこか「この曲を歌っていて楽しい!」みたいな空気感がイマイチ感じられない

というか、プロ意識が高そうな集団であるフォトンが自分たちの楽曲、コンセプトに納得しきっていない部分が見受けられたのは意外だったかも
ハピアラみたいのを歌いたいという乙和、曲がフォトンのイメージにぴったりと言われて表情を曇らせる咲姫

自分達の枠をチャレンジして広げたハピアラ、自分達の枠に縛られてしまったフォトン。こういった違いがフォトンが負ける原因となったのだろうか?なら、次回はその部分を深堀りする感じになるのかな?



普通

久し振りの第二期なんだけど、良い意味で変わってないというか、むしろ良い方に変わったんじゃないかと思える内容だったり

五つ子を見た目では判別できないのに、テストを通してなら判別できる。それは見た目よりも内実を優先していると言えるのかな?
それはともかく、五月からは自分達が変わる為に風太郎が必要だと言われた。そして風太郎もまだ五つ子を教える気でいる
五年前のあの子との関連は不明瞭なままだけど、進展し続ける五つ子と風太郎の関係性。それがこの第二期でどう描かれるのかと期待させるには問題のない第一話だったよな

次週からはいきなり『七つのさよなら』編ですか
あの話は五等分の花嫁を見る目が変わった印象深いエピソードだったりするので、それをどうアニメで描いてくれるのか地味に楽しみだったり



とても良い

原作既読
二人のゲーマーがアタファミを通じて出会い直したことから始まる物語
片や人生弱キャラの友崎、片やパーフェクトヒロインの日南
相容れない筈の二人がアタファミというゲームへの熱意を通じて通じ合う点を見出していく流れは本当に好き

友崎はアタファミの世界では1位の実力を持つが、反面人生においては負け組
対して日南はパーフェクトヒロインの名に相応しい少女。リア充として学校生活を謳歌している
人生というゲームにおいて友崎は弱キャラ、日南は強キャラであるように見える。そして友崎に言わせれば人生はキャラ変更が出来ないからクソゲーだとなる

けれど、日南は生まれ持った素質だけでなく人から好印象を持たれる理論を実践してリア充になっている。ある意味それはゲームの攻略法
また、二人はゲーマーとしてアタファミに対して類稀なる熱意を持ってプレイしているから互いの努力が判る。
だから友崎はアタファミにて努力と結果を出している日南が人生においても努力しているのだと判る

そんな日南が人生をアタファミと1位タイのゲームだと言った。そして人生にはシンプルなルールが有り、努力でどうとでも成ると訴えた
こうなると努力もせずアタファミで負けたのはキャラのせいだと言った中村への文句がそのまま友崎自身に返って来てしまう
人生が本当に神ゲーであるなら努力もせずにクソゲーだと断じてしまうのは間違いだとなってしまう

日南は人生というゲームをアタファミと同じくらい好きだから理解せずに貶す友崎に人生という神ゲーを教えたい
友崎はアタファミにおいて自分に次ぐ努力をしている日南が神ゲーと呼ぶ人生の攻略をしてみたい
二人のゲーマーの意気投合から始まる人生攻略がどのような道を辿るのか。原作を好む一人としては非常に満足できる第一話でしたよ



とても良い

『ゆるキャン△』ってゆる~い雰囲気の中でキャンプを満喫する様子を見るという点だけでも充分楽しめるのだけど、作品全体に一貫して存在している「相手の価値観を尊重した上で分かち合う」という空気感が非常に好みだったりする

Aパートではソロキャン初心者な頃のリンが描かれているね
道具はあっても使い方や知識がなければソロキャンは大変なのだと改めて伝わってくるね
また、一番難しいのは助けを求めること。火熾しの為に管理人さんに聞く事は出来ても素直に家族に助けを求めるのは難しい場合も有る。リンの母はそれを理解して、リンの邪魔にならない程度の補助を行っていたのは好印象

Bパートでは年末年始の予定を話し合う野クル+αの面々。クリスマスキャンプにて彼女らの繋がりがより深まったのだと察せられるね
お互いに休みなしと思っていた千明に対して、お正月を全力で満喫しそうな面々とのギャップ……と、一旦千明を落としてからお土産の形で千明のテンションを上げる流れは良いね

伊豆ソロキャンへ向けて旅立つリン。それを温かく見送るなでしこの笑顔にこちらまで心温かくなってしまったよ
久々に『ゆるキャン△』の空気感を楽しみたいというこちらの想いを裏切らないどころか、今後の内容に充分期待が持てる第一話だったね



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